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Bob Thompson(元国境警備隊員)の UAP/UFO 目撃証言

· 75 min read

前置き

この問題の動画については過去記事、

Bob Thompson : 上空に orb が頻繁に目撃され動画撮影された⇒ この謎を解く  (2025-07-18)

で取り上げた。

概要

AI

国境のUFO:目撃者の新映像

本資料は、元国境警備隊員であるボブ・トンプソン氏へのインタビューをまとめたもので、‌‌米国とメキシコの国境沿いで観測された未確認異常現象(UAP)に関する詳細な情報‌‌を提供しています。

トンプソン氏は、‌‌14年間の職務経験と航空調整センターでの勤務‌‌を通じて、監視航空機によって記録および追跡された‌‌「ラバーダッキー」‌‌のような異常物体に関する証拠に遭遇したと説明しています。彼は、‌‌国境警備隊の他の100人以上の隊員が同様の現象を目撃‌‌しており、それらの物体が‌‌既知のドローン、気球、または航空機とは異なる‌‌特性を示していたと報告しています。

また、彼はこれらの目撃情報が‌‌国家安全保障と飛行の安全性に対する懸念‌‌であると考え、自身の発見を上司に報告し、最終的には一部の動画を公衆に公開する許可を得ました。SCU(未確認空中現象に関する科学連合)による‌‌「ラバーダッキー」動画の科学的分析‌‌は、その物体が‌‌異常である‌‌と結論付けていますが、トンプソン氏は‌‌政府機関間で情報共有が不足している‌‌ことや、メディアの報道がこの問題の重要性を軽視していることに懸念を表明しています。

目次

  1. 前置き
  2. 概要
  3. 詳細
    1. 1. トンプソンの経歴とUAPへの関心
    2. 2. 広範な目撃情報と異常な物体の特性
    3. 3. 国家安全保障と飛行安全上の懸念
    4. 4. 報告書の作成と情報の公開
    5. 5. デビッド・グラシュの証言と「ブラックプロジェクト」の可能性
    6. 6. ネイティブアメリカンの伝承とUAP
    7. 7. 結論と提言
  4. ボブ・トンプソンの経歴
  5. 任務中の目撃
  6. エージェントからの目撃報告
    1. エージェントからの目撃報告の概要
    2. 組織内の反応と課題
  7. 米空軍による奇妙な物体の目撃報告
    1. 米空軍による奇妙な物体の目撃報告の概要
  8. 航空会社からのUAP遭遇報告
  9. 具体的なUAP動画
    1. 1.「ラバーダッキー(Rubber Ducky)」動画
    2. 2.A-10攻撃機追跡動画
    3. 3.「ラ・ブルハ(La Bruja)」動画
    4. 4.「シガー(Cigar)」動画
  10. ポータル(Portal)の目撃報告
  11. 時系列
  12. 主要関係者
    1. ボブ・トンプソン (Bob Thompson):
    2. アンディ・マーシャル (Andy Marshall):
    3. ピーター・ライリー (Peter Reali):
    4. ロス・クーラート (Ross Kulart):
    5. デビッド・グラッシュ (David Grush):
    6. 監視航空機のセンサーオペレーター:
  13. 情報源
    1. 動画概要欄

詳細

AI

概要説明文書:国境におけるUAPの目撃と国家安全保障上の懸念

本概要説明文書は、退役国境警備隊員であるボブ・トンプソンの証言に基づき、米国とメキシコ国境沿いの空域における未確認航空現象(UAP)に関する主要なテーマ、アイデア、事実をまとめたものである。トンプソンは、米国税関・国境警備隊の特別作戦分遣隊に14年間勤務し、テロ対策と麻薬密輸阻止に焦点を当てていた。その後、アリゾナ航空調整センターの一員となり、国境沿いの空域を監視する中で、監視航空機によって記録・追跡された異常な物体、特に「ラバーダック」として知られる動画の証拠に遭遇した。

1. トンプソンの経歴とUAPへの関心

ボブ・トンプソンは2008年から2022年まで米国国境警備隊に勤務し、アリゾナ州ツーソン管区の特別作戦分遣隊に所属していた。彼の職務にはトップシークレットの機密情報へのアクセスが必要であった。国境警備隊内部ではUAPに関する議論はほとんどなかったが、トンプソン自身は個人的にこのテーマに常に興味を持ち、「球体、奇妙な光、衛星とは異なる動きをする物体」など、職務中にも異常な物体を目撃していた。

2. 広範な目撃情報と異常な物体の特性

トンプソンは、国境警備隊内で少なくとも100人の同僚が異常な物体を目撃したと述べている。彼らが報告した物体には以下のような特徴があった:

  • 小型の三角形: 「エージェントの上空を飛行していた小型の三角形」で、推進手段が見当たらず、夜間暗視ゴーグルでも推進システムが確認できなかった。
  • 大型の黒い三角形: 東ユマのパトロール中に友人と共に「少なくとも100フィート、おそらく50~100フィート幅で、音もなく頭上を飛行する非常に大きな三角形」を目撃。推進システムや音は確認されなかった。トンプソンは、軍の訓練エリアが広大であるため、米軍が試験している可能性も排除できないと述べた。
  • 球体、葉巻型、三角形: トンプソン自身も個人的に「遠くの球体、葉巻型の機体、三角形」を目撃したが、個人的にそれらを記録することはできなかった。
  • 「ラバーダック」動画: 熱源がなく、異常な動きをする物体。「非常に冷たい」とされ、ビデオでは直線移動しているように見えるが、SCU(未確認航空現象に関する科学連合)の分析では、監視機と物体が同時に旋回しており、物体が「探索パターン」で移動していることが示された。
  • 「葉巻」動画: 「短くずんぐりした葉巻型」の物体で、高速で移動しているように見える。画質が悪く、推進システムは確認できなかった。
  • 「ラ・ブルハ」(魔女)動画: 人型に見える物体が静かに砂漠を移動している。熱源がなく、「氷のように冷たい」と記録されている。サボテンをかわすように移動している箇所もあり、「知的に制御されている」可能性を示唆している。

これらの物体は、既知のドローン、気球、鳥などでは説明できないとトンプソンは強調している。特に、熱源が記録されない点や、推進手段が見当たらない点が繰り返し指摘されている。

