Robert Bigelow : 無数の事例が「死後の意識の存続」を証拠付け ている ⇒ その反証データを示す
前置き
Robert Bigelow が「死後も意識は存続するんだ」と熱弁をふるっている。彼(と彼の相手である Mishlove )の主張の根拠は、要するに
- 「死後の意識の存続」を前提にしないと説明しがたい逸話的事例が無数にあり、自分もそれを幾つも体験してきた
という点に尽きる。多くの 精神世界 信者/マニア もこの主張を共有している。
確かにそういった逸話的事例は無数にある。そして、そういった逸話的事例が事実だったとしても、Bigelow らの主張は半世紀前に実験的に反証されていることを後述する。
ついでに、この動画の 文字起こし+和訳 を記録しておく。
動画(1:22:15)
Researching the Afterlife with Robert Bigelow
動画概要欄
133,900 views Aug 21, 2023 Robert Bigelow is founder of Bigelow Aerospace as well as the Bigelow Institute for Consciousness Studies.
Here he shares his interest in establishing empirical evidence for the existence of the afterlife, and its implications.
反証データを示す
Robert Bigelow の主張(=精神世界 ファン/信者 の主張)は既に、半世紀前に
1972年、"The Philip Experiment":創作した架空の幽霊を召喚したという実験(途中:その6) (2019-07-11)
によって反証されている。言い換えると、
- 創作された架空の人格ですら、
- その架空の人格の死後の意識の存続を示唆する現象が起きうる
ことが実験的に確認されている。つまり、従来、死者からのメッセージだと思われてきた幾多の逸話的事例は、
- その死者の 近親者/親しい知人 が自ら無自覚のまま引き起こした ESP/遠隔視 現象を、その「死者の魂からの知らせだ」と誤解したもの
だと判断できる。
もっと簡単に言えば、
- 「自身の深層意識が引き起こした稀な ESP 現象」を、
- 「故人となった 近親者/親しい知人 の魂」からの知らせ
だと誤解した結果であり、
- 「故人となった 近親者/親しい知人の魂]の正体は、自身の深層意識
だと判断できる。実際、
- (a) 出現した故人が恨みつらみを伝えることはほぼ皆無で、
- (b) 出現した故人は「全ては良好だ、安心して くれ」とだけ伝え、
- (c) 死後の体験や、あの世の状況についても詳細を全く語らない
この a, b は、本人(=メッセージを受けた側)にとって都合が良すぎるメッセージばかりだが、本人の深層意識がそのメッセージを作成したのであるから、当然のこと。本人は死後の体験など皆無ゆえ、c も当然そうなる。
関連
"The Philip Experiment"(創作した架空の幽霊を召喚したという実験)の謎を解く。 (2020-11-13)
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▼和訳 展開
Thinking Allowed 心理学者ジェフリー・ミシュラヴとの、知識と発見の最先端に関する対話 こんにちは、ようこそ。ジェフリー・ミシュラブだ。今日のテーマは死後の世界の研究だ。 ゲストはロバート・ビグロー。彼はビグロー意識研究所の創設者であり、他にも多くの業績を残している。ロバートはここアルバカーキを訪れている。今回で4回目のインタビューとなる。 (0:01:00)
ようこそ、ロバート。おはよう。ありがとう。 またご一緒できてうれしい。 ここにいら れてうれしいよ。ありがとう、ジェフ。おそらく一般の人々の心の中では、あなたは他の人よりも死後の生存の問題と密接に結びついていると思う。それは、あなたの人生の20年間を占めてきた宇宙開発の分野よりも、その分野での知名度の方が今は高いかもしれない。このような関心を持つようになったきっかけについて話そう。 (0:01:33)
いろいろなことがあったと思う。遡ること数十年、私は身近な家族を何人も亡くしてきた。 父は私が18歳の時、ある晩、母から飛行機事故で亡くなったという電話を受けた。 それから2人の息子のうちの1人、孫、そして55年間連れ添った妻を失った。 だから悲しみの部分や困難さは理解している。 (0:02:05)
