AI 整理: 数か月先の死を覚悟した Terence McKenna の最期のインタビュー
前置き
Terence McKenna の最期のインタビューについては、下の過去記事、
テレンス・マッケナの死の直前のインタビュー動画 (2014-02-22)
Terence McKenna : 末期脳腫瘍と宣告された直後のインタビュー (途中:その1) (2016-08-06)
で取り上げたが、今回は AI(NotebookLM plus) に詳しく整理させた。
ソース動画(58:59)
AMAZON SUPERNATURAL - MACHU PICCHU and TERENCE MCKENNA - You
音声対話(by AI)
https://notebooklm.google.com/notebook/aabb689d-241d-40eb-b414-1365cb195bf9/audio
要旨(by AI)
本記事は、サイケデリック文化を探求したテレンス・マッケナへの最後のインタビューの一部を日本語に翻訳したものである。脳腫瘍と診断され余命宣告を受けた彼が、アマゾンのシャーマンについてのドキュメンタリー制作者との対話の中で、アヤワスカをはじめとする植物性サイケデリックの薬効や儀式、そしてその非合法化が意味するものについて自身の見解を語っている。また、資本主義や思想の統制、さらには自身の死に対する向き合い方についても触れており、彼の生涯にわたる探求心が凝縮された内容となっている。
整理(by AI)
ソースの情報に基づいて、クエリに対する回答を整理しました。
この文書は、1999年12月9日、テレンス・マッケナが亡くなる約4ヶ月前に、ハワイの自宅で行われたインタビューの抜粋です。彼は当時、脳腫瘍と診断され、余命が宣告されていました。彼は様々な自然療法やガンマナイフ手術を試みていました。
インタビューの中で、マッケナは様々なテーマについて語っています。
政府がアヤワスカや多くの向精神薬を禁止している理由:
- 社会システムは、宗教的・政治的な考え方の中から生き残るものとそうでないものを選別する「社会的自然選択」の産物である。
- 向精神薬は「非日常的な考え方」を促進するため、社会が人生、死、価値観、結婚、子育てなどについて信じていることを形成する最も重要なボタンを押すことになる。
- これは非常に敏感な問題であり、 inevitably 争点となる。社会はこれについて闘争し、時には大麻半グラムで20年、30年の刑を科すこともある。
「麻薬戦争」と資本主義:
- 麻薬戦争は、誰が何を考え、誰が何を信じることが許されるか、という思想に対する闘争である。
- 資本主義は敵がいないと敵を作り出す性質があり、これは「他人の価値観に対する戦争」である。
- それは、資本主義の目覚ましい成功が、そのアジェンダを他者に押し付けるための継続的な試みであると見なせる。
- 当初の戦略は、大麻やLSDのような些細なものに対して強く反対することだが、それが失敗すると交渉による解決が試みられる。
合成薬と非神聖化:
- 合成DMTやアヤワスカ(ファーマワスカ)が利用可能になったことについて、重要なのは製作者や使用者が、それが何千年も前から使用されてきたものと同じであり、シャーマンの癒しにおける役割を本当に理解しているかということである。
- これは全てが非神聖化され、腐敗していく一例である。
- アヤワスカは未知のものから流行、そして収入源へと変化し、「ジャーナリズム、セックス、アルミニウムのように市場で売買される商品」となる。
- マッケナは、アヤワスカがペヨーテのような地位にとどまることを望んでいる。そこでは先住民が信仰を守り、作り方を知り、その意味について話す。疑問があれば、彼らの神話に立ち返るべきだと考えている。
アヤワスカと先住民の知識:
- アヤワスカには、マラリアや腸内寄生虫などに対する医学的な効果があるというデータがある。これは先住民の医療システムの基本的な一部である。
- 人々を投獄する代わりに、この物質を研究し、どのように機能するか、様々な状態にどのように影響するかを調べれ ば、より早くその恩恵を引き出せるだろう。
- アヤワスカとプシコトリア・ビリディスの組み合わせが「魔法の組み合わせ」であるのは、脳内のモノアミン酸化酵素(MAO)が薬理学的に除去され、MAO閾値が低下することで、精神活性薬の効果がより劇的になるためである。
