Skip to main content

Jorge Ferrer: 霊的存在 "Spritual Entities" は実在する

· 44 min read

前置き

過去記事、 ❑ Jorge Ferrer : 霊的存在 "Spritual Entities" は実在する (2023-06-27)

で取り上げた動画を AI で整理した。

概要

AI

霊的実体の探求:ホーヘ・フェラーとの対話

YouTubeチャンネル「New Thinking Allowed with Jeffrey Mishlove」にアップロードされた動画「The Existence of Spiritual Entities with Jorge Ferrer」の‌‌抜粋‌‌では、‌‌心理学者ジェフリー・ミシュラブが、カリフォルニア統合学研究所の東西心理学の教授であるホルヘ・フェラー博士と対談しています‌‌。彼らの‌‌議論は、スピリチュアルな存在が実在するかどうか、またそれらを考えることの有用性を中心に展開しています‌‌。フェラー博士は、‌‌自身の経験や様々な文化圏での事例を挙げ、これらの存在が癒しや変容をもたらす可能性を示唆しています‌‌。また、‌‌スピリチュアルな現象を科学的に探求する際の課題‌‌、特に‌‌客観的な観察や伝統的な科学的枠組みを超えたアプローチの必要性についても考察しています‌‌。彼らは、‌‌人類が多次元的な宇宙に存在し、我々の知覚能力が限られている可能性についても触れながら、この複雑な分野に対するよりオープンで協力的な研究の姿勢を提唱しています‌‌。

目次

  1. 前置き
  2. 概要
  3. 詳細
    1. 概要
    2. 主要テーマと重要なアイデア/事実
    3. 結論
  4. 未学習の知識
  5. ネガティブな実体:サムの息子
  6. スピリット・リリース・セラピー
  7. 時系列
  8. 主要関係者
  9. 情報源

詳細

AI

精霊の存在に関する詳細なブリーフィングドキュメント

概要

このブリーフィングドキュメントは、ホルヘ・フェラー教授との対話「ホルヘ・フェラーとスピリチュアルエンティティの存在」からの抜粋に基づき、スピリチュアルエンティティ(精霊)の概念、その存在の可能性、人間との相互作用、そして科学的探求における課題について深く掘り下げています。この対話は、心理学者ジェフリー・ミシュラブとの「思考の声」シリーズの一部です。

主要テーマと重要なアイデア/事実

1. スピリチュアルエンティティの定義と多様性

  • フェラー教授は、精霊の存在について「実践的な影響、実践的な影響があることは疑いない」と述べており、それは「報告によれば肯定的または否定的」でありうると指摘しています。
  • 物理的な存在(動物や植物など)に多様性があるように、精霊にも「計り知れないほどの多様性」があることを強調しています。
  • 教授自身の経験は「非常に良性で肯定的」である一方、シャーマンの中には「あなたの最善の利益を考えていないものもいる」ため、「実体のない存在を信用しない」よう警告するものもいると述べています。

2. 精霊の治癒的・変容的影響

  • 精霊は古くから治癒と関連付けられており、「スピリットドクター」と呼ばれることもあります。
  • フェラー教授は、ブラジルのフレイ・ルイスというスピリチュアルコミュニティで、メディアがトランスに入り、スピリットドクターが「エクトプラズムから実体化し、写真に撮られる」という現象を目撃したと述べています。
  • 教授自身もアマゾンでのアヤワスカの儀式中に、光の糸から現れた「人間より20フィート背の高い、光でできた」スピリットドクターを目撃し、彼らが参加者のチャクラに触れて「非常に精巧な霊的手術」を行うのを体験しました。
  • 教授は、「それらの存在にどのような存在論的地位を付与するかにかかわらず、人間に対して静的な癒しの影響を与えることができるという事実そのものが魅力的である」と述べています。

3. 集団的証言と超越的な知覚

  • フェラー教授は、アヤワスカの儀式で目撃したスピリットドクターについて、他の参加者やシャーマンも同じ現象を見ていたことを確認しました。「シャーマンはごく自然に私を見てうなずき、おお、昨夜はあのデスティンオール医者が来ていた、と」言いました。
  • また、ワチュマ(サンペドロ)を使った別の儀式では、シャーマンや他の参加者と共に、「異なるオーラ、エネルギーの渦、エネルギーの動き」だけでなく、「精霊、実体のない存在」を見ることができたと述べています。
  • 彼はこれを「ハリー・ポッターがマトリックスに出会う」ような体験と表現し、この薬物が「現実のエネルギー次元を開く」ことを示唆しています。これは、先住民の間で広く信じられている「トゥルーシーイング(真実の視覚)」や「セカンドサイト(第二の視覚)」といった特殊な知覚と関連しています。

