Missing-411:警察犬が被害者の匂いを追跡できない理由


初出

Missing-411 事件:警察犬が行方不明者被害者の匂いを追跡できないのはなぜか? (2021-12-14) オカルト



前置き

- David Paulides が下の動画の中で why didn't the canines pick up the 51:48 scent  というタイトルの疑問を語っていた。この疑問は David Paulides が必ず言及する謎で過去記事でも何度も取り上げてきた。 - 今回、その答えとして一つの仮説を思いついたので、記録しておく。たぶん誰も述べていない筈。

手抜き

- 43:00-- - 老夫婦。夫がガレージで作業。妻が飼い犬と一緒に居室。夫が居室に戻ると犬だけ。大規模な捜索。不明。複数の警察犬も捜索に投入されたが、追跡不能だった。 - 警察犬は水中に重りをつけて沈められた遺体すら発見する。遺体から泡として出てくる腐敗ガスの臭気を察知できるからだ。 - 地下に埋められた遺体も同様にして発見できる場合がある。 - それほど優秀な嗅覚を持ち、遺体特有の臭いの追跡訓練まで積んだ警察犬がなぜ追跡できないのか?

動画(57:36)

Missing 411- David Paulides Presents Missing Person cases from NY, Alaska and Wyoming

警察犬が匂いを追跡できない理由はコレか

- 後述の(微修正した)機序によって電界発生 → イオン発生 → 消臭効果 → 警察犬が匂いを追跡できなくなった…のではないか。 - つまり、捜索に駆り出された警察犬がうずくまって捜索しないのは、発生した強い電界によってオゾンなどのイオンが発生し、現場一帯の匂いが分解(イオンによる消臭効果)されたためではなかろうか。

Missing-411 が発生する機序(微修正版)

- 気圧の低下で山を構成する岩石(花崗岩)が押し上げられる  → 花崗岩のピエゾ効果で山の地表付近に強い電界が生じる(*1)  (→ 付近の川や湖がその電界を伝える or 増強させる?)  → 独特のパターンをもった強い電界(*2)が付近にいる人間の脳の神経インパルスを撹乱させる  → 意識が朦朧とするが既にその自覚もない  → 通常、ありえない行動をとる  → 行方不明に。 - これが missing-411 の発生機序ではなかろうか? - この仮説は以下のような missing-411 に関する過去記事の事例と整合性がある。  David Paulides:通話中に突然、謎の行方不明となった事例は多い。(途中:その2) (2018-06-20)  David Paulides :携帯電話機で通話中に行方不明となった事例 (全体) (2016-07-26)  David Paulides :不可解な行方不明者が残した不気味な音声メール (途中:その1) (2016-07-18)  Missing-411 : 行方不明者が消える直前に電話で現在地がわからないと。 (2020-04-06) - さらに下の過去記事で紹介した『山怪』三部作に描かれた多数の謎の事例にも整合する。たとえば…   ・猟師 A が山腹で同じ場所を延々と堂々巡りを繰り返していた。それを対面する山腹から仲間 B が目撃。 B が無線で A に何をしているのかと聞くと、山を降りていると答えた。A は自分が方向感覚を失って円を描いて登ったり下ったりしていることに全く気づいていなかった。   ・フラフラと山の中へ向かう道を歩いていた村人に、別の村人が声をかけたら正気に戻った。朦朧とした意識状態で気づかぬうちに山の中へと入り込もうとしていた。   ・数人組のベテラン猟師が通い慣れた山道でいつもは右折する場所をなぜかそろって左折してしまった。ひとりだけ、それに気づき奇妙だと思ったが、先輩たちに遠慮して言わなかった。しばらく進んだ先で周りが見慣れぬ光景だったので、みんな道を間違ったことに気づいた。   ・ベテランの猟師が通い慣れた山道で突然、ある筈のない岩壁に直面し前に進めなくなった。狐の類に騙されたのだと気づき、タバコを吸って気を落ち着けると、その岸壁が消えいつもの山道に戻っていた。もしも、騙されたことに気づかずに、先の岸壁を迂回していたら、崖から落ちたり行方不明になったりするところだった。

(*1)

- 花崗岩のピエゾ効果による電界発生の定量的評価…の論文が下。 - なぜ、CE-5 の主催者や参加者たちが こぞって Mt. Shesta 山中や (James Gilliland の ECETI 牧場のある)Mt. Adams の麓で召喚儀式を開くのか? その答えは下の論文にあるように「大気内での発光現象」(= orb)が多発し、それを UFO だと誤認するからではないのか。Paola Harris の ET 目撃も、アンテナ役のテレパシー受信も同じ神経インパルスの撹乱で説明がつくのでは?
地震発生時の地表面電荷発生機構 ref: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejeiss1987/117/10/117_10_1535/_pdf

(*2)

- 独特のパターンをもった強い電界… - ただ単に強い電界(例えば静電界)というだけでは脳神経のインパルスを撹乱させない。それは擦った下敷きを頭上にかざすこともでわかる。 - シナプスを微小なブランコに例えると、神経インパルスはそれを揺り動かす駆動力に相当する。そのような駆動力とよく似た周期と振幅、繰り返し回数のインパルスを誘起させるような特殊なパターンをもつ強い外部電界が必要となる。つまり特殊な条件がいくつも揃ってはじめて人間の脳神経系を撹乱させる。それゆえ、missing-411 の事例や『山怪』的事例は稀にしか発生しない。

コメント2

- 警察犬が匂いを追跡できない謎については、過去記事で以下のように述べたことがある。だが、下の「電界で犬の脳の嗅覚野の処理が混乱するから」という説は無理があった。異常な電界が 1週間以上続く捜索期間の間も継続したままとは考えがたい。
- これが missing-411 の発生機序ではなかろうか? 捜索に駆り出された警察犬がうずくまって捜索しないのも、犬の脳の嗅覚野の処理が混乱するからでは? 何度も捜索済みの場所で遺体が発見される事例が多いのも犬と同様にして捜索隊も影響を受けていたから。 謎の行方不明事件と悪天候の関係 (途中:その4) (2021-09-01)

おまけ

- David Paulides の集めたデータによると、行方不明者にドイツ系が多いという。 - その理由は家系的な体質に由来するのかも。つまりドイツ系の人々は脳神経系が上記の電界パターンに影響されやすい…とか。 (2021-12-14)