- アマゾンのインディアンがこの仕組みを数千年前に発見し、西洋科学が発見したのは1956年頃だったというのは、民族植物学と民族医療に関する特異な事実の一つである。
- このような「フォークサイエンス(民俗科学)」の事実がどれだけ多く存在するのか、まだ分からない。
新世界における植物系サイケデリックス:
- コホバ、アヤワスカ、キノコ、サルビア・ディビノラムなど、新世界には植物系のサイケデリックスが非常に多い。
- これらの探求は主に新世界の人類学者や哲学者によって推進されてきた社会現象である。
シャーマンと現代の恐れ:
- シャーマンは「どの植物を、どのように、どこで使うか」という知識を持っている。彼らはこの発見に長い時間を費やした。
- シャーマンは、現代人が恐れるもの、特に「狂気」を恐れない点で、勇気の巨大な模範となる。
- 人々は薬物を究極的な「精神的な不安定さ」と関連付けて恐れている。しかし、我々の言葉で語りかけられるシャーマンが増えるにつれて、この恐れは薄れていく。
- マッケナ自身のキャリアの動機は、人々に「許可を与えること」である。それは「安全だ、怖いし奇妙だけど、拘 束衣を着せられて精神病棟の奥に送られることはない。これを乗り越えられる」と伝えることである。
サイケデリック体験の言語化の難しさ:
- 特にDMT体験は、「言語が停車して辺りを見回すのが非常に難しい場所」へ連れて行かれる。それは「英語にできない世界」のように見え、言語という乗り物は「故障する」。
- 物語作家として、記述で包み込めない現実が存在するという考えは魅力的であり、人生が進むにつれてますます魅力的になる。
- これは認知構成の分野における「絶対的な奇跡」のように思える。
哲学への示唆:
- このような体験は、哲学や発見法における特定の疑問に光を当て、現実的な答えを与えるように思える。
- DMTが引き起こすような効果を議論で得られるなら、人々はそれをすぐに受け入れるだろう。
儀式の必要性:
- 現代人は儀式から遠ざかっているが、それは我々が必要としているものである。スポーツリーグやビューティーコンテストを作るのは、これらの儀式的な限定空間でエネルギーを抑えることができると安心するためである。
- 儀式においては、シャーマンよりも植物そのものの方が印象的である。DMTの場合、「マッチの頭ほどの大きさのオレンジ色のワックス片が、約15秒で哲学的な世界全体を根こそぎ引き抜く」という事実は非常に興味深い。
高技術文化とシャーマン的技術:
- 高技術文化、科学的唯物論文化は、これらの「シャーマン的技術」の利用を探求すること を選択したようである。
- 境界は溶解しつつあり、人類は一種の多元的な合意に到達している。最も洗練された資本家でさえ、全ての木を切り倒すのは間違いだと認識している。
- 自然や天然資源を尊重する一つの人間の視点が生まれつつある。
アヤワスカと惑星破壊への共感:
- アヤワスカが humanity にもたらすのは、地球破壊への共感である。
- 熱帯雨林の伐採は、抽象的なものではなくなり、実際に感じ、共感できるものとなる。
- 全ての政治的な変化は、感情や価値観の変化から始まる。
- 各大陸の先住民をこの知識の保持者として見始めるなら、彼らはナイーブでも愚かでもなく、むしろこれらの力と機能的な関係を築いてきた洗練された人々として見られるようになる。これこそが、一部の問題で真の政治的変化を得る唯一の方法である。
将来への展望と課題:
- 課題は常に「中にいる humanity にダメージを与えることなく、人間的で人間的な世界を構築すること」である。
- この課題に取り組むためには、シャーマンや探検家だけでなく、立法者や社会変化を実際に起こさなければならない人々の献身と知性が必要である。
- オランダで行われていることは重要だが、彼らが社会の基本構造を変えるほど自由主義的であるかは疑問である。
- 彼らがやろうとしているのは「思想犯」という概念を確立することである。これはイデオロギー戦争が悲劇と損失をもたらすことを忘れている。
- 21世紀には、イデオロギーを超え、** irrational を社会、都市計画、社会管理などに統合する**現実的で合理的なアプローチが求められる。
アヤワスカの特許訴訟:
