UFO/超常現象 に関する John Keel の独創的見解
前置き
Seriah + Greg Bishop + Wren Collier の鼎談 podcast 動画を AI で整理した。
なお、この動画は過去記事でも取り上げた。
目次
- 音声対話
- 概要
- 詳細
- 時系列
- 主要関係者
- 火星効果
- 既成概念に囚われた科学的思考
- 「悪魔や未知の存在」の特徴と行動様式
- name game
- 怪電波
- オペレーション・ガス・バギー
- Ingo Swann が目撃した「物質化」現象
- 情報源
AI 整理
概要
ジョン・キールの著書『第八の塔』について議論するYouTubeのポッドキャストのエピソードが提供された資料です。ホストとゲストは、 この本の内容、特にジョン・キールの超常現象に対する思索的なアプローチを探求しています。
彼らはキールの特異な予言、UFOと超常現象の物理的・心理的影響、そして古代の悪魔学と現代のUFO現象との驚くべき類似点について考察します。さらに、この対談は懐疑主義の限界、自己認識の重要性、そして超常現象の曖昧で主観的な性質といったテーマにも触れています。
詳細
「Where Did The Road Go」のこの版では、ホストのSoraya氏、Erin Collier氏、そしてRadio MysteriosoのGreg Bishop氏が、1975年に出版されたジョン・キールの著書「第八の塔」について議論しています。この本は、キールの著書の中でも特に思弁的な作品であり、超スペクトルとウルトラテレストリアルという概念を中心に展開されています。司会者たちは、この本がキールの「モーガン・プロフェシー」や「トロイの木馬作戦」と並ぶ、彼の思想を理解するために不可欠な三部作の一部であると考えています。
主要テーマと重要なアイデア
- キールの思弁的アプローチと「フォーティアン」的系譜
思弁の性質: 本書は、キールの初期の作品で探求されたアイデアの「B面」のようなものであり、多くのアイデアを自由に探求し、熟考している「ジャズセッションのような本」と評されています。司会者たちは、キールの著作を「絵画を見たり、歌を聴いたり、詩を読んだりする」ように捉えるべきであり、文字通りに解釈すべきではないと強調しています。
チャールズ・フォートとの比較: キールは「20世紀の最もフォーティアンな人物」と見なされており、フォートの遺産を20世紀後半に適合させる形で引き継ぎ、「フォートが20世紀前半に完璧にフィットしたように」彼のアイデアを現代に展開しました。
- 超スペクトルとウルトラテレストリアル
中心概念: キールは「超スペクトル」と「ウルトラテレストリアル」という概念を深く掘り下げています。これらは、従来の理解を超えた現実の側面や、地球外生命体ではない異次元の存在を示唆しています。
物理的性質と現象: キールは、UFOや遭遇時に報告される物理的な現象について推測しています。彼は、目撃者が熱を感じることに言及し、これをマイクロ波放射への曝露の兆候と関連付けています。また、UFOが放出する「天使の髪」やスラグが、炭素などの一般的な 物質からアドホックに「創造」される可能性についても言及しています。
- エンティティとの相互作用と危険性
精神への影響: キールは、これらのエンティティとの相互作用の危険性について繰り返し警告しており、彼らが人々の「緩んだ糸を引っ張り、ほつれさせる」能力を持っていると指摘しています。司会者たちは、現代社会が「これらのエンティティに対処するためのいかなる枠組みも持っていない」ことが、この「ほつれ」を引き起こしていると示唆しています。
エンティティの性質: キールは、これらのエンティティを「感情的に不安定で、子供じみた、愚かでさえある」と表現しています。彼らは「綿密にプログラムされた手順に従わない限り、混乱する」存在であり、「彼らが演じるゲームには明確なルールがある」と述べています。この説明は、紀元300年代のギリシャの哲学者イアンブリコスが記述した「判断力がなく、極めて不合理な」悪魔の性質と驚くほど一致しています。イアンブリコスは、これらの存在が「外見に導かれ、愚かで不安定な想像力によって他のものに影響される」と指摘しています。
真実と虚偽の区別不能: これらのエンティティは「真実と虚偽の区別ができない」ため、「嘘をついているのではなく、文字通り真実と虚偽の区別を知らない」と議論されています。
「ゲームのルール」: エンティティとの関わりは、「ある種のルールに基づいて機能する」「ほぼ機械的な性質」を持っていると指摘されています。これは、儀式的な魔法の作法、つまり「正しい言葉を言い、正しい円を持ち、正しいものを描き、正しい道具を使う」ことの必要性と関連付けられています。
シャーマニックな文化との対比: 過去のシャーマニックな文化では、このような遭遇は「普通」であり、「特別なことだと感じるべき」と見なされていたのに対し、現代社会では「このようなことに対処するためのいかなる枠組みも持っていない」と対比されています。
- 現実、知覚、そしてシンクロニシティ
知覚の主観性: キールは「目撃者が経験したと思うことと、実際に経験したことの違い」を認識することの重要性を強調しています。UFO現象は「文字通りに捉えることはできない」ものであり、むしろ「対象の曖昧さを模倣する」ように、斜めからアプローチすべきだと主張されています。
自己認識の重要性: 「自分自身を知らなければ、超常現象を研究する上で何の進展も得られない」と述べられています。心理療法や自己認識は、これらの奇妙な現象に取り組む前に不可欠であると強調されています。
シンクロニシティ: キールは、特定の奇妙な名前を持つ人々がUFO遭遇を経験する「名前ゲーム」について言及しています。シンクロニシティは「注意を払え」という「道標」として機能し、「特にあなたに関連する何かが今起こっている」ことを示唆しています。
- オカルトとUFO現象の関連性
古代の知恵の再発見: 司会者たちは、現代のUFO研究者が、イアンブリコスのような古代の哲学者たちが何千年も前に文書化したエンティティの性質と相互作用に関する知識を「再発見している」ことに フラストレーションを感じています。
ゴールドとオカルト: キールは、金が電気の導体であるという事実と、多くの古代文化が金を崇拝していたという事実に基づいて、エンティティが金を使用してこの世界に現れる可能性について推測しています。これは、金が太陽と関連付けられ、不滅の象徴であるというオカルト的な考えと結びつけられています。