4. 精霊の存在論的地位に関する問いかけ

  • トロントの超心理学研究会が「フィリップ」という架空の幽霊を作り出し、ラップ現象を通じて彼と対話したケースについて、ミシュラブは「我々が自らの意識によって、精霊のように見えるものを生み出す力を持っている」可能性を示唆します。
  • フェラー教授はこれに対し、「すべてが起こりうる」とし、精霊の一部は「無意識的に共同創造される」かもしれないが、他の精霊は「より独立している」可能性があり、「現象には多様性がある」と述べています。
  • スタン・グロフの研究を引き合いに出し、多くの人々が「これまで研究したことのない、いかなる知的、伝記的アクセスも持たない」異なる伝統からの象徴や存在にアクセスし、それらを正確に記述できる例を挙げています。これは、知られざる知識や存在との接触を示唆します。
  • 彼は、ダキニ(チベット仏教における概念)やキリスト教の天使など、特定の文化的・宗教的文脈における存在が、その伝統以前から自律的な存在として存在していたのかという問いを投げかけます。

5. スピリチュアルエネルギーとスピリチュアルエンティティの区別

  • フェラー教授は、ワチュマの儀式中に経験した「エネルギーの波」や「エネルギーの球」のような「スピリチュアルエネルギー」と、「自律的な意志、自律的な意図、自律的な知性、そして知恵を持ち、自律的な存在として私たちと相互作用する」という点で異なる「スピリチュアルエンティティ」を区別しています。

6. 多次元宇宙論との関連

  • ミシュラブは、ストリング理論における11次元の宇宙の概念に言及し、「物理学者が、目には見えないが確実に存在するこれらの11次元を物理的に実在するものとして認めるのであれば、少なくとも、私たちの目には見えない現実の他の次元で非常に活動的な精霊の可能性を認めることになる」と述べています。
  • フェラー教授もこれに同意し、人間の脳が「600以上の次元を知覚できるように作られている」という神経科学者の発言に言及し、多次元的な宇宙の可能性を支持しています。彼は、私たちが進化の過程で適応した知覚や科学技術で捉えられるものが、現実のすべてではないと主張します。

7. 科学的探求における課題と新たなアプローチ

  • 間主観的合意の重要性: フェラー教授は、精霊現象の研究を進める上で、「二人以上が間主観的に合意を求めること」が重要であると強調します。「目を閉じて経験するどんな遭遇も『ああ、それは幻覚だ』と簡単に無視できますが、一人や二人だけでなく、三人か四人が目を開けたまま、科学が存在しないと言う同じエネルギー的で微細な現象を見ている場合、それは力であると私は思います。」
  • 客観的証拠の追求: 教授は、テレキネシス現象を複数の目撃者と共に経験したことを語り、将来的に「カメラを持って、この現象をより意図的に探求したい」と述べています。
  • 批判的思考と謙虚さ: フェラー教授は、自身とミシュラブが共に「健全な懐疑論者」であるとしつつも、「すべての可能性に開かれたままでいるべき」だと主張します。
  • 脱植民地化された研究アプローチ: 彼は、「異文化間」で「西側で培われた狭義の科学」だけでなく、「他の文化からの他の形態の認識論や堅固な知識へのアプローチも考慮に入れる」研究を提唱しています。
  • 共同探求(Cooperative Enquiries): 彼は、研究者と被験者を対等な「共同探求者」として扱う「共同探求」というアプローチを支持しており、「人間を、客体や対物ではなく、本来の共同探求者として扱う非常に豊かな方法」であると述べています。これは、「研究者が自らのアイデンティティを再構築する」ことを示唆しています。
  • エミック的暴力(Epistemic Violence)の克服: フェラー教授は、西洋の学者が先住民文化の現象を「部外者の視点」から判断し、「私たちが何が本当に起こっているかを知っている」という態度を取ることを「認識論的暴力」と呼び、この態度の変化が現代学術界で起こりつつあると指摘しています。