3. 国家安全保障と飛行安全上の懸念

トンプソンは、これらの未確認物体が国境沿いの空域で活動していることが、国家安全保障と飛行安全上の深刻な懸念であると繰り返し述べている。

  • 訓練空域との重複: 目撃されたエリアは、バリー・ゴールドウォーター射爆場など、米軍の主要な訓練空域に隣接している。
  • 衝突の危険性: 飛行士たちは、これらの物体との衝突の可能性を懸念していた。
  • 報告体制の欠如: 当時、国境警備隊内にはUAPの報告要件がなかった。「密輸との関連性がなければ、ロス、誰も大きな三角形が頭上を飛んでいるのを目撃したと記録に残したがらなかったと思う」とトンプソンは語る。
  • 省庁間の連携不足: トンプソンは、国境警備隊がUAPの情報を得ていたにもかかわらず、米空軍の危険航空交通報告書(HATR)も同様の物体(F-16戦闘機が物体に衝突したり、F-35戦闘機がUAP群を避けるために回避行動を取ったりした事例)を記録していたにもかかわらず、両者間で情報共有が行われていなかったことを懸念している。「米空軍は明らかにあなたの同僚、つまり国土安全保障省の国境警備隊と同じものを見ていたのに、誰も互いに話していなかった」と指摘されている。これは9/11以前のインテリジェンス機関間の情報共有不足を想起させる問題である。

4. 報告書の作成と情報の公開

トンプソンは、自身の経験と収集したデータに基づき、UAPに関する報告書(「イシューペーパー」)の作成に着手した。その目的は、飛行士の安全確保と適切な情報共有体制の確立であった。

  • 上司の支援: トンプソンの直属の上司は彼のUAP調査を支持していた。
  • ODNIの勧告: 2021年に国家情報長官室(ODNI)がUAPの存在を認め、報告要件の確立を勧告したことも、トンプンの活動を後押しした。
  • 情報公開の決断: トンプソンは、当初はメディアのセンセーショナルな報道を避けるため、社会メディアアカウントを運営するアンディ・マーシャルに動画を提供することを決定した。「私は彼がしていることを信じていたからだ。彼は非常に興味深いソーシャルメディアプラットフォームを運営しており、すべての動画を非常に徹底的に調べていた」とトンプソンは語る。
  • 「ラバーダック」動画の科学的分析: アンディ・マーシャルは「ラバーダック」動画をSCUに送り、分析を依頼した。SCUは、この物体が「異常である」と結論付け、ドローンや気球の可能性を排除した。特に、熱源がないことと、直線ではなく旋回運動をしていたことが強調された。
  • 国境警備隊による文書公開: 後にCBP(米国税関・国境警備局)は、トンプソンの個人メールやテキストメッセージを含むUAP関連文書と動画を公開した。これは、動画の真正性を認めるものであったが、物体に関する明確な結論は示されなかった。

5. デビッド・グラシュの証言と「ブラックプロジェクト」の可能性

デビッド・グラシュによる「非人類知性」や「異星技術の回収とリバースエンジニアリング」に関する主張について、トンプソンは「驚愕した」と述べている。

  • 軍事訓練エリアとの関連: トンプソンは、目撃されたUAPが頻繁に軍事訓練エリアで発生していることから、グラシュの主張する「秘密のプログラム」がこの場所で試験されている可能性を指摘した。「広大で広い軍事訓練地で他にどこで飛ばすか?」
  • DUMB(深層地下軍事基地)の存在: アリゾナ州の遠隔地には深層地下軍事基地(DUMB)が存在する可能性も言及されている。セドナ周辺での異常な活動や、ロッキード・マーティンなどの防衛関連企業との関連性も示唆された。
  • 議会の監視不足: 国防契約企業による高度な技術開発は国の防衛に貢献しているが、トンプソンは議会がこれらの「未承認特別アクセスプログラム」(ASAPやWOOAP)について十分に知らされていない可能性を懸念している。「議会が適切に知らされていないことは、忠実で愛国的なアメリカ市民として懸念されるか?」という問いに対し、トンプソンは「少なくともある程度の監督が必要であり、責任ある方法で使用されるべきだと思う」と答えた。

6. ネイティブアメリカンの伝承とUAP

トンプソンは、職務中にネイティブアメリカンの伝承や岩絵にも着目していた。

  • 古代の目撃記録: 岩絵には、「豆の絵」や「空の物体、空に現れる可能性のある物体」と一致する星図や地図、あるいは「3つの点、3つの球体のようなもの」が描かれていた。
  • 「空から来るもの」: ネイティブアメリカンはこれらの岩絵について「空から来るもの」と語っていたという。これは、UAP現象が現代に限らず、歴史を通じて存在してきた可能性を示唆している。

7. 結論と提言

トンプソンは、国境警備隊を退職し、個人的な犠牲も払ったが、自身が公開した情報が「公共に知られるべき」であると強く信じている。彼は、これらのUAPが「非人類」のものであるという印象を持っていると述べ、「技術」という言葉を排除したとしても、「完全に認識していない何か」である可能性を排除しない。

  • 継続的な調査の必要性: 国境警備隊の「密輸との関連性がなければ」という姿勢はUAPの本格的な調査を阻害していると批判的である。ODNIが報告要件を義務付けたにもかかわらず、公的な調査が十分に行われていない現状を懸念している。
  • 公共の認識の重要性: 「人々が見ているのであれば、どこかの時点で転換点が来るだろう」と述べ、デフォルトでUAPを嘲笑したり否定したりする風潮に疑問を呈している。

トンプソンの証言は、国境地帯におけるUAP現象の深刻さ、複数の省庁にまたがる情報共有の欠如、そしてこの問題が単なる好奇心ではなく、国家安全保障と飛行安全上の喫緊の課題であることを強く示唆している。