犠牲と実体化: 伝統的なネクロマンシーにおける生贄の必要性と、死んだ人物の「影」を具現化するための「生々しい物質」の必要性が、UFO現象における家畜の切断の古代の記述と関連付けられています。
物質と非物質: キールは、UFOやそれに付随する生物が「空気と火から構成されているが、まるで物理的な存在であるかのように物理的な環境に影響を与える」という「実体化」の概念を探求しています。
ジョン・キールによる大胆な主張と予測
宗教的出現の科学的説明: キールは、「今世紀末までに、宗教的出現の完全な科学的説明が得られ、私たちの宗教的・オカルト的信念の多くが見直されるか、完全に放棄されるだろう」と予測しました。これは「完全に間違っていた」と指摘されています。
ベリコフスキーの受け入れ: キールは、イマヌエル・ベリコフスキーのアイデアが「今世紀末までに新しい科学者に受け入れられるだろう」と予測しました。これもまた「起こらなかった」と述べられています。
磁気ストライプ式クレジットカード: キールは、「磁気ストライプ式クレジットカードの使用を正確に予測した」という奇妙な、しかし正確な予測も行っています。
神経毒蛇毒: キールは、「神経毒蛇毒が神経に沿って移動する」と誤って主張しました。司会者は、「それは蛇毒の作用方法ではない」と指摘し、キールはアマチュアの爬虫類学者であったにもかかわらずこの間違いを犯したことに疑問を呈しています。
その他の興味深い事実
チャールズ・フォートの資料: チャールズ・フォートの論文は、ニューヨーク公共図書館のティファニー・セイヤー・コレクションに所蔵されています。
ウィルヘルム・ライヒのオルゴン: ウィルヘルム・ライヒと彼のオルゴンエネルギーの概念が議論され、司会者はライヒが「何かを発見した」と信じています。司会者はまた、ライヒのホームと研究所をメイン州レンジリーで訪れた経験を語っています。
ゴールドの文化的重要性: 金の文化的重要性は、その希少性、非酸化性(不朽性)、そして太陽や不死とのオカルト的な関連性によって説明されています。
大惨事説と氷河期: 司会者たちは、氷河期末期が「大惨事」であり、大規模な洪水や地滑りを引き起こし、古代の 沿岸文明を水没させたと推測しています。
超能力と地球磁場: キールは、超能力が「自然の磁場が強い場所でより強い」と主張しています。これは、ロバート・ショック氏の研究や、地磁気変動がリモートビューイングの精度に影響を与えるという調査結果によって裏付けられています。
マーズエフェクト論争: 司会者たちは、チャールズ・サイコップのメンバーが、占星術の「マーズエフェクト」を反証しようとした研究で、実際には肯定的な相関関係が見つかったにもかかわらず、その結果を隠蔽しようとしたことについて議論しています。
キャトルミューティレーション: 家畜の切断は、核兵器を地下で使用する「オペレーション・ガスバギー」や、放射性物質や病原体の漏洩を隠蔽しようとする政府の関与と関連付けられています。ただし、古代の記述にも同様の現象が見られることから、完全な説明にはなりません。
UFO遭遇による死: キールは、UFO遭遇後に人々が死亡した事例に言及しています。特に南米で、男性の皮膚が剥がれ落ちたという恐ろしい事例が挙げられています。
UFOによる頭部外傷: 最近の調査では、UFO遭遇後に人々が「鈍力外傷に似た」頭部外傷を負った事例が示唆されています。キールは、UFOが物質化する際に空気が移動することによって「過圧波」が生じる可能性を提唱しています。
インゴ・スワンの「物質化」の目撃: インゴ・スワンは、UFOが「何もないところから構築されている」のを直接目撃したと述べ、最初は小さな光点から始まり、1分足らずで完全に姿を現したと報告し ています。
結論として、このブリーフィングは、「第八の塔」がジョン・キールの超スペクトルとウルトラテレストリアルに関する大胆な思弁を探求する上で不可欠な読み物であることを強調しています。本書は、エンティティとの遭遇の性質、知覚の主観性、オカルト的な歴史的文脈との関連性、そしてUFO現象を文字通りに解釈することの危険性について、深い考察を提供しています。
タイムライン
紀元300年代 (古代ギリシャ)
- イアンブリコスによる精霊に関する記述: 彼の著作「秘儀について」において、精霊(デーモン)が限定的で判断力に欠け、不合理であること、外見に惑わされやすく、愚かで不安定な想像力によって影響を受ける性質を持つことが述べられる 。これはキールが1970年代に遭遇した「知性体」の性質と驚くほど類似している。
19世紀後半 - 20世紀前半
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チャールズ・フォートの活動期間(概ね1900年代前半まで): ジョン・キールがその思想的祖先と見なすチャールズ・フォートが活躍し、世間の一般的な常識では説明できない事象を収集・考察。彼の「フォーティアン」なアプローチは、後のキールに大きな影響を与える。
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ウィルヘルム・ライヒの活動: オルゴンエネルギーに関する研究を行う。キールはライヒの研究に一定の評価を与え、オルゴンとクンダリーニの関連性も示唆する。
1930年代
- 連続ドラマ「ファントム・エンパイア」公開: 地底の先進文明、ロボット、光線銃などを描いた西部SF作品。シャワー・ミステリー以前に、フランク・ダロウという俳優が出演しており、キールの作品で言及される「ダーロウ」との音の類似性が指摘される。
1960年代
- ベティ・アンド・バーニー・ヒル事件(1961年): UFOによる誘拐事件として知られる。この時期はまだ「アブダクション」という概念が広く普及していなかったため、キールの初期の遭遇事例には一般的なアブダクションケースは少ない。
1970年代
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ジョン・キール「第八の塔」出版(1975年): 本書の中核となる時期。キールは自身のUFOや超常現象に関する広範な調査と考察をまとめる。特に「スーパースペクトラム」や「ウルトラテレストリアル」といった概念を提唱。本書は「蛾男の予言」や「トロイの木馬作戦」と並んで、キールの思想を理解する上で必読とされる。