- 数年前、ある人物がアヤワスカを特許登録したが、南米の複数の部族が提訴した。
- これは最高裁判所まで持ち込まれ、最高裁は約2週間前に、「植物は発明ではなく、自然の産物であり、特許登録できない」と判決を下し、その特許は無効となった。これは良いことである。
国連麻薬条約:
- 国連麻薬条約は、米国などが国連を完全に支配していた時代に作成されたもので、署名国は薬物根絶のために資源、時間、人員を投入することを約束するクラブのようなものだった。
- LSDは特に脅威と見なされた。なぜなら「切手1枚の下に10万回分の効果が得られる」ようなものは、神経ガスや兵器のように見え、人々を非常に神経質にさせたためである。
サイケデリックスが脅威となる理由:
- サイケデリックスは「予期せぬ考えや結論」を生み出すため、支配的な体制にとって脅威となる。
- 彼らは「非常に奇妙なメッセージ」を返す。
テレンス・マッケナの死について:
- マッケナは脳腫瘍(膠芽腫)を患っていた。
- 彼は死そのものについてより多くの洞察を得たかったと述べている。
- 死ぬという見込みは彼にとって非常に憂慮すべきことだった。
- 死は普通の経験をはるかに超えており、死の脅威は死を理解することにつ ながらない。
- 死は宗教が築かれる大きな謎である。
- 彼にとっての大きな驚きは、思っていたほど死を恐れていなかったことである。死はあまりにも知的疑問符であり、次のページに進むしかない。
- 「死はかなり長い間続くようだ」ということ以外に、死について語ることは何もないと感じている。
マッケナからのメッセージ:
- 彼の人生からの学びを通して、人々に伝えたい一つのメッセージは、「自分自身の好奇心に従うことが、世界を探求するためのどの方法よりも優れた方法である」ということである。
- 彼は純粋な好奇心に導かれてきたことに後悔はなく、これらの問題を人々の前に提示する価値のある人生だったと考えている。
ブリーフィングドキュメント:テレンス・マッケンナへのインタビュー抜粋のレビュー
出典: "幻覚剤の旅路と思考" 抜粋 (1999年12月9日収録のテレンス・マッケンナへのインタビュー)
日付: 2024年5月21日
概要: 本ブリーフィングドキュメントは、テレンス・マッケンナが脳腫瘍の診断を受け、余命宣告された後の1999年12月9日に行われたインタビューの抜粋をレビューするものである。マッケンナは、アヤワスカやその他のサイケデリックスの使用、それらを規制する社会システム、先住民の知識の価値、そして死についての自身の考えを語っている。
主要テーマと重要アイデア/事実:
サイケデリックス規制の根拠と「麻薬戦争」:
- マッケンナは、アヤワスカやほとんどの精神作用物質が多くの政府によって違法とされている理由を、社会システムが「異常なアイデア」を促進するものを排除しようとする「社会的自然淘汰」の産物であると説明している。
- 社会システムは、生命、死、価値観、結婚、子育てといった重要な事柄についての信念を形作るボタンを押されることを嫌うため、サイケデリックスは「当然争点になる」と述べている。(0:27:02 - 0:27:41)
- 「アメリカが世界中に押し付けている麻薬戦争」は、共産主義との闘いと同様に「考え方や、誰が何を考えることを許されるかという闘い」であり、「本当に他の人々の価値観に対する戦争」であると論じている。(0:28:06 - 0:29:24) 彼はこれを「資本主義の驚異的な成功による、そのアジェンダを他の 人々の喉に押し込むための努力」の継続と見なしている。
- 規制の最初の戦略は「何か些細なこと、大麻やLSDのようなものに対して強く押し付ける」ことだが、敗北すると交渉の期間に入り、それが失敗すると問題は矮小化され、次の社会問題に移ると指摘している。(0:29:24 - 0:30:01)
合成サイケデリックスと脱神聖化:
- 合成DMTやアヤワスカ(ファーマワスカ)が入手可能になったことについて、マッケンナは「マジックが失われる」というよりも、「作っている人、取っている人、揺らしている人が、本当に何に巻き込まれているのか理解していないかもしれない」と懸念を示している。(0:30:42 - 0:30:57)
- 合成アヤワスカは「すべてが脱神聖化され、腐敗していく」もう一つの例であり、アヤワスカが「この謎めいたものから、一種の流行や熱狂になり、そして収入源になる」プロセスを批判している。(0:31:14 - 0:31:44)