ボブ・トンプソンの経歴

AI

アリゾナ州境での未確認異常現象(UAP)目撃報告のより大きな文脈において、以下の情報源は‌‌ボブ・トンプソンの経歴‌‌について詳細に述べています。

ボブ・トンプソンは、‌‌米国陸軍の退役軍人‌‌であり、その後‌‌米国税関国境警備局(US Customs and Border Protection、CBP)に14年間勤務‌‌しました。彼は、アリゾナ州ツーソン地区の‌‌特殊作戦分遣隊(Special Operations Detachment)機動対応チーム(Mobile Response Team)‌‌の一員としてキャリアをスタートさせ、テロ対策と麻薬密輸阻止に重点を置いていました。彼の職務には、国境沿いの空域を監視する‌‌アリゾナ航空調整センター(Arizona Air Coordination Center)‌‌の設立と運用も含まれていました。

彼の経歴と経験は、UAP現象への関与と深く結びついています。

  • ‌専門的な役割‌‌:
    • 彼は2008年1月に国境警備隊に入隊し、2022年1月に退役しました。
    • ATVチーム、山岳チーム、国境認識・情報チームなど、さまざまな特殊作戦チームに所属していました。
    • 機動対応チームでは、チーム専属の救急救命士としても活動していました。
    • 彼は、通常の機密トップシークレットクリアランスを保持しており、国境警備隊内では尊敬される人物でした。
  • ‌UAPへの関心と経験‌‌:
    • 個人的にUAPの話題に常に興味を持っており、人生を通して、そして職務中にもUAPを目撃していました。
    • 彼が見たものには、‌‌球体(orbs)‌‌、‌‌奇妙な光‌‌、そして‌‌衛星とは異なる動きをする物体‌‌が含まれていました。
    • 勤務中には、‌‌フォワードルッキング赤外線(FLIR)‌‌などの‌‌高度な監視技術‌‌を用いてこれらの物体を目視する機会も多々ありました。
  • ‌UAP調査への関与‌‌:
    • 軍事訓練区域とメキシコ国境に隣接する地域でのUAPの存在に懸念を抱き、上司にこれらの未確認物体に関する調査報告書(「イシューペーパー」と呼ばれる)の作成を提案しました。
    • この提案は、パイロットの安全上の懸念、特に小型無人航空機(UAS)との衝突の可能性という文脈で受け入れられました。
    • 彼は、UAP目撃に関する情報を収集する中で、‌‌国境警備隊の隊員少なくとも100人から目撃情報を聞き取りました‌‌。
    • 彼の役割には、動画アーカイブを精査し、UAP報告要件の必要性を裏付ける証拠を見つけることも含まれていました。
    • 最終的に、彼の努力は、‌‌科学者によるUAPの独立した調査を推進し、「ラバーダック」動画の科学的連合による分析につながりました‌‌。
    • 彼は、自身の調査がもたらすであろう「安全上の懸念」を重視し、国境警備隊に「報告要件」を設けることを目指していました。
    • 退職後も、彼はUAPに関する情報を一般に公開することが責任であると感じており、「鳥やドローンは新しい沼ガスや金星だ」と述べ、多くのUAPが既知のドローンの特性に反すると主張しています。

トンプソンの経歴は、国境警備という国家安全保障の最前線で、UAPが単なる都市伝説ではなく、‌‌飛行安全と国家安全保障に関わる具体的な懸念事項‌‌として認識されていたことを示しています。彼のような内部関係者が、これほど詳細な情報をもって公に語ることは稀であるとされています。

任務中の目撃

AI

アリゾナ州境での未確認異常現象(UAP)目撃報告のより大きな文脈において、情報源はボブ・トンプソンの‌‌任務中の目撃‌‌について次のように説明しています。

ボブ・トンプソンは、‌‌米国陸軍の退役軍人‌‌であり、その後‌‌米国税関国境警備局(US Customs and Border Protection、CBP)で14年間勤務‌‌しました。彼は、UAPの話題に個人的に常に興味を持っており、人生を通して、そして‌‌職務中にもUAPを目撃‌‌していました。

彼の任務は、アリゾナ州ツーソン地区の‌‌特殊作戦分遣隊機動対応チーム‌‌の一員として、対テロリズムと麻薬密輸阻止に焦点を当て、最終的には国境沿いの空域を監視する‌‌アリゾナ航空調整センター‌‌の一部となりました。彼の職務は、メキシコとの国境沿い、特に‌‌ベリーゴールドウォーター訓練区域‌‌や‌‌ルーク空軍基地‌‌、‌‌デービス・モンサン空軍基地‌‌、‌‌ユマ海兵隊‌‌などの主要な軍事航空訓練区域に隣接する地域での活動を伴っていました。この広大で人里離れた地域は、軍事パイロットの訓練にも使用されていました。

任務中の目撃について、彼は以下の詳細を述べています。

  • ‌目撃されたUAPの種類と特性‌‌:
    • 彼は‌‌オーブ‌‌(球体)、‌‌奇妙な明るくホバリングする光‌‌、‌‌衛星とは異なる動きをする物体‌‌を目撃しました。
    • また、‌‌葉巻型の飛行物体‌‌や‌‌三角形の飛行物体‌‌も見ています。
    • 彼が見たものの多くは‌‌夜間‌‌に発生しました。
    • 彼が聞いた他のエージェントからの報告には、‌‌小型の三角形‌‌や‌‌大型の黒い三角形‌‌も含まれていました。これらの三角形は、‌‌推進システムが見えず、熱源もなく、音もなく静かに移動‌‌していたとされています。特に、彼の友人であるエージェントが、‌‌幅100フィートにもなる非常に大きな黒い三角形‌‌が音もなく頭上を飛行するのを目撃した事例も挙げられています。
  • ‌使用された監視技術‌‌:
    • 彼は、‌‌フォワードルッキング赤外線(FLIR)‌‌や‌‌暗視ゴーグル(NVG)‌‌などの‌‌高度な監視技術‌‌を使用してこれらの物体を目視する能力を持っていました。これらの機器は、暗闇の中で異なる熱スペクトルを視覚化することを可能にします。
    • 彼はUH72ラコタ、UH60ブラックホークなどのヘリコプターやRC26メトロライナーなどの固定翼機で飛行し、これらの高度な監視機器を搭載していました。
  • ‌他のエージェントからの報告‌‌:
    • 彼は‌‌少なくとも100人の国境警備隊エージェント‌‌から、説明のつかない異常な物体を目撃したという話を聞き取りました。彼らは多くの場合、同時期に同じ物体を目撃していました。
    • エージェントたちは、‌‌ポータル(ゲート)が開く‌‌のを目撃したと証言する者もいました。
  • ‌具体的なビデオ証拠と分析‌‌:
    • 彼の役割には、動画アーカイブを調査し、UAPの目撃証拠を見つけることも含まれていました。
    • ‌「ラバーダック」ビデオ‌‌: これは彼が収集したビデオの一つで、‌‌熱源がなく非常に冷たい物体‌‌が、‌‌直線ではなく円を描くように動いており、何らかの探索パターンを示している‌‌ように見えました。科学者による分析(Scientific Coalition for UAP Studies, SCU)により、‌‌異常な物体であり、知的に制御されている‌‌と結論付けられました。このビデオには、センサーオペレーターと国境警備隊エージェントの‌‌2組の人間‌‌が同乗して目視していました。
    • ‌「シガー(葉巻)」ビデオ‌‌: 「ラバーダック」と同じエージェントが撮影した別のビデオで、‌‌短くずんぐりした葉巻型の物体‌‌が非常に速く移動しているように見えましたが、画質が低く、データが不十分でした。
    • ‌「ラ・ブルハ(魔女)」ビデオ‌‌: このビデオは、‌‌冷たい(ホワイトホット)人間のような形‌‌が、‌‌音もなく砂漠を横切り、途中で方向転換したりサボテンを避けたりする‌‌ように見える様子を捉えています。これも異常であると見なされました。
    • ‌A-10追跡ビデオ‌‌: 球形と思われる物体が、‌‌数百マイルの速度でA-10攻撃機と並走している‌‌様子を映したビデオもありました。このファイルは後に空軍によって押収されたとされています。

