Aleister Crowley が召喚した LAM と グレイ型 ET の正体
前置き
本日の記事、
Daniel V. Boudillion:Aleister Crowley の召喚した Lam と グレイ型 ET :その驚くべき類似(全体)
に関連して
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LAM の正体はグレイなのか?
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グレイの正体は何か?
について、現時点の私の見解を整理しておく。
関連する過去記事
Richard Hoagland : LAM が Aleister Crowley に語った話(途中:その1) (2014-08-16)
アレイスター・クロウリーの召喚した Lam と グレイ宇宙人:その驚くべき類似(途中:その5) (2011.08.15)
アレイスター・クロウリーは地球外生命体とチャネリングしたのか?(全体) (2013-04-15)
奇妙な類似:Aleister Crowley が描いた LAM と Jonathan Reed の ET Fritiz Springmeier : 魔術師の John Dee が召喚した存在はグレイに酷似? (途中:その1)LAM の正体はグレイなのか?
結論を先に述べる。No.
その理由は以下のとおり。
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Aleister Crowley が描いた LAM はその背景文脈も行動様式も ET のグレイとは全く相応しない。
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LAM のスケッチは ET のグレイの最も顕著な特徴である「白目のない全体が真っ黒な不釣り合いに巨大な目」を全く反映していない。
強いて共通点を挙げれば LAM も ET のグレイも正体が不明という一点だけ。
LAM の正体は何か?
Aleister Crowley が特殊な意識状態(=自ら誘発し、表層意識による若干の制御を受けつつも深層意識が放し飼い状態で活性化した特殊な「意識障害」モード)で幻視した異世界の存在の心象が、LAM だった。
つまり、LAM はいかなる意味でも実在ではなく、変性意識状態での幻視した幻覚だった。その意味では LSD や DMT の摂取で見る幻覚と同じで実在ではない。
ET のグレイの正体は何か?
以下で述べた。
昆虫型 ET や 爬虫類型 ET の正体
"Star Trek"(有名な TV SF ドラマ、SF 映画)に昆虫や爬虫に類似した宇宙人が登場したため、それらの「ET の心象」が視聴者の記憶に染み込んだ。
そして
(a) 「一時的な意識障害」によって UFO の内部に連れ込まれたという幻覚を見たり、
(b) 退行催眠で UFO に連れ込まれた体験を「想起」した
が、その時に 幻覚/想起 の中に登場する ET の元ネタとなったのが、先の「SF ドラマ/映画に登場した ET の心象」だった。
複数の abductee の証言で
- ET の脚の関節の一部が人間のそれとは逆方向に折れ曲がる構造になっていた
というものがあったが、後述のイラストでも分かる通り、Xindi-insectoid は脚の関節の一部が人間のそれとは逆方向に折れ曲がる構造になっている。
グレイ型 ET の正体
グレイ型 ET の正体は、
- (1) 先の 昆虫型 ET の特徴的な大きな眼の心象 と
- (2) 人間の心象
の組み合わせとして生み出されたものではないか。神話ではケンタウロスのように上半身が人間、下半身が馬という動物が登場する。人魚も同様。
人間は全く新しい生物の心象を描くことは苦手で(だから映画 "Alien" の独特の造形をした Hans Ruedi Giger は高く評価された )、普通は既存の生物を継ぎ接ぎして、適当に混ぜるだけで済ますもの。グレイも 1 と 2 の心象的混ぜ合わせの結果として生まれたのだ ろう。
(2024-08-04)