- 彼は、アヤワスカがペヨーテのように、先住民がその信仰を守り、作り方を理解し、語り継ぎ、質問があれば先住民に戻って彼らの神話を聞くという地位に留まることを望んでいる。(0:31:44 - 0:32:24)
アヤワスカの医学的側面と先住民の知識:
- アヤワスカには「マラリアや腸内寄生虫などに医学的に効果があるというデータがある」と述べ、それが「先住民の医療システムの基本的な一部」であることを強調している。(0:32:24 - 0:32:49)
- 投獄する代わりに、この物質の研究を行い、その働きや様々な状態への影響を調べるべきだと主張している。(0:32:49 - 0:33:09)
- アヤワスカの効能は、DMTがモノアミン酸化酵素(MAO)の抑制によって吸収されやすくなるという、バニステリオプシス・カーピ(アヤワスカのつる)とプシコトリア・ウィリディス(DMTを含む葉)の組み合わせによるものであることを説明している。(0:33:09 - 0:33:58)
- この事実が「アマゾンのインディアンによって何千年も前に発見され、西洋科学によって1956年頃まで発見されなかった」のは、「民族植物学と民族医療に関する特異な事実」の一つだと述べている。(0:33:58 - 0:34:39) 先住民は「どの植物をどのように、どこで使うか」を知っており、これはヨーロッパの探検家たちが追求しなかった知識であると指摘している。(0:35:54 - 0:36:56)
「新世界」のサイケデリックスと文化変容:
- コジョバの鼻煙草、アヤワスカ、新世界のキノコ、サルビア・ディビノルムなど、「新世界 」に多くの植物性サイケデリックスが存在する理由が未だに説明されていないと述べている。(0:34:39 - 0:35:07)
- これらの探求は主に「新世界の人類学者や哲学者によって推進されてきた社会的現象」であり、ヨーロッパ哲学に依存していたら、我々は彼らとは異なる文化を持っていたであろうと示唆している。(0:35:07 - 0:35:24)
- サイケデリックスの影響により、「地球を大切にする方法、商品を大切にする方法、それを抽出し販売可能な商品に加工する方法」といった価値観が「違った見方をされるようになるだろう」と予測している。(0:35:24 - 0:35:45)
シャーマンの勇気と恐怖の克服:
- マッケンナは「シャーマンは勇気の巨大な模範を示している」と述べ、シャーマンは「現代の、ポストモダンの人々が恐れているもの」、具体的には「狂気」を恐れていないと指摘している。(0:39:25 - 0:39:43)
- 人々が薬物を恐れるのは、「ある種の究極的な狂気」と結びつけるためであるとし、我々の語彙で話せるシャーマンが現れるにつれて、この恐怖は薄れていくだろうと述べている。(0:39:43 - 40:06)
- 自身のキャリアの動機は、人々に「許可を与える」こと、つまりサイケデリックス体験は「怖い。奇妙だ。しかし、精神病院の隔離病棟に入れられるようなことにはならない。生き抜ける」と伝えることだと語っている。(0:40:06 - 0:40:39)
言語を超えた現実の探求:
- DMT体験について尋ねられたマッケンナは、「言語が路肩に寄り止まって辺りを見回すのが非常に難しい場所に行く」と説明している。(0:41:03 - 0:41:36)
- DMTは「言葉にできない現実」が存在するという考えに光を当て、「哲学やヒューリスティクスに関する特定の質問」に「本当の答えを与える」と述べている。(0:42:09 - 0:42:53)
儀式の必要性:
- マッケンナは、アヤワスカを儀式的な文脈で摂取することの利点について尋ねられ、「我々は儀式からずっと遠く離れている」とし、「儀式こそ我々が必要としているものだ」と答えている。(0:43:09 - 0:43:33)
- スポーツリーグや美人コンテストといった現代の儀式は、「これらのエネルギーが儀式的に閉じられた空間で保持できる」ことを再確認するために作られていると指摘している。(0:43:33 - 0:43:46)
- 儀式にシャーマンが必要かという問いには「いいえ、植物の方がより印象的です」と答えている。(0:43:52 - 0:44:06)