8. 負の精霊と治療的介入

  • フェラー教授は、精神病患者が聞く声(「サムの息子」事件など)や、自身が目撃した「悪魔憑き」のように見えるケースについて触れています。
  • 心理学者ウィルソン・ヴァン・デューセンの研究を紹介し、彼はスウェーデンボルグの理論に基づき、精神病患者が「負の存在に悩まされている」と同時に、「彼らを助けようとする肯定的な存在」もいると考えました。
  • スピリットリリースセラピーのような治療法は、憑依された存在が「自らの道を見つけ、光の中へ進むのを助ける」ことに焦点を当てており、患者がトランス状態にある間に存在と対話することもあります。
  • フェラー教授は、これは「現代の心理療法全般、そして新しいサイケデリックルネッサンスにとっての盲点」であると指摘しています。なぜなら、これらの治療効果が「脳の神経生理学や薬物の化学組成を超えた、癒しの存在や癒しの変数の影響」である可能性が考慮されていないからです。

9. 精霊と神性、そして異星人の関連

  • 精霊の他にも、「神性」や「異星人」といった概念があり、これも探求の豊かな領域であると述べられています。
  • 多くの先住民は、「何世紀にもわたって星の人々と交流し、彼らから学び、知識を交換してきた」と主張しており、一部の神話や絵画には異星人のような姿が描かれていることも指摘されています。

結論

ホルヘ・フェラー教授との対話は、スピリチュアルエンティティの存在が、単なる迷信や妄想ではなく、治癒、変容、そして多次元的な現実の知覚に関わる、経験的かつ学際的な探求の対象となりうることを示唆しています。

科学界がこれらの現象を真剣に受け止め、間主観的な証拠、客観的な記録、そして脱植民地化された共同探求の手法を用いて、謙虚かつ批判的な態度で研究を進めることの重要性が強調されています。これにより、これまで「超自然的」として排除されてきた現象が、人間の意識と宇宙の理解における新たなフロンティアとなる可能性が示されています。

未学習の知識

AI

エンティティ体験の広範な文脈において、「未学習の知識」の現れは、それらが私たちの心の単なる「投射」なのか、それとも自律的な存在なのかという、エンティティの性質に関する深い問いを提起しています。

‌未学習の知識の性質‌

ホセ・フェラー教授は、エンティティとの遭遇時に人々が示す、‌‌事前に学習したことのない知識や能力‌‌について言及しています。これは、通常ではアクセスできない情報へのアクセスを含みます。

  • ‌スタニスラフ・グロフの研究‌‌: フェラー教授は、スタニスラフ・グロフの研究を例に挙げ、多くの人々が、‌‌これまで一度も学んだことのない異なる伝統の象徴体系やエンティティを体験し、その歴史的意味をその伝統が理解しているのと全く同じように正確に記述できる‌‌と述べています。
  • ‌カバラとチベット仏教‌‌: 具体的な例として、カバラを学んだことのない人が生命の樹のセフィロトの各々が持つ「特定の原型的な性質」を記述したり、チベット仏教のマンダラの色の意味を語ったりするケースが挙げられています。特に、チベット仏教のタントラで「微妙な存在」とされるダキニ(Dakini)との遭遇において、人々がその伝統の実践者だけが持ちうるはずの非常に正確な知識や意味を報告すると指摘されています。ダキニには様々なタイプがあり、それぞれ特定の意味や特性を持つとされています。

‌代替説明とエンティティの自律性‌

このような未学習の知識の現れに対しては、潜在記憶(cryptomnesia)や異言語症(xenoglossy)といった代替説明が提示されることがあります。潜在記憶は、過去に経験したことを忘れていても、それが無意識のうちに記憶されており、後で思い出される現象です。異言語症は、学習したことのない言語を話す能力を指します。しかし、フェラー教授は、これらの代替説明だけで「いくつかのケースを説明することは非常に難しい」と述べています。

これは、エンティティが単なる心の投射ではない可能性を示唆しています。フェラー教授は、精神的なエネルギーと精神的なエンティティを区別し、‌‌エンティティは「自律的な意思」「自律的な意図」「自律的な知性」「自律的な知恵」を持ち、私たちと「自律的な存在として相互作用する」‌‌と説明しています。このような「未学習の知識」の授受は、これらのエンティティが私たちとは独立した情報源であり、知性を持つ存在であるという見方を補強します。

