UFO/超常現象 に関する John Keel の独創的見解
前置き
Seriah + Greg Bishop + Wren Collier の鼎談 podcast 動画を AI で整理した。
なお、この動画は過去記事でも取り上げた。
目次
AI 整理
概要
ジョン・キールの著書『第八の塔』について議論するYouTubeのポッドキャストのエピソードが提供された資料です。ホストとゲストは、この本の内容、特にジョン・キールの超常現象に対する思索的なアプローチを探求しています。
彼らはキールの特異な予言、UFOと超常現象の物理的・心理的影響、そして古代の悪魔学と現代のUFO現象との驚くべき類似点について考察します。さらに、この対談は懐疑主義の限界、自己認識の重要性、そして超常現象の曖昧で主観的な性質といったテーマにも触れています。
詳細
「Where Did The Road Go」のこの版では、ホストのSoraya氏、Erin Collier氏、そしてRadio MysteriosoのGreg Bishop氏が、1975年に出版されたジョン・キールの著書「第八の塔」について議論しています。この本は、キールの著書の中でも特に思弁的な作品であり、超スペクトルとウルトラテレストリアルという概念を中心に展開されています。司会者たちは、この本がキールの「モーガン・プロフェシー」や「トロイの木馬作戦」と並ぶ、彼の思想を理解するために不可欠な三部作の一部であると考えています。
主要テーマと重要なアイデア
- キールの思弁的アプローチと「フォーティアン」的系譜
思弁の性質: 本書は、キールの初期の作品で探求されたアイデアの「B面」のようなものであり、多くのアイデアを自由に探求し、熟考している「ジャズセッションのような本」と評されています。司会者たちは、キールの著作を「絵画を見たり、歌を聴いたり、詩を読んだりする」ように捉えるべきであり、文字通りに解釈すべきではないと強調しています。
チャールズ・フォートとの比較: キールは「20世紀の最もフォーティアンな人物」と見なされており、フォートの遺産を20世紀後半に適合させる形で引き継ぎ、「フォートが20世紀前半に完璧にフィットしたように」彼のアイデアを現代に展開しました。
- 超スペクトルとウルトラテレストリアル
中心概念: キールは「超スペクトル」と「ウルトラテレストリアル」という概念を深く掘り下げています。これらは、従来の理解を超えた現実の側面や、地球外生命体ではない異次元の存在を示唆しています。
物理的性質と現象: キールは、UFOや遭遇時に報告される物理的な現象について推測しています。彼は、目撃者が熱を感じることに言及し、これをマイクロ波放射への曝露の兆候と関連付けています。また、UFOが放出する「天使の髪」やスラグが、炭素などの一般的な物質からアドホックに「創造」される 可能性についても言及しています。
- エンティティとの相互作用と危険性
精神への影響: キールは、これらのエンティティとの相互作用の危険性について繰り返し警告しており、彼らが人々の「緩んだ糸を引っ張り、ほつれさせる」能力を持っていると指摘しています。司会者たちは、現代社会が「これらのエンティティに対処するためのいかなる枠組みも持っていない」ことが、この「ほつれ」を引き起こしていると示唆しています。
エンティティの性質: キールは、これらのエンティティを「感情的に不安定で、子供じみた、愚かでさえある」と表現しています。彼らは「綿密にプログラムされた手順に従わない限り、混乱する」存在であり、「彼らが演じるゲームには明確なルールがある」と述べています。この説明は、紀元300年代のギリシャの哲学者イアンブリコスが記述した「判断力がなく、極めて不合理な」悪魔の性質と驚くほど一致しています。イアンブリコスは、これらの存在が「外見に導かれ、愚かで不安定な想像力によって他のものに影響される」と指摘しています。
真実と虚偽の区別不能: これらのエンティティは「真実と虚偽の区別ができない」ため、「嘘をついているのではなく、文字通り真実と虚偽の区別を知らない」と議論されています。
「ゲームのルール」: エンティティとの関わりは、「ある種のルールに基づいて機能する」「ほぼ機械的な性質」を持っていると指摘されています。これは、儀式的な魔法の作法、つまり「正しい言葉を言い、正しい円を持ち、正しいものを描き、正しい道具を使う」ことの必要性と関連付けられています。
シャーマニックな文化との対比: 過去のシャーマニックな文化では、このような遭遇は「普通」であり、「特別なことだと感じるべき」と見なされていたのに対し、現代社会では「このようなことに対処するためのいかなる枠組みも持っていない」と対比されています。
- 現実、知覚、そしてシンクロニシティ
