Richard Doty が語る "Project Serpo"
前置き
"Project Serpo" という「ET の母星に人類代表が長期滞在した」という壮大な物語は Richard Doty が中心となって捏造したヨタ話だが、これを Richard Doty 本人が他人事のようにシレッと解説している。
C2C での発言も含まれており、それには Serpo の捏造話に加担した Bill Ryan も参加している。
Richard Doty は捏造情報で UFO 業界を引っ掻き回すことに情熱を注いでいる偏執狂なので、毎回、状況に応じて証言内容がコロコロと変化している。
彼の最高傑作がこの "Project Serpo" であり、MJ-12 資料の成功に味をしめてより大胆なヨタ話となっている。映画の『第三種接近遭遇』の最後のシーンもこのネタをベースにしているとされる。
Linda Moulton Howe は現在も "Eben" という用語を講演などで盛んに使っているが、その用語もほぼ確実に Richard Doty の創作。つまり、Linda は Doty の創り上げた砂場(=架空の UFO/ET の物語世界)から一歩も外に出たことがない。そしてそのまま現実を知ることなく彼女は死ぬことになる。人生を UFO に費やした彼女にとって、これは最悪に見えるが、今の最晩年の彼女にとっては、もうその道しか残されていない。
目次
- 前置き
- 概要
- 詳細
- Project Serpo の情報源
- Whitley Strieber の経験: ET によるアレルギー反応
- Frank Serpico: 警察官の内部告発者(プロジェクト名の類似性
- Serpo の名前の由来
- ET との通信
- 時系列
- 主要関係者
- 情報源
(*1)
【編】John Greenewald : "Project SERPO" の捏造に Richard Doty とともに Hal Puthoff と Kit Green が関与した形跡がコレだ。 (+追加) (2021-09-09)
Richard Doty : Project Serpo は捏造で、ソ連に対するブラフだった (+追加) (2024-10-17)
概 要
セルポ計画:異星人との交流プログラム
この動画の文字起こしは、元空軍特別捜査局の諜報員であるリチャード・ドティー氏が「プロジェクト・セルポ(Project Serpo)」または「プロジェクト・クリスタルナイト(Project Crystal Night)」として知られる地球外生命体との交換プログラムについて語るものです。
このプログラムは、1947年のロズウェル事件で回収された地球外生命体「イーバ(Iba)」との接触から始まったとされています。イーバは地球と自身の故郷である惑星セルポ(Serpo)との通信を確立し、やがて12人のアメリカ軍人がセルポを訪問しました。彼らは13年間滞在し、8人が帰還したと伝えられています。
しかし、ドティー氏は、科学的な矛盾や、これがソビエト連邦を欺くための偽情報キャンペーンであった可能性についても言及しています。
詳細
詳細ブリーフィング資料:セルポ計画(プロジェクト・クリスタル・ナイト)
このブリーフィング資料は、リチャード・ドティー氏の解説を中心とする「セルポ計画の真相 - 軍の異星惑星ゼータ・レティキュリへのミッション」と題された動画の文字起こしに基づき、セルポ計画に関する主要なテーマ、アイデア、事実をレビューする。
1. セルポ計画の起源と背景
セルポ計画、またはプロジェクト・クリスタル・ナイトは、UFOコミュニティで長年議論されてきた「地球外生命体と米国政府の間の交換プログラム」に関する ものである。
- 最初の情報開示: 2005年5月、退役した国防情報局(DIA)の職員がインターネット上で「プロジェクト・クリスタル・ナイト」に初めて言及し、電子メールで広まった。
- 情報源の確認: 2005年5月から秋にかけて、23人もの元米国情報機関の職員が「プロジェクト・クリスタル・ナイト」が米政府のUFOプログラムであったことを確認したとされている。特に、ビクター・マルティネスが運営するメール配信リストがこの情報の流通に寄与した。