‌研究と理解への示唆‌

未学習の知識を含むエンティティ体験は、科学における「自然主義」という哲学、特に「超自然的なものは不可能である」という見方に対し、大きな課題を投げかけています。フェラー教授は、このような「経験的報告」――特に、彼自身の経験や、複数の人々が目を開いて同じ「エネルギー的な微妙な現象」を目撃したケースのように、「間主観的な合意」が得られる場合――は、容易に幻覚として片付けられるべきではない「説得力のある根拠」であると主張しています。

彼は、これらの現象の探求には、‌‌「ポストコロニアル」で「異文化間」の、より広い意味での科学的アプローチ‌‌が必要であると提唱しています。これは、西欧の狭い科学的手法だけでなく、他の文化の知識体系やヒーラー、瞑想者などからの知見も対等な立場で取り入れ、協力して探求する「対話的探求(dialogical inquiry)」のアプローチを意味します。このようなアプローチは、研究者と被験者の間の「文化的優越感」や「主体-客体」の関係を排し、共に「共同探求者」として未知の現象に光を当てようとするものです。

未学習の知識の現れは、私たちが多次元的な宇宙に住み、視覚的にも科学技術的にも捉えられない多くの実在が存在する可能性を示唆しています。これは、科学が捉える現実が、実在の全てではないという見方を補強するものであり、エンティティ体験の性質を理解するための重要な手がかりとなります。

ネガティブな実体:サムの息子

AI

「ネガティブなエンティティ」というより大きな文脈において、「サムの息子」(Son of Sam)の事例は、そうしたエンティティが引き起こす可能性のある‌‌破壊的な影響‌‌を示すものとして言及されています。

具体的には、ソースは以下のように述べています。

  • ‌「サムの息子」とその主張‌‌: 犯罪学者ジェフリー・ミシュラブは、「サムの息子」のような人々が、‌‌殺人を犯すよう命じる声を聞いたと主張している‌‌ことに言及しています。
  • ‌ネガティブなエンティティとの関連‌‌: 心理学者ウィルソン・ヴァン・デューセンの研究が紹介されています。彼は、精神病を患う入院患者が聞くこれらの声について、スウェーデンの神秘主義者エマヌエル・スウェーデンボルグの理論に基づき、「‌‌彼らがネガティブなエンティティに悩まされている‌‌」と信じていました。ヴァン・デューセンは、これらの患者がネガティブなエンティティだけでなく、ネガティブなエンティティに対処するのを助けるポジティブなエンティティも持っていることに気づいたとされています。

この文脈から、「サムの息子」の事例は、‌‌単なる精神疾患の症状としてだけでなく、ネガティブなスピリチュアルな存在が人間に与える可能性のある深刻な影響、特に暴力的行動への誘発‌‌という観点から議論されています。これは、エンティティとの遭遇が常に有益であるとは限らず、‌‌有害な結果をもたらす可能性‌‌があるという多様性を示唆しています。

スピリット・リリース・セラピー

AI

「精神疾患とエンティティ」というより大きな文脈において、「スピリットリリースセラピー」は、従来の精神医学的説明だけでは捉えきれない、‌‌ネガティブなエンティティの存在とその人間の精神への影響‌‌に対処するための代替的アプローチとして議論されています。

具体的には、ソースは以下のように述べています。

  • ‌「サムの息子」の事例とヴァン・デューセンの研究‌‌: 以前の会話でも触れられた「サムの息子」のような事例や、精神病患者が「殺人を犯すよう命じる声を聞いた」と主張するケースについて、心理学者ウィルソン・ヴァン・デューセンは、スウェーデンボルグの理論に基づき、これらの患者が‌‌「ネガティブなエンティティに悩まされている」‌‌と信じていたとされています。彼はまた、患者がネガティブなエンティティに対処するのを助けるポジティブなエンティティも持っていることに気づいた、とされています。
  • ‌憑依の概念との関連‌‌: ホセ・フェラー教授は、親しい知人がボーダーラインパーソナリティ障害と診断されたものの、その症状がまるで「悪魔的憑依」のように見えた個人的な経験を共有しています。彼は、人格の変化、虐待の言葉、状態の悪化などが、中世に「悪魔的憑依」と見なされたものに似ていると感じたと述べています。また、彼は、カタトニー状態の統合失調症患者の体から、非常に明瞭な声が聞こえてきた事例(「彼を私から引き離さないで」と述べた例)にも言及しており、これはエンティティの関与を示唆している可能性があります。

