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次世代版 DeepL(2024-07)における翻訳の(意図的な?)品質格下げ

· 5 min read

前置き

2024-07 に 「次世代」版の DeepL が公開され、翻訳の質がかなり向上したことは過去記事でも述べた。

特に、係り受け構文を無視するという悪癖が改善した。だが、係り受け構文の改善は翻訳する量がごく短い場合に限られるようだ。

同じ係り受け構文が含まれていても、前後に別の文章がふくまれて翻訳量が多くなると、途端に「係り受け構文を無視する」悪癖がでる。その具体的な証拠が下。

ジョン・マックが初期に調査したもう一つの事件で、私も彼も非常に説得力があると感じたのは、2人の10代の少女がお泊まり会をしたという話だった。 その夜、少女の一人の母親が様子を見に行くと、少女たちは行方不明になっていた。

警察を呼び、あちこち探したが、少女たちは見つからなかった。 (00:02:01)


Another case that John Mack investigated early that I found very compelling and he found compelling was a story of two teenage girls who had a sleepover. And during the night, the mother of one of the girls went down to check on them and the girls were missing. Called the police, they searched all over, they couldn't find the girls. (00:02:01)

上の例では 「警察を呼び、あちこち探したが、少女たちは見つからなかった」 という文が訳出されている。

だが、全く同じ原文の後に別の文章を付け足し、翻訳量が少し長くなると以下のようになり、

「警察を呼び、あちこち探したが、少女たちは見つからなかった」

に相当する訳文が欠落する。

ジョン・マックが初期に調査したもう一つの事件で、私も彼も非常に説得力があると感じたのは、2人の10代の少女がお泊まり会をしたという話だった。 その夜、少女の一人の母親が様子を見に行くと、少女たちは行方不明になっていた。

(00:02:01)

そして数時間後、彼女たちはベッドに戻ってきた。 その後、少女たちは2人とも、ある種の異星人との遭遇があった、窓の外にUFOを見たと言った。 窓の外にUFOが見えたと言った。 この事件は、第三者による裏付けの可能性を明るみに出した。 その母親は、基本的にジョン・マックに、少女たちが行方不明になっていることを証言した。 (00:02:35)

Another case that John Mack investigated early that I found very compelling and he found compelling was a story of two teenage girls who had a sleepover. And during the night, the mother of one of the girls went down to check on them and the girls were missing. Called the police, they searched all over, they couldn't find the girls. (00:02:01)

And a few hours later, they turned up back in their beds. And later, the girls both said that they had had some kind of an alien encounter, that they'd seen a UFO outside the window. And they described some interaction with these beings. So that case brought to light the possibility of third party corroboration. The mother who testified basically to John Mack that the girls were missing. (00:02:35)

推測

これはバグではなく、DeepL 社の意図的な計算資源のコスト削減だと思える。

(2024-08-15)