古代からの聖典に「時間を超越した世界」が説かれているが、臨死体験でそれを体験することがある ⇒ この機序を説明する
前置き
Scott Taylor (Monroe Inst. 元トップ) の講演:文字起こし+和訳
からタイトルの話題に絞る。
FasterWhisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)
ベタではありませんが、複数の宇宙を考えてみてください。 そうだろ? もし私がそうしていたら? そのシーンが本当に起こったパラレルワールドに移動したんだ。 そして、そのシーンを見ることができる。 そのシーンを見るんだ。 ここからが本番だ。頭の中がグチャグチャになってくる。 でも、私たちがしたことに挑戦し、代替案を作り出し、何が起きたらそうなるかを言うことで、人間としての経験を飛躍的に増やすことができる。 (1:04:23)
わかった。よし。さあ、始めよう。 (1:04:30)
ここに問題がある。 問題は順序だ。 時間だ。先ほども少し触れました。 しかし、私が時間について話しているとき、そして、これらすべての異なる泡を見ているとき、そして、あなたの人生の異なるシーンに入っているとき、それらは順次起こるものではありません。 とても速いんだ。 すべてが同時に起こっている。 それほど速い。 別世界、別シナリオのすべてが一瞬のうちに。 人生が目の前でフラッシュする、というのは本当のことなんだ。 (1:05:02)
さて、ここで聖典を引用しよう。 これは少しずれている。これはサイドバーです。 もしあなたが聖典を書こうとしていて、人生を見つめ直す人の視点からそれを書き、時間が一瞬として存在することを理解しているのだとしたら。 常に。その視点からは、時間の始まりも終わりもない。 (1:05:35)
なるほど。 だから、聖典を読み始めるとき、私の忠告は、彼らはどこから来たのか、ということだ。 非物理的な宇宙のどの部分から来たのだろうか。ある熟達者、ある僧侶がどこかに座っていて、このような経験をしている。 でも、私に起こったことを話すことしかできない。 (1:06:02)
Not goofy, but think multiple universes. Right? So you're saying, okay, what if I had done that? I just moved over into a parallel universe where that scene really did happen. And you get to watch it happen. Watch it play out. This is where it gets... Your mind starts getting a little goofy. But, it allows us to exponentially increase our human experience by challenging what it is that we did and creating alternatives and saying to them what happens when. (1:04:23)
Okay. Alright. Here we go. (1:04:30)
Here's the problem. The problem is sequence. Time. I just alluded to it. But when I'm talking about time and looking at all these different bubbles and entering different scenes of your life, they don't happen sequentially. It's that fast. All of them happening at the same time. That fast. All of those alternate universes, alternate scenarios in an instant. When they talk about life flashing before your eyes, it's a real deal. (1:05:02)
Okay. Here's my nod to sacred scripture. This is a little off. This is a sidebar here. This is when I nod to the folks that believe in creationism and say, if you are trying to write a sacred text and you write it from the perspective of somebody going through a life review and you understand that time exists as an instant. Always. There is no time beginning and end from that perspective. (1:05:35)
It makes sense. So when you start to read sacred scripture, my admonition is, where are they coming from? What part of the non-physical universe may some adept, some monk sitting somewhere who's having this experience go, you know, the only way I can write this thing down is from that perspective because from here, it doesn't make sense. But I can only tell what happened to me. (1:06:02)
動画(1:24:03)
The Relationship Between NDEs and OBEs. Scott Taylor at Monroe Institute
www.youtube.com/watch?v=15k5RVDdd74
臨死体験で「時間を超越した世界」を体験する理由
日常生活中の意識状態では正常な時間感覚を伴う。逆に言えば、正常な時間感覚を伴うゆえに日常生活が可能となっている。
臨死体験では、その正常な時間感覚が歪み、それが甚だしくなれば時間感覚が消失する。
つまり、
- 臨死体験で「時間を超越した世界」を体験する
のではなく、
- 臨死体験は時間間隔が歪んだり、消失する結果として「時間を超越した世界」を体験したと錯覚することになる。
古代からの聖典に「時間を超越した世界」が説かれている理由
古代人は様々な無茶な修行を行ってきた。その結果、
- 脳にダメージが蓄積することで
- 正常な時間感覚が歪み、時には時間感覚が消失する体験をしてきた
- その意識障害中の体験を「超越的な世界」に至ったと誤認して
- 弟子たちに伝え、それが権威ある古代の聖典に記載されることになった
…という経緯だと推測する。
コメント 2
かつて精神世界で流行った「永遠の今」というフレーズがある 。これは、
- セコセコした日常の時間のしがらみや、ショボい現実世界から脱して、時間や空間の制約から逃れたい、
- 日常世界から超越したい
という「超越願望」がそのフレーズの土台にある。つまり、「今」という一瞬を魔術的に聖化して超越世界に地続きで接続させようという虚しい足掻きが、この手のフレーズを生み出した。
そして高揚し、熱に浮かされた意識状態で一時だけ「永遠の今」という錯覚に浸った心持ちになる。だが、永遠の今 なんて最初からタワゴトでしかないゆえに、それも一瞬の泡沫で終わる。
一時の高揚感で舞い上がった遥かな高み(という幻想世界)から、現実という固い地面に叩き落され、挫折や絶望を味わうことになる。
(2025-01-24)