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時期不明(「第八の塔」執筆と同時期):
- キールは、UFOや超常現象に関わる人々が「狂ってしまう」傾向があることを警告。
- 宗教的出現現象に対する科学的説明が世紀末までに得られるという誤った予測。
- 磁気ストライプ式クレジットカードの正確な予測。
- 神経毒性ヘビ毒に関する誤った生物学的知識の記述(静脈系ではなく神経系を伝わるとする誤解)。
- ヴェリコフスキーの宇宙論が世紀末までに科学者たちに受け入れられるという誤った予測。
- ウィルヘルム・ライヒのオルゴンに関する研究への言及。
- 金の伝導性に着目し、超常現象の顕現におけるその役割を推測。
- サイキック能力とUFO視認が強い磁場環境下で強化されるという仮説の提唱(ロバート・ショックや遠隔視研究との関連性が指摘される)。
- 超常現象に関わる知性体が感情的に不安定で子供じみており、愚かであるというキールの観察(イアンブリコスの記述との類似性)。
- 「ゲームのルール」に従 って行動するこれらの存在のメカニズム的性質に関する考察。
- 「3本指の足跡」の現象への言及(古代からデーモンに共通する特徴として指摘される)。
- UFO遭遇後の人々の生活が破綻する事例への言及。
- UFOとの遭遇と「名前のゲーム」(珍しい名前の人物にUFO関連の経験が集中する現象)への言及。
- UFOの物質化に伴う空気の変位(衝撃波)による身体的影響の可能性を提唱。
- UFOや関連する現象が、炭素などの生の素材から「アドホック」に形成されるという理論を提唱(エンジェルヘアーやスラグの例を挙げる)。
- UFO遭遇によって引き起こされるマイクロ波放射線への暴露による身体的症状(皮膚下の灼熱感)への言及。
- UFO遭遇による死者(皮膚が溶ける事例など)や、身体的損傷の事例への言及。
- 記録されてきた奇妙な電波信号への言及。
- UFOが物理的な存在でありながら、完全に固体ではなく、軽量で「気体」のような性質を持つという推測。
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超常現象の理解には「比喩的」なアプローチが必要であり、文字通りに捉えるべきではないという思想の形成。
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サイコップにおけるマーズ効果研究と隠蔽疑惑: 1970年代にサイコップが行った、占星術の「マーズ効果」(火星が優勢な時に生まれた人がスポーツに優れる)に関する研究で、肯定的な相関関係が発見されたにもかかわらず、その結果が組織的に隠蔽され、データが改ざんされたとデニス・ローリンズが告発。この事件をきっかけに、マルセロ・トゥルッチら一部の科学者がサイコップを離脱する。
1980年代後半 - 1990年代前半
- ジョン・キール「神々のディズニーランド」出版(1988年): キールの後期作品で、エッセイ集の側面を持つ。
冷戦終結間際
- プロジェクト・ガスバギー実施: 核兵器をフラッキングに利用する試みとして、ニューメキシコ州ドゥルセ近郊で核爆発が実施される。天然ガスが放射能汚染され、失敗に終わる。一部の牛の切断事件は、汚染された地下水や肉の安全性を確認するための政府による秘密の検査であった可能性が指摘される。
現代 (2000年代以降)
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マイクロ波兵器の存在: マイクロ波を用いた群衆制御システム(アクティブ・デニアル・システム)の存在が明らかになり、キールが描写したUFO遭遇時の「皮膚の灼熱感」との類似性が指摘される。
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メタマテリアル研究: UFOから回収されたとされる物質がマグネシウムの同位体や、地球上では珍しい形で混合されたマグネシウムを含むことが報告される(キールの炭素説とは異なる情報)。
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UFO研究の進展と新たなアプローチ: 軍事関係者や大学教授など、これまでUFOを公に論じなかった層が超常現象に言及するようになる。
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古代文献の翻訳と研究のルネサンス: 特に魔術や精霊に関する古代の文献の翻訳・公開が進み、過去の知見との照合が可能になる。
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リモートビューイング研究における太陽活動とローカル恒星時の影響の確認: 太陽活動や視聴者のローカル恒星時がリモートビューイングの精度に影響を与えることが判明し、キールの仮説や占星術の考え方との関連性が指摘される。
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KITグリーンとゲイリー・ノーランによる講演: UFO遭遇後の目撃者に、鈍器による頭部外傷に似た損傷(実際に外傷はないが、脳の損傷を示す)が見られる事例が報告される。
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イングヴェ・スワンの「浸透」での描写: UFOが何も無いところから物質化する様子を目撃。
登場人物
主要人物(議論の中心人物)
ジョン・キール (John Keel):
- 1975年に出版された「第八の塔」の著者であり、番組の中心テーマ。
- 「スーパースペクトラム」や「ウルトラテレストリアル」といった概念を提唱し、UFOや超常現象に関する非常に思索的で型破りなアプローチを取る。
- その著作は「蛾男の予言」や「トロイの木馬作戦」と並び、彼の思想を理解する上で不可欠な「三部作」の一部と見なされる。
- UFO現象に遭遇した人々が「狂ってしまう」傾向があること、UFOが「知性体」でありながら感情的に不安定で愚かであることなどを指摘。
- 超常現象の理解には文字通りではなく、「芸術作品を見るように」比喩的に捉えるべきだと主張する。
- 「名前のゲーム」など、奇妙なシンクロニシティの観察者。
ホストとゲスト(番組の参加者)
