Preston Dennett : 人体浮揚事例集 1/2
前置き
Preston Dennett の解説動画から。二部作の part-1 相当。
概要
人間の空中浮遊: 驚くべき事例集
提供された音声記録は、人間が空中を浮遊する現象に関する詳細な議論です。 プレストン・デネットは、この現象が数千年にわたって地球上で発生しており、多くの異なる人々が関係していると説明しています。彼は、アンジェロ・ファティコニのような、異常な浮力を持つ「人間のコルク」として知られる人物や、自身も複数回浮遊したと主張するテッド・オーウェンスなど、具体的な事例を挙げています。また、タイの僧侶ルアン・プー・ウィエンが雲の上で浮遊しているのをパイロットが目撃 した事例や、スヴェン・タークが写真に収めた集団による浮遊実験についても言及されています。さらに、聖カタリナ・シエナやアイスランドの霊媒師インディリディ・インディリディソンといった聖人たちの浮遊の記録、そしてオーストリアの霊媒師ウィリー・シュナイダーの科学的に管理された条件下での浮遊が詳細に説明されています。最後に、デネットはヘレワード・キャリントンの呼吸法を用いた浮遊実験についても触れ、これらの事例が人間の浮遊が実際に存在することを示していると主張しています。
目次
- 前置き
- 概要
- 詳細
- case 11: Hereward Carrington
- case 12: Janet Hodgson
- case 13: Saint Padre Pio(聖パードレ・ピオ)
- case 14: Willy Schneider(ウィリー・シュナイダー)
- case 15: Indridi Indridisson(インドリディ・インドリディソン)
- case 16: Saint Catherine of Siena(シエナの聖カタリナ)
- case 17: Sven Turk(スヴェン・ターク)の実験
- case 18: Luang Pu Wien(ルアン・プー・ウィエン(ヨーギ))
- case 19: Ted Owens
- case 20: Angelo Faticoni(アンジェロ・ファティコーニ)
- 時系列
- 主要関係者
- 情報源
- 文字起こし
詳細
主要テーマと重要な事実のレビュー:人間の空中浮遊事例
このブリーフィングドキュメントは、プレストン・デネットの「人間の空中浮遊:驚くべき事例20選(パート1)」からの抜粋に基づき、人間の空中浮遊の様々な事例、その性質、そして研究方法に関する主要なテーマと重要な事実をレビューします。
1. 人間の空中浮遊の広範な歴史と多様な事例
デネットは、人間の空中浮遊が「1000年以上にわたって地球上のいたるところで起こってきた」と述べ、その事例が「尼僧や修道士、聖人、魔術師、メディシンマン、聖なる人々、魔女、普通の人々、ヨギ」といった非常に多様な個人に及んでいることを強調しています。これは、空中浮遊が特定の文化や宗教、または特定のタイプの人物に限定される現象ではないことを示唆しています。
2. 空中浮遊の形態の多様性
提示された事例は、空中浮遊が必ずしも「飛ぶ」という一般的なイメージに限定されないことを示しています。
アンジェロ・ファテ ィコーニ(ケース20):
「人間のコルク」として知られ、水に「無限に浮き続ける」能力を持っていました。彼は鉛の重りをつけられたり、袋に縫い付けられたりしても水面に浮き続けることができました。デネットは、これを「飛ぶという意味での空中浮遊ではないが、何らかの空中浮遊であり、水上を歩くといういくつかの説明と非常に似ている」と述べています。ハーバード大学の医師による徹底的な検査でも、その異常な浮力を説明する「身体的異常は発見されませんでした」。
テッド・オーウェンズ(ケース19):
彼は子供の頃に始まり、大人になってからも3回にわたって「突然、家の上まで浮き上がり」、また「10フィートの飛び込み台から白鳥のダイブをしたが、落ちてこなかった」経験をしています。3回目の空中浮遊は、海軍の船上で「50人から60人」もの目撃者がいる中で起こり、彼は「ただ浮いていて、離れた手すりの近くに降りてきた」と述べています。彼の空中浮遊は「純粋に自発的」であり、自身の「超常的な遭遇」によって能力を得たと主張していました。