- ゼータ・レティキュリ星系との関連: 1960年代初頭のバーニーとベティ・ヒル夫妻の誘拐事件が言及される。ベティ・ヒルが描いた星図が後にゼータ・レティキュリ星系であることが判明し、この星系が地球外生命体の出身地として認識されるようになった。セルポ計画もこの星系の惑星を対象としている。
2. ロズウェル事件と地球外生命体「イーベン(EBE)」
セルポ計画のきっかけは、1947年のロズウェル事件に端を発するとされる。
- UFO墜落: 1947年、ニューメキシコ州ロズウェルで2機の地球外生命体の乗り物が墜落したとされる。1機はコロナ近くに、もう1機はピロナピーク近くに墜落し、後者は1949年まで発見されなかった。
- 地球外生命体の発見と回収: コロナでの墜落現場からは、生存している地球外生命体(ET) が発見され、「イーバ(Iba)」と名付けられた。これは「Extraterrestrial Biological Entity(地球外生物体)」の略語である。
- コミュニケーションの確立: イーバはロスアラモス研究所に移送され、通信が確立された。イーバは地球と母星との間の高度な通信技術を提供した。
- 惑星セルポ: 米国情報機関はイーバの母星を「セルポ(Serpo)」と呼んだ。ドティー氏によれば、これは「Secret Extraterrestrial Remote Planet Operations(秘密の地球外遠隔惑星作戦)」の略であるという。
- イーバの死と通信継続: イーバは1952年に死亡したが、地球とセルポ間の通信を可能にする十分な情報と言語を残した。これにより、地球からセルポへの信号送信と返信が約9ヶ月という短期間で行えるようになった。セルポはゼータ・レティキュリ星系に属し、地球から37.9光年離れているため、光速での移動では往復に約76年かかる計算になる。
3. セルポ計画の実行
イーバが提供した技術と情報に基づいて、セルポへのミッションが計画された。
- 大統領への報告: トルーマン大統領はイーバの発見について報告を受け、後にアイゼンハワー大統領が宇宙科学者による特別委員会(後に「マジェスティック12(MJ-12)」と呼ばれる)を組織し、情報の収集と管理を行った。
- チームの選抜と訓練: MJグループによって、結婚や家族関係といった過去の義務から完全に解放された米軍人チームが選抜された。彼らは「シープディッ ピング」と呼ばれる、軍籍を抹消される特殊な訓練を受け、総計42ヶ月間、世界中の秘密施設で宇宙旅行の特別訓練を行った。
- ミッション内容: チームは武器や数年分の物資を含む約90,000ポンド(約40,800kg)の装備を持参する予定だった。ミッション期間は地球時間で10年間と見積もられたが、セルポの自転周期が地球と異なるため、最長で20年になる可能性も示唆された。
- 参加者の構成: 当初、12人の米軍人(すべて男性)が参加するとされていたが、「匿名の情報源」によると、男性10人、女性2人であったとされている。これに対し、一部の論者は1960年代当時の軍における女性の役割を考慮すると疑問を呈している。しかし、異星人に女性の存在を示すための「アダムとイブ」のような目的があった可能性も議論されている。
- ミッションの期間と帰還者: 1965年から1978年までの13年間、チームはセルポで過ごしたとされる。12人のうち、8人が1978年に帰還し、2人が死亡、2人がセルポに残ることを選択したとされている。
4. セルポ計画の証拠と矛盾点
計画に関する証拠と、その信憑性に関する議論が存在する。
- 帰還者の存在: 2005年、ラフリンで開催されたUFO大会で、匿名氏がセルポミッションから帰還した3人の生存者の名前と詳細を個人的に提供した。この匿名の情報源は、30年以上DIAに勤務した人物であると検証されている。
- 記録資料: プロジェクト・クリスタル・ナイトの主要なディレクターの一人であるジョセフ・イェーガーは、チーム司令官がセルポへの旅と滞在中に作成したとされる600本のカセットテープと1800ページに及ぶミッションログを提供した。これらの記録には、宇宙旅行の異常、罹患した病気、宇宙飛行士の死などが詳細に記されているという。
- 情報源の多様性: ビル・ライアンは、当初1つの情報源と思われていたものが、実際には3つの情報源から来ており、それぞれ85%、13%、2%の情報を占めていると述べている。これらは全てDIAの退役職員であるとされている。
- 懐疑的な意見:
- 科学的矛盾: ドティー氏自身も、セルポが我々の銀河系内にあるにもかかわらず、そこで報告された物理現象が地球の物理学に反するという点に疑問を呈している。
- 情報操作説: この計画全体が、米国政府がソ連を欺くための高度な軍事欺瞞作戦(情報操作)であった可能性も指摘されている。つまり、米国が地球外生命体との接触や高度な技術を有しているとソ連に思わせることで、軍事的な優位性を示す狙いがあったという。しかし、600本のテープや1800ページもの記録、そして生存者へのインタビューといった大規模な欺瞞工作に政府が多大な労力を費やすのかという反論もある。
- 情報の検証の必要性: ホイットリー・ストリーバーは、カール・セーガン博士の計算が記載されたとされる60ページもの資料や、その他の大量の文書が存在するのであれば、それらが公開され、分析されるべきだと主張している。
- 惑星セルポの存在: 天文学者によって発見された数百もの系外惑星の中に「セルポ」という名前の惑星は 見当たらないと指摘されている。
- 物理的な適応: ホイットリー・ストリーバーは、自身のUFO遭遇体験から、地球外生命体との接触でアレルギー反応を起こした経験を語り、異星の環境で人間が生存できるのかという疑問を投げかけている。
5. 地球外生命体「イーベン(Eben)」の描写
動画の複数のスピーカーが、地球外生命体の身体的特徴について言及している。
- 外見: イーベンは、ドティー氏が目撃したフィルムに登場するEBIT2の描写と同様に、「古典的なグレイ型」であり、大きな目、口の小さな切れ目、鼻の2つの開口部を持つとされている。体は非常に細い。
- 言語: EBIT2は英語を話していたが、非常に荒い声で理解しにくい部分があったと報告されている。
6. 結論と残された疑問
セルポ計画は、その詳細な語り口と、情報源とされる元情報機関員の証言によって、UFO研究コミュニティ内で大きな関心を集めてきた。しかし、科学的な矛盾、情報の信憑性、そして情報操作の可能性といった多くの疑問も残されている。
ドティー氏は、この物語が「信じがたい部分」と「信じられる部分」が混在して いるとし、視聴者自身が事実か、あるいは米国軍による欺瞞作戦であったかを判断するよう促している。ホイットリー・ストリーバーは、この種の物語を長年聞いてきたが、確固たる文書による裏付けがなければ最終的な評価はできないと述べている。
Project Serpo の情報源
プロジェクト・セルポ(Project Serpo)のより大きな文脈において、これらのソースが情報源について語っていることは多岐にわたります。この物語は、米軍と地球外生命体との間で行われたとされる極秘の交換プログラムに関するもので、様々な情報源から断片的に、あるいはまとめて提示されています。
主な情報源とそれに関連する説明は以下の通りです。
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最初の情報公開者とメールリスト
- 2005年5月、退役した国防情報局(DIA)職員がインターネット上で初めてプロジェクト・クリスタル・ナイト(Project Crystal Night、セルポ物語の別名)について言及し、複数の人々の間でメールで回覧されました。
- ヴィクター・マルティネス(Victor Martinez)は、この退役DIA職員を含むメール配信リストを所有していました。マルティネスは、この情報を受け取って広める「メッセンジャー」であると自ら述べています。
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主要な匿名情報源
- 2005年5月から秋にかけて、23人の元米国情報機関職員がプロジェクト・クリスタル・ナイトが実際の米国政府のUFOプログラムであることを検証するために名乗り出ました。
- 「ミスター・アノニマス(Mr. Anonymous)」と呼ばれる人物が、ロズウェル事件の「真実の物語」を伝え、2005年にラフリンで開催されたUFO大会で、セルポミッションから帰還した3人の生存者に関する名前と詳細を個人的に提供しました。彼は30年以上DIAに勤務した退役職員であることが確認されています。