これらの背景を踏まえ、「スピリットリリースセラピー」が導入されます。

  • ‌セラピーの提唱者と目的‌‌: 心理学者のジェフリー・ミシュラブは、‌‌テレンス・パーマー‌‌というプロフェッショナルが実践している‌‌「スピリットリリースセラピー(Spirit Release Therapy)」‌‌という形態のセラピーについて言及しています。このセラピーの目的は、従来の強制的な悪魔払いとは異なり、‌‌「憑依しているエンティティが、自身の道を見つけて光の中へ進むのを優しく助ける」‌‌ことだと説明されています。
  • ‌方法論‌‌: このセラピーでは、しばしば患者が催眠状態にあるときに、‌‌エンティティとの対話‌‌が行われます。対話を通じて、エンティティは「カルマ的な繋がり」や、そこにとどまっている理由を説明し、それらを解決することで立ち去ることができる、とされています。
  • ‌現代の心理学・精神医学への示唆‌‌: フェラー教授は、スピリットリリースセラピーのような分野が、現代の心理療法やサイケデリック・ルネサンスにおける‌‌「盲点」‌‌である可能性を指摘しています。彼は、これらのアプローチが、薬物の神経生理学や化学組成を超えた、‌‌「治癒をもたらすエンティティとの接触や治癒変数」‌‌といった要素の可能な影響を考慮に入れていないと主張しています。これは、精神疾患の理解と治療において、脳の機能や化学的側面に限定されず、スピリチュアルな次元も考慮に入れるべきだという見解を強調しています。

総じて、スピリットリリースセラピーは、精神疾患の症状を単なる脳の機能不全としてではなく、‌‌特定のネガティブな(あるいは憑依的な)エンティティの活動‌‌として捉え、それらと建設的に関わることで治癒を促す可能性を探るアプローチであると言えます。これは、西洋の科学的自然主義が「超自然的なものは不可能である」として排除してきた領域に、経験的な証拠と新たな探求の道を切り開こうとするものです。

AI

AI

AI

AI

AI

AI

AI

AI

AI

時系列

AI

‌19世紀‌‌:

  • スピリチュアリズム運動が盛んになり、欧州、南米、北米で多くの降霊会が開催される。
  • 科学者や哲学者を含む著名な学者がこの現象を調査し、懐疑的な意見と肯定的な意見に分かれる。
  • 多くの詐欺行為も報告されるが、同時に、霊媒師による通常では知り得ない情報の報告(クリプトムネジア、異言)や、霊による物理的現象(念動、エクトプラズム)が観察される。

‌20世紀初頭‌‌:

  • エドウィン・アボットによる書籍『フラットランド』が出版され、より高次元の存在が低次元の世界に干渉する可能性について哲学的な考察がなされる。

‌1970年代‌‌:

  • ブラジルの霊媒師であるアリゴ・ザ・サージョンに関する書籍『Arigo: Surgeon of the Rusty Knife』が出版され、彼の霊医による手術が医療界によって検証される(アンドレア・プハリッチ博士による)。

‌現代(時期不明)‌‌:

  • トロントの心霊研究協会がフィリップという架空の幽霊を作り出す実験を行う。降霊会でフィリップと対話し、その物語と矛盾しない返答を得る。これは参加者の意識によるサイコキネシス的現象であると結論づけられる。
  • スタン・グロフの研究により、幻覚剤使用者が、これまで学習したことのない文化や伝統の象徴や実体と遭遇する報告がなされる(例:カバラのセフィロト、チベット仏教のダキニ)。
  • ウィルソン・ヴァン・デューセン博士が、統合失調症患者が聞く声について、エマヌエル・スウェーデンボルグの理論に基づき、ネガティブな霊的実体によるものと解釈し、その治療法を探求する。
  • テレンス・パーマーが「スピリット・リリース・セラピー」と呼ばれる治療法を実践し、憑依された実体との対話を通じて、彼らが光へ向かうのを助ける。

‌ホルヘ・フェラーの経験と研究‌‌:

  • アマゾンのアヤワスカの儀式中:完全な暗闇の中で、治療師の歌声とともに光の糸が出現し、それが部屋の隅々まで広がるのを目撃する。
  • 光でできた身長20フィートの「霊医」または「清めの医者」が部屋を動き回り、参加者のハートチャクラや下腹部に触れ、精妙な霊的手術を行うのを目撃する。
  • この体験が癒しと変容をもたらしたと報告する。
  • 翌朝、メインのシャーマンがこれらの霊医がしばしば現れることを確認する。フェラー以外の他の参加者も同様の現象を目撃する。
  • ワチュマ(サンペドロ)の儀式中:フェラー自身、シャーマン、他の参加者が、オーラやエネルギーの渦、エネルギーの動きだけでなく、霊的な存在や憑依されていない存在を活発に観察し、相互作用することが可能になる。
  • 全くの素人である若い女性が、憑依されていないインディアンがタバコを吸っているのを目撃するなど、複数の人が同じものを見る「集団的なヴィジョン」を経験する。
  • エネルギーボールを操作するなど、カルロス・カスタネダの記述に似たエネルギー次元での相互作用を経験する。
  • 別のワチュマの儀式中に、見えない存在に助けられて立ち上がった後、視覚的に2つの先住民の霊的実体を目撃する。
  • 不明な時期の儀式中:ハッシュシェンが小さな袋を持ってフェラーの前に現れ、強力なエネルギー伝達を伴う贈り物を彼に与える幻覚を経験する。
  • 最後のサンペドロの儀式中:テレキネシスのような現象を経験する。吊るされたプリズムの周りに強いオーラが見え、そのオーラがプリズムを物理的に動かすのを目撃する。
  • この現象には4人の証人がおり、彼らも同様にプリズムの動きを目撃する。
  • 将来的に、このような現象を意図的にカメラで記録することを計画する。

‌現代における考察と提言‌‌:

  • 物理学における超弦理論の発展(11次元の宇宙)が、不可視の霊的実体の存在可能性を示唆すると議論される。
  • 人間の脳が600以上の次元を知覚できるという神経科学的見解が、多次元宇宙の考えを補強するとされる。
  • スピリチュアルな経験の「実用的な影響」、特に癒しや変容の効果が、その存在論的地位に関わらず重要であると強調される。
  • 科学における「超自然的なもの」に対する排除的な態度(自然主義という哲学)が、経験的データを無視することにつながっていると批判される。
  • 「ポストコロニアル」かつ「異文化間」の研究の必要性が提唱される。西洋の科学的知識だけでなく、他の文化の認識論的アプローチも考慮に入れるべきだと主張される。
  • 科学者、哲学者、心理学者が、シャーマン、ラマ、瞑想者と協調的で対称的な対話を行う「ディアロジカル・インクワイアリー(対話的探求)」を提唱する。
  • 研究者が「対象」ではなく「共同探求者」として被験者を扱う「協調的探求」のような参加型研究方法の重要性が強調される。
  • 人類がより高度な実体(神々、エイリアン)と生物学的関係を結ぶ可能性が議論され、多くの先住民が既に何世紀にもわたってそのような相互作用を持っていると主張されていることが言及される。

主要関係者

AI

‌ジェフリー・ミシュラブ (Jeffrey Mishlove)‌‌:

  • 心理学者であり、本対談のホスト。
  • スピリチュアル・エンティティというテーマに深い関心を持つ。
  • 超心理学の研究者として、フィリップの幽霊の実験や、霊媒師による通常知り得ない情報の報告など、超心理学文献の事例に詳しい。
  • ウィルソン・ヴァン・デューセン博士の著作やテレンス・パーマーのスピリット・リリース・セラピーについても言及する。
  • 科学における「超自然的なもの」に対する懐疑的な態度や、研究者が「対象」を扱う姿勢に批判的。

‌ホルヘ・フェラー (Jorge Ferrer)‌‌:

  • カリフォルニア統合学研究所の東西心理学部の中核教員。
  • 『Revisioning Transpersonal Theory: A Participatory Vision of Human Spirituality』、『The Participatory Turn: Spirituality, Mysticism, Religious Studies』(共編)、『Participation and the Mystery: Transpersonal Essays in Psychology, Education, and Religion』などの著書がある。
  • 自身の体験を通してスピリチュアル・エンティティやエネルギーの存在を確信しており、特にアマゾンのアヤワスカやワチュマの儀式での経験が豊富。
  • これらの現象の存在論的地位について、懐疑的かつ批判的思考を持ちながらも、多様な可能性(自律的、共同創造、投影など)に開かれている。
  • 「ポストコロニアル」かつ「異文化間」の学際的、対話的アプローチによる研究の必要性を強く提唱している。