ソラヤ (Soraya):
- 「Where Did The Road Go」のホスト。
- 番組の進行役を務め、キールの「第八の塔」についてゲストと共に深く掘り下げる。
アリン・コリアー (Erin Collier):
- 番組のゲストの一人。
- キールの作品が彼の思想の進化に大きな影響を与えたと指摘し、その作品を文字通りに解釈することの誤りを強調。
- 現代社会が超常現象を扱う枠組みを失っていることが、人々の「破滅」を引き起こしていると主張。
グレッグ・ビショップ (Greg Bishop):
- 「Radio Mysterioso」のホストであり、番組のゲストの一人。
- キールを20世紀の「最もフォーティアンな人物」と評し、チャールズ・フォートの思想を20世紀後半に適合させた人物と見なす。
- キールの予測が一部は「恐ろしく的確」であり、一部は「全く間違っている」と指摘。
- 懐疑主義者の中には、真実の探求ではなく、自身の優位性を示すために行動する者がいると批判。
- UFO現象は、個人の弱い部分を「引き裂く」ように設計されているというキールの見解に同意。
影響を与えた、または言及された思想家・研究者・人物
チャールズ・フォート (Charles Fort):
- (故人)19世紀後半から20世紀前半にかけて、説明不能な現象を記録・収集したアメリカの作家・研究者。
- 「フォーティアン」という言葉の語源であり、キールが思想的祖先として崇拝する人物。
ウィルヘルム・ライヒ (Wilhelm Reich):
- (故人)オーストリア出身の精神科医で、オルゴンエネルギーを提唱。
- キールが彼のオルゴン研究に一定の真実を見出しており、クンダリーニとの関連性を示唆。
イアンブリコス (Iamblichus):
- (故人)紀元3世紀から4世紀にかけて活動した古代ギリシャの新プラトン主義哲学者。
- 彼の 著作「秘儀について」は、精霊(デーモン)の性質に関する記述を含み、キールが遭遇した「知性体」の記述と驚くべき類似性を持つことが指摘される。
デニス・ローリンズ (Dennis Rawlins):
- サイコップの創設メンバーの一人であったが、後に「マーズ効果」研究の結果隠蔽を告発し、サイコップを批判したことで知られる。彼の批判は、真の懐疑主義とは何かという議論を引き起こした。
マルセロ・トゥルッチ (Marcello Truzzi):
- (故人)社会学者であり、サイコップの共同設立者の一人。デニス・ローリンズの告発を受けてサイコップを離脱し、真の懐疑主義は「不可知論者であること」だと主張した。
ロバート・ショック (Robert Schoch):
- 地質学者。太陽活動がサイキック能力のテスト結果に影響を与えるという研究を支持しており、キールの磁場とサイキック能力の関 連性の仮説と重なる点が指摘される。
クリス・オブライエン (Chris O'Brien):
- UFO研究家。特に牛の切断事件について広範な調査を行い、その現象が政府、カルト、異常者だけでは説明できない複雑な性質を持つことを主張。事件が原子力発電所や核廃棄物投棄場の風下や下流で多発しているという相関関係を指摘。
ゲイブ・バルデス (Gabe Valdez):
- ニューメキシコ州の元警察官で、牛の切断事件を長年追跡した人物。晩年には、この現象が伝染病の検査に関連している可能性を疑っていた。
インゴ・スワン (Ingo Swann):
- (故人)アメリカの著名なリモートビューアー。彼の著書「浸透(Penetration)」の中で、UFOが何もないところから「物質化」する様子を目撃したと述べている。
キット・グリーン (Kit Green):
- 元CIAの科学者で、UFO(UAP)に関する機密情報にアクセスしていた人物。UFO遭遇後の目撃者に頭部外傷に似た身体的影響が見られる事例について言及。
ゲイリー・ノーラン (Gary Nolan):
- 科学者。キット・グリーンと共にUFO遭遇後の健康問題について講演を行ったとされる。
ジェームズ・ランディ (James Randi):
- (故人)奇術師であり、超常現象の懐疑的調査で知られる人物。デニス・ローリンズによるサイコップ批判の文脈で言及される。
ロバート・アントン・ウィルソン (Robert Anton Wilson):
- (故人)作家、神秘主義者、陰謀論者。グレッグ・ビショップが彼の「原理主義的懐疑主義者」という概念を引用し、柔軟性 のない懐疑論を批判する。
アレイスター・クロウリー (Aleister Crowley):
- (故人)イギリスの神秘主義者、魔術師。ジョン・キールやヴァレ、そして番組参加者が彼の思想からインスピレーションを受けていることが示唆される。
イスラエル・レガーディー (Israel Regardie):
- (故人)神秘主義者、黄金の夜明け団のメンバー。魔術を始める前に「重度のセラピー」を受けることを推奨した人物として言及される。
クリス・コーエン (Chris Cohen):
- おそらく、議論の中で触れられた「Witness of Another World」のガイ・ベリオンのこと。シャーマニック文化ではUFO遭遇が「普通」と受け止められるという考え方。
ジェフ・クリッパル (Jeffrey Kripal):
- 宗教学者。シンクロニシティを「注目すべき標識」と表現し、それが個人的な意義を持つことを示唆する。
リチャード・ドーディー (Richard Doty):
- UFO関連の秘密情報に携わったとされる元空軍将校。彼の名前が「名前のゲーム」の例として挙げられ、チャールズ・ワイツェルの名前を無断で使用したとされている。
###チャールズ・ワイツェル (Charles Weitzel):
- 実在した人物。MJ-12関連の文書に関与したとされるが、自身が手紙を書いたことは否定。
その他の言及された人物
ティモシー・セイヤー (Tiffany Thayer): チャールズ・フォートの死後、フォーティアン協会を運営していた人物。
ウィリアム・コーリス (William Corliss): 科学・異常現象の研究者。
ジェローム・クラーク (Jerome Clark): UFOと超常現象の歴史家、研究者。
マイケル・マスターズ (Michael Masters): 生物人類学者。UFOを時間旅行する人間として考察する。
バールタザール・カシュタート (Balthazar Castrat): 議論の中で引用された、シルフと会話したとされる人物。