トンプソンは、彼や他のエージェントが見たこれらの物体は、‌‌既知のドローン、気球、鳥などとは異なり‌‌、既知の航空機の特性に反すると強く主張しています。彼の経験と専門知識は、UAPが国家安全保障と飛行安全に関わる具体的な懸念事項であるという彼の確信を裏付けるものとなっています。彼はこれらの物体が‌‌非人間的なもの‌‌である可能性があるという印象を持っていると述べています。

エージェントからの目撃報告

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アリゾナ州境での未確認異常現象(UAP)目撃報告と、それに対する組織内の反応というより大きな文脈において、情報源は‌‌他のエージェントからの目撃報告‌‌について以下のように述べています。

ボブ・トンプソンは、米国税関国境警備局(CBP)での14年間の勤務中、個人的なUAPへの関心と経験に加えて、‌‌多数の他のエージェントからUAPの目撃報告‌‌を聞き取り、その情報収集を行いました。

エージェントからの目撃報告の概要

  • ‌報告件数と関係性‌‌:

    • トンプソンは、国境警備隊の‌‌少なくとも100人のエージェント‌‌から、説明のつかない異常な物体を目撃したという話を聞きました。これらの多くは彼の個人的な友人でもありました。
    • 多くの目撃事例は、‌‌複数のエージェントが同時に同じ物体を目撃‌‌しており、相互に確認し合う形となっていました。
    • トンプソン自身も、ある監督官と共に車両で勤務中に、空からまっすぐに降りてきて水平に移動し、山の後ろに消える2つの光を目撃しており、両者とも説明できませんでした。
  • ‌目撃されたUAPの種類と特性‌‌:

    • エージェントたちは、‌‌小型の三角形‌‌が頭上を飛行しているのを目撃したと報告しました。これらの物体は‌‌推進システムが見えず‌‌、夜間暗視ゴーグル(NVG)で確認された際にも‌‌熱源がなく‌‌、‌‌音もなく静かに砂漠を移動‌‌していたとされています。
    • ‌大型の黒い三角形‌‌の報告もあり、トンプソンの友人はユマ東部で‌‌幅50~100フィートにもなる非常に大きな黒い三角形‌‌が音もなく、ライトもなく頭上を飛行するのを目撃しました。これも推進システムは見えず、2人のエージェントが同時に目撃しました。
    • エージェントたちは、‌‌空にポータル(ゲート)が開く‌‌のを目撃したと証言する者もおり、トンプソン自身もその写真を見ることができました。それらは「塊(blob)」と「もう一つの塊を囲む円」のように見えましたが、彼にはそれが何であるか特定できませんでした。
    • トンプソンは、他のエージェントからの報告として‌‌「数百の」説明不能な物体‌‌があったと述べています。
  • ‌監視技術による確認‌‌:

    • エージェントたちは、高度な監視機器(フォワードルッキング赤外線、FLIRなど)を搭載した航空機でUAPを目撃していました。
    • 国境警備隊のエージェントは、ドローンと他の物体を区別することに「かなり優れている」とトンプソンは述べています。ドローンはエンジンが熱を発生させるため、FLIRではっきりとした熱特性(シグネチャー)を示すからです。彼らは何マイルも離れた物体をこれらのシステムで視認できました。このため、目撃されたUAPは既知のドローンとは異なると判断されました。
    • 「ラバーダック」ビデオでは、センサーオペレーターと国境警備隊のエージェントの‌‌2組の人間‌‌が同乗して目視しており、異常な物体であると考えていました。この物体は「非常に冷たい」と示され、知的な制御下にあるかのように円を描いて「何かを探している」動きをしていたと分析されました。

組織内の反応と課題

  • ‌オープンな議論の欠如‌‌:

    • UAPに関する国境警備隊内の態度は、トンプソンが働き始める前は「存在しなかった」とされ、誰もオープンに議論していませんでした。
    • エージェントたちはUAPについて「自由に話したがらなかった」とトンプソンは述べています。これは「タブーな話題」であると感じられていたためです。トンプソンは、彼ら自身の経験を共有することで、他のエージェントが心を開くようにしました。
  • ‌報告要件の欠如‌‌:

    • 当時、UAPの目撃に関する‌‌正式な報告要件は存在しませんでした‌‌。
    • 「密輸との関連性」がない限り、これらの物体に関する報告は義務付けられていなかったのです。
    • エージェントたちは、大型の三角形を目撃したことを公式に報告したがらない傾向がありました。
    • 報告するための手段自体がありませんでした。
  • ‌安全性への懸念‌‌:

    • トンプソンは、未確認物体との衝突の可能性という「パイロットの安全上の懸念」から、上司に調査報告書(「イシューペーパー」)の作成を提案しました。
    • 地上にいるエージェントにとっては直接的な安全上の懸念とは感じられなかったものの、‌‌空を飛行するパイロットにとってはより大きな懸念‌‌でした。
    • トンプソン自身の主な目標は、UAPが航空機に与える「安全上の懸念」に基づき、国境警備隊内に「報告要件」を確立することでした。
  • ‌「ブラックプロジェクト」の可能性‌‌:

    • エージェントの中には、これらが軍が独自に飛行させているもの(「我々自身が飛ばしているもの」)だと考える者もいましたが、トンプソンは既知のドローンの特性に反すると主張しています。
    • トンプソンは、これらの物体が米国軍の秘密兵器や航空宇宙プログラム、いわゆる「ブラックプロジェクト」である可能性を検討しました。
  • ‌上層部の反応‌‌:

    • トンプソンの上司は彼の調査を「支援的」でした。彼が収集したビデオをAndy Marshallに提供した際も、懲戒処分を受けることはありませんでした。
    • しかし、トンプソンが退職するまでに彼の報告書は完成せず、彼の知る限りでは、彼の努力が新たな報告要件の導入に繋がったかは不明です。
    • 「国防総省のUAP調査室」(AARO)は、地球外生命体の訪問や米国の秘密プログラムの証拠はないと主張していますが、トンプソンはこの主張を「無礼」だと感じており、SCU(未確認異常現象に関する科学連合)の調査結果を無視していると指摘しています。

エージェントからのこれらの多様な目撃報告は、国境警備の最前線でUAPが頻繁に観測されていたこと、そしてその性質が既知の航空機や物体とは異なることへの深い懸念を示しています。しかし、組織内ではその重要性が十分に認識されず、適切な報告・調査体制が欠如していたことが明らかになっています。

米空軍による奇妙な物体の目撃報告

AI

他機関からの裏付け報告というより大きな文脈において、情報源は‌‌米国空軍も奇妙な物体を目撃している‌‌ことについて以下の点を指摘しています。

米空軍による奇妙な物体の目撃報告の概要

  • ‌目撃場所の重複‌‌:

    • 国境警備隊は、ベリー・ゴールドウォーター演習場を含むメキシコ国境沿いの軍事作戦地域や、ルーク空軍基地、デイビスモンタン空軍基地からのジェット機が使用する空域に隣接する地域で活動していました。これは、国境警備隊と空軍がUAPに遭遇する可能性のある地理的領域が重なっていることを示唆しています。
  • ‌空軍による目撃情報の認識‌‌:

    • ボブ・トンプソンは、オープンソースメディアを通じて、‌‌米空軍がこれらの演習場で奇妙な物体を目撃していること‌‌を認識していました。特に、「Drive」という出版物が、西砂漠訓練区域で空軍が目撃したものが、国境警備隊のパイロットが目撃したものと「本当に一致している」と報じたことに言及しています。
    • 「The War Zone」というオンライン定期刊行物も、2019年9月に訓練区域だけでなく、アリゾナ州のパロベルデ原子力発電所上空で「ドローンの群れ」が複数回目撃されたことを報じています。
  • ‌目撃された物体の特性‌‌:

    • 空軍の情報公開法(FOI)による安全報告書には、「UAS(無人航空機)またはドローン」と呼ばれる‌‌未確認の異常な物体‌‌が空で確認されたと記されていますが、これらがドローンであるという証拠はありませんでした。
    • これらの物体は「‌‌17,000フィート、20,000フィート、33,000フィート、36,000フィート‌‌」という高高度で活動しており、トンプソンが知る限り、国境警備隊が当時使用していた既知のドローンでこれほど高高度を飛行できるものはありませんでした。
    • 2021年3月のFOIで入手された米空軍の報告書によると、F-35戦闘機のパイロット2人がアリゾナ州カサグランデ付近で「‌‌24,000フィートで静止している大型の白いUAS‌‌」を目撃したと報告しています。これはベリー・ゴールドウォーター演習場に向かうルート上であったと推測されています。
    • 危険航空交通報告書(HATR)では、F-35ジェット機が「‌‌20,000フィート、30,000フィートという非常識な高度で小型UAPまたはUASオブジェクトの群れを回避するため、回避操縦‌‌」を余儀なくされたことが多数報告されています。トンプソンは、これらが商業用または既知の軍用ドローンとは違うと見ています。
    • HATRには、21,000フィートで「‌‌小型の黒い金属製の物体‌‌」を目撃したという戦闘機パイロットの報告も含まれており、これも未解明のままです。
  • ‌特定の航空機との遭遇‌‌:

    • あるビデオでは、‌‌球体のような物体がA-10攻撃機に数百マイル/時の速度で追随している‌‌様子が記録されています。この物体には推進システムが見当たらず、A-10パイロットがそれに気づいて回避行動を取ったように見えます。トンプソンはこれを「異常」だと考えています。
  • ‌証拠の押収‌‌:

    • A-10攻撃機に追随する物体のビデオに関して、トンプソンは‌‌空軍が国境警備隊のトラックからそのファイルを「押収した」‌‌ことを知っています。空軍はラップトップを持ち込み、トラックに接続してファイルを持ち去り、それ以上の説明は一切ありませんでした。これは、空軍がこのような事象を認識し、証拠の管理に介入していたことを示唆します。
  • ‌政府内でのコミュニケーションの欠如‌‌:

    • 最も重要な点として、トンプソンは「‌‌米空軍が国境警備隊の同僚や国土安全保障省の職員が見ていたものと同じものを見ているにもかかわらず、誰も互いに話していない‌‌」と述べています。
    • これは「9/11テロの教訓」である省庁間の情報共有の失敗が繰り返されていると懸念されています。
  • ‌「ブラックプロジェクト」の可能性‌‌:

    • トンプソンは、これらの物体が軍の秘密兵器や航空宇宙プログラム、いわゆる「ブラックプロジェクト」である可能性を検討しました。特に、軍事訓練区域で見られることから、高度な技術がそこでテストされている可能性は「十分にある」と考えています。しかし、彼はこれらの物体が既知のドローンとは異なる特性を持つと主張し、既知の技術では説明できないと考えています。

