W. T. Watson : 霧に付随 して発生する怪奇現象の 事例/逸話 ⇒ この謎を解く
前置き
W. T. Watson が「霧に付随する様々な怪奇現象」の逸話を語っている。過去記事でもこの霧と怪奇現象の関連の話題を取り上げたが、今回は AI で逸話を整理した。
末尾でこの霧の謎を解く。
情報源 : 動画(1:05:38)
W. T. WATSON - Researcher & Author - 'Mysteries in the Mist' - Lon Strickler (Host)
www.youtube.com/watch?v=7tJBCqEmdeU
Me: 実際に起きたとされる奇妙な事例を列挙して。事例からは話者の主観的憶測や仮説は除外して。
提供された情報に基づき、実際に起きたとされる奇妙な事例を以下に列挙します。話者の主観的憶測や仮説は除外しています。
幻の黒い犬による保護
- オックスフォード英語辞典の初期の編集者の一人が、家族とイングランドの山々で休暇を過ごしていました。
- 彼らは霧に覆われてしまいました。
- その紳士は霧の中を当てもなく進もうとしていました。
- すると 、輝く目の大きな黒い犬が彼の前に現れ、行く手を阻み、彼を通そうとしませんでした。
- 彼は犬の周りを回ったり、前に進もうとしたりしましたが、犬は動きませんでした。
- 霧が晴れると、その犬が彼が崖から落ちるのを防いでいたことが分かりました。
幻の黒い犬と銃
- ある男性が、うなり声を上げながら近づいてくる黒い犬の音を聞きました。
- 彼は急いで家に戻り、ドアに鍵をかけました。
- 彼の父親が二階に上がって窓の外を見ると、庭に黒い犬が座っていました。
- 父親は鳥撃ち銃を取り出し、その動物に数発発砲しました。
- 結果として、トイレの換気口を撃ち抜いただけでした。
- この犬は霧の中から現れました。
ネイトの鏡の体験
- ネイトは真夜中に起き上がるよう衝動を感じました。
- 彼はアパートの廊下にある鏡のところへ行きました。
- 彼が鏡を見ると、鏡の中で霧が渦巻いているのが見えました。
- 彼は鏡の中に入らなければならないという衝動を感じました。
- 幸いにも、一緒に泊まっていたガールフレンドが彼の物音で目を覚ましました。
- 彼女が廊下に行くと、彼が文字通り鏡に顔を押し付けて、まるで鏡の中に入ろうとしているかのよう に見えました。
- 彼女は彼を鏡から引き離しました。
- 彼は再び鏡に戻ろうとしましたが、彼女は最終的に彼をベッドに戻し、落ち着かせることができました。
- 彼は朝、この出来事についてほとんど何も覚えていませんでしたが、彼女が説明し始めると記憶が戻ってきました。
ベン・マクドゥイの灰色の男
- この山には、「灰色の男」と呼ばれる大きな二足歩行の生き物が「幽霊」として出るという評判があります。
- この生き物は霧を隠れ蓑として利用しているようです。
- この生き物に遭遇した人々は、通常、姿を見るのではなく、その音を聞きます。
- 彼らは足音を聞き、つけられているような感覚を覚えます。
- 遭遇後、個人は逃げ出します。
- パニックになりながら命からがら逃げたにもかかわらず、これらの人々は全員無事に山を下りてきました。
- 山に何かがいたという証拠はまばらですが、サスカッチの遭遇事例（足音、つけられている感覚）と類似しています。
- この山の斜面には森がなく、ほとんどが大きな岩でできています。
ウェールズの霧の支配者
- ウェールズのある町に、この生き 物が支配しているとされる山々からそれほど遠くない場所での話があります。
- ある男性が犬を散歩させていると、茂みの中に「ゴリラ」と表現した大きな生き物に遭遇しました。
- 犬は非常に興奮しました。
- 男性は凍りつき、自分が誰かに見られていることに気づきました。
- 彼はこの出来事を警察に報告しました。
- 地元の警察当局はこれを非常に真剣に受け止め、「イエティの目撃」を調査し、パトロールを増やすとの声明を発表しました。
マン・ウルフの遭遇事例（ブレイロードの獣、カリフォルニアでの出来事）
- ブレイロードの獣の最初の目撃者の一人は、霧の夜に霧の中から現れるその生物に遭遇しました。
- これは一度ならず複数回発生しました。