ルアング・プー・ウィエン(ケース18):
1971年にタイのメーパン山近くで、空軍パイロットが「雲の上に座って瞑想する僧侶の姿をはっきりと見た」と報告されています。複数のパイロットが同じ経験をし、その僧侶がルアング・プー・ウィエンであることを確認しました。これは「歴史上、単一の記録された空中浮遊の中で最も高い」可能性があります。
スヴェン・タークの実験(ケース17):
1940年代半ば、コペンハーゲンで精神研究者兼写真家であるスヴェン・タークは、空中浮遊の撮影を目的としたプロジェクトを主導しました。彼のグループは、数ヶ月の実験の後、「いくつかの重い家具の空中浮遊に成功」し、最終的には「人間を空中浮遊させる」ことに成功しました。特に、ミスター・ボルグ・ミッケルセンが「突然天井まで上昇し、そこでテーブルの上をぐるぐる回った」と記録されています。これらの出来事は「3台のカメラがフラッシュを焚き、我々が幻覚の犠牲者ではなかったという証拠」を提供しました。
シエナの聖カタリナ(ケース16):
彼女は「至福のトランス状態に陥り、頭が天井に当たるまで浮き上がる」ことが頻繁にありました。彼女の多くの空中浮遊は、同僚の尼僧によって目撃され、彼らは「床と浮遊するカタリナの間に手を入れて」奇跡を検証しました。カタリナ自身は、「魂が私(神)との完璧な結合を遂げたため、体が重さを失ったかのように地面から持ち上げられる」と説明しています。
インドリディ・インドリディソン(ケース15):
アイスランドの有名な霊媒師で、子供の頃から「ポルターガイスト現象」に遭遇し、自身も空中浮遊を始めました。彼の保護者であるソーラッソン氏が彼が「空中を水平に漂っている」のを目撃し、彼をベッドに押し戻そうとしたところ、「二人とも持ち上げられ」ました。彼の空中浮遊は「暗闇またはほぼ暗闇の中で」起こることが多かったですが、科学者たちは「巧みな管理」を用いてそれらを検証しました。例えば、彼を「軋む椅子」に乗せ、部屋を椅子で塞ぎ、明かりを消した状態で椅子が空中を移動し、再び着地するのを記録しました。
ヴィリー・シュナイダー(ケース14):
心理研究者バロン・アルベルト・フォン・シュレンク=ノッツィングによって厳密に管理された実験が行われました。シュナイダーは「水平に上昇し、見えない雲の上に休んでいるように見え、天井まで上昇し、そこで5分間停止した」と記録されています。これらの空中浮遊は「赤色の光またはほぼ完全な暗闇の中で」行われたため、シュレンク=ノッツィングは彼の服に「リン光ペン」を縫い付け、動きを観察できるようにしました。1927年までに、彼は「27回」の空中浮遊を記録し、「100人の深く懐疑的な科学者たち」が現象の真正性を「完全に確信した」と宣言しました。
聖パドレ・ピオ(ケース13):
「両手と両足からの出血」を伴う聖痕を持つことで知られ、数多くの奇跡を起こしました。ある証人は、彼が「人々の頭上を歩いている」のを目撃しました。第二次世界大戦中には、米国の爆撃機が彼の修道院を爆撃しようとした際、彼が「空中に浮かび、引き返すよう忠告した」と報告されています。この出来事により、爆弾は「深刻な影響を与えることなく森に落下し」、飛行機は方向転換しました。
ジャネット・ホジソン(ケース12):
エンフィールドの幽霊事件として知られるこの事例では、彼女は就寝中に「ベッドから部屋を横切ってドレッサーに運ばれ」、また「階段を滑り落ちる」といった空中浮遊を経験しました。彼女の空中浮遊は、近隣住民によって「水平な姿勢で、誰かに持ち上げられ、上下に投げられているかのように」目撃され、さらに「リモートコントロールカメラ」によって「数枚の鮮明な写真」が撮影されました。
ヘレワード・カリントンによる空中浮遊実験(ケース11):
彼は「リズミカルな呼吸」が「人体を著しく軽量化する」ことを証明しました。5人が体重計に乗った椅子に座り、指示通りに呼吸をすると、合計体重が「52ポンドから60ポンド」減少しました。これは「人間が空中浮遊できることが実験室環境で繰り返し証明された」ことを示しています。