このように、国境警備隊の目撃報告は、米空軍の報告によって裏付けられており、特に高高度における未確認物体の存在とその異常な特性が共通して認識されています。しかし、両機関間での情報共有や連携が不十分であったことが、重大な国家安全保障上の懸念として浮かび上がっています。

航空会社からのUAP遭遇報告

AI

他機関からの裏付け報告というより大きな文脈において、情報源は‌‌航空会社からのUAP遭遇報告‌‌について、以下の点を述べています。

  • ‌商用航空機による報告の存在‌‌:

    • ボブ・トンプソンは、国境警備隊の管轄外にあるものの、‌‌商用報告も入ってきていた‌‌と述べています。
    • 具体的な事例として、‌‌アメリカン航空のフライトの乗組員‌‌と‌‌フェニックス・エア・チャーターのビジネスジェット‌‌が、ニューメキシコ州との境界に面したアリゾナ州南部で、その前年にUAPとの遭遇を報告したことに言及しています。
  • ‌アリゾナ州上空での活動の示唆‌‌:

    • これらの報告は、「アリゾナ州上空、国境地域では違法移民だけでなく、常に何かが起きている」という認識を裏付けるものとして挙げられています。これは、国境警備隊や空軍が目撃した現象が、より広範な地域で発生しており、民間航空機も影響を受けている可能性を示唆しています。

この情報は、国境警備隊や米空軍だけでなく、民間航空会社も未確認の航空現象に遭遇していたことを示すものであり、UAP現象が一部の機関に限定されたものではないという裏付け報告の一つとして位置づけられます。

具体的なUAP動画

AI

アリゾナ州境でのUAP目撃報告というより大きな文脈において、情報源は‌‌具体的なUAP動画‌‌について以下の点を説明しています。ボブ・トンプソンは、国境警備隊(Border Protection)の任務中に、これらの異常な物体が監視航空機によって記録・追跡されている証拠に遭遇し、自身の調査でこれらの動画を収集しました。彼は、同僚のアンディ・マーシャルにこれらの動画を公開する許可を得て共有しました。

1.「ラバーダッキー(Rubber Ducky)」動画

  • ‌概要‌‌:

    • これは、国境警備隊の監視航空機RC26メトロライナーによって撮影された動画で、その物体が‌‌奇妙なアヒルのような形‌‌をしていたことから名付けられました。
    • アリゾナ州サシの東、ブエノスアイレス国立野生生物保護区上空で撮影され、この空域はルビーファジーMOA(軍事作戦地域)の一部でした。
    • 当初、不法移民グループの追跡中に、オペレーターがたまたま発見したもので、カルテルによる陽動の可能性も考えられましたが、そうではないと判断されました。
  • ‌物体の特性‌‌:

    • 動画では直線的に漂っているように見えますが、SCU(科学的未確認空中現象連合)の分析によると、実際にはRC26航空機が物体を周回している間に、‌‌物体自身も円形に移動‌‌していました。これは、‌‌インテリジェントな制御下にある‌‌ように見え、何らかの‌‌探索パターン‌‌を示唆しています。
    • フリアー(前方監視赤外線)画像では、‌‌周囲よりも「極めて冷たい」‌‌ことが示されており、熱源がありませんでした。
    • 推進システムは見当たらず、風船や既知のドローンとは異なる特徴を持っていました。
    • 動画内の暗い部分では、‌‌2つの別々の物体‌‌のように見えることもあり、間に明確な空間があるように見えます。
    • 特定の状況下では、‌‌時速200マイル‌‌に達する可能性も示唆されています。
  • ‌分析と結論‌‌:

    • この動画はアンディ・マーシャルによってSCUに送られ、‌‌「確実に異常な物体である」‌‌と結論付けられました。SCUはドローンや風船の可能性を排除しています。
    • SCUのピーター・リアレイによる分析は、物体のGPS位置情報やデータセットを詳細に調べて行われました。
    • 動画を撮影したセンサーオペレーターと国境警備隊の隊員(合計2組の目)も、物体が何らかの探索パターンをしていると見ていました。
    • フリアーの専門家も、この物体が何であるかを説明できませんでした。
  • ‌政府機関の対応‌‌:

    • 国境税関・国境警備局(CBP)は、この動画を他の文書と共に「文書公開」しましたが、物体について具体的な結論は出しませんでした。これは、動画が本物であることを示しましたが、説明は「非常に曖昧」でした。
    • メインストリームメディアはSCUの発見の重要性を正確に報じていないとトンプソンは指摘しています。
    • この動画は、当初はセキュリティ情報区分施設(SCI)に分類されていましたが、トンプソンが入手した時点ではもはや最高機密ではなかったと述べています。

2.A-10攻撃機追跡動画

  • ‌概要‌‌:

    • この動画には、‌‌球体のような物体がA-10攻撃機に数百マイル/時の速度で追随している‌‌様子が記録されています。
    • 物体には推進システムが見当たらず、A-10のパイロットがそれに気づいて‌‌回避行動‌‌を取ったように見えます。
    • この動画もトンプソンが「異常」だと考えているものの一つです。
  • ‌物体の特性‌‌:

    • ‌推進システムが一切見えず‌‌、にもかかわらずA-10攻撃機と‌‌同じくらいの速度‌‌で移動していました。
    • ドローンや鳥ではなく、A-10のディテールから見ても、プロペラや羽ばたきは見えません。
    • 物体は‌‌球体のような、おそらく固体‌‌に見え、ビデオの途中で‌‌「タンブリング」している‌‌ようにも見え、サイズは‌‌幅3~4フィート‌‌と推測されています。
  • ‌政府機関の対応‌‌:

    • 興味深いことに、‌‌米空軍は国境警備隊のトラックからこのファイルを「押収」しました‌‌。空軍はラップトップを持ち込み、トラックに接続してファイルを持ち去りましたが、それ以上の説明は一切ありませんでした。これは、空軍がこのような事象を認識し、証拠の管理に介入していたことを示唆しています。
    • トンプソンは、ペンタゴンのUAP調査室が「非人型生命体の訪問の証拠はない」と主張していることに対し、この動画が彼らの見解に反すると考えています。