- カリフォルニアで仕事に向かっていた女性が、霧の中から現れて車のボンネットに飛び乗ったマン・ウルフの生物に遭遇しました。
- それは飛び降り、女性は仕事場に到着しましたが、「ひどい混乱状態」でした。
- 女性は二度とそれについて話したがらなかったが、その話は事件当日に彼女から入手されました。
ケン・ガーハルトの飛行するヒューマノイドとの遭遇
- 科学者であるケン・ガーハルトは、犬と一緒にロシアの僻地の山岳地帯を探査していました。
- 川岸沿いは深い霧に覆われていました。
- 彼は大きな羽ばたきの音を聞き、霧の中で何かが不明瞭に遠ざかっていくのを見ました。
- 彼は茂みの中で騒動を聞いていたと述べています。
- 彼はそれに石を投げつけました。
- すると、大きくて翼のある何かが茂みの中から飛び立ちました。
- 彼はヒューマノイドを実際には見ていませんでしたが、彼のキャンプにいた先住民たちはそれが何であるかを知っていると言いました。
- 彼らはそれを翼を持つ人物が飛び回るものと表現しました。
- 彼らは時々、数歩歩いてから消える足跡を見るそうです。
モスマンの目撃情報
- モスマンの最初の目撃情報の一つに、その生物が霧や砂塵の雲の中に消えたという記述があります。
霧の中のプテロダクティルス
- ある男性が非常に冷たい水中で、ドライスーツを着てサーフィンをしていました。
- 霧が立ち込めました。
- 何かが彼をサーフボードから叩き落とし、彼は水中に落ちました。
- 彼が浮上したとき、彼はそれをはっきりと見ました。
- それは頭部に隆起があり、コウモリのような翼を持つ典型的なプテロダクティルス/プテロドン/プテロサウルスと描写されました。
- それは彼の真上を通過していきました。
- 彼が友人とサーフィンをしていたにもかかわらず、霧のために他の誰もそれを見ませんでした。
マーティン・ケイディンの「奇妙な霧」体験（バミューダトライアングル）
- パイロットであるマーティン・ケイディンと他の約6人の海軍航空士が、ヨーロッパから大西洋を横断して高度な監視航空機を飛行させていました。
- 彼らはバミューダトライアングルとして知られる地域にいました。
- ケイディンは機内から観測していました。
- 彼らは非常に濃い霧または雲の中に入り、機体の翼が見えなくなりました。
- 彼らはこの雲の中を飛行し、航行計器、電子機器、無線通信のすべてが機 能しなくなりました。
- すべてが停止しました。
- 彼らは推測航法で航空機を操縦しなければなりませんでした。
- 彼らは約20分間、視界のない状態で飛行しました。
- 最終的に雲の中から抜け出すと、すべてのシステムがオンラインに戻りました。
- 彼らはその間にかなりの距離を移動していたことを発見しました。
テレポートの事例（アルゼンチンのバイアブランカからメキシコへ）
- ビジネスマンの事例: あるビジネスマンがホテルから新車を運転して出発しました。
- 彼は雲の中を運転し、車が停止しました。
- 彼は車から降りました。
- 次に気づいた時には、彼は数百キロ離れたメキシコにいました。
- 彼は地元の警察署に行きました。
- 警察がホテルに電話すると、ホテルの従業員が彼の車がホテルの車道に駐車されており、エンジンがまだかかっているのを発見しました。
- 運転手はメキシコにいました。
- これは車が停止してから彼が発見されるまで「ほとんど時間」が経過していませんでした。
医師とその妻の事例
- 医師とその妻が道を運転していました。
- 彼らはバイアブランカの地域で雲の中を運転しました。
- 彼らは車ごとメキシコに到着していました。
- 彼らはアルゼンチンまで車で戻らなければなりませんでした。
- 彼らはどれくらいの時間いなくなっていたか全く覚えていませんでしたが、次に気づいた時にはメキシコにいました。
少女の事例:
- 少女が家の玄関から出て、黄色い霧の中を歩いていきました。
- 彼女は瞬時に市の郊外から中心部に移動していました。
- 彼女は助けを求めて誰かの家に行きました。
- 彼らは彼女を警察署に連れて行きました。
- 両親が呼ばれました。
- 彼女の兄弟か誰かが、彼女が実際に雲の中に入って消えるのを目撃していました。
吸血鬼の能力（伝承）
- 東ヨーロッパの民間伝承には、吸血鬼が鍵穴や煙突を通って家に入ることができるという話があります。