そして、自分に何が起こるのかという好奇心はさておき、誰もが持っている自然な好奇心は、次に何が起こるのかということだと思う。 そして、自分に何が起こるのかとか、言われたことを完全に鵜呑みにすることができる。 僕の場合は、いつもそれよりも少し上を求めてきた。 信仰は心地よいものだが、信仰ときちんとした証拠が欲しい。 (0:02:33)
そうしたら、もっと信仰が深まるよね。 だから、証明の価値や、論理的なコンセンサスや根拠を得ることができることに感謝している。 私や妻、家族、従業員にも経験がある。 スキン・ウォーカー・ランチで経験したようなことは、別の次元に導いてくれる。 僕がサバイバルに興味を持つようになったのは、80年代半ばか、80年代前半までさかのぼると思う。それが僕の好奇心と興味の起源だと思う。 (0:03:24)
というのも、超心理学では、あなたがこの分野に新しい刺激を与えるまでは、生存という問題から遠ざかっていた。 彼らは、すべては超能力やESPなどに帰結すると言って満足していた。 非凡な知覚のバスケットは重要であり、それは実在する。 つまり、サイコメトリーであれ、透視であれ、J.B.ライアンのゼナー・カードを始めとして、そのバスケットは実在し、証明可能なのである。あなたはライアン研究所の理事を務めていた。そうだった。 (0:04:13)
それで、でも私としては、3つの主要な疑問があると思う。 (0:04:24)
この2つではない。神の力というのは3つ目だと思うからだ。 私たちは孤独なのか?死んだらどうなるんだ? そして、多くの人はただそれだけを信じるか、神や何かがあなたに起こるという点で、自分が無神論者か無宗教者であることを知らない。 そしてもちろん、3つ目は、至高の力は存在するのかということだ。 (0:04:47)
そしてその力には、神という言葉だけでは実は足りないと思う。 それは人類が作り出した言葉のようなものだ。 しかし、それだけでは十分だとは思わない。 すべてを包括するには不十分だ。 真に全能で、遍在し、全知で、すべてを普遍的に包含するものがある。 そして明らかに、私たちが神の似姿に似せて創造されたかどうかについては、さまざまな考え方があるよね。 (0:05:27)
それとも、私たちは自分自身に似せて神を創造したのだろうか? というのも、人間は自分の信念に責任があると思うからだ。 神学者たちは、私たちは神に似せて造られたと言う。 私はそれが真実だとは全く思っていない。 (0:05:59)
私は、生きているかどうかにかかわらず、あらゆる生物、あらゆる物質的なものは、至高の神の力の表現だと信じている。 絵画やフレスコ画に描かれるような、老人や筋骨隆々の男が神として手を伸ばすような、ほら、馬のような姿ではない。 でも、私たちは神の力の表現なんだ。 だから、BICS研究所(意識研究所)を設立したときに、コンテストをやろうと決めたんだ。 (0:06:43)
そして基礎から始めようと思った。 というのも、もし心地よくなることができたら、もし自分が自分の容器以上の存在だと本当に信じることができたら、自分の容器を生き抜くことができる。 私は、身体よりも容器という言葉の方が好きなんだ。 ボディはもっと神聖なもので、言葉のようなものだ。 でも、コンテナという言葉が好きなのは、コンテナは一時的なものだと知っているからだ。 (0:07:21)
でも私たちは、自分の将来がどうなるかを知っているかどうかに関わらず、自分自身がそれほど一時的なものだとは思っていない。 そうだね。それをミートスーツと表現するのを聞いたことがある。 まあ、肉屋さんとかなら合うかもしれないね。 でも、僕はコンテナという言葉が好きかな。 出発点への挑戦は、信じること、信仰の先にある本当に心地よい場所にたどり着くことなんだ。 (0:07:57)
誰かから信じろと言われたこと以上の何かを。 それが牧師であろうと、神父であろうと、ラビであろうと関係ない。そんなことはどうでもいい。 両親でもいい。私には関係ない。 私は、ただそれを鵜呑みにするのではなく、もっと実質的な証拠を聞きたい。 死後の生存については、140年から150年にわたる研究がある。 (0:08:30)
しかし皮肉なことに、科学界にはこれは科学のための問題ではないと言う人が多い。 (0:08:39)
科学では対処できない。 それは正反対だ。 なぜなら、それは異次元的なものであり、彼らの物理学ではそれを扱うことができないからだ。 彼らの物理学はそれをうまく扱えない。 ハイゼンベルク実験はさておき、それは氷山の一角に過ぎない。 自分の考えで素粒子を動かしたり、乱数発生器を使ったりするんだ。 (0:09:09)