3.「ラ・ブルハ(La Bruja)」動画

  • ‌概要‌‌:

    • スペイン語で「魔女」を意味するこの動画は、トナ・オーダム・インディアン居留地のトパワ村付近で撮影されました。
    • 国境警備隊のトラックが丘の上に停車し、密輸ルートとして知られる地域を監視している時に、監視カメラに物体が映り込みました。
  • ‌物体の特性‌‌:

    • フリアー画像では、‌‌人型(ヒューマノイド)‌‌のように見え、‌‌ジェットパックを装着した人物‌‌が砂漠を横切っているように見えるのが最初の印象でした。
    • しかし、ジェットパックであれば‌‌強力な熱源‌‌が見えるはずですが、この物体は「‌‌氷のように冷たい‌‌」ことを示していました。
    • ‌音もなく‌‌風景を横切っているように見え、牛が反応していません。
    • 物体はかなり大きく、サボテンの約半分くらいの大きさに見え、‌‌水平方向にも移動‌‌し、旋回しているように見える箇所もあります。
    • 風船であれば、サボテンを避けたりするような動きはできないため、これも異常な特徴とされています。
  • ‌結論‌‌:

    • トンプソンは、この物体が‌‌異常‌‌であると考えていますが、インテリジェントな制御下にあるかどうかは断言できないと述べています。
    • この動画も「ラバーダッキー」を撮影したのと同じ人物から提供されました。

4.「シガー(Cigar)」動画

  • ‌概要‌‌:

    • これも「ラバーダッキー」動画を撮影したのと同じ人物が、約数ヶ月後に撮影し、トンプソンに意見を求めました。
    • 品質があまり高くなかったため、アンディ・マーシャルは公開しませんでした。
  • ‌物体の特性‌‌:

    • カメラに映っている物体は、‌‌短くてずんぐりした葉巻のような形‌‌をしています。
    • 非常に‌‌ぼやけている‌‌ため、詳細なデータは得られませんでした。
    • かなり‌‌高速で移動している‌‌ように見えますが、視差効果の可能性も示唆されています。
    • 物体後方に「‌‌痕跡‌‌」があるように見えますが、ビデオの品質が低いため、カメラのアーティファクトである可能性も否定できません。
    • フリアー画像では、‌‌黒熱(black hot)‌‌で、周囲の木々が白熱(white hot)であることから、‌‌物体が熱い‌‌可能性も示唆されていますが、断定はできません。
    • ミサイルの可能性も考えられましたが、煙の痕跡がないため疑問が残ります。
    • 米国空軍のFOI報告書には、高高度で円筒形の物体に遭遇したというパイロットの報告があるため、これに該当する可能性も指摘されています。
  • ‌結論‌‌:

    • トンプソンは、この動画についても「説明できない」と考えており、データが不十分なため、具体的な結論には達していません。

これらの具体的なUAP動画は、アリゾナ州境の空域で、国境警備隊や米空軍が遭遇した異常な現象の証拠を補強するものです。これらの動画は、既知の航空機やドローン、風船では説明できない特性を示しており、国家安全保障と飛行安全上の懸念として認識されています。しかし、これらの報告にもかかわらず、政府機関間の情報共有や公式な調査が不十分であったことが懸念されています。

ポータル(Portal)の目撃報告

AI

他機関からの裏付け報告というより大きな文脈において、情報源は‌‌ポータル(Portal)の目撃報告‌‌について、以下の点を述べています。

  • ‌目撃報告の存在‌‌:

    • ボブ・トンプソンは、‌‌国境警備隊の隊員たちから、空にポータルが開くのを目撃したという話を聞いた‌‌と述べています。
    • これらの目撃は「ラス(Russ、おそらくインタビュアーのロス・クーラートを指す)が聞いた話」として、トンプソンが隊員たちから聞いた証言として語られています。
  • ‌記録と外観‌‌:

    • ポータルは‌‌フリアー(前方監視赤外線)カメラによって撮影され、写真として記録された‌‌ものの、動画ではありませんでした。
    • 隊員たちは「何かが具体的に開く」のを見たと言っています。
    • トンプソン自身がその写真を見たところ、‌‌「塊と、その塊の周りのもう一つの円」‌‌のように見え、彼はそれが何であるかを特定できませんでした。
    • これらの写真が今でも存在するかどうかは不明ですが、もし存在すれば、セノイダの携帯型サーマルカメラに保存されている可能性があるとされています。
  • ‌古代の伝承との関連‌‌:

    • トンプソンは、‌‌「ラバーダッキー」UAP動画が撮影された場所の近く‌‌にある「クインズ・ゲート(Quinn's Gate)」と呼ばれる場所について言及しています。
    • クインズ・ゲートは、‌‌古代の伝承において「何らかのポータル」‌‌であると長年噂されており、その近くでも異常な物体が目撃されているとされています。トンプソンはこれを「興味深い偶然」だと表現しています。
  • ‌より広範な文脈と示唆‌‌:

    • ポータルの目撃報告は、国境警備隊の隊員が遭遇した‌‌説明不可能な異常現象の多様性‌‌を示しています。これは、彼らが直面していたUAPが、既知の物体だけでなく、より抽象的で理解しがたい事象にまで及んでいたことを示唆しています。
    • これらの報告は、密輸との関連がないため、組織内で正式な報告義務がなく、‌‌「公然と議論されることのなかったタブーの主題」‌‌の一つでした。しかし、トンプソンがUAPに関する情報を収集し始めたことで、隊員たちが個人的な経験を共有しやすくなったと考えられます。
    • クインズ・ゲートの伝承との関連性は、この地域で起こる異常な現象が、現代の目撃に限定されず、‌‌古くからの歴史的・文化的な文脈を持つ可能性‌‌があることを示唆しています。
    • トンプソンは、ペンタゴンのUAP調査室が「非人型生命体の訪問の証拠はない」と主張していることに対し、この種の目撃情報が彼らの見解に反すると考えており、より‌‌適切な調査が必要‌‌であると考えています。

時系列

AI
  • 2008年1月: ボブ・トンプソンが米国国境警備隊(US Customs and Border Protection, CBP)に入隊。ツーソン地区の特殊作戦分遣隊(Special Operations Detachment)に配属され、後にアリゾナ航空調整センター(Arizona Air Coordination Center)に参加。