- これは吸血鬼が非常に小さくなるか、非物質的になることができることを示唆しています。
Me: これらの怪奇現象について、話者の推測や仮説はどのよう なものですか？ 霧と怪奇現象の関係を話者はどう捉えていますか？
提供された情報に基づくと、これらの怪奇現象に関する話者（W.T.ワトソン）の推測や仮説、および霧と怪奇現象の関係は以下の通りです。
話者の推測や仮説
話者は、超常現象について幅広い視点から推測や仮説を述べています。
現象の多様性:
話者は「超常現象 (paranormal)」という言葉を非常に広い意味で使っており、幽霊だけでなく、サスカッチ、UFO、異星人による誘拐、妖精の伝承など、あらゆる「通常の範囲外」の事柄を含むと述べています。
「オズ効果」への追加:
超常体験 に付随する現象（沈黙、何かが起こる予感、時間のずれなど）を指す「オズ効果」に、話者は「奇妙な霧や靄」を見ることを第四の要素として加えるべきだと考えています。これは、奇妙な霧が見えたら「逆方向に進むべき時」かもしれないという警告の仮説です。
多義的な説明:
話者は「両方ともあり得る (both/and)」という思考法を好みます。例えば、「雲の街」の目撃については、気象学的な蜃気楼である可能性もあれば、精霊（ジンや妖精など）の住処を見ている可能性、あるいは自発的なサイキック能力の発現である可能性もあると考えています。
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物理的実体と非物理的実体の混合:
- サスカッチ: サスカッチのような存在は、単なる知られていない大型の類人猿かもしれないが、それよりも「はるかに奇妙なこと」が起きている可能性があり、目撃者によって異なる形で認識されている可能性があると推測しています。
- 灰色の男: ベン・マクドゥイの「灰色の男」についても、実際にいる物理的な生物なのか、あるいは別の何か（例えば幽霊のようなもの）なのかは誰にも分からないと述べています。
- 異星人: 異星人は宇宙の遠い場所から宇宙船に乗ってきているわけ ではなく、別の次元から「裂け目 (rift)」「ポータル (portal)」「ワームホール (wormhole)」などを通じてやってきている可能性が高いと推測しています 。彼らは物理的な存在というよりも「よりスピリチュアルな存在」であり、肉体を持たない形で遭遇したり、壁を通り抜けたり、人を部屋から連れ出すことができると考えています。
吸血鬼の能力:
吸血鬼が霧に変化する能力については、フィクションから来た可能性が高いものの、鍵穴や煙突を通って家に入ることができるという伝承から、非常に小さくなるか、あるいは非物質的になる能力があることを示唆していると推測しています。
マン・ウルフの行動:
マン・ウルフのような存在は、狼が待ち伏せ型の捕食者であるのと同様に、霧を「カモフラージュ」として利用して獲物を待ち伏せたり、どこから来たのかを隠したりしている可能性があると推測しています。
不可解な消失:
人々が突然姿を消す「Missing 4-1-1」のような事例について、彼らが「何か（ポータルなど）の中に入って、別の次元、別の現実、あるいはこの現実の別 の場所に連れて行かれた」と推測しています。
妖精の役割:
誘拐事件について、現代では異星人が原因とされることが多いが、本来の誘拐者は「妖精 (fairy folk)」であり、彼らが霧を使って姿を隠し、人々を妖精の国に連れ去っていたという伝承を指摘しています。また、「取り替え子 (changeling)」の物語については、当時の人々が診断できなかった病気、あるいは精霊が人間を襲った結果としてのPTSD、さらには実際に赤ちゃんが交換された可能性など、複数の要因が考えられると述べています。
現象の神秘性:
話者は、これらの現象が完全に解明されることはないと信じており、「謎 (mystery)」そのものを愛していると語っています。彼は、最終的な答えや物理的な証拠（例えば回収された異星人の遺体など）が得られることはないと見ています。
霧と怪奇現象の関係
話者の著書「Mysteries in the Mist」の主題である通り、霧、靄、雲は多くの超常現象に深く関わっていると捉えられています。
保護・守護の側面:
幻の黒い犬の事例では、霧の中から現れた犬が紳士を崖から落ちるのを防いだことから、霧の中で幻の存在が「守護」の役割を果たすことがあると示唆されています。
出現・発生の媒体:
多くの事例で、幻の黒い犬やマン・ウルフのような生物が「霧の中から現れる」と描写されています。これは、霧がこれらの存在が物理的な現実に出現するための「媒体」として機能している可能性を示唆しています。
隠蔽・カモフラージュ:
- 生物の隠蔽: 「灰色の男」は「霧を隠れ蓑として利用している」とされており、マン・ウルフも「霧をカモフラージュとして利用している」と述べられています。これは、霧が視界を遮り、異常な存在が人間に発見されずに活動するための自然な隠蔽手段となっていることを意味します。
- 現象の隠蔽: モスマンの目撃事例では、その生物が「霧や砂塵の雲の中に消えた」と語られています。飛行するヒューマノイドも深い霧の中で不明瞭に見え、茂みから飛び立つ様子が語られています。また、プテロダクティルスの遭遇事例では、霧のために友人が目撃できなかったことが強調されています。
- ポータル開口の隠蔽: 霧は、ポータルや窓のようなものが開く際の副産物として発生し、それらを通して出現する存在を隠す役割も果たしている可能性があると推測されています。
時間のずれ・場所の移動との関連:
-
バミューダトライアングル: パイロットが濃い霧や雲の中に入ると、航行計器、電子機器、無線通信がすべて機能しなくなり、視界がないまま飛行した結果、通常よりもはるかに長い距離を移動していたという事例が挙げられています。これは、霧が「タイムスリップ」のような現象を引き起こす可能性を示唆しています。
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瞬間移動: アルゼンチンのバイアブランカの事例では、ビジネスマンや医師とその妻が車で「雲の中を運転」した結果、瞬時に数百キロ離れたメキシコに「車ごと」移動していたという話が紹介されています。また、少女が「黄色い霧の中」を歩いて、瞬時に市街の別の場所に移動した事例も語られています。話者は、これらの雲が「ポータルを隠している」のではないかと推測しています。
精神的・感覚的変化の触媒:
ネイトの鏡の事例では、彼が鏡を見たときに「鏡の中で霧が渦巻いているのが見え」、その霧が彼を「鏡の中に入らなければならない」という衝動に駆り立てたことが語られています。これは、霧が精神状態や知覚に影響を与え、異常な行動や体験を 引き起こす可能性があることを示唆しています。
非物質化の象徴:
吸血鬼が鍵穴や煙突を通れるという伝承に関連して、霧に変化する能力が議論されており、これは吸血鬼が非物質化できることの象徴や表現として捉えられています。また、異星人が霧や電気エネルギーに変化して家の中に入り込むという話も存在します。
このように、話者は霧を単なる気象現象ではなく、超常現象の発生、隠蔽、移動、さらにはその性質そのものに深く関わる要素として捉えています。
コメント
タイトルの件をそのまま短編小説にしたような作品がある。
小松左京、『霧が晴れた時 自選恐怖小説集』
この謎を解く
霧が怪奇現象の原因ではない。
原因は現場の EMF 異常。その EMF 異常によって
- 気温の急低下 → 霧が発生
- 意識障害 → 様々な怪奇現象の幻覚を体験
が同時に引き起こされただけ。
上述の「テレポートの事例（アルゼンチンのバイアブランカからメキシコへ）」
- ビジネスマンの事例: あるビジネスマンがホテルから新車を運転して出発しました。
- 彼は雲の中を運転し、車が停止しました。
- 彼は車から降りました。
- 次に気づいた時には、彼は数百キロ離れたメキシコにいました。
- 彼は地元の警察署に行きました。
- 警察がホテルに電話すると、ホテルの従業員が彼の車がホテルの車道に駐車されており、エンジンがまだかかっているのを発見しました。
- 運転手はメキシコにいました。
- これは車が停止してから彼が発見されるまで「ほとんど時間」が経過していませんでした。
は話に巨大な尾鰭がついたものだと判断する。その体験者や警察、ホテル関係者の具体的な証言がないので真に受けることは無理。
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ref:
(2025-06-18)