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Bart Ehrman : 三位一体は不合理、それゆえ理解不能だ

· 7 min read

前置き

過去記事

Bart Ehrman の講演 : 「イエスが神と見なされるようになった歴史的経緯」の解説

の講演からタイトルの件に絞る。原文は上の記事に付けた。

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最も明白な問題は、イエスが神であり、神が神であるならば、私たちは二人の神を持っているのではないか、ということだった。 もし聖霊を混ぜたら、私たちは3人の神々を持つことにならないか? (0:39:05)

では、私たちは本当は多神教徒ではないのか? クリスチャンは、いや、私たちは多神教ではなく、一神教だと言いたかった。 ええ、でもあなたは今、神は神であり、イエスは神であり、御霊は神であると言いました。 いいえ、私たちは一神教です。 それは具体的にどういうことですか? 私の本の最後では、このようなことに関する2世紀、3世紀、4世紀の論争を扱っています。 (0:39:26)

この問題にはいくつかの巧妙な解決策があった。 キリスト教2世紀の終わりに支配的な見方をしていたある思想家のグループがあったのですが、それは現代の学者たちがモーダル主義と呼んでいる見方です。 神が3つの様式で存在すると主張しているので、様相論なのです。 つまり、私自身は人間として、息子であり、兄弟であり、父親である。 (0:39:58)

でも、私は一人しかいない。 だから神もそうなんだ。彼は3つの存在様式を持っている。 父であり、子であり、聖霊である。 このような見解は長い間支配的でしたが、結局は異端とされました。 なぜなら、3つの区別を十分に強調していなかったからだ。 新約聖書でイエスが祈るとき、彼は独り言ではないのだから。 (0:40:26)

それで、何か他のものがある。 そこで彼らは、実際には3つの異なる存在があり、その3つすべてが完全に神であるという考えに行き着いた。彼らは互いに異なる。 彼らはすべて完全に神だ。みな等しく神なのだ。しかし、神は唯一である。それが三位一体の教義だ。唯一の神が3つの位格によって顕現している。 そして、それは合理的には意味をなさない。 (0:40:55)

そして、それは合理的に意味をなすものではない。 もし三位一体の教義を理解しているという人がいれば、それは誤解です。 なぜならあなたには理解できないからです。 だから私は、キリストが単に神的存在となっただけでなく、父なる神と対等であり、永遠の過去から常に存在していた人物として考えられるようになった経緯に行き着く論争について話して、この本を締めくくります。 (0:41:21)

コメント 1

10年前の過去記事で以下のように私の意見を述べた。

・ついでに言えば…。「三位一体」の教義が難解で誰にも理解できない理由は、そもそもが他の派閥を異端として排除し、自派閥の宗教的権威を独占するために創られた稚拙な屁理屈だから…w  

  ・そこに神学者が探求するような深遠な宗教的真理なんて (ヾノ・∀・`)ナイナイ  (さすが Google 日本語入力…w)

ref: カトリック神父の臨死体験:「天国で神に出会ったが、その神は女性だった」(途中:その1) (2015-02-26)

コメント 2

キリスト教における「三位一体」は、世俗的仏教における「色即是空」とよく似ている。つまり、

  • ともに、あからさまなタワゴトだが、
  • 凡人には理解しがたい甚深の宗教的真理だと洗脳してきた
  • 学者(神学者、仏教学者)たちが様々に工夫を凝らして弁護に務めてきた
  • 「理解できているフリ」ができなければ、賢くない/悟っていない と信徒から見なされてきた

簡単にいえば、「裸の王様」が着ていたバカには見えない「豪華な衣装」と同じで、「宗教的なバカ」には理解できない真理だと信じられてきた。

私は こども なので、「三位一体」も「色即是空」もタワゴトだと言い切る。

講演動画(1:06:51)

Bart Ehrman Freedom From Religion Foundation Lecture

www.youtube.com/watch?v=sAsQULGs1kU

動画概要欄

182,900 views 2014/08/13 Here's Bart Ehrman's Freedom From Religion Foundation Lecture in Raleigh, NC in 2014. At the end I included a short interview I did with him for the "Openly Secular" Campaign by RDF and FFRF. I only had ten minutes for the interview so didn't have time to discuss his work more broadly, but hope to in the future.

Directed by Scott Burdick, author of “Nihala”

(2025-01-02)