  • 2019年9月: ウォーゾーン誌が、アリゾナ州のパロベルデ原子力発電所や訓練区域上空で発生したドローンスワームに関する多数の報告を報じる。

  • 2020年: アリゾナ州南部、ニューメキシコ州境付近でアメリカン航空の乗員とフェニックス・エア・チャーターのビジネスジェットの乗員がUAPに遭遇したと報告。

  • 2021年3月: 米空軍が、アリゾナ州カーサグランデ付近を飛行中のF-35パイロット2名が高度24,000フィートで大型の白いUAS(無人航空機システム)が静止しているのを目撃したと報告。

  • 2021年: 国家情報長官室(Office of the Director of National Intelligence, ODNI)がUAPの存在を認める報告書を発表し、政府機関に対しUAPの報告要件を確立するよう勧告。ボブ・トンプソンはこの勧告を受け、ツーソン地区で報告書作成の作業を開始する。

  • 不明(2019年頃と推測): 監視航空機が「ラバーダック」と呼ばれるUAPを撮影。後にボブ・トンプソンがこの映像を入手し、アンディ・マーシャルを通じて公開される。また、同時期に同じエージェントが「シガービデオ」も撮影。

  • 不明: ボブ・トンプソンが同僚のアンディ・マーシャルに複数のUAP映像を提供。アンディはそれを一般に公開し、特に「ラバーダック」映像は世間の注目を集めるが、懐疑的な見方も多く批判される。

  • 不明: 「ラバーダック」映像が、アンディ・マーシャルによってUAP現象に関する科学連合(Scientific Coalition for UAP Phenomena, SCU)に送られ、専門家による分析が行われる。

  • 不明: SCUが「ラバーダック」映像に関する報告書を発表。映像中の物体が「異常な(anomalous)」ものであると結論付け、ドローンや気球である可能性を排除。物体が円を描いて飛行しており、知的に制御されている可能性を示唆する。

  • 不明: 米国国境警備隊(CBP)が「ラバーダック」映像を含むいくつかの文書と映像を公開(「ドキュメントダンプ」)。これにより、映像の真偽が政府機関によって確認されたが、物体に関する公式な説明は提供されなかった。

  • 2022年1月: ボブ・トンプソンが健康上の理由により国境警備隊を退職。UAPに関する報告書を完成させることはできなかった。

  • 2023年6月: デビッド・グラッシュが、米国政府が非人間的な技術を秘密裏に回収し、リバースエンジニアリングを行っているという驚くべき主張を公にする。ボブ・トンプソンはこの主張に驚き、自身の経験と結びつける。

  • 2024年: 国防総省のUAP調査機関である全領域異常解決室(All-domain Anomaly Resolution Office, AARO)が、地球外からの訪問や米国の秘密プログラムの証拠はないと結論付ける報告を発表。ボブ・トンプソンはこの報告をSCUの科学者の努力を軽視するものとして批判。

主要関係者

AI

ボブ・トンプソン (Bob Thompson):

  • 元米国国境警備隊(CBP)のエージェントで、14年間勤務。
  • ツーソン地区特殊作戦分遣隊(Special Operations Detachment)の機動対応チーム(Mobile Response Team)で対テロリズムと麻薬阻止を担当し、後にアリゾナ航空調整センター(Arizona Air Coordination Center)に参加。
  • UAP(未確認異常現象)に個人的な関心があり、自身の職務中に数多くの異常な物体を目撃。
  • 上官の許可を得て、UAPに関する報告書(issue paper)の作成を試み、多くのUAP映像を収集。
  • 健康上の理由で退職する前に、UAP映像をアンディ・マーシャルに提供し、一般公開されることに貢献。
  • 安全性への懸念からUAPに関する情報を共有する責任を感じており、メディアへの登場も今回が初めて。

アンディ・マーシャル (Andy Marshall):

  • ボブ・トンプソンからUAP映像を受け取り、自身のソーシャルメディアアカウントを通じて公開した人物。
  • 「ラバーダック」映像をUAP現象に関する科学連合(SCU)に送り、その分析と報告を促した。
  • 映像を公開したことで世間から多くの批判と攻撃を受けたが、SCUの報告によって「ラバーダック」映像が異常なものであると認められ、彼の行動に正当性が与えられた。

ピーター・ライリー (Peter Reali):

  • UAP現象に関する科学連合(SCU)のメンバーで、「ラバーダック」映像の分析報告書を作成。
  • 映像中の物体が円を描いて飛行し、知的に制御されている可能性が高いと結論付けた。

ロス・クーラート (Ross Kulart):

  • 「Reality Check」のホストであり、ボブ・トンプソンへのインタビューを行ったジャーナリスト。
  • UAP現象と政府機関の対応における情報共有の欠如について、9/11テロとの類似性を指摘し、国家安全保障上の懸念を強調している。

デビッド・グラッシュ (David Grush):

  • 2023年6月に、米国政府が非人間的な技術を秘密裏に回収し、リバースエンジニアリングを行っているという驚くべき主張を公にした人物。
  • 彼の証言は、ボブ・トンプソンが目撃した現象と、秘密裏に進行している可能性のある高度なプログラムとの関連性を推測させるきっかけとなった。

監視航空機のセンサーオペレーター:

  • 「ラバーダック」映像と「ラブ・ブルハ」映像を撮影した人物。
  • 「ラバーダック」映像の物体が何かを「探している」ような動きをしていると説明。
  • ドローンや気球である可能性を当初は示唆したが、SCUの分析によってその可能性は排除された。

情報源

動画(1:37:09)

UFOs at the border: Whistleblower's new video | Reality Check

https://www.youtube.com/watch?v=TWEYxDZlwcw

動画概要欄

1,684,500 views May 11, 2025 Reality Check with Ross Coulthart

Border Patrol and Air Force pilots are reporting strange sightings in the American Southwest. Bob Thompson has never spoken publicly before on camera. He spent 14 years with U.S. Customs and Border Protection. He leaked several high-profile videos that were later released by the government itself, including the famous rubber duck UFO video. In a NewsNation exclusive, Thompson reveals a never-before-seen military-grade UFO video called "The Cigar" to Ross Coulthart.