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「超常現象/オカルト現象 の背後に潜む存在」と超越幻想

· 13 min read

前置き

Ryan Burns は Skinwalker ranch に隣接した土地を購入し、現地で多発する不可解な現象を調査してきた人物。

Ryan Burns: Skinwalker Ranch に隣接した土地を買い取り、調査している (2022-11-01)

その彼が UFO 現象や Skinwalker ranch で起きる奇妙な現象について

  • 人の好奇心を煽り立て、興味や関心を集める「骨」(=怪奇現象)だけは山のようにあるが、

  • 成果となる「肉」(=肝心の正体に関する情報)は何ももたらさない

仕掛けになっているのだ…そう彼は述べている。彼を含めて大多数の UFO 研究者は大きな誤解をしている。その誤解を末尾で説明する。

履歴

(2024-10-03) 書式変換(FC2Blog → markdown)。ついでに 文字起こし+和訳 を最新版 AI で差替。改題。

(2024-03-12) ❏ Ryan Burns : UFO/"Skinwalker ranch" には骨(魅惑)は多いが、肉(成果)はない

FasterWhisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)

そして私は実際に、この予知的知覚知性、あるいはあなたがこのエネルギーや知性を何と呼ぼうと、それは決定的な証拠を提供するのに十分なパズルのピースをあなたに与えないことができるので、私はそれを理解している。そしてそれは、私の意見では、十分な頻度で、十分な頻度で繰り返され、非常に優れた行動パターンを提供してくれる。 (0:30:26)

そして私の意見では、それは確かな証拠だ。だから、攻撃された人たちを擁護するために、私は、そう、行動のパターン、現象の反復性、その他の不可欠なデータや証拠は、私の意見では、もしあなたがその状況から一歩引いて見ることができるなら、より大きな絵を提供すると信じている。 (0:31:00)

しかし、それぞれの特定のシナリオや事件などでは、十分な証拠がない。それが獣の性質なのだ。それは、それを調べている人たちにそれを証明するには十分だが、科学的な方法で起こっていることの決定的な証拠を与えるには十分ではない。 (0:31:23)

科学的な方法が最も正確だというわけではない。科学的な方法が最も正確だというわけではない。画像や様々な測定値、電磁波やその他のガイガーカウンターで放射線をチェックすれば、パズルのピースが増えれば増えるほど、あなたを翻弄し、混乱させ、驚かせ、状況を操作するための道具が増える。 (0:32:04)

つまり、科学やテクノロジーは基本的に、現代の秘教的なものに過ぎないと私は思う。1800年代に作られた古代のお化け鏡や、透視技術やモダリティや次元を利用するのと同じことだ。それはいずれわかる。重要なのは、それが獣の性質だということだ。あなたを欺くのに十分なものを持っている。 (0:32:36)

犬をそこに置いておくには骨に十分な肉がついているが、大衆やメディアや他の誰かに何かを証明するには十分ではない。だからそれは愚かな行為なのだ。馬鹿のやることだ。一日の終わりには何もないハンバーガーを食べる。誰もがそうだと思う。

▼文字起こし 原文 展開

And I actually, I understand because it, back to this precognitive sentient intelligence or whatever you would like to call this energy or intelligence, it is able to not give you enough pieces of the puzzle to provide definitive proof. It gives you just enough to hang on, just enough to hang on, and it does so, in my opinion, often enough and repetitively enough that it provides a very good pattern of behavior. (0:30:26)

And in my opinion, that's solid proof. So in defense of those attacked, I believe that yes, the pattern of behavior, the repetitive nature of the phenomenon, and other integral pieces of data and evidence, in my opinion, provide a larger picture if you look at it, if you're able to step back from the situation, an ample image of what's taking place to where yes, something is happening. (0:31:00)

However, in each particular scenario, incident, etc., there's not enough proof. And that is the nature of the beast. It gives you just enough to hang on to, just enough to prove it to those looking into it, but not enough to give definitive proof of what is taking place in a scientific way. (0:31:23)

And, or any other way for that matter, not that the scientific way is by any means, in my opinion, the most accurate. I think it's far from it because it gives it more toys to play with. And the more, the more outs and exits you give it, you know, yeah, if you have imaging and different readings, electromagnetic and otherwise Geiger counters going to check for radiation, the more pieces you have to the puzzle, the more tools it has on its behalf to play, quote-unquote, with you and confuse, astound, and manipulate the situation. (0:32:04)

So again, science, technology is basically just the modern esoteric, in my opinion. And, you know, it's the same as being out here with ancient haunted mirrors from the 1800s and utilizing scrying technologies and modalities and dimensional... anyway, we'll get to that. We'll get to that. The point is, that's the nature of the beast. It has just enough going for it that it can fool you. (0:32:36)

Enough meat on the bone to keep the dog there, but not enough meat to prove anything to the masses, the media, or anyone else. So it's a fool's errand. It's a fool's errand. And I agree, you know, I have a big nothing burger at the end of the day. And I think everybody does.