それは氷山の一角に過ぎない。 だから私は、宗教のつま先を踏まないというコンテストの土台から始めたんだ。 というのも、彼らは、もちろん、我々は数千年前からそう言ってきた、と言うだろうからだ。 だから、争いを起こすには安全な場所だった。 しかし、その地盤は基礎的なものであるため、極めて深刻だった。 (0:09:42)
そういうわけで、法廷での裁判員裁判か陪審員裁判に臨むかのような基準を設けた。 そして証拠を提出しなければならないと言った。 お経は許されない。 合理的な疑いを超える本当の実質的な証拠が必要なんだ。 不合理な疑いでも有罪にできるんだ。 有罪にできる。 100%でなくても有罪にできる。 (0:10:10)
合理的な疑いを超えるとは、実質的な証拠ということだ。 そこで私は考えた。 というのも、私の考え方では、もしあなたが容器の存続に満足しているなら、あなたは容器を存続させるつもりだろう。 そして、その容器の中で生き残るのは自分自身だと言うだろう? それはあなたの意識だ。 意識には人格も含まれる。 すべての記憶も含まれる。 実際にはそれ以上なんだ。そして、ここでもうひとつジャンプする。 (0:10:50)
もしコンテナから生き延びたら、輪廻転生は本当なのか? OK、あなたはこのような他の種 類の補助的な種類の道や探索の他の劇場に入る。 もう何十年も前のことだが、友人の女性が輪廻転生の本を渡してくれた。 私は礼儀正しくそれを受け取った。 読むつもりはなかった。 そんなことに時間を費やすのはもったいないと思ったんだ。 (0:11:23)
それに何も知らなかった。 何も知らなかった。 そして後になって、うわあ、これには本当の意味があるんだ、と気づいた。 以前のインタビューでは、科学諮問委員会にイアン・スティーブンソン、エミリー・クック、ブルース・グレイソンがいることを話したと思う。この分野のトップ研究者たちだ。 そして、あなたは今、1990年代にさかのぼる国立発見科学研究所のことを話している。その通りだ。 (0:11:54)
そして私たちは選択を迫られた。 そこで私たちは実際にETを選んだ。私たちはグループとして、他の部分、つまり反対側よりも、そちらの方が扱いやすいと感じた。 重要なのは、もしあなたが信仰に基づくだけではない十分な証拠をつかむことができれば、逆さ氷山の一角、つまりピラミッドへの扉が開かれるということだ。 (0:12:21)
そして、あなたはその一番下にいる。 (0:12:27)
なぜなら、あなたは最終的に宇宙論、神の力、あるいは至高の力、それを何と呼ぼうと勝手だが、に至るからだ。 そしてそれはすべての理論を変えてしまう。 宇宙論の物理学者たちはそれを快く思っていない。 とても不快だ。 とても不快だ。 そうだね。同調圧力をヒステリックに恐れているんだと思う。 私たちの想像をはるかに超えている。 なぜなら私たちは、あなたや私が進みたいと思うどんな方向へも、チャンネルを合わせたり 、手錠をかけたり、恐怖を探るように条件付けされたりしていないからだ。 (0:13:08)
それがあなたであり、ジェフリーであり、私であることは分かっている。 だから、みんなと同じように行動し、行進しなければならないという外圧を理解しようとするのは難しいんだ。 同調圧力がそれを許容する程度に逸脱するだけだ。 そのため、逸脱の度合いは小さくなる。 とてもとても小さい。 ということは、私たちが話していることについて、ほとんど何も知らない人たちがたくさんいるということになる。 (0:13:45)
なぜなら我々は、彼らが読もうとも調査しようともしない実質的な証拠を持っているからだ。 だから容器の存続は、彼らの完全な考え方や数学の範囲外なのだ。 そして彼らは、手計算や仮定や文脈を使って、その計算を適合させようとするのだ。 理論に理論を重ねる。 彼らはそんなことはしない。 (0:14:11)
だから彼らは全く違うアプローチをとる。 超ひも理論については後で話そう。 それについてはもっと後で話そう。 だからこれは本当に、サバイバルのトピックはすべての基礎となる。 絶対にすべてだ。 それがこのコンテストの発端であり、理由なんだ。 本当に成功した。 そして、最終的に本当に素晴らしい本の出版を締めくくることができて感激している。 (0:14:46)
5冊で1セット、5巻で1セットだ。 だから、もしこれらの本を読んでくれるなら、みんなに配ることができる。 だから、本当に真剣に取り組んでいる人たちの手に届くようにするにはどうしたらいいかと苦心しているんだ。 どこかの棚に貼り付けて忘れてしまうような人たちではない。 (0:15:17)