‌アリゴ・ザ・サージョン (Arigo the Surgeon)‌‌:

  • 1970年代に活動したブラジルの霊媒師。
  • 「霊医(Spirit doctors)」を通して手術を行うと主張し、その事例は医療界によって記録・検証された。

‌アンドレア・プハリッチ博士 (Dr. Andrea Puharich)‌‌:

  • 1970年代にニューヨーク大学の外科教授。
  • アリゴ・ザ・サージョンの霊医による手術を医学的に検証し、記録した。

‌フィリップ (Philip)‌‌:

  • トロントの心霊研究協会が実験のために作り出した架空の幽霊。
  • 参加者の意識によるサイコキネシス的現象として、降霊会でラップ音を通じて対話したとされた。

‌スタン・グロフ (Stanislav Grof)‌‌:

  • 精神科医。
  • 幻覚剤を用いた研究で知られ、多くの患者が、学習したことのない文化や伝統の象徴や実体(カバラ、チベット仏教のダキニなど)と遭遇したと報告した。

‌ウィルソン・ヴァン・デューセン (Wilson Van Deusen)‌‌:

  • 元カリフォルニア州ナパ州立病院のチーフ心理学者。
  • 書籍『The Presence of Spirits in the World of Madness』の著者。
  • エマヌエル・スウェーデンボルグの理論に基づき、精神病患者が聞く声をネガティブな霊的実体によるものと解釈し、治療法を探求した。

‌エマニュエル・スウェーデンボルグ (Emanuel Swedenborg)‌‌:

  • 18世紀のスウェーデンの科学者、神秘思想家。
  • 霊的実体について広範に執筆しており、ウィルソン・ヴァン・デューセン博士が彼の理論を精神病理の理解に応用した。

‌テレンス・パーマー (Terrence Palmer)‌‌:

  • 「スピリット・リリース・セラピー」を実践するセラピスト。
  • 憑依された実体との対話を通じて、彼らを光へ導くことを目的とした治療を行う。

‌メインのシャーマン (Main Shaman)‌‌:

  • ホルヘ・フェラーがアマゾンでのアヤワスカの儀式中に遭遇したシャーマン。
  • 霊医の出現をフェラーに確認し、それらが常に現れるわけではないが、その夜は現れたと述べた。

‌ハッシュシェン (Hashesha)‌‌:

  • ホルヘ・フェラーが儀式中に遭遇した霊的実体。
  • 小さな袋を持ち、フェラーに強力なエネルギー伝達を伴う贈り物をしたと描写される。

‌ジョン・ヘロン (John Heron)‌‌:

  • 協調的探求 (Cooperative Inquiry) の提唱者であるオーストラリア出身の英国心理学者。
  • 研究における「共同探求者」としての人間関係の重要性を強調した。

情報源

動画(46:28)

The Existence of Spiritual Entities with Jorge Ferrer

memo

Nov 16, 2018 Jorge Ferrer, PhD, is former chair of the department of east-west psychology at the California Institute of Integral Studies. He is currently a core faculty member there. He is author of Revisioning Transpersonal Theory: A Participatory Vision of Human Spirituality, and Participation and the Mystery: Transpersonal Essays in Psychology, Education, and Religion. He is the coeditor of an anthology titled, The Participatory Turn: Spirituality, Mysticism, and Religious Studies. He is known as a leading proponent of the "second wave" of transpersonal theorists.

Here he notes that many people have reported contacts with spiritual entities of both a positive and negative nature. He describes several of his own experiences. He also acknowledges the difficulty in determining if these experiences involve autonomous entities, independent of his own consciousness. He advocates a post-colonial research approach in which scientists will work together as equals with indigenous shamans and other experiencers.

New Thinking Allowed host, Jeffrey Mishlove, PhD, is author of The Roots of Consciousness, Psi Development Systems, and The PK Man. Between 1986 and 2002 he hosted and co-produced the original Thinking Allowed public television series. He is also past-president of the non-profit Intuition Network, an organization dedicated to creating a world in which all people are encouraged to cultivate and apply their inner, intuitive abilities.

(Recorded on September 21, 2018)