動画(36:16)

Explanation of UAP encounters with Chinook helicopter and more

動画概要欄

300 views Jun 11, 2023 INDEPENDENCE Explanation of UAP encounters with Chinook helicopter and more. During the stream a chinook actually flies directly overhead. A recent Shapeshifter sighting on SpaceWolfResearch property is discussed and many aspects of Las Vegas UFOs as well. Lots going on these days. Tune in to HEROparanormal.com podcast for more

背景にある文脈

文字起こし+DeepL訳 では背景の文脈が押さえられていないこともあり意味が分かりづらい。要するに、これらの不可解な現象は

  • 人の好奇心を煽り立て、興味や関心を集める「骨」(=怪奇現象)だけは山のようにあるが、

  • 成果となる「肉」(=肝心の正体に関する情報)は何ももたらさない

仕掛けになっているのだ…そう彼は述べている。

そして、その仕掛けは 現象の背後に潜む知的存在 "Intelligence Behind Phenomena" が操っている…これが UFO/超常現象 研究者のほぼ一致した見解となっている。

では、なぜ骨(=怪奇現象)だけは豊富にあって、肉(=怪奇現象を引き起こしている存在の正体)が一向に掴めないのか? それは

  • 「現象の背後に潜む知的存在」が人間の意図を先回りして読んで、巧みに正体を隠蔽している(= John Alexander の precognitive sentient phenomena 説)

からだ…というのが主流派の発想。

「現象の背後」に潜むのは何か?

だが、彼らは物事を複雑怪奇に捉え過ぎている。そもそも「現象の背後に潜む知的存在」を想定するのが間違っている。存在しないものの正体を、いくら暴こうとしても無駄足掻きになるだけ。

つまり、

  • UFO/超常現象/怪奇現象 の背後にそれらの現象を操る知的存在など存在せず、
  • 人間の一時的な意識障害が UFO/超常現象/怪奇現象 を生み出している

これが最もシンプルな答え。

UFO 研究者/ファン/マニア は存在しないものを長年追い求め、その正体を暴こうとしてきた。それなのに 70年以上経っても成果がゼロである最大の理由は

  • 政府の 隠蔽/情報撹乱 が巧みで
  • 「現象の背後に潜む知的存在」が狡猾

なためではない。もともと UFO 現象に「背後」など存在しない…これが理由(*1)。

「超越」世界への扉

これと全く同じ構図が 超越幻想 の顕れとしての

  • 神秘主義/秘教志向/オカルト/OBE/臨死体験/シャーマニズムへの憧れ
  • 大悟・解脱への憧れ

にも見られる。UFO/精神世界/オカルト の 研究者/信者/マニア も超越幻想に無縁ではない。

神秘主義やチベット仏教、禅、OBE、臨死体験、トランスパーソナル心理学、シャーマニズム、高等魔術、幻覚薬物…こういったものが何やら「超越」世界への扉を開くと思い込んでいる人々が無数にいる。

だが、超越は存在しない(あたりまえ)。人間が認知できたり、到達できたりするようなものは既に超越ではない。実在しえないからこそ(=虚構であるからこそ)超越でありえた。

ゆえに超越志向は全て幻想に終わる。その詳細は

❏ 井筒俊彦と Ken Wilber が陥った、ふたつの根本的な錯誤 (途中 1) (2024-02-15)

の続編で述べる予定。

「超越」へと向かう階梯

超越志向という側面から分類すると人間は以下の 4通りに分けられる。

  1. 俗人:超越には無縁。カネ/異性/名誉/権力 で満足する人間 → 99.9%

  2. 求道者:切実に超越を求め、一生を空費する人間 → 0.1%

  3. 錯覚者:一瞬、超越に触れた、超越を垣間見た、と錯覚した人間 → 0.01%

  4. 超越者:特異体質により完全な自己洗脳に成功し、超越に至ったと本気で確信した人間 → ppm のオーダー(100万人に数人のレベル)

妄想の度合いは 1 が最小で 2, 3 と増大し、4 では無限大に発散している。

(2024-03-12)
(2024-10-03)