John Ventre : UFO 事例を語る
前置き
元、MUFON ペンシルベニア州支局長だった John Venter がゲストに登場して、証言している。
18:45 ごろに Chicago O'hare 空港で撮影されたと思しき写真が登場している。この写真についての説明がないので真偽を含め詳細は不明だが、記録しておく。

概要
ジョン・ヴェントリ氏との対談:未解明現象の研究
このソースは、超常現象研究者ジョン・ヴェントリとホストのエリック・ミンテル、ビル・バーンズとのインタビューを記録しています。
インタビューでは、ヴェントリがUPSでの職務経験から得た徹底した調査方法について言及し、彼の超常現象への関心が当初は薄かったこと、そして特にバックス郡での大規模なUFO目撃事件が彼をUFO研究に引き込んだ経緯を語ります。また、物理的証拠の重要性が強調され、あるUFO事件で樹木に残された特異な証拠や、関与した研究者たちの健康問題について議論されます。
さらに、ビッグフットやドッグマンといった未確認生物に関する報告、ヴェントリ自身の家での憑依体験、そしてUFO目撃事件における政府による情報隠蔽の事例についても触れられています。最後に、MUFON(相互UFOネットワーク)PA支部が主催する年次会議が紹介され、その目的と内容が説明されています。
目次
詳細
詳細ブリーフィングドキュメント:未解明現象研究者のジョン・ヴェントリとの対談
1. 概要
本ブリーフィングドキュメントは、ジョン・ヴェントリ氏へのインタビュー「未解明現象研究者のジョン・ヴェントリとの対談」の内容をまとめたものである。
ヴェントリ氏は、元MUFONペンシルベニア州ディレクターであり、現在は独立した研究者、会議コーディネーターとしてUFO、ビッグフット、悪魔的現象などの超常現象を幅広く調査している。
彼のキャリアはUPSでのセキュリティ責任者の経験に裏打ちされた、証拠に基づいた厳格な調査アプローチが特徴である。
2. 主要テーマと重要な事実
2.1. ジョン・ヴェントリ氏の経歴と動機
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現在の肩書きと活動: ヴェントリ氏は現在、「研究者兼会議コーディネーター」であり、以前は「PA MUFON組織のディレクター」を務めていたが、現在は引退している。引退の理由の一つは、「UFOやMUFONとはあまり関係のない悪魔的なものなど、より多くの超常現象を調査したかった」ためであり、組織の階層に縛られずに自由に研究を行えるようになったことを利点としている。(0:01:08)
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超常現象への関心: 彼は他の研究者とは異なり、幼少期にUFOを目撃したり、当初から超常現象に興味があったわけではない。「UFOに全く興味がなかった」のは40歳頃までで、むしろ「コミコン」や「フィルムランドの有名なモンスター」といったSFやホラーの分野に惹かれていた。(0:02:20)
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研究のきっかけ: UPSでの単身赴任中、退屈しのぎに2012年のマヤ暦をテーマにしたSF小説を書き始めたことがきっかけ。「多くの文化が星からの人々、空飛ぶ盾に乗った空の人々について話している」ことに気づき、UFOについて 調べ始めた。(0:03:03)
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MUFONへの参加とキャリアの発展: 1998年にMUFONに入会したが、本格的に活動を始めたのは2005年か2006年頃。2008年の「大規模なバックス郡の事件」をきっかけにテレビに出演するようになり、その後州ディレクターに就任。アンダーソン・クーパー・ショー、ディスカバリー・サイエンスのUFOハンター、ヒストリー・チャンネルなどに出演し、自らを「この世界に巻き込まれた」と感じている。(0:04:00)
2.2. 主要なUFO調査事例
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バックス郡のUFO事案(Bucks County Flap):この地域で約5ヶ月間にわたり発生したUFO目撃の「短い出来事」であり、ハドソンバレーの事件に匹敵する「何千人もの目撃者」がいたと推測されている。(0:05:12)
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この期間中、ペンシルベニア州全体で年間92件だったケース報告が335件に急増した。(0:05:40)
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デニス・マーダーの樹木事案(Denise Murderer's Tree Case):デニス氏の家の上のUFOから、「金属のきらめき」(metallic sprinkles)が「雪の結晶のように」木に降り注ぎ、その後「磁石のように」吸い上げられていった。(0:06:13)