グレアム・ハンコック (Graham Hancock): (故人)文明の起源に関する非主流派の理論家。氷河期の終わりと大災害、そして失われた文明の存在を主張。
ビル・ムーア (Bill Moore): UFO研究家。MJ-12文書に関与したとされる。
デイヴィッド・パーキンズ (David Perkins): クリス・オブライエンの「指導者」とされる人物。
ジョシュ・ゲイツ (Josh Gates): 「ヘルファイア」に関連して名前が挙がる。
ティム・プローブ (Tim Prokop): 「ヘルファイア」に関連して名前が挙がる。
火星効果
提供された情報に基づき、マーズエフェクト論争について、より広範な文脈の中で説明します。
ソースによると、マーズエフェクト論争は、占星術が「ある種の真実」に到達しているという考え方に関連して 議論されています。具体的には、占星術的な考え方、例えば火星が上昇している時に生まれた人々がスポーツに優れるという占星術の概念「マーズエフェクト」を反証しようとした研究が、この論争の核心にあります。
論争の経緯と関連するテーマは以下の通りです。
- 研究と結果の隠蔽: 1970年代にサイコップ(CSICOP)という懐疑主義者のグループの何人かが、マーズエフェクトを反証するために研究を行いました。しかし、その研究は実際に肯定的な相関関係があることを見つけてしまいました。これを受けて、彼らはその結果を積極的に隠蔽し、変更しようと試みました。
- 「真の懐疑主義」と「根本主義的な懐疑主義」の対立: この隠蔽の試みは、内部のメンバーから批判を浴びました。彼らは「科学をしているのではなく、迷信的な人々を取り除こうとしているだけだ」と指摘しました。これは、**「真の懐疑主義者」が「データが利用可能になったら、それに合わせて(自分の立場を)変更することにオープンであるべきだ」という原則を持っているのに対し、サイコップの創設者の一部が「頑なな信念体系」**を持っている、いわゆる「根本主義的な懐疑主義者」であったことを示唆しています。彼らは、自分たちが「真実」を知っていると信じており、人々に自分たちがいかに惑わされているかを証明しようとしていた、と指摘されています。
- 非物質的な説明の困難さ: マーズエフェクトの事例は、多くの懐疑主義者が**「何かが機能しても、それが物理的な根拠を持たないという事実を受け入れられない」という問題を示しています。占星術の知識や星の位置が、サイキック能力や人々の気分に影響を与える可能性が示唆されており、これは「地球が様々な宇宙エネルギーフィールドを通過していることの表現」**であるというジョン・キールの考えとも関連しています。
- 現実の理解への挑戦: このような現象は、私たちが周囲の現実をどれほど理解しているかという疑問を投げかけます。マーズエフェクトのような「シンクロニシティ」の事例は、現実の一部が私たちにとってだけ意味を持つ「放射」のようなものかもしれないという考え方にもつながります。
ジョン・キールの「第八の塔」の議論全体を通して、文字通りに物事を捉えるのではなく、**「絵画を鑑賞したり、歌を聴いたり、詩を読んだりするように、基盤となる真実を理解しようとすること」の重要性が強調されています。これは、マーズエフェクトのような、現在の科学的枠組みでは説明しきれない現象に直面した際に、「徹底的に推測し、それについて心配しないこと」**というキールの姿勢とも対照的です。キールは、この種の情報に対して、「文字通りに解釈すると道に迷う」と警告しています。
総じて、マーズエフェクト論争は、科学的探究の名の下に行われる信念と偏見、そして既成概念の枠を超えた現象に対する人間の反応という、より大きなテーマの縮図として提示されています。
既成概念に囚われた科学的思考
提供された情報に基づくと、ジョン・キールの考察と予測のより大きな文脈において、「電気宇宙論への抵抗」は、既成概念に囚われた科学的思考と、非物質的な説明を受け入れることへの抵抗というテーマの一部として議論されています。
具体的には、ソースは「電気宇宙論(electric universe idea)」が可能な限り排除され続けていることを示唆しています。科学者たちが「電気的な現象が起きていることを認めても、それを何らかの理由で電気宇宙論の考え方と戦おうと、盾を構えようとする」と指摘されており、これは根強い抵抗があることを意味しています。
この抵抗は、以下のキールの考察や予測の文脈で理解できます。
- 物質主義的説明への固執: 多くの懐疑論者は、「何かが機能しても、それが物理的な根拠を持たないという事実を受け入れられない」という問題を抱えています。電気宇宙論が非物質的なエネルギーフィールドや相互作用を示唆する場合、現在の科学的枠組み、特に物質主義的な説明に固執する人々にとって、それは受け入れがたいものとなります。
- 「根本主義的な懐疑主義」の影響: マーズエフェクト論争の文脈で語られる「根本主義的な懐疑主義者」の存在は、この抵抗の理由をより深く説明します。彼らは「真実を知っている」と信じ、「迷信的な人々を取り除こうとすること」に関心があり、データが自分の信念と合わない場合でも、自分の立場を変えることにオープンではないとされています。このような**「柔軟性のない信念体系」**は、電気宇宙論のようなオルタナティブな科学的アイデアへの抵抗を強化します。彼らは「自分が信じていることが真実だ」という考えに基づいて行動し、自分のエゴを肥大化させるために議論に臨むことさえあると指摘されています。
- キールの予測と時代の変化: キール自身は、「宇宙が様々な宇宙エネルギーフィールドを通過していることの表現」としての占星術のアイデア や、金が電気の導体であるという憶測 など、電気的・エネルギー的側面を含む現象について深く考察していました。彼は、科学が「何が起こっているのかを調べなければならない」という変化が「非常にゆっくりと、わずかに異なる方法で」起こりつつあると予測していました。しかし、彼は同時に、科学が「電気宇宙のアイデアを可能な限り排除しようとすること」についても言及しています。これは、キールが特定の現象を理解するための彼の時代における科学界 の限界を認識していたことを示唆しています。