知覚の主観性: キールは「目撃者が経験したと思うことと、実際に経験したことの違い」を認識することの重要性を強調しています。UFO現象は「文字通りに捉えることはできない」ものであり、むしろ「対象の曖昧さを模倣する」ように、斜めからアプローチすべきだと主張されています。
自己認識の重要性: 「自分自身を知らなければ、超常現象を研究する上で何の進展も得られない」と述べられています。心理療法や自己認識は、これらの奇妙な現象に取り組む前に不可欠であると強調されています。
シンクロニシティ: キールは、特定の奇妙な名前を持つ人々がUFO遭遇を経験する「名前ゲーム」について言及しています。シンクロニシティは「注意を払え」という「道標」として機能し、「特にあなたに関連する何かが今起こっている」ことを示唆しています。
- オカルトとUFO現象の関連性
古代の知恵の再発見: 司会者たちは、現代のUFO研究者が、イアンブリコスのような古代の哲学者たちが何千年も前に文書化したエンティティの性質と相互作用に関する知識を「再発見している」ことにフラストレーションを感じています。
ゴールドとオカルト: キールは、金が電気の導体であるという事実と、多くの古代文化が金を崇拝していたという事実に基づいて、エンティティが金を使用してこの世界に現れる可能性について推測しています。これは、金が太陽と関連付けられ、不滅の象徴であるというオカルト的な考えと結びつけられています。
犠牲と実体化: 伝統的なネクロマンシーにおける生贄の必要性と、死んだ人物の「影」を具現化するための「生々しい物質」の必要性が、UFO現象における家畜の切断の古代の記述と関連付けられています。
物質と非物質: キールは、UFOやそれに付随する生物が「空気と火から構成されているが、まるで物理的な存在であるかのように物理的な環境に影響を与える」という「実体化」の概念を探求しています。
ジョン・キールによる大胆な主張と予測
宗教的出現の科学的説明: キールは、「今世紀末までに、宗教的出現の完全な科学的説明が得られ、私たちの宗教的・オカルト的信念の多くが見直されるか、完全に放棄されるだろう」と予測しました。これは「完全に間違っていた」と指摘されています。
ベリコフスキーの受け入れ: キールは、イマヌエル・ベリコフスキーのアイデアが「今世紀末までに新しい科学者に受け入れられるだろう 」と予測しました。これもまた「起こらなかった」と述べられています。
磁気ストライプ式クレジットカード: キールは、「磁気ストライプ式クレジットカードの使用を正確に予測した」という奇妙な、しかし正確な予測も行っています。
神経毒蛇毒: キールは、「神経毒蛇毒が神経に沿って移動する」と誤って主張しました。司会者は、「それは蛇毒の作用方法ではない」と指摘し、キールはアマチュアの爬虫類学者であったにもかかわらずこの間違いを犯したことに疑問を呈しています。
その他の興味深い事実
チャールズ・フォートの資料: チャールズ・フォートの論文は、ニューヨーク公共図書館のティファニー・セイヤー・コレクションに所蔵されています。
ウィルヘルム・ライヒのオルゴン: ウィルヘルム・ライヒと彼のオルゴンエネルギーの概念が議論され、司会者はライヒが「何かを発見した」と信じています。司会者はまた、ライヒのホームと研究所をメイン州レンジリーで訪れた経験を語っています。
ゴールドの文化的重要性: 金の文化的重要性は、その希少性、非酸化性(不朽性)、そして太陽や不死とのオカルト的な関連性によって説明されています。
大惨事説と氷河期: 司会者たちは、氷河期末期が「大惨事」であり、大規模な洪水や地滑りを引き起こし、古代の沿岸文明を水没 させたと推測しています。
超能力と地球磁場: キールは、超能力が「自然の磁場が強い場所でより強い」と主張しています。これは、ロバート・ショック氏の研究や、地磁気変動がリモートビューイングの精度に影響を与えるという調査結果によって裏付けられています。
マーズエフェクト論争: 司会者たちは、チャールズ・サイコップのメンバーが、占星術の「マーズエフェクト」を反証しようとした研究で、実際には肯定的な相関関係が見つかったにもかかわらず、その結果を隠蔽しようとしたことについて議論しています。
キャトルミューティレーション: 家畜の切断は、核兵器を地下で使用する「オペレーション・ガスバギー」や、放射性物質や病原体の漏洩を隠蔽しようとする政府の関与と関連付けられています。ただし、古代の記述にも同様の現象が見られることから、完全な説明にはなりません。
UFO遭遇による死: キールは、UFO遭遇後に人々が死亡した事例に言及しています。特に南米で、男性の皮膚が剥がれ落ちたという恐ろしい事例が挙げられています。
