AI 整理 : Alejandro Rojas + John Greenewald 対談 : "Davis/Wilson メモ"、MJ-12 資料 を巡る UFO 業界の姿勢を批判
前置き
過去記事で、
Alejandro Rojas は MJ-12 資料が捏造であることを詳しく解説した UFO 研究者。John Greenewald, Jr は "Davis/Wilson メモ" の信憑性について批判し、問題提起を続けてきた UFO 研究者。
その両名による対談動画。再生回数が 4年間で 5,000回に満たないことからも、UFO 業界がこの両名の観点とは大きく解離していることがわかる。
軍や情報機関による UFO 情報の 捏造/情報撹乱 の歴史に疎い UFO 研究者/ファン/マニア が大多数となっている現状では貴重な意見。
今回は 文字起こし だけを付ける。後日、和訳+ AI 要約 を追加したいところ。
Alejandro Rojas + John Greenewald 対談 : "Davis/Wilson メモ"、MJ-12 資料 を巡る UFO 業界の姿勢を批判 (2024-12-21)
と述べたので、今回はその AI 整理を行った。
UFO神話と情報の真実を追う
提供された文章は、著名な民間UFO研究者であるアレハンドロ・ロハス氏とジョン・グリニワルド・ジュニア氏によるUFO現象に関するポッドキャストの対談記録です。この対談では、UFO分野における過去の誤報や偽情報が現代に再浮上している問題が焦点となっています。
具体的には、MJ-12文書やエリック・デイヴィス/ウィルソン提督に関するメモなど、証拠が不十分または捏造されたとされる情報が依然としてUFOコミュニティ内で広まっていることへの懸念が表明されています。
両氏は、政府のUAP(未確認航空現象)に関する公式報告を求める動きが進む中で、こうした誤った情報が分野全体の信頼性を損なう可能性があるとし、より批判的な視点と裏付けのある情報に基づいた研究の重要性を強調しています。
動画(1:04:17)
UFO Hoaxes & Disinformation - Special Guest: Alejandro Rojas
www.youtube.com/watch?v=XnUDsQhvACE
動画 概要欄
4,700 views Premiered Jul 9, 2020
Details
▼展開
ブラック・ヴォールトは20年以上にわたって、UFO現象に関する何千ページもの資料を公式ルートを通じて収集してきた。しかし、非公式な手段で文書が表面化したらどうなるのだろうか?リークされた文書や根拠のない噂は、何十年もの間、UFOロジーの分野を悩ませてきた。そして、いわゆる証拠が表面化したとき、私たち全員が自問自答しなければならない最大の疑問は、この情報を真に受けるべきなのか、ということである。
マジェスティック12からプロジェクト・アクエリアスまで、そしてプロジェクトSERPOからロズウェル・スライドまで、これらの話やその他多くの話が、未知の、あるいはせいぜい非常に疑わしい、信頼できない情報源から長年にわたって表面化してきた。そして、UFOの分野では何でもそうであるように、決して白か黒かではなく、たいていはいつも激しい論争を伴う。
今日のゲストは、アレハンドロ・ロハスだ。彼は有名なウェブサイトOpenMinds.tvを運営し、科学、宇宙、SF、UFOについて幅広く執筆している。そして、後者に取り組むとき、彼は深く掘り下げて、事実と...フィクションを分けようとしている。
アレハンドロと私は、UFOの分野で今最もホットなトピックを、そしてそれがホットなトピックであり続けるべきかどうかを論じます。
ご期待ください...あなたは「ブラック・ヴォールト」の内部へと旅立とうとしているのです。
For more than 20 years, The Black Vault has collected thousands of pages on the UFO phenomena through official channels. But, what happens, when documents surface by unofficial means?
Leaked documents and unsubstantiated rumors have plagued the field of UFOlogy for decades. And the biggest question we all have to ask ourselves when that so-called evidence does surface; is should this information ever be taken seriously at all?
From Majestic 12 to Project Aquarius, and from Project SERPO to the Roswell Slides – these stories and many more have surfaced over the years from unknown or highly questionable and unreliable sources at best. And like anything with the field of UFOs, it is never black & white, and usually always comes with a heavy dose of controversy.
My guest today, is Alejandro Rojas. He runs the well known OpenMinds.tv website, and he writes extensively about science, space, science fiction and UFOs. And when he tackles the latter, he has dug in deep to try and separate fact… from fiction.