3. 空中浮遊のメカニズムと関連現象
多くの事例で、空中浮遊は他の超常現象や特異な身 体的、精神的状態と関連付けられています。
- 生理学的特異性: アンジェロ・ファティコーニのケースでは、医師たちは当初「生理学的特異性」を疑いましたが、検査では何も見つかりませんでした。
- サイキック能力: テッド・オーウェンズは、自身の能力が「地球外生命体との遭遇」によるものであり、それによって「心理的な能力」を授けられたと主張しています。彼はまた、気象現象の制御、停電の引き起こし、スポーツイベントの操作、UFOの呼び出しなど、他の多くの超常現象を経験しました。
- 宗教的・精神的な実践: ルアング・プー・ウィエンは「魔法の知識と実践」に特化した修道士であり、聖カタリナは「厳しい禁欲主義」と「熱心な祈り」を通じて神秘的な体験をしました。彼女の空中浮遊は「魂が神との完璧な結合を遂げたため」起こると説明されています。パドレ・ピオもまた、深い宗教的献身と関連する数々の奇跡を起こしました。
- ポルターガイスト現象: インドリディ・インドリディソンとジャネット・ホジソンの事例では、空中浮遊はポルターガイスト活動の激化に伴って発生しました。特にジャネットのケースでは、ポルターガイストと「自動筆記」や「直接チャネリング」を通じてコミュニケーションが取られました。
- トランス状態と変容: ヴィリー・シュナイダーの空中浮遊は、「自動催眠状態」への移行と、それに伴う「体の非常に急速な収縮」を伴いました。彼の体は「痙攣し、硬直し」、全身が「痙攣で震え」ました。
- バイロケーション(二重存在): パドレ・ピオは、イタリアに留まりながらも「世界中の様々な都市で目撃され」、 貧しい人々を助けるために「一度に複数の場所に存在できる」能力を持っていました。
- 超人的な敏捷性: インドリディ・インドリディソンは、トランス状態で「複雑な体操の妙技」を披露し、それはプロの体操インストラクターの「かなりの能力」をはるかに超えていたとされています。
4. 空中浮遊の検証と証拠
デネットは、空中浮遊の信憑性を高めるために、様々な検証方法と証拠を提示しています。
- 複数の目撃者: テッド・オーウェンズの3回目の空中浮遊(海軍船上)、ルアング・プー・ウィエンの空中浮遊(複数のパイロット)、聖カタリナの空中浮遊(同僚の尼僧)、エンフィールドの幽霊事件におけるジャネット・ホジソンの空中浮遊(近隣住民、捜査官)など、多くの事例で複数の目撃者が存在します。
- 身体的接触による検証: 聖カタリナの尼僧たちは、「床と浮遊するカタリナの間に手を入れて」空中浮遊を確認しました。
- 写真による証拠: スヴェン・タークの実験では、「3台のカメラがフラッシュを焚き」、空中浮遊の「証明」を得ました。これらの写真はデンマークの「最高の写真技術者たち」によって「いかなる操作もされていない」と確認されました。ジャネット・ホジソンのケースでも、「リモートコントロールカメラ」によって「彼女が部屋の中央で空中浮遊している鮮明な写真」が撮影されました。
- 科学的な実験と管理された条件: スヴェン・タークやバロン・アルベルト・フォン・シュレンク=ノッツィング(ヴィリー・シュナイダーのケース)は、「厳密に管理された科学的実験」を行いました。シュレンク=ノッツィングは、「リン光ペン」や「電気制御システム」を用いて現象が不正でないことを保証し、「100人の深く懐疑的な科学者たち」を説得しました。ヘレワード・カリントンの実験は、体重計を用いて「人体を著しく軽量化」する現象を科学的に証明しました。
- 公式な記録と専門家の調査: テッド・オーウェンズのケースは、研究者コリン・ウィルソンやロバート・ミッシュラブ博士によって調査され、特にミッシュラブ博士は「PKマン」という本で多くの超常現象を文書化しました。インドリディ・インドリディソンのケースは、アイスランドのプロの体操インストラクターや、将来の最高裁判事、アイスランドの司教、アイスランド科学協会の創設者でアイスランド大学の学長であるグムンデル・ハンソン博士など、多くの科学者や高官によって調査されました。