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同様の事案はメキシコやテキサスでも報告されており、テキサス州のガルベス氏のケースでは赤外線カメラが同じ現象を捉えていた。(0:06:40)
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この「金属のきらめき」は非常に稀な現象で、「UFOの歴史全体で10件も見つけることはできないだろう」とヴェントリ氏は述べている。(0:07:06)
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科学的証拠: 樹木の葉を採取し、2つの異なる研究室に送付した。
- あるテストでは、「高い熱と放射線」の証拠が見つかり、葉にレーザーで焼かれたような「穴」があり、形も「ハート型」に変化していた。(0:08:06)
- 別のテストでは、「通常よりも約4倍高い」高濃度のホウ素が検出された。わずかなマグネシウムの上昇も確認され、これはフォース・レペティションズに記載されている「高ホウ素とマグネシウム」の痕跡に合致するとされている。(0:08:55)
- 付随現象: 樹木の巣にいたヒバリの雛が死んでいた。(0:09:31)
- この事件はヴェントリ氏の「UFO分野での名声」となり、5つのテレビ番組で取り上げられた。(0:09:59)
- 事件後、デニス氏が借りていた物件の大家が、人々の訪問を避けるためにUFOが関わった木を切り倒した。(0:10:35)
- 健康被害: この事件に関わった研究者4人のうち3人が癌を発症し、2人は死亡した。「ニック・ライダー」と「レベングッド」は癌で死亡し、「ナンシー・タルバート」も癌になったが、「フィリス・バディンガー」のみ癌にならなかった可能性がある。(0:11:09)これはナチ・ベルの実験で科学者が死亡した事例との類似性が示唆されている。(0:12:47)
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ドイルズタウンのレーダー事案(Doylestown Radar Case):退役請負業者のクリフ氏が、「20マイル/時で移動する巨大な六角形の母船」を目撃した。(0:16:44)
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ボブ・ガードナー氏がフィラデルフィア空港の管制塔に報告し、空港のレーダー記録から「トランスポンダーのない大きな物体」がクリフ氏の報告と「100パーセント一致」したことが確認された。(0:17:15)
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し かし、その後、このレーダー記録は当局によって「記録はない」と否定され、FOIA請求に対しても「記録はもうない」と回答された。(0:17:50)ヴェントリ氏は、MUFONのシュルツ氏から手続きを教わり、ディスクとメモを受け取ったものの、当局は認めようとしなかった。(0:17:50)
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これはO'Hare空港での目撃事例におけるFAAの対応(当初否定したが、FOIA請求で無線通信記録が公開された)と類似していると指摘されている。(0:18:17)
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O'Hare空港での目撃事例:管制塔の職員やパイロット、地上職員など多数が目撃したにもかかわらず、FAAは「何もなかった」「雲だった」と否定した。(0:18:17)
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しかし、シカゴ・トリビューンの交通担当記者がFOIA請求を行った結果、管制塔と職員間の無線通信記録が公開され、目撃が事実であることが判明した。(0:19:08)
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アンダーソン・クーパー・ショーで懐疑論者のジョー・ニッケル氏が「氷が落ちて穴を開けた」と主張したが、当時の気温が54度(約12℃)だったため、これは否定された。この事実は番組でカットされた。(0:19:32)
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政府の機密保持: ヴェントリ氏は、アンダーソン・クーパー・ショーで「政府は秘密を保てるのか」という質問に対し、マンハッタン計画や1976年技術のステルス戦闘機が1988年に公開された例を挙げて肯定した。この部分も番組でカットされた。(0:20:39)