Join us, as Alejandro and I break down some of today’s hottest topics within the field of UFOs – and whether they should be hot topics at all.
Stay tuned… you’re about to journey INSIDE THE BLACK VAULT.
主要テーマと重要事実の要約ブリーフィング資料
このブリーフィング資料は、著名なUFO研究者であるアレハンドロ・ロハス氏とジョン・グリーンウォルド・ジュニア氏の対談動画「UFO神話と情報の真実を追う」からの抜粋を基に、UFO研究分野における主要なテーマ、重要な考え方、および事実をまとめています。
- UFO研究分野の現状と課題
対談の冒頭で、両名はUFO研究分野における現在の状況について言及しています。
- 興奮とフラストレーションの混在: グリーンウォルド氏は、「UFO研究分野では多くのことが起こっており、その一部は非常にエキサイティングである一方、長年この分野に携わってきた人々にとってはフラストレーションを感じさせるものもある」と述べています (0:03:11)。
- 過去の情報の再浮上: MJ-12文書やエリック・デイビス/ウィルソン提督のメモなど、以前から存在していた物語が「新しいもの」として主流メディアに再浮上していることに懸念が示されています (0:03:31)。
- 知識のギャップと教育の必要性: ロハス氏は、「UFOツイッター」や「ヤングガン」と呼ばれる新しい世代のUFO愛好家が、過去数十年にわたって蓄積されてきた情報に精通していないため、ベテラン研究者からの「教育」が必要であると指摘しています (0:04:35)。
- 情報の質の混同: 現在のUFO研究分野では、信頼性の低い証言(第三者、第四者、第五者の証言)が、より信頼性の高い一次証言と同等に扱われている傾向があるとのことです (0:05:29)。
- 情報源の確認の必要性: ロハス氏は、「政府による公式な偽情報が存在したのか?もしそうなら、それはどのようなものなのか?同時に、多くの人々は偽情報があったと信じているが、それが全て真実であるとも信じているという神経症的な問題がある。どのようにしてそれが偽情報であり、同時に真実であり得るのか?」と疑問を呈し、知的な分析が不可欠であると強調しています (0:05:54)。
- 「信じたい症候群」の危険性: グリーンウォルド氏は、証拠や裏付けの必要性を犠牲にして、ただ「信じたい」という願望によって情報を受け入れてしまう「信じたい症候群」の危険性を指摘しています (0:13:58)。
- エリック・デイビス/ウィルソン提督のメモに関する議論
対談では、エリック・デイビスのメモがUFO研究分野における重要な証拠と見なされている現状について深く掘り下げられています。
-
メモの重要性と「神話」: ロハス氏は、この文書が「神話」の形成に大きく貢献しているという点で重要であると述べています。彼は「神話」という言葉を、必ずしも真実ではないが広く信じられている信念や、まだ裏付けられていないが裏付けようと努力している信念という意味で使用しています (0:08:27)。
-
証拠としての信憑性への疑問:
- ロハス氏は、メモの信頼性について「100%詐欺だと決めつける証拠はないが、多くの問題があり、『フィクション』であると感じる」と述べています (0:08:01)。
- この出来事の直接の証人はエリック・デイビスとウィルソン提督の二人だけであるにもかかわらず、ウィルソン提督は出来事を否定し、デイビスはノーコメントである点が指摘されています (0:10:30)。
- 主流のジャーナリストの視点から見ると、提督の言葉と、オカルト的なことに興味を持つ科学者の言葉では、提督の言葉が重く見られる可能性が高いとロハス氏は説明しています (0:11:06)。
- ウィルソン提督が「ラスベガスにはいなかった」と明確に否定しているにもかかわらず、誰も彼がその時にラスベガスにいたことを証明できていない点が、彼の証言の信憑性を裏付けていると述べられています (0:12:03)。
- 「オッカムの剃刀」を適用すれば、文書に書かれていることが真実であるよりも、ウィルソン提督がデイビスに嘘をついたと考える方が合理的であるとロハス氏は示唆しています (0:12:52)。
-
議会への影響への懸念: デイビス/ウィルソン提督のメモのような裏付けのない情報が主流メディアに取り上げられ、ひいては議会や上院のUAP報告書作成の動きに悪影響を与える可能性が懸念されています (0:15:09, 0:17:12)。
- MJ-12文書と偽情報問題