- 本人の証言と経験: テッド・オーウェンズは自身の空中浮遊経験について語り、ジャネット・ホジソンも「私にはそれが起こったこと、それが現実だったことが分かっている」と語っています。
5. 空中浮遊の不可解さと謎
多くの検証と証拠があるにもかかわらず、空中浮遊のメカニズムは未解明なままです。
- テッド・ オーウェンズは、空中浮遊の「原因は分からなかった」と述べています。
- ルアング・プー・ウィエンは、自身の空中浮遊について尋ねられた際、「私が鳥だとでも思っているのか?」と答え、話したがらない様子でした。
- ヘレワード・カリントンは、体重減少の現象について「これらの観察について提供する理論はなく、完全に説明できない」と認めています。
- シエナの聖カタリナの言葉も、それが神との霊的な結合の結果であると示唆していますが、物理的なメカニズムを説明するものではありません。
このブリーフィングドキュメントは、提供されたソースに基づいて、人間の空中浮遊が歴史を通じて多様な形で報告され、時には科学的、または複数の目撃者の証言によって検証されてきたことを明確に示しています。しかし、その根本的なメカニズムは依然として科学界にとって大きな謎として残っています。
case 11: Hereward Carrington
「人間の空中浮遊:驚くべき事例20選」というより大きな文脈において、これらの情報源は第11位:ヒアワード・キャリントンの空中浮遊実験について、以下のように述べています。
プレストン・デネットは、このエピソードを「人間の空中浮遊のトップ20事例」と題し、人間には飛ぶ能力があり、空中浮遊は非常によく記録されており、数千年以上にわたり地球上の様々な場所で発生していると述べています。この文脈の中で、ヒアワード・キャリントンの実験は、科学的な実験設定で空中浮遊が証明された最高の事例の1つとして紹介されています。
ヒアワード・キャリントンは著名な先駆的心理学研究者であり、彼は人間が空中浮遊する現象を研究するために、独創的かつシンプルな実験を考案しました。この実験は、呼吸法と、一般的な学校の遊びである「フィンガー・レビテーション(指の空中浮遊)」を応用したものです。
実験の詳細は以下の通りです:
- 目的: リズミカルな呼吸が人体の重量を実際に減少させることができることを実証すること。
- 設定:
- 5人の被験者が参加しました。
- 木製の椅子と、非常に大型の自己記録式体重計が使用されました。
- 木製の椅子を体重計の中央に置き、1人が座りました。
- 他の4人は、椅子に座っている人の両側に体重計の上に立ちました。
- この時点での彼らの合計体重(椅子を含む)は、正確に712ポンドでした。
- 手順:
- キャリントンの指示の下、5人全員が数回深く息を吸い込み、吐き出すことを同時に行いました。
- 5回目のカウントで、全員が息を止め、4人の持ち上げる人が素早く指を座っている人の腕と脚の下に挿入し、指だけで彼を持ち上げました。
驚くべき結果として、キャリントンは空中浮遊が起こっていることを科学的に証明することができました。
- 最初の持ち上げでは、体重計の針が660ポンドまで下がり、52ポンドの減量を示しました。
- 2回目の持ち上げでも52ポンドの減量が見られました。
- 3回目、4回目、5回目の持ち上げでは、それぞれ60ポンドの減量が記録されました。
- 「重量の増加は一度も記録されず、常に減量が見られ」ました。しかし、被験者がしばらく空中に保持されると、重量はゆっくりと通常の数値に戻りました。
キャリントン自身はこれらの観測結果について「説明できる理論はない」と述べ、完全に説明することはできないとしています。しかし、彼はこの実験が「人間が空中浮遊するということを、科学的に繰り返し証明した」と結論付けています。研究者のナンダー・フォドールも、「ヒアワード・キャリントンのフィンガー・レビテーションを用いた実験は、何らかの神秘的な理由により、リズミカルな呼吸が人体の重量を著しく減少させる可能性があることを実際に証明した」と述べています。