- 未来への期待: ソースでは、現代の「かなり若い世代」の中には、静かではあるものの、将来的に「占星術が本物だと主張するのではなく、その根底にあるメカニズム、もしあれば、あるいは相関関係があるかどうか、統計的にどれくらいの頻度で真実であるかを調べてみよう」と考える人々が現れるだろうという期待が語られています。これは、電気宇宙論のような現在抵抗されているアイデアに対しても、将来的に「何らかのサイクルモデルの代表」として、よりオープンな探求が行われる可能性を示唆しています。
ジョン・キールは、「キールを文字通りに捉えてはいけない」と繰り返し警告しています。彼の著作は、「絵画を鑑賞したり、歌を聴いたり、詩を読んだりするように、根底にある真実を理解しようとすること」が重要であると述べられています。これは、電気宇宙論のようなアイデアに対する抵抗も、単に表面的な科学的説明の拒絶ではなく、私たちを取り巻く現実のより深い性質への理解が妨げられている結果であるというキールの視点を反映しています。
悪魔や未知の存在の特徴と行動様式
ジョン・キールの考察と予測のより広範な文脈において、ソースは悪魔/エンティティについて、それが単なる超自然的な存在ではなく、人間の知覚、社会構造、そして現実の性質そのものと深く絡み合った現象として言及しています。
これらのエンティティに関する主な議論とキールの見解は以下の通りです。
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エンティティの性質と行動
- 「無感情で子供じみた、あるいは愚かな」知性: キールは、これら「知性」は「無感情で子供じみた、あるいは愚かでさえある」と述べています。これは、イアンブリコスが300年代に記述した「判断力がなく、極めて不合理であり、他者からの合理的な指示を受け入れ従うことはできるが、自分自身の理解力を持たず、真偽や可能/不可能を区別できない」という「悪魔」のクラスと酷似していると指摘されています。
- 「ゲーム」のルールに従う: これらのエンティティは、特定の「明確なルール」に従って行動し、ゲームを「完成」させるかのようだとされます。例えば、悪魔憑きや心霊主義、そして「宇 宙人のゲーム」もこれに含まれるとキールは見ています。儀式魔術においては、正しい言葉、図形、道具、指示がなければ、エンティティは反応しないか、そもそも現れないとも述べられています。
- 真実と虚構の区別不能: これらのエンティティは、人間を欺くために嘘をつくのではなく、**文字通り「真実と虚構の区別がつかない」**ため、語ることが何であれ、彼ら自身はそれが真実だと信じているという可能性が示唆されています。
- 物理的発現と非物質性:
- キールは、これらの構造や生物が、炭素のような「生素材」からアドホックに生成されるという理論を提示しています。これはUFOから落ちるスラグやエンジェルヘアが、多くの場合「普通の炭素」でできているという観察に繋がります。
- 伝統的なネクロマンシーでは、死者の影を物質化するために「血」や「生素材」が必要とされたことと、家畜の切断事件が、エンティティが自身を顕現させるための「材料」として家畜を使用している可能性が関連付けられています。
- これらのエンティティは「空気と炎で構成されている」と描写されるが、それでも物理環境に影響を与えることができるとされています。UFOが空気の変位(ソニックブームのような過剰圧力波)を引き起こす可能性も示唆されています。
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人間とエンティティの相互作用
- 「解体」現象: キールは、これらの奇妙な存在や他の知性と接触した人々が「少しおかしくなる」、あるいは「解体されてしまう」危険性を繰り返し警告しています。
- 現代社会の 枠組みの欠如: この「解体」は、現代社会、特に物質主義によって、これらのエンティティを扱うための「枠組み」や「開始の構造(ミステリースクール)」が失われていることに大きく起因すると考えられています。数千年前の人々は、これらの存在と交流するための文化的枠組みを持っていたか、それを知っている人を知っていたでしょう。
- 意識の変性状態: エンティティとのコミュニケーションには「中間地点」や意識の変性状態(催眠状態、自己催眠、幻覚剤、儀式)が必要とされます。それは「スパイを交換する橋」のようなものであり、彼らが人間の世界に、人間が彼らの世界に足を踏み入れることを可能にする「橋」として機能します。
- 現実の共同創造: エンティティとの経験は、証言者の信念体系や受容性に合わせて形成され、ある程度の共同創造的な要素が含まれる可能性があります。これにより、個々人にとって意味のある「放射」のようなシンクロニシティが生じることもあります。
- 警告と自己認識の重要性: キールは、接触が人を狂わせる可能性があると警告し、これに対処するためには、自己を知り、自身の動機を理解することが極めて重要であると強調しています。自分の軸がしっかりしていなければ、パラノーマルな研究において進展することはできません。
- 文字通りの解釈の危険性: キールは、自身の著書を「絵画を鑑賞したり、歌を聴いたり、詩を読んだりするように、根底にある真実を理解しようとすること」が重要であり、「文字通りに捉えてはいけない」と繰り返し述べています。これはエンティティとの対話においても同様であり、表面的なメッセージではなく、その背後にある意味を読み取ることが求められます。
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現実理解への影響と既存知識への抵抗
- 物質的説明への抵抗: マーズエフェクト論争や電気宇宙論への抵抗と同様に、これらのエンティティの存在と振る舞いは、物理的な根拠を持たない現象を受け入れることへの多くの懐疑主義者の抵抗を示しています。彼らの「頑なな信念体系」や「根本主義的な懐疑主義」は、自身の見解に合わないデータや現象を排除しようとする傾向に繋がります。
- 知識の「再発見」サイクル: ソースでは、これらのエンティティや現象に関する知識が、数千年前から存在し、イアンブリコスのような人物によって詳細に記述されてきたにもかかわらず、各世代がそれを「再発見」するサイクルに陥っていることへのフラストレーションが表明されています。インターネットの普及により、現在ではその資料へのアクセスが容易になっているため、人々は「フォーティアナ」の研究に役立つように、既存の資料に精通すべきであると提案されています。
