Jacques Vallee インタビュー: UFO 現象で遭遇する奇妙さ
前置き
記録しておく。
出典
B:.B:. © http://web.archive.org/web/19980424205338/http://www.brotherblue.org/brethren/valleege.htm
コメント1
Jacques Vallee は
私は科学委員会の前に立って、UFO現象が実在し、認識されていない現象であること、物理的なものであること、私たちが理解できない方法で空間と時間を操作できることを説得力を持って主張できると思います。
それ以上に、証明することはできないが、私の個人的な推測では、この現象は人間ではない意識の形を表しているのではないかと思う。
と主張するが、私は後述の理由で同意できない。
コメント2
巨石の件、
例えば、ポール・デヴリューは、「UFOは自然現象である」と主張している。例えば、ポール・デヴリューは「地球の光」について何冊かの本を書いているが、その中で彼は、いくつかの巨石遺跡と結びついていることを明らかにしている。
その巨石がUFOと関係があるのか、あるいはその巨石が奇妙な光を放つ傾向があったため、長い年月をかけて人々が神殿として利用し、そこに石を置いたのかは疑問の余地がある。もしかしたら、最初から自然現象だったのかもしれない。その可能性もあるが、すべてのUFOを説明することはできない。
については Missing-411 でも取り上げたが、巨石地帯では圧電効果による
- orb 発生 → UFO と誤認
- 意識障害 → 幻覚体験
が報告されている(*1)。
(*1)
過去記事で幾度も取り上げてきた。たとえば…
謎の行方不明事件(missing-411)の多発地帯は「水場の近くや岩山」 (2020-02-12)
David Paulides が整理した Missing-411 の不可解な特徴 ⇒ 全て合理的に説明可能 (途中2) (2023-04-20)
Ronald Murphy : 石灰岩と花崗岩地帯で超常現象が多発するのはなぜ? (改定) (2024-09-25)
❏ C. J. Mulkerrin : 花崗岩の 巨石 +水晶地帯で Bigfoot の気配を感知 (2024-05-24)
❏ Steve Mera : 牧場地帯の怪奇現象―数多くの牧場やその他の地質学的な場所で撮影され、記録された様々な現象に深く迫る(全文+日本語訳) (2024-01-28)
コメント3
以下の
もう一つの可能性は、地球の中に古い伝統と結びついた力があるということです。認識されていないテルル流や、電磁気現象という形で現れ、発光して空中を浮遊するような力が地球内にあるかもしれない。通常、私たちはそのようなものを知的なものとは考えないが、それは誰にもわからない。もしかしたら、それは意識の一形態かもしれない。
の、電磁現象、空中を浮遊、発光 の部分は私の
- 「UFO =自転する orb+大気中の発光現象」説
とかなり近いが、そこに「意識の一形態」を持ち込むのは飛躍しすぎ。
コメント4
以下の主張、
そもそも、UFO目撃の多くの側面は、超常現象と関係しています。しかし、心霊現象や超常現象は、ほとんどのUFO調査者によって一貫して敷物の下に押し込められてきました。それは、目撃者がそのようなことを話すのは、彼らの信頼を得た後であるという事実にもよる。
しかし、多くの場合、それは調査者の信念や世界観に対する挑戦である。彼らはそれを聞く準備ができていなかったり、自分たちの信用を損なうと考えて公表しなかった りする。そして、彼らはその対象に信頼性を与える仕事をしているので、超常現象的な側面を明らかにしたがらない。
一例を挙げれば、私がカリフォルニア北部で調査したレディングの事件では、目撃者は彼らが働いていた鉱山の近くの鉱区で3回、物体を目撃していた。この事件はさまざまなUFOグループによって調査され、報告書が出版されていた。私はそこに行き、目撃者の信頼を得た。
物体があった場所に戻り、私は彼らに 「物体はどうやって飛び立ったのか?」と尋ねた。彼らは 「飛び立った......ちょっと斜めに 」と言った。私はその場所を見て、「木々の間を通り抜けたんだろう?」と言った。
すると彼らは、「まあ、木の間を通ったようなものだ!」と言った。私は、「それは、あなたが調査した他の人たちに話したことと違うし、公表された報告書にも書かれていない 」と指摘した。すると彼らはこう言った。「この人はとてもいい人で、木の間を通り抜けたと言っても、明らかに信じようとしなかった」。
どのような本物のUFO目撃談も、「合理的」な見方、つまり単に宇宙からの宇宙船であるという単純明快な図式には衝撃的な要素を含んでいる。 あなたの質問のもう一つの側面は、UFOロジストが長い間、現象は操作できるという事実に目をつぶってきたということです。
は
- 超常現象的な側面
などではない。orb(or 大気中の発光現象)が「木の間を通り抜けた」だけ(*2)であり、何の不思議もない。
したがって、
Another aspect of your question is that for a long time the UFOlogists have been blind to the fact that the phenomenon can be manipulated.
といった判断(= UFO は時空間を操作できる…の類)は正しくない。
(*2)
UFO(=orb や 大気中の発光現象)が、固体の通り抜けた事例は幾つも報告されている。たとえば…
1966年、オーストラリア:巨大 UFO が高層ビルを通り抜けた(改定) (2024-09-28)
1963年10月、ワシントン州:サイズが変化し、地中に沈み込んだ UFO (途中:その3) (2014-03-09)
❑ Shane Ryan: 1966-04-06, Westall UFO 事件: UFO が半透明になって木々を無抵抗ですり抜けつつ透明になって消えた (2023-08-23)
❏ Linda Zimmermann : Hudson Valley UFO: UFO は梢に触れそうな低空だったが、葉は動かなかった (2023-10-23)
1966-04-06, Westall UFO 事件 ⇒ この正体が orb と同様の機序で発生した発光現象である決定的な証拠 (2023-05-24)
1966年、オーストラリア:巨大 UFO が高層ビルを通り抜けた。(途中:その1) (2018-03-27)
Jackques Vallee : UFO が木々に衝突せずに(非物質化して)通り抜けた事例 (変換)