2.3. その他の超常現象の関心分野
- ビッグフットとドッグマン: ヴェントリ氏はビッグフットの調査はフランク・サルガ氏が専門であり、自身はあまり関わっていないと述べている。(0:01:32)しかし、最近バックス郡でもビッグフットの目撃情報があったことに言及している。(0:01:56)また、「ドッグマン」という「直立した大型のイヌ科の生物」の報告についても触れており、これは「狼男」のことであると説明している。(0:14:04)
- 悪魔的現象/憑依: MUFONを引退した理由の一つとして、「悪魔的」な側面への関心を挙げている。(0:01:08)
- 自身の家庭で、3つの異なる家で「憑依」のような現象を経験しており、「何者かが私たちについてきた」と述べている。(0:15:21)
- 2014年6月に始まり、2015年11月に再発した現象では、「毎晩、エクソシストの映画のように、物音、動き、影の人々」があったという。(0:15:50)
- 最近では、低予算映画『The Exorcism Prayer』のために訪れた司祭が家を清めたところ、「重苦しさ」がなくなり、現象が止まった。(0:16:17)
- 個人的なUFO目撃体験の有無: ヴェントリ氏自身は22年間の調査活動やスカイウォッチを通して、「何も見たことがない」と述べている。(0:15:17)
2.4. ジョン・ヴェントリ氏の調査アプローチと信頼性
- 証拠重視: ヴェントリ氏は元UPSのセキュリティ責任者であり、その経験から「証拠」を重視するアプローチをとっている。「もし証拠がなければ、解雇も逮捕もしなかった」と述べ、自身の調査においても物理的な証拠に基づいていることを強調している。(0:22:01)
- 専門家との協力: リーブンウッド博士、ナンシー・タルバート、フィリス・バディンガーなど、複数の科学者や研究機関と協力して証拠分析を行っている。(0:08:55)
- メディアとの関係: アンダーソン・クーパー・ショーなどの主要メディアに出演したが、自身の発言が「カット」されたり、「笑われた」りした経験があり、メディアによる情報操作の可能性を示唆している。(0:19:32)
2.5. 今後の活動と会議情報
- MUFONペンシルベニア会議: ヴェントリ氏は、4月24日、25日にバックス郡のシェラトンで第13回年次会議を主催する。彼はこの会議を「シンポジウムよりも良い」と自負しており、料金も手頃で「3〜4ドル」しか利益を出していないと述べている。(0:23:18)
- 会議の参加者: ジェームズ・クルーグ(Planet X)、ジョー・フランマー(UFOs of America)、クリストファー・オブライエン(UFOデータ取得)、デイビッド・マーラー(Battle of LA)、デイビッド・パラデス(ビッグフット)、ランドール・ニコルソン(ジョン・マック事件)、ジェラルド・アーツォン(UFOと世界の変革)、ビル・バーンズ(UFO、メリーランド、JFK、エリア51)など、多様な講演者が参加する。(0:23:52)
- 無料のフィールドインベスティゲーター向けトレーニング: 13時から4時まで、4人の講演者による無料トレーニングが提供される。(0:23:47)
- 過去の成功: 初めての会議はコミュニティカレッジで開催され、250人収容の部屋に600人が集まった。その際の入場料(10ドル)が、その後の13回の会議の資金源となった。(0:25:40)
- 北東部での活動の重要性: ヴェントリ氏は、UFO分野のイベントが西海岸に集中している(MUFONの会議もカリフォルニアやラスベガスが中心)現状に対し、北東部でこれらのイベントを継続することの重要性を強調している。(0:27:55)
3. 最も重要なアイデアまたは事実
- 証拠に基づく調査の重要性: ジョン・ヴェントリ氏は、元UPSのセキュリティ責任者としての経験から、徹底した証拠収集と分析に重点を置く姿勢を貫いている。デニス・マーダーの樹木事案での詳細な科学的分析(高熱、放射線、高ホウ素の検出)はその最たる例であり、彼の信頼性の基礎となっている。「もし証拠がなければ、解雇も逮捕もしなかった」という彼の言葉は、超常現象の分野においても科学的厳密性を追求する姿勢を示している。(0:22:01)
- UFO現象における物理的痕跡と健康への影響: デニス・マーダーの樹木事案における、金属のきらめき、葉の物理的変化(レーザーのような焦げ跡、変形)、異常なホウ 素濃度、そして関連する研究者の癌発症は、UFOとの遭遇が環境や人間に実際に物理的、生理学的な影響を与える可能性を示唆する重要な事実である。特に、関連する研究者の健康被害は、この分野の調査が伴う潜在的なリスクを浮き彫りにしている。(0:11:09)
- 当局によるUFO情報の隠蔽: ドイルズタウンのレーダー事案やO'Hare空港の目撃事案において、政府機関(FAAなど)が当初UFOの存在を否定し、情報公開請求に対し「記録がない」と回答しながらも、後に情報(レーダーデータや無線通信記録)が存在したことが明らかになった事例は、UFO情報が意図的に隠蔽されているというヴェントリ氏の主張を裏付ける重要な事実である。これは、「政府は秘密を保てるのか」という問いに対する彼の回答「マンハッタン計画もステルス戦闘機も秘密にされていた」という考えと一貫している。(0:17:50, 0:18:17, 0:20:39)