- 「壁に映るプラトンの影」: 人々が経験したり研究したりしていると考えているものは、しばしば「壁に映るプラトンの影」のようなものであり、真の現実ではないと指摘されています。重要なのは、「影」を研究し、それにコミュニケーションするためのツールを開発することであり、直接の「光」は「盲目になる」ためではありません。
- フレームワーク の柔軟性: これらの現象を研究するためには何らかのフレームワークを採用する必要があるが、そのフレームワークに「固執しすぎない」ことが重要です。
- 静かな研究の重要性: キールは、これらの現象を研究する際には「静かに働くこと」の重要性を強調しています。特に精神的な作業においては、騒がしくせず、秘密を守ることが効果を高めるとされます。
要するに、キールが悪魔やエンティティについて語ることは、単なるオカルト的な話に留まらず、人間の心理、科学的パラダイムの限界、そして現実の多層的な性質に関する彼の深い洞察を反映しています。これらの存在との相互作用は、人間の信念体系、社会的な枠組み、そして個人の内面的な状態によって大きく左右されるという見方が示されています。
name game
55:00 あたりで name game に関する言及がありますが、それを敷衍して。
55:00あたりで言及されている「ネームゲーム (name game)」とは、ジョン・キールの著書『エイス・タワー (The Eighth Tower)』で取り上げられている現象の一つです。
これを敷衍すると、以下のようになります。
- 現象の定義: キールが指摘する「ネームゲーム」は、非常に珍しい名前を持つ人々が、しばしば超常現象、特にUFO関連の体験をするというものです。さらに奇妙なことに、国の異なる場所に住む同じ珍しい名前の2人が、24時間以内にUFOを目撃するといった事例も含まれるとされています。
- Keelの観察: キールは、名前と体験の関連性について、データに基づいた何らかのパターンを見出していたようです。
- 解釈と考察:
- シンクロニシティの可能性: ホストの一人であるレンは、この現象が何らかのシンクロニシティと関連しているのではないかと推測しています。ただし、このシンクロニシティは、その現象を発見したキールにとっては意味のあるものであっても、実際に体験した本人たちがお互いの体験を知らない限り、彼らにとってシンクロニシティであるとは認識されないだろうとも指摘されています。
- 現実理解の限界: この「ネームゲーム」は、私たちが周囲の現実をどれほど理解しているかという疑問を提起します。
- 「放射 (radiation)」のメタファー: レンは、このシンクロニシティ現象を、超常現象が「放射」するものとして概念化しています。これは物理的な粒子で はなく、現実がより秩序立ち、同時に混沌とするような、比喩的な「放射」です。この「放射」によって、異なる名前が現れたり、集合的無意識に関連している可能性も示唆されています。
- 現実の共同創造: この現象は、私たちが自身の現実の一部を創造している可能性を示唆しているかもしれません。これらのシンクロニシティは、他の誰も気づかないような、体験した個人だけのためのものである可能性があると考察されています。
この「ネームゲーム」の概念は、ジョン・キールが提唱する「スーパー・スペクトラム」や「ウルトラテレストリアル」といった、UFO現象を単なる宇宙人の訪問としてではなく、より広範で複雑な現実の相互作用として捉える彼の思想と深く結びついています。
特定のテーマ、すなわちジョン・キールが提唱する超常現象のより大きな文脈において、ソースは怪電波(strange radio waves)について以下のように述べています。
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存在の認識と過去の観察:
- ジョン・キールは、ラジオが初めて発明されて以来、長年にわたって検出されてきた奇妙な電波について言及しています。これは、彼の時代以前から、通常の物理法則では説明が難しい、異常な電波信号が存在したという認識に基づいています。
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説明の進展と未解明な側面:
- ソースでは、これらの「奇妙な電波」の多くはすでに説明されてきたものの、まだ一部に未解明なものがあることが示唆されています。これは、火星の運河が望遠鏡の性能向上とともに見えなくなった現象(誤認や見間違い)と比較され、同様に電波も解明が進むにつれてその異常性が解消されてきた側面があることが示唆されます。しかし、それでも完全に説明されていないものが残っているとされます。
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キールの全体的な視点との関連性:
- キールは、UFO現象を、観察者の期待や信念体系に適合する形で現れる「超自然的なゲーム」と捉えています。電波現象も、この広範な「超スペクトル」や「超地上的存在(ウルトラテレストリアル)」の現れ方の一部として考えられるかもしれません。
- キールは、現象を文字通りに解釈するのではなく、絵画や音楽、詩を鑑賞するように「根底にある真実を理解しようとすること」が重要だと繰り返し述べています。これは、怪電波についても同様に、その物理的な現れだけでなく、それが意味するより深い現実の側面を探求するべきだというキールの姿勢を示唆しています。
- また、キールは、物理的でない現象を受け入れることに対する既存の科学的パラダイムの抵抗についても言及しており、怪電波のような説明のつかない現象は、そのような「物質的説明からの脱却」を求める彼の視点と合致します。
この文脈において、怪電波は、キールが提唱する「不可解な現象」の包括的なスペクトラムの一部として位置づけられます。それは単なる物理的な信号ではなく、私たちの現実認識や科学的理解の限界に挑戦する、より広範な「知性」の現れの一部である可能性が示唆されています。
Ingo Swann が目撃した「物質化」現象
インゴ・スワンの「物質化」の目撃は、UFO現象における物理的側面と、それらの現象が私たちの現 実とどのように相互作用するかについてのジョン・キールの理論を深く掘り下げるものです。
