人工「知性」(AI) : 虚構こそが知性の本質である
· 約57分
前置き
この記事は、誰も興味を持てない筈なのでスキップ推奨。
人工の「知性」である AI を誘導して
- 虚構(=飛躍)こそが知性の本質である
と言わせた…という話。
補足
正確に言えば、AI を誘導したというより、私の意図を AI が汲み取ってそう要約した。AI が本気でそう思っているわけでは無い(筈)。
導入部の論理に関する内部整合性の話は、もっとエレガントに(=巧みな例を出すなり、わかりやすい矛盾の発生を示すことで)捌ける筈で、それを期待したが、そこまで AI は人間よりの説明はしていない。
コメント1
AI は
- 言語は、実在に縛られず「存在しないもの」を語る力=虚構生成能力を持つ。
- ゆえに、虚構こそが知性の本質である
と導出したが、これはまだ浅い。
言語の遥か以前に、人間の意識、人格(=魂)がそもそも統一的な実体ではなく、育った環境という様々な現場に応じて、その場凌ぎに構築された神経系のネットワーク(=虚構)であり、その 虚構が操る虚構構築ツールとしての言語がある。
つまり、言語が虚構を生み出すのではなく、言語を操る意識それ自体が既に(実在ではなく、一時凌ぎの寄せ集めの構築物(*1)という意味での)虚構であるがゆえに、虚構としての意識が言語という虚構構築ツールを用いる…というだけ話。
さらに、言語を偏重する現代哲学も、また虚構に堕している(*2)が、それもまた当然の成り行き。
蛇足になるが、虚構とは別に「真の実在」や「実存」、「真理」、「超越(=神)」がどこかにあるのではない。それらはより虚構性が高いという意味で「本物の」虚構。