Gary Lachman : Blavatsky を語る:文字起こし+和訳
前置き
Gary Lachman が Blavatsky を概説している。彼は、大英博物館に行って、実際に Blavatsky が「マスター」から受け取った手紙(コピー)の筆跡や文体を調べてきたという人物。研究者でもここまで詳しく調べるのは稀な筈。
世間に流布している Blavatsky に関する暴露情報や、それを鵜呑みにした批判を Gary Lachman は丹念に覆しているが、Blavatsky の盲目的信者ではなく、かなり公平かつ冷静に扱っている。
コメント1
「マスター」の正体は Blavatsky の潜在意識でほぼ間違いない筈。同様のことは、格がかなり落ちるが Darryl Anka と Bashar の関係でも言える。
この Gary Lachman もそうだが、誰もが人間の潜在意識(= 意識されず表層意識からは見えない別人格的な意識)を 無視/軽視 している。つまり、誰もが表層意識しか考慮していない。それゆえ、マスターだの、神霊だの、守護霊の類を想定してしま う。
別人格の知性が日常の人格より格段に高い事例は幾つも報告されている。筆跡や文体が変化する位は十分に想定範囲。
コメント2
茶器の地中へのテレポートの件(22:00)や、ガンジーの件(38:00)は初耳。
茶器の件は(それがヨタ話ではなかったとすれば)、Blavatsky の影響力(*1)によって、そのような共鳴認知を周囲の人々に引き起こしたのだと思える。つまり、周囲の人々に幻覚を引き起こしたと。これが信頼できる証言者が体験したという「奇跡」の実態だろう。
なお、Uri Gellar のスプーン曲げの能力は、イスラエルの情報機関も CIA も(幻覚やトリックではなく)本物だと認めたようだが、その謎が解明できた形跡はない。Uri Gellar には何らかの特異体質があり、それによる未知の機序で「物理法則の範囲内の」物理作用が起きている…そう解釈するしかなさそうだ、当面は。
(*1)
自身のみならず、周囲の人々にも幻覚を引き起こさせる未知の能力。簡単に言えば通力の類。
動画(1:03:11)
Madame Blavatsky and Theosophy with Gary Lachman