MJ-12(マジェスティック12)文書は、UFO研究分野で長年にわたる偽情報問題の象徴として議論されています。
-
ホアックスであるという確信: グリーンウォルド氏がMJ-12文書がホアックスであるか尋ねた際、ロハス氏は「私はそう確信している」と答えています (0:21:12)。
-
リチャード・ドティの関与:
- MJ-12という言葉がUFOコミュニティに初めて登場したのは、「プロジェクト・アクエリアス・メモ」という文書であり、これは空軍特別捜査局(AFOSI)のエージェントであったリチャード・ドティが作成したものであると説明されています (0:21:57)。
- ドティは、実際には彼の部署の「ブラックプロジェクト」を目撃していたベノヴィッツという科学者に対し、彼が見ているのはエイリアンとUFOであると信じ込ませるために、偽の文書を作成したと自身が主張しているとのことです (0:22:51)。
- しかし、UFOコミュニティの多くは、ドティが偽情報を与えていたという事実を認めつつも、MJ-12文書の大部分を真実として受け入れているという矛盾が指摘されています (0:23:41)。
- ドティは「でたらめ」で「馬鹿げた」文書を複数作成し、その中にはリチャード・ドティの共同研究者であったウィリアム・ムーアもドティと協力して偽情報を流していたことが明らかにされています (0:24:58, 0:26:12)。
- ドティは、自身の作成した偽情報が「今日のUFO神話の多くを形成する基礎、基盤」となっているとロハス氏は述べています (0:27:32)。
-
ドティの証言の信頼性の欠如:
- ドティは自身のストーリーを「常に変える」ため、インタビューする価値がないとロハス氏は述べています (0:29:16)。
- 彼は、自身の行動が上司からの命令であったと主張しているが、その真偽は不明であり、彼が「自発的に」偽情報活動を行った可能性も示唆されています (0:46:14, 0:42:50)。
-
偽情報の影響と危険性:
- ドティの行動は、ポール・ベノヴィッツを精神的に追い詰め、最終的には彼の家族がUFO研究から彼を遠ざけることになったという悲劇的な結果を招きました (0:33:46, 0:44:42)。
- ドティが今でも「共感や罪悪感」を示さないという事実は、彼の行動の無責任さを浮き彫りにしています (0:46:14)。
- グリーンウォルド氏は、ドティのような人物によって作成された、信頼性の低い「第二、第三、第四の情報のプッシュ」が、UFO研究全体の信用を損なう可能性があると懸念を表明しています (0:19:22, 0:56:05)。
- UFO研究における信頼性の追求と今後の展望
対談の後半では、UFO研究分野における情報の信頼性の重要性と、今後の発展について議論がされています。
-政府の偽情報疑惑: グリーンウォルド氏は、国防総省が情報の開示や質問への回答を避けている現状に対し、「これは意図的な偽情報キャンペーンなのか?」と疑問を呈しています (0:54:51)。
- 「赤ちゃんを風呂水と一緒に捨てるな」の落とし穴: ロハス氏は、「赤ちゃんを風呂水と一緒に捨ててはいけない(部分的に真実があるかもしれない)」という議論があるが、「何が赤ちゃん(真実)で、何が風呂水(偽情報)なのかが分からず、誰もその違いを解明しようとしない」という問題点を指摘しています (0:49:57)。
- 今後のUAP報告書への期待:
- 上院情報委員会がUAP(未確認航空現象)報告書を要求していることは、「この分野でこれまでで最も重要なニュース」であるとロハス氏は述べています (0:59:22)。
- 議会は「財源の力」を持っており、各情報機関に情報提供を強制できるため、2021年3月までに提出される報告書は「非常に興味深いものになる」と予測されています (1:00:46)。
- クリス・メロン氏も、議会にはこの問題を最後まで追求する「動機付けのある個人」が何人かいると考えているとのことです (1:01:52)。
- 今後、より多くの「素晴らしい事例」や 「公式な文書」が公開されることが期待されています (1:01:52)。
- 主流への焦点: ロハス氏は、今後の活動において「主流の側」の主要人物(クリス・メロン、ルー・エリゾンドなど)への取材に焦点を当てることで、この分野の「信頼性を高め」、情報を「どこかに到達させる」ことを目指すと述べています (1:03:37)。
この対談は、UFO研究分野における歴史的な課題、特に偽情報の影響と、現代における信頼性の高い情報源への回帰の重要性を浮き彫りにしています。同時に、政府機関からのUAP報告書への期待が、この分野の新たな地平を開く可能性を示唆しています。
タイムラインと登場人物