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Brian Muraresku の説く「人類史上最大の秘密」: DMT による超越体験とは何なのか?

· 46 min read

要旨

Brian Muraresku の

  • 人生における「人類史上最大の秘密」

というオハナシを取り上げ、その主張の背後にある精神世界に蔓延する錯誤を解説する。

ついでに、精神世界に蔓延している神話(=錯誤)の具体例として「DMT による超越体験とは何なのか?」を説明する。

履歴

(2024-08-19) タイトル一部変更
(2024-08-18) 書式変換(FC2Blog → markdown)。文字起こし+和訳 の追加。
(2022-03-13) 【編】Brian Muraresku : 人生における「人類史上最大の秘密」を説く…w (途中1)

前置き

Brian Muraresku という人名をフィルター用に記録。

Brian Muraresku は「幻覚性キノコが人間の脳のサイズを増加させた。それによって人間の意識の進化をもたらした」という Terrence McKenna の後釜的立場を狙っている人物。

彼はその主張を本(下)に書いている。その内容を要約したと思しき動画が今回のネタ。

20220313_brain_muraresku.jpg

手抜き

彼の決め台詞、サビ的フレーズが下。DMT 摂取でそれ(=不死)が可能になることを示唆している。

If you die before you die, you won't die when you die. That's the key. I call it the immortality key. (00:15)

...

If you die before you die, you won't die when you die. (00:12:18)

Well, if that's the best-kept secret in history, maybe it's time for the secret to get out.

DeepL 訳

死ぬ前に死ねば、死ぬときに死ぬことはない。 それが鍵です。私はこれを「不滅の鍵」と呼んでいます。

もし、あなたが死ぬ前に死ねば、あなたは死ぬときに死なない。 それが歴史上最高の秘密だとしたら、 その秘密が暴かれる時が来たんだ

動画(13:49)

The Best-Kept Secret in History - Brian Muraresku

コメント1

Brian Muraresku 本人はこのフレーズに何か深淵な意味があると思い込み、得意になってこれを掲げて見せている。だが、この手のフレーズは見てくれだけで中身が何もない。禅も見てくれだけで中身が空っぽだが、その安っぽい真似事になっている。

この手の「深淵な神秘的洞察めかした戯言のフレーズ」にはいい加減、飽き飽きしている。

コメント2

タイトルの、人生における「人類史上最大の秘密」について言えば…

  • 世界には隠された究極の秘密(=魂の救済、無条件の愛、神との合一、タオとの合一、神秘体験、悟り、解脱…などなど)があってそれをどうやってか獲得すれば、どえらいことが達成できる(=ゲーム・クリア)

というオハナシが普及している。

科学者なら大統一理論がそれだし、ギーク(理系オタク)w なら Singularity (*1)がそれだろう。一昔前の神秘主義者ならカバラだのチベット仏教だの、Carlos Castaneda の創作した Don Juan の教えの類に、現代の神秘主義者なら DMT や 5-Meo-DMT の類(*2)に手を出すことだろう。

だが、人生における「人類史上最大の秘密」があるとすれば、

  • 世界には「隠された究極の秘密」など無く、あるのは「隠された究極の秘密」という虚構だけだ

がたぶんソレだろう。

この図式は「UFO の謎」にピッタリ当てはまる。

UFO だけではない。「死後の世界」にも当てはまる。「神とは何か?」にも「解脱とは何か?」にも「真理とは何か?」にも「本当の私とは何か?」にもそのまま当てはまる。「汝自身を知れ」というよく知られたフレーズの「汝自身」にも当てはまる。これらは全て虚構に過ぎないのだが、人は「隠された究極の秘密」をそこに見出し、それを人生をかけて追い求めている。

コメント3

この Braian Muraresku もそうだが、DMT についてみんな誤解している。確かに DMT 摂取ではしばしば超越的と表現するしかないような体験(*3)がおきる。だが、それは「連れて行かれた」のであって自分でそこに至ったのではない。しかも一時的。薬効がきれれば淡い気分が残るだけ。

無数の精神世界信者が DMT を摂取し、そういった超越体験をしてきたが、摂取前と何も変わらない。相変わらずくだらぬ精神世界のヨタ話にドップリとハマっている。人格も知性も摂取前と同じレベル。何らかの enlightenment を得たと自認して傲慢になった分だけ悪化したとも言える。

(*1)

Noam Chomsky : Ray Kurzweil の主張する Singularity は「科学的な空想物語」だ (2016-01-01)

Jeremy Rifkin :AI は絶対に人間を超えることはない、なぜなら… (2016-03-15)

Jaron Lanier : Singularity はギークのイカれた宗教にすぎない。 (2019-03-14)

Richard Dolan : Transhumanism 信奉者(Singularity 信奉者を含む)は最強かつ最悪の幻想に冒されている。 (2018-12-29)

Singularity:ギーク(理科系オタク)の信奉する携挙 (+追加) (2016-04-28)

(*2)

Scott Adams:かつて幻覚キノコを摂取し、以後は世界を見る目が一変した (2017-11-11)

Grant Cameron : DMT 摂取で 5分間の間に数千の世界の経験、数千年の経過を経験したと聞いた。 (2021-09-19)

