Dean Radin の実験: 睡眠中の被験者にメッセージが送れた⇒ 事実なら UFO 現象の研究方法の大胆な見直しが不可避

October 6, 2024 · 11 min read

前置き

Darren King (ExoAcademian) が以下のように語っている。

Dean Radin が彼の著書、"The Conscious Universe"(*1) の中で
REM 睡眠中の被験者に（ESP 的に）メッセージを送れたと記述していた

この実験結果の意味を Darren King は十分に理解できていない。Dean Radin のこの実験結果が事実なら、UFO 現象の研究方法の大胆な見直しが不可避となる。UFO 現象に関して従来とは全く異なった解釈が必要になる。

(*1)

Dean I. Radin, "The Conscious Universe: The Scientific Truth of Psychic Phenomena", 2010-10-26

事実なら UFO 現象の研究方法の大胆な見直しが不可避

仮に Dean Radin の主張が事実なら、以下のような大胆な見直しが不可避となる。

abduction 体験の客観性が揺らぐ

abductee が退行催眠で想起した体験内容は、以下のふたつが区別不能になる。

a. abductee の現実に体験した出来事
b. 催眠施術者が抱いている UFO/ET に関する観念を abductee が ESP 的に受信したもの

大半の UFO 研究者は a だと思い込み、b の可能性を全く想定しないが、私は b （or abductee の無自覚の創作(*2)）だと判断する。

(*2)

abductee の無自覚の創作…

夢の中で体験する世界は、夢を見ている意識にとっては実在する外的世界だが、その実体はまるごと「深層意識の創作物」。それと同じ意味で abductee の abduction 体験も、夢のような「深層意識の創作物」だと私は判断している。

複数の UFO/ET 目撃者の証言が一致した場合の客観性が揺らぐ

複数の UFO/ET 目撃者の証言が一致した場合でも、以下が区別できなくなる。

c. 「客観的事実」だから一致したのか、
d. 「ESP 的に共有された観念/心象」だから一致したのか

大半の UFO 研究者は c だとしているが、私は d （or 事後の記憶の結晶作用¹）だと判断する。

この d は、

「ESP 的に共有された観念/心象」＝共鳴認知的な現象(*3)

を意味する。つまり、Dean Radin の実験結果は、共鳴認知的な現象が実在していることの証拠データと見なしうる。

(*3)

共鳴認知的な現象について、私は以下の仮説を提唱している。

引用

さらにこの脳の物理的・生理的な変質は同時にポルターガイスト現象や同調・共鳴現象も発現させやすくなるという副作用ももたらすのではないか。

ref: 仮説：「挫折、絶望 → シャーマン的開眼」体験が起きる理由（書式変更） (2024-08-06)

引用

過去記事でも述べたが、いわゆる通力の正体は

周囲の他者に対して「共鳴認知」を引き起こさせる能力

だろうと私は見ている。言い換えれば、通力を持った人物が見ている幻覚を周囲の参加者や目撃者にも共鳴的に感知させる能力。

その能力が当人の意思とは無関係かつ無自覚に発揮される事例が Skinwaker ranch などで多発した「ヒッチハイカー現象」ではないか。

UFO 目撃事例でも複数人が同様の UFO を目撃した事例では、現場の EMF 異常によってこの共鳴認知が起きている筈。

CE-5 と呼ばれる UFO 召喚儀式でも、ある特定人物が参加する場合は UFO（=orb）が出現する可能性が飛躍的に高まる現象が頻繁に報告されている。これもその特定人物が無自覚のうちに「共鳴認知」を周囲の人間に生じさせているのだろう。たとえば下の事例がその顕著な例となっている。

ref: ❏ 多くの abductee が報告する超能力と「修行者の通力」の発生機序の共通性を示す具体的証言（＋追加） (2024-05-25)

FasterWhisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)

夢や夢の中で起こる出来事について言えば、夢を単なる戯言と考える人もいるが、ディーン・ラディンが行った研究を考えてみてほしい。著書『意識ある宇宙』の中で、ラディンは、レム睡眠中に人間が他の人間にメッセージを送るという実験を行ったことを述べている。そして、その人間は翌朝、意識的にそのメッセージに関連する絵を思い出し、選び出すことができたというのだ。 (0:16:31)

これは興味深いことで、この夢の状態は、私たちが時折考えている以上に重要なものであることを示している。DMTのような物質によって引き起こされる変性状態についても議論せずに、この会話を終えるのは不適切だろう。DMTは自然界に存在する化合物である。実際、私たちの脳にも存在し、脳によって生成されている。 (0:16:58)

DMTはアヤワスカの有効成分であり、それは何世代にもわたってシャーマンの旅で使用されてきた。そして、何世代も前のシャーマンであろうと、今日DMTやアヤワスカを使用している人であろうと、興味深いのは、人々はしばしば、他の存在、他の存在と思われるもの、時には人間、時には宇宙人、時には動物のような生き物と遭遇した状況を語ることだ。 (0:17:28)

▼文字起こし原文展開

And when it comes to dreams and what happens in them, and some people just consider them throwaways, consider the work done by Dean Radin. In his book The Conscious Universe, he discusses laboratory experiments were done where human beings were able to send messages to other human beings while they were in an REM dream state. And that human being could consciously recall and pick out a picture pertaining to that message the next morning. (0:16:31)

This is fascinating and this tells us that this dream state is much more important than we sometimes give it credit for. We would be remiss to have this conversation without also discussing the altered state brought about by substances such as DMT. Now, for those of you not familiar, DMT is a natural compound in the world. It's actually in our brain as well, produced by our brain. (0:16:58)

DMT is the active ingredient in ayahuasca, which is what is used in shamanic journeys and has been for generations. And whether it's shamans from generations past or people using DMT or ayahuasca today, what's interesting is people often recount situations where they encounter other entities, other seeming beings, sometimes human beings, sometimes aliens, sometimes animal creatures. (0:17:28)

音声(24:47)

Engaging an Enigma: The Quagmire of Studying UFOs & the Phenomenon

(2024-10-06)

事後の記憶の結晶作用については次の過去記事で述べた。
1955年ケンタッキー：「Kelly-Hopkinsville の異星人遭遇事件」の謎を解く (2022-04-08) ↩

前置き​

(*1)​

事実なら UFO 現象の研究方法の大胆な見直しが不可避​

abduction 体験の客観性が揺らぐ​

(*2)​

複数の UFO/ET 目撃者の証言が一致した場合の客観性が揺らぐ​

(*3)​

関連：夢の共有、共鳴認知​

FasterWhisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)​