Richard Dolan の批判 : WSJ が UFO 情報撹乱工作を仕掛けてきた
前置き
最近、WSJ が

"The Pentagon Disinformation That Fueled America's UFO Mythology"
という記事(記事の詳細は有料課金読者しか読めない)を掲載した。それに対して Richard Dolan が彼の Youtube podcast で反論している。 AI(NotebookLM Plus) で整理した。
WSJのUFO情報戦:真相と戦略
リチャード・ドーランのポッドキャストの文字起こしは、ウォール・ストリート・ジャーナルがUFO現象に関するディスインフォメーションを広めていると主張しています。
この記事は、国防総省が冷戦中に意図的に虚偽の情報を流し、その多くが未確認飛行物体に関する現代の神話の基礎となっていると論じています。 ドーランは、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事をジャーナリズムではなく、情報戦の一環であると批判し、UAP情報公開法案などのUFOに関する法案が議会で審議される中で、UFOの正体を隠蔽し、既存の権力構造を保護するための戦略的な動きであると分析しています。
彼はまた、この現象の地球規模の性質や、政府機関がUFOの現実を真剣に受け止めてきた歴史など、記事が無視している側面を強調しています。最終的に、ドーランは、UFOの真実を覆い隠そうとする試みは、暴露がもたらすであろう既存の制度への脅威から生じると結論付けています。
コメント1
この WSJ の記事それ自体が、軍による UFO 情報撹乱工作である…この Richard Dolan の指摘は当たっている。
その明白な証拠が、
1967年のマルムストロム空軍基地事件の新たな説明。この事件では核ミサイルが停止しましたが、WSJ記事では、UFOとの遭遇ではなく、米政府自身が行った電磁パルス(EMP)実験が原因であったと主張しています。
の箇所。
当時のソ連からの ICMB の地下サイロ直撃や上空での核爆発による EMP 攻撃に耐え、反撃するために米軍の ICBM 地下サイロが構築された。その EMP 耐性が設計・開発段階で完全に保証された ICBM 地下サイロを、米政府自身が電磁パルス(EMP)実験を行うなんてありえない(*1)。WSJ も、よくこんなバカな記事を書いたものだ。
WSJ の記者、編集者は超エリート揃いだろうが、いかんせん彼らは金勘定の 知識に偏重し、理科系の知識にひどく疎い。だから、米軍から与えられた情報撹乱工作の情報を鵜呑みしてそれを記事にした。彼らも自分が書いた記事に自信が持てないから、有料記事として、一般読者の目に触れないようにした。どうせ、有料記事を読むのは、金勘定は得意だが、理科系の知識に疎い経営層ばかりなのでそれで十分…こう踏んだのだろう。
Richard Dolan も Science Bob に事前に相談すれば、この程度の批判はできたろうに。Richard Dolan にこの記事を教えた彼の仲間たちも、理科系の知識には疎いことがこれで明白となった。
コメント2
とはいえ、WSJ の
米国における現代のUFO信仰、特に墜落したUFOやリバースエンジニアリングプログラム、政府の隠蔽工作に関する主張は、実際の遭遇や異星の技術から生まれたものではなく、冷戦期以降のペンタゴンによる意図的な偽情報キャンペーンに由来するというのが中心的な主張
それ自体は、当たっている。
(*1)
万万が一、 ICBM 地下サイロの EMP 耐性を試験したというのであれば、試験前に ICBM が誤発射しないように事前に回路を大規模に変更しなければならない。EMP テストで ICBM が誤発射され、全面核戦争になりました…では笑えない。それは密かに変更できるような簡単な作業ではない。だから現場の担当者に必ずバレる。
さらに、試験後に その地下サイロ(当然、ICBM も含む)を丸ごと破棄しなければならない。EMP テストで信頼性が少しでも劣化した ICBM なんて存在価値はない。
静止画像







