Margie Kay : abductee から取り出した implant を政府が秘密裏に回収している → 典型的な誤解

(image source : https://alien-ufo-sightings.com/2019/03/alien-abductions-extraterrestrial-implants-detected-in-some-patients-undergoing-surgery/ )
(この画像は implant 摘出手術の一例であり、下の記事の手術時のものではない)


はじめに

・Margie Kay はアブダクティで、UFO/超常現象の調査を長年続けてきた…という人物。彼女は ET から体内透視の能力を与えられたとも語っている。その彼女が自分の体験を詳しく証言したインタビュー動画を紹介する。 ・彼女がインプラントを病院で除去した時の体験について、以下で少し詳しく紹介する。なぜなら彼女のその体験に基づいたタイトルの主張は、先入観に支配された「完全な誤解」であることが明白なケースだから。つまりこのケースは彼女の下の動画でなされている様々な主張の信憑性を判断する恰好の材料となっている。

抜粋(デタラメ)

・19:00 あたりからタイトルの話題が始まる。   ・1987年に彼女の臍の下にあったインプラントを病院の手術で除去した。医師はそれはとても小さな(6mm ほどのサイズの)ヘルニアだと言っていた(が彼女は医師の意見を否定)。手術で除去した物体は返せないと医師に予め告げらた。彼女がその理由を問い詰めると医師は曖昧に拒否した。それで彼女は不審に思い、医師が嘘を言っていると主張(21:40)。   ・さらに手術の時、医師は彼女の体内から取り出した物体をプラスチックの袋に入れ、どこかに電話をかけた。スーツを着た人物がやって来てその袋を持ち去った。   ・彼女はこの体験に基づいて、アブダクティから取り出したインプラントを政府が秘密裏に回収していると主張している。このような体験は彼女だけではなく、大勢が経験している…とも。(23:00 あたり) ……途中…… ……途中…… ……途中…… ……途中…… ・24:00 あたり。天井にブラックホールのような穴。そこから ET の手が伸びてきた。 ・26:00 あたり。カマキリタイプの ET とテレパシーで対話していると。 ・28:00 あたり。ET から人間の体内を透視する能力を与えられた。X線より透視能力は上。 ・32:00 あたり。木に語りかけてみたら、返事をした。

インタビュー動画(36:25)

・UFOs AND PARANORMAL

コメント

・19:00 から 24:00 あたりまでにかけて詳しく彼女が語ったタイトルの体験とそれに基づいた主張は――私は断言するが――「素人の先入観」に支配された「完全な誤解」の素晴らしいまでの見本となっている。その断言の理由を簡単に以下で説明すると… ・彼女のようなケースで医師が最も危惧するのはそれが ―― ET によるインプラントかどうか、などではなくw ―― 悪性腫瘍(癌)である可能性。もちろん、彼女のケースではその可能性は低い。だが決して無視はできない。万一、悪性腫瘍なら血液やリンパ液を経由した遠隔転移の有無の検査もすぐさま必要となる。だから迅速にそれが悪性腫瘍かどうかを診断する必要がある。 ・それが悪性腫瘍かどうかの診断は開腹手術を担当した外科医はできない。それを専門に診断(確定診断)するための専門医(病理診断医)が存在する。その専門医が患者から手術で取り出した組織(検体)から標本を作って診断する。 ・彼女のケースでは術中迅速病理診断と呼ばれる超特急の診断(所要時間が 20分以下)がなされたようだ。スーツを着た人物が袋を持ち去ったのはソレだろう。予め病理診断医に予約を入れておき、サンプルが採れたら電話する手筈。 ・「彼女がその理由を問い詰める医師は曖昧に拒否した」のは、患者に無用な不安を与えないため。彼女のようなケースで「癌の可能性が皆無ではないですから、専門家に急いで診断してもらうのです」とまでは普通、開示しない。 ・なお、私はあくまで医学知識皆無のド素人。上のもっともらしい説明を真に受けて妙な推測や誤解をせぬよう願います…w (2015.09.11)

初出

Margie Kay : アブダクティから取り出したインプラントを政府が秘密裏に回収している (途中:その1) (2015-09-11)