- 超常現象の多様性と重なり: ヴェントリ氏がUFOだけでなく、悪魔的現象(自身の家庭での経験)やビッグフット、ドッグマンといったUMAにも関心を持ち、これらを一つの会議で扱う姿勢は、超常現象が単一のカテゴリーに収まらない、相互に関連し合う多面的な現象である可能性を示唆している。彼の個人的な憑依体験は、UFO研究者が必ずしもUFO体験者であるとは限らないという事実と、個人の超常体験が研究への動機となる可能性を示している。(0:15:21)
4. まとめ
ジョン・ヴェントリ氏のインタビューは、UFOや超常現象の研究に対する彼のユニ ークなアプローチと、この分野における重要な進展や課題を浮き彫りにしている。特に、物理的証拠の重視、政府による情報隠蔽の指摘、そして超常現象が人間に及ぼす潜在的な影響に関する彼の見解は、この分野の議論において重要な視点を提供する。彼が主催する会議は、証拠に基づいたオープンな議論の場として、北東部の超常現象コミュニティにとって貴重な資源となっている。
バックス群の UFO 多発(2008年)
バックス郡UFOフラップ(2008年)は、その規模、期間、および収集された証拠の性質において、UFO調査の分野における特筆すべき事例として位置づけられています。この事例は、ジョン・ヴェントリのUFO調査への関与を深めるきっかけとなり、その後の 彼のキャリア形成にも大きな影響を与えました。
バックス郡UFOフラップの具体的な特徴と、それがより大きな文脈でどのように理解されるかについては、以下の点が挙げられます。
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規模と期間:
- この現象は、2008年にバックス郡で発生した「大規模なケース」として記述されており、約5ヶ月間にわたって続きました。
- 特に興味深いのは、その目撃者の多さです。UFOがフィラデルフィア空港上空からバックス郡を横断し、ニュージャージー州ハンティントン郡へと移動する経路を、「何千人もの」人々が目撃したとされています。
- この目撃者の数は、ヴェントリが「ハドソンバレー」の事例(12〜13年間で7,000人以上の目撃者がいたとされる)と比較するほどで、短期間にこれほど多くの目撃があったことは驚異的でした。通常年間90件ほどのケースしか報告されなかった州で、この期間に335件ものケースが報告され、3〜4ヶ月間で3年分の報告数を超えたと記録されています。
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デニース・マーダラーのケースと物理的証拠:
- バックス郡フラップの中で特に注目されたのが、デニース・マーダラーの敷地で起きた事例です。彼女の家の上空にUFOが出現し、木に「金属の破片」(metallic sprinkles)が降り注いだと報告されています。
- これらの破片は雪のように降りてきて木に着地した後、まるで磁石に吸い寄せられるかのように再び上空に引き上げられたとされています。このような「金属のプローブや破片」が落下する現象は非常に稀で、UFOの歴史全体でも10件も例 がないとヴェントリは述べています。
- この現象は、メキシコやテキサス州のガルベスという女性の飼っていたニワトリが消えたケース(赤外線カメラで同様の現象が記録された)といった他の事例とも共通点があると指摘されています。
- ボブ・ガードナーとリサ・サイモンがこのケースを調査し、ヴェントリも支援しました。彼らは、破片が付着した木の葉を採取し、他の木の葉を対照サンプルとして、2つの異なる研究室に送って分析を行いました。
- 分析の結果、高熱と放射線の証拠が発見されました。葉にはまるでレーザーで焼かれたような穴が開いており、通常の丸い形ではなくハート型に変形していました。
- また、ナンシー・タルバートとフィリス・バディンガーが関与した別のテストでは、葉から通常より約4倍も高いホウ素のレベルが検出されました。これは、フォセットの調査報告書に記載されている「高ホウ素とマグネシウム」という痕跡証拠に合致するものでした。
- さらに、この木の巣にいた子どものコマドリが、この現象の後、しぼんで死んでいたという報告もあり、奇妙な関連性が示唆されました。
- この事例は、ヴェントリにとって「UFO分野での自分の名声」となるほど重要であり、5つの異なるテレビ番組で取り上げられました。
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証拠の隠蔽と研究者の健康への影響:
- デニースのケースがテレビで取り上げられ、より広く知られるようになると、敷地の所有者が人が集まるのを避けるために問題の木を切り倒しました