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益子祐司 : Valiant Thor(金星人)は Frank E. Stranges の創作で実在しない

· 4 min read

前置き

雑ネタ。過去記事で、

言うまでもなく、Valiant Thor の話は Frank Stranges の捏造したヨタ話。

ref: Phil Schneider : Valiant Thor に会った。 (途中:その1) - http://news21c.blog.fc2.com/blog-entry-15685.html (2020-03-31)

と述べたが、同様の趣旨の Valiant Thor に関する記事を見かけたので記録しておく。

予備知識

Glen Danison : Valiant Thor の写真に登場する ET は俳優の Rory Calhoun だと暴露ずみだ (2022-05-08)

Frank E. Stranges の証言動画:米大統領にメッセージを伝えた金星人にペンタゴンで会った (途中:その3) (2017-06-14)

Glenn Steckling : Valiant Thor が私の父に政府の情報撹乱工作員だと認めた (2022-05-12)

引用

金星人といえば、「銀河連合」の大使等と紹介される「金星人ヴァリアント・ソー」について語る自称コンタクティたちがいますが、ヴァリアント・ソーとは、自称コンタクティのフランク・ストレンジズが作り上げた架空の人物です。ストレンジズはヴァリアント・ソーと1950年代末から1960年代初頭まで何度も会い、宇宙船にまで同乗したという話を1990年代になって急に語り始めましたが、彼が自著に掲載するヴァリアント・ソーの写真はすべて、1950年代に金星人や土星人と会ったというハワード・メンジャーの集会でオーガスト・ロバーツ氏が撮影した複数の写真を無断で盗用しているものです。何度も会っているという相手の写真をストレンジズ本人は1枚も持っていません。

この事実はあまり知られていないため、自称コンタクティたちは、ヴァリアント・ソーと会ったという体験を不用意に語り、自分たちの宇宙人ビジネスが作り話を土台にしたものであることを自ら証明してしまっているのです。そもそも、銀河連合にまつわる話自体が、UFOビジネスで暗黙の了承のもとに使われている架空の話に過ぎないものですが、それを見抜けない自称「意識高い系」の人たちが商売を支える顧客となっています。簡単にいえば、ヴァリアント・ソーの名前を出した時点で、作り話を語っていることを白状しているようなものです。さらにいえば「宇宙連合」等の言葉が出た時点で、それ以上の話を聞くのは時間の無駄でしかありません(娯楽として読む場合は別ですが)

ref: オムネク・オネクについて – 益子祐司 ブログ http://emerald.holy.jp/?page_id=1414

(2024-12-29)