UFOによる頭部外傷: 最近の調査では、UFO遭遇後に人々が「鈍力外傷に似た」頭部外傷を負った事例が示唆されています。キールは、UFOが物質化する際に空気が移動することによって「過圧波」が生じる可能性を提唱しています。
インゴ・スワンの「物質化」の目撃: インゴ・スワンは、UFOが「何もないところから構築されている」のを直接目撃したと述べ、最初は小さな光点から始まり、1分足らずで完全に姿を現したと報告しています。
結論として、このブリーフィングは、「第八の塔」がジョン・キールの超スペクトルとウルトラテレストリアルに関する大胆な思弁を探求する上で不可欠な読み物であることを強調しています。本書は、エンティティとの遭遇の性質、知覚の主観性、オカルト的な歴史的文脈との関連性、そしてUFO現象を文字通りに解釈することの危険性について、深い考察を提供しています。
タイムライン
紀元300年代 (古代ギリシャ)
- イアンブリコスによる精霊に関する記述: 彼の著作「秘儀について」において、精霊(デーモン)が限定的で判断力に欠け、不合理であること、外見に惑わされやすく、愚かで不安定な想像力によって影響を受ける性質を持つことが述べられる。これ はキールが1970年代に遭遇した「知性体」の性質と驚くほど類似している。
19世紀後半 - 20世紀前半
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チャールズ・フォートの活動期間(概ね1900年代前半まで): ジョン・キールがその思想的祖先と見なすチャールズ・フォートが活躍し、世間の一般的な常識では説明できない事象を収集・考察。彼の「フォーティアン」なアプローチは、後のキールに大きな影響を与える。
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ウィルヘルム・ライヒの活動: オルゴンエネルギーに関する研究を行う。キールはライヒの研究に一定の評価を与え、オルゴンとクンダリーニの関連性も示唆する。
1930年代
- 連続ドラマ「ファントム・エンパイア」公開: 地底の先進文明、ロボット、光線銃などを描いた西部SF作品。シャワー・ミステリー以前に、フランク・ダロウという俳優が出演しており、キールの作品で言及される「ダーロウ」との音の類似性が指摘される。
1960年代
- ベティ・アンド・バーニー・ヒル事件(1961年): UFOによる誘拐事件として知られる。この時期はまだ「アブダクション」という概念が広く普及していなかったため、キールの初期の遭遇事例には一般的なアブダクションケースは少ない。
1970年代
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ジョン・キール「第八の塔」出版(1975年): 本書の中核となる時期。キールは自身のUFOや超常現象に関する広範な調査と考察をまとめる。特に「スーパースペクトラム」や「ウルトラテレストリアル」といった概念を提唱。本書は「蛾男の予言」や「トロイの木馬作戦」と並んで、キールの思想を理解する上で必読とされる。
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時期不明(「第八の塔」執筆と同時期):
- キールは、UFOや超常現象に関わる人々が「狂ってしまう」傾向があることを警告。
- 宗教的出現現象に対する科学的説明が世紀末までに得られるという誤った予測。
- 磁気ストライプ式クレジットカードの正確な予測。
- 神経毒性ヘビ毒に関する誤った生物学的知識の記述(静脈系ではなく神経系を伝わるとする誤解)。
- ヴェリコフスキーの宇宙論が世紀末までに科学者たちに受け入れられるという誤った予測。
- ウィルヘルム・ライヒのオルゴンに関する研究への言及。
- 金の伝導性に着目し、超常現象の顕現におけるその役割を推測。
- サイキック能力とUFO視認が強い磁場環境下で強化されるという仮説の提唱(ロバート・ショックや遠隔視研究との関連性が指摘される)。
- 超常現象に関わる知性体が感情的に不安定で子供じみており、愚かであるというキールの観察(イアンブリコスの記述との類似性)。
- 「ゲームのルール」に従って行動するこれらの存在のメカニズム的性質に関する考察。
- 「3本指の足跡」の現象への言及(古代からデーモンに共通する特徴として指摘される)。
- UFO遭遇後の人々の生活が破綻する事例への言及。
- UFOとの遭遇と「名前のゲーム」(珍しい名前の人物にUFO関連の経験が集中する現象)への言及。
- UFOの物質化に伴う空気の変位(衝撃波)による身体的影響の可能性を提唱。
- UFOや関連する現象が、炭素などの生の素材から「アドホック」に形成されるという理論を提唱(エンジェルヘアーやスラグの例を挙げる)。