- 後に、この情報が実際には3つの匿名情報源から来ていることが明らかになりました。85%が1つ、13%が別の1つ、そして残りの2%が一時的に現れる別の情報源(メールアドレスはスニペットが送られるたびにキャンセルされる「軍事的な手口」)から提供されたものです。これらの情報源は、いずれもDIAの退役職員であり、60年代にこのプログラムに関与していたとすれば、現在70代半ばから後半である可能性が高いと推測されています。
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関連する文書と証言
- リチャード・ドティ(Richard Doty)は、1980年代初頭に、米国がUFOと地球外生命体の調査に関与していることを示すブリーフィング文書を読みました。この文書には、1965年から1978年にかけて12人の米軍人と地球外生命体との間で実施された交換プログラムの概要が記されていました。ドティ自身も1983年に、コードネーム「EBIT2」(地球外生命体)と2人のインタビュアーの映像を目撃したと証言しています。
- ジョセフ・イェーガー(Joseph Yeager)は、プロジェクト・クリスタル・ナイトの主要なミッションディレクターの一人であると主張しています。彼は、セルポへの旅の間と惑星滞在中にチーム司令官が作成したとされる600本のカセットテープと、ミッションに関する1800ページに及ぶミッションログを提供しました。これらのテープとログは、2020年までヴィクター・マルティネスのウェブサイトで公開されていました。
- 「ミスター・アノニマス」によって名前が明かされた3人の生存者のうち、ドティは司令官の一人と直接面会し、彼がミッションの発生を「私たちには」検証したと述べています。
- ポール・マクガヴァーン(Paul McGovern)とジーン・ラスコウスキー(Gene Laskowski)の2人は、セルポウェブサイトに実名を公開し、「ミスター・アノニマス」がヴィクターに伝えている内容を基本的に確認していますが、いくつかの矛盾点も指摘しています。
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情報の信憑性に関する疑問と議論
- この物語は、ソ連を欺くための米国政府による偽情報キャンペーンである可能性も指摘されています。ドティ自身も、物語の真偽を「50-50」と評価しています。
- 生存者とされる人物が報告した「物理学の違い」など、科学的に説明できない点があることが、この物語の信憑性に疑問を投げかけています。
- ホイットリー・ストリーバー(Whitley Strieber)は、初期のUFO大会で「セルピコ」という言葉を言った「別の惑星に行った」と主張する老人に出会った経験を語り、プロジェクト・セルポの話に驚いたと述べています。しかし彼は、カール・セーガン博士による60ページの計算書やその他の文書が公開され、検証される必要があると強調しています。彼はまた、惑星セルポの軌道がケプラーの法則に適合しないという記述や、その惑星が実際に存在しないことなど、いくつかの「非常に奇妙な点」を指摘しています。
- ドティは、交換プログラムに参加した女性の人数(ミスター・アノニマスは10人の男性と2人の女性と主張)に関して、1960年代の軍隊における女性の役割を考慮すると信じがたいと疑問を呈しています。
総じて、これらのソースは、プロジェクト・セルポに関する情報が、匿名または身元を明かした元政府関係者、生存者、そして関連文書(テープやログ)といった多様な情報源から段階的に、かつ継続的に提供されてきたことを示しています。しかし同時に、その情報の信憑性や意図(偽情報キャンペーンの可能性など)についても、懐疑的な視点や科学的な矛盾が指摘されており、確固たる証拠の提示が求められている状況であることがわかります。
Whitley Strieber の経験: ET によるアレルギー反応
論争と疑問点というより大きな文脈において、これらのソースは、異星人との接触によるアレルギー反応(ホイットリー・ストリーバーの経験)について、以下のように説明しています。
ホイットリー・ストリーバーは、プロジェクト・セルポの物語の信憑性について議論する中で、地球外生命体(ET)との直接的な接触が引き起こす可能性のある物理的な反応について自身の経験を共有しています。
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