インゴ・スワンは、彼の著作『Penetration』の中で、UFOが「何もないところから構築されている」のを直接目撃したと述べています。この目撃談によると、UFOはまず「小さな光点」として現れ、そこから「それ自体を構築」し始め、1分もかからずに完全に姿を現したと報告されています。彼はこの出来事を、彼がアラスカのどこかだと考えている場所で目撃しました。
このスワンの目撃は、ジョン・キールが『エイス・タワー』で提唱する現象の物質化に関する理論と密接に関連しています。
- 「アドホックな実体化」の理論: キールは、UFOの構造物や関連する生き物(エンティティ)が、その場で「生の材料からアドホックに構築される」という理論を提示しています。特に炭素がその主な材料として挙げられています。
- 「スラグ」や「エンジェルヘア」との関連: この理論は、UFOから落下するとされる「スラグ」(燃えかす)や「エンジェルヘア」が、主に普通の炭素でできているという観察と結びつけられています。これは、これらの物質が、何らかの未知のプロセスによってその場で生成された、UFOの物理的残留物である可能性を示唆しています。
- オカルト的類推: この物質化の概念は、伝統的なネクロマンシー(死霊術)において、死者の影を物質化させるために「生の材料」(例えば血液)が必要とされることと類似していると指摘されています。これは、キールがUFO現象を、悪魔憑きや心霊主義と同様に、人類の信念体系と相互作用する「超自然的なゲーム」の一部として捉える彼の広範な視点と一致します。
- 物理的影響: スワンの目撃が示すように、これらの現象は空気を移動させるほどの物理性を持ちます。キールは、UFOが物質化する際に空気が置き換えられる可能性に言及しており、これにより「音響効果」や「過圧波」が生じ、目撃者に頭部外傷のような身体的損傷を与える可能性があると推測しています。
- 非固形性/軽さの可能性: キールはまた、これらの現象がアドホックに構築されるにもかかわらず、完全に固形であったり重かったりするわけではない可能性も示唆しています。これにより、ビッグフットのような大きな存在が素早く移動したり、突然消えたりする現象が説明できるかもしれません。これは、古代の文献で「空気と火で構成されている」と記述される悪魔や精霊が、物理的な環境に影響を与えることができるという概念とも関連しています。
このインゴ・スワンの報告は、UFOが必ずしも宇宙を旅してきた既成の乗り物であるという単純な見方を覆し、むしろ私たちの現実内で、その場で、そしておそらくは私たちの意識や環境と相互作用しながら現れるという、より複雑な性質を持っている可能性を示唆しています。ソースは、このような現象の理解は、単一の原因で全てを説明しようとするのではなく、「柔軟に捨てる準備」を持った思考の枠組みで、多角的にアプローチする必要があると強調しています。現在のメタマテリアルの研究は主にマグネシウムの同位体に関心が寄せられていますが、炭素に関するキールの理論も「有益な研究の道筋」として提示されています。
牛の切断という特定のテーマのより大きな文脈において、ソースはオペレーション・ガス・バギーについて、その背景、牛の切断現象との関連性、そしてその説明が持つ限界について議論しています。
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オペレーション・ガス・バギーの概要
- オペレーション・ガス・バギーは、冷戦末期に、余剰な核兵器の活用法として考案されたプロジェクトでした。
- その目的は、核爆弾を地下で爆発させて水圧破砕(フラッキング)を行い、天然ガスを採掘することでした。
- 少なくとも一度の核実験が、ニューメキシコ州ドゥルセ近郊で実際に行われました。
- しかし、この試みは失敗に終わり、採掘された天然ガスは放射能を帯びており、使用不可能でした。
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牛の切断との関連性に関する理論
- レンは、このオペレーション・ガス・バギーが特定の地域の牛の切断現象の一部を説明する可能性があるという理論を提唱しています。
- 彼の理論では、この地域で発生した牛の切断は、地下核実験によって地下水が放射能で汚染された可能性を政府が懸念し、その影響を調べるために牛を検査していたためではないか、と推測されています。
- 具体的には、牛のリンパ節や舌など、放射性同位体が蓄積しやすい部位を調べていたとされています。
- 「UFO現象」や「宇宙人による切断」という話は、政府が事実を隠蔽し、国民の関心をそらすための「もっともらしい否定(plausible deniability)」として利用された可能性があると述べられています。これは、もし政府が食肉供給が放射能汚染された可能性を認めれば、大衆パニックや牛牧場への賠償問題といった大きな混乱を招くためであると説明されています。
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説明の限界と多角的な視点
- しかし、このガス・バギーの理論は全ての牛の切断現象を網羅するものではないことが強調されています。
- ガス・バギーの実験は一か所で行われただけであるため、他の地域や世界中で発生している牛の切断を説明することはできません。
- ソースでは、牛の切断現象が単一の原因では説明できない多角的な性質を持っていることが示唆されています。
- 古代の記録にも、光の球体が空から降りてき て家畜をバラバラにするという、類似した現象の記述が存在します(例:イタリアの「魔女」の物語)。
- また、核発電所や核廃棄物投棄場の風下または下流で、牛の切断の大多数が発生しているという相関関係も指摘されており、これも政府による放射線や病原体の検査を示唆する可能性があります。
- クリス・オブライエンの研究を引用し、牛の切断は人間による介入だけで説明するのは極めて困難であり、一つの包括的な説明は存在しないと結論付けられています。むしろ、それは「UFO現象」と同様に、様々な要因が絡み合った「スペクトラム」のようなものであると見なされています。
この議論は、ジョン・キールが『エイス・タワー』で提示する、超常現象が単一の原因ではなく、多層的な現実の相互作用として現れるという彼の広範な思想と一致しています。つまり、怪電波と同様に、牛の切断もまた、物理的な説明、政府の介入、そして私たちの理解を超えた未知の知的存在の活動が複合的に絡み合って生じる現象の一部として捉えられています。
情報源: 音声(1:26:15)
2020-05-19
(2025-07-09)