- UFO遭遇によって引き起こされるマイクロ波放射線への暴露による身体的症状(皮膚下の灼熱感)への言及。
- UFO遭遇による死者(皮膚が溶ける事例など)や、身体的損傷の事例への言及。
- 記録されてきた奇妙な電波信号への言及。
- UFOが物理的な存在でありながら、完全に固体ではなく、軽量で「気体」のような性質を持つという推測。
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超常現象の理解には「比喩的」なアプローチが必要であり、文字通りに捉えるべきではないという思想の形成。
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サイコップにおけるマーズ効果研究と隠蔽疑惑: 1970年代にサイコップが行った、占星術の「マーズ効果」(火星が優勢な時に生まれた人がスポーツに優れる)に関する研究で、肯定的な相関関係が発見されたにもかかわらず、その結果が組織的に隠蔽され、データが改ざんされたとデニス・ローリンズが告発。この事件をきっかけに、マルセロ・トゥルッチら一部の科学者がサイコップを離脱する。
1980年代後半 - 1990年代前半
- ジョン・キール「神々のディズニーランド」出版(1988年): キールの後期作品で、エッセイ集の側面を持つ。
冷戦終結間際
- プロジェクト・ガスバギー実施: 核兵器をフラッキングに利用する試みとして、ニューメキシコ州ドゥルセ近郊で核爆発が実施される。天然ガスが放射能汚染され、失敗に終わる。一部の牛の切断事件は、汚染された地下水や肉の安全性を確認するための政府による秘密の検査であった可能性が指摘される。
現代 (2000年代以降)
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マイクロ波兵器の存在: マイクロ波を用いた群衆制御システム(アクティブ・デニアル・システム)の存在が明らかになり、キールが描写したUFO遭遇時の「皮膚の灼熱感」との類似性が指摘される。
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メタマテリアル研究: UFOから回収されたとされる物質がマグネシウムの同位体や、地球上では珍しい形で混合されたマグネシウムを含むことが報告される(キールの炭素説とは異なる情報)。
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UFO研究の進展と新た なアプローチ: 軍事関係者や大学教授など、これまでUFOを公に論じなかった層が超常現象に言及するようになる。
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古代文献の翻訳と研究のルネサンス: 特に魔術や精霊に関する古代の文献の翻訳・公開が進み、過去の知見との照合が可能になる。
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リモートビューイング研究における太陽活動とローカル恒星時の影響の確認: 太陽活動や視聴者のローカル恒星時がリモートビューイングの精度に影響を与えることが判明し、キールの仮説や占星術の考え方との関連性が指摘される。
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KITグリーンとゲイリー・ノーランによる講演: UFO遭遇後の目撃者に、鈍器による頭部外傷に似た損傷(実際に外傷はないが、脳の損傷を示す)が見られる事例が報告される。
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イングヴェ・スワンの「浸透」での描写: UFOが何も無いところから物質化する様子を目撃。
登場人物
主要人物(議 論の中心人物)
ジョン・キール (John Keel):
- 1975年に出版された「第八の塔」の著者であり、番組の中心テーマ。
- 「スーパースペクトラム」や「ウルトラテレストリアル」といった概念を提唱し、UFOや超常現象に関する非常に思索的で型破りなアプローチを取る。
- その著作は「蛾男の予言」や「トロイの木馬作戦」と並び、彼の思想を理解する上で不可欠な「三部作」の一部と見なされる。
- UFO現象に遭遇した人々が「狂ってしまう」傾向があること、UFOが「知性体」でありながら感情的に不安定で愚かであることなどを指摘。
- 超常現象の理解には文字通りではなく、「芸術作品を見るように」比喩的に捉えるべきだと主張する。
- 「名前のゲーム」など、奇妙なシンクロニシティの観察者。