DMT は脳内での量子論的並行宇宙間の干渉のための触媒だ…という説の動画 (2014-10-17)

Grant Cameron :アヤワスカを摂取した女性が直後に UFO/abduction を体験 (2020-12-21)

Rick Strassman:DMT で体験する世界は(脳の産物ではなく)実在するようだ (+追加2) (2017-06-09)

Rick Strassman:DMT 摂取時の体験と abductee の体験が極めて類似している (2017-06-05)

「Strassman の DMT 実験」で被験者の半数が abduction に酷似した体験 (2018-03-26)

Anthony Peake : 癲癇が「この現実の裏側に存在するリアリティ」を認知するドアを開いた。(途中:その2) (2020-03-21)

DMT 摂取、瞑想、NDE、チャネリングで究極の答えを得たのに、気づいたら全てを忘れているのはなぜか。 (途中2) (2021-07-06)

Desta Barnabe : 100% 現実で、完全に目覚めて体験していると実感 → 後に現実ではないと判明 (2021-07-23)

Dr. David Luke : DMT 摂取した二人が同時に同じ生物に対面した事例 (2020-08-03)

Grant Cameron : DMT で遭遇する存在は、高次元に実在する極めて知的な生物だ。 (2020-04-29)

Richard Dolan : DMT 摂取による ET との接触には懐疑的だ。 (2020-04-24)

Anthony Peake : DMT 摂取で遭遇する未知の存在は、幻覚ではなく実在している…という説。 (途中:その2) (2020-03-14)

James Oroc : DMT と 5-MeO-DMT の大きな違いは… (2020-02-18)

David Jacobs : abduction 現象は(遠隔視や DMT などの)未解明の意識作用とは無関係だ。 (2020-01-24)

Grant Cameon : CIA の "Project MKUltra" の主目的は洗脳ではない。意識の未知の作用を軍事利用することが主目的だった。(途中:その1) (2019-12-05)

Bentinho Massaro : DMT が生み出すような幻覚世界を、体験できる瞑想方法 (2019-11-07)

Richard Dolan : 進化した意識は DMT などでは得られない。反省的認識や批判的思考という辛く苦しい努力でのみ達成できる。 (途中:その1) (2019-10-17)

Richard Dolan : アヤワスカや DMT で人間の知性の限界を超えることは無理。 (2019-01-25)

目覚めたら、この世界と細部が微妙に異なる平行世界にいた。 (2018-12-02)

Anthony Peake:この現実世界の奥に隠れた真実の世界があり、それを垣間見ることができる。 (2018-06-13)

Leo:存在とは何か? (途中:その3) (2017-07-25)

Leo:5-MeO-DMT は「完全な悟り」を得る最も効果的かつ完璧な方法だ (途中:その1) (2017-06-08)

(*3)

  • DMT による超越体験とは何なのか?

… …

(2022-03-13 end)


(2024-08-18 begin)

前置き

書式変換(FC2Blog → markdown )のついでに

  • 文字起こし+和訳

をつけ、さらに

  • 2.5年前に「DMT による超越体験とは何なのか?」の節タイトルだけ書き、中身は空のまま放置していた。中身をカラのままにしておくのが本来の趣旨に沿うのだが、今回はあえて中身を追記した。

DMT による超越体験とは何なのか?

正確には DMT による

  • 「超越」体験

ではなく、

  • (その体験の中身がカラであるがゆえに絶対的な自明性を伴う)超越したという「幻覚」体験

という特殊な一時的意識障害に陥っただけ。

中身がカラであるがゆえに「絶対的な自明性を伴う」という点で、神秘体験や宗教的啓示体験、禅の大悟の類と本質は何も変わらない。

それが何であれ中身があると、その中身に関する 追求/疑念 は止まないゆえに「絶対的な自明性」は生まれないし、維持もできない。

老荘思想の無や仏教思想の空はこの簡単なトリックに依存しているが、難解で幽玄めかした戯言でその無や空を有難そうに飾り付けて「最奥の真理」を装っている。そしてその「最奥の真理」とやらがカラであることに誰も気づかず、そのカラの神輿を担ぎ回っている。

Whisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)

死ぬ前に死ねば、死ぬときには死なない。 それが鍵だ。 私はそれを不死の鍵と呼んでいる。 大きな仕事だ。 みんなが求めていることだろう? 生きる意味? 生きているとはどういうことか? 死んだらどうなるのか? 神はいるのか? このどれにも意味があるのだろうか? さて、古代の哲学者や神秘主義者によれば、これらの質問には答えがある。 (00:00:35)

本やインターネットの片隅に隠れているわけではない。 地元の教会や寺院にあるとは限らない。 たとえモーゼやイエスや仏陀があなたの居間に座っていたとしても、彼らはあなたに教えることはできない。 なぜなら、それはあなたが実際に学べるものではないからだ。 少なくとも、理性的な脳が計算できるようなことは何もない。 私のヒーロー、故ジョセフ・キャンベルはかつてこう言った。 (00:00:59)

人は、私たちが求めているのは人生の意味だと言う。 私は、それが私たちが本当に求めているものだとは思わない。 私たちが求めているのは、生きているという経験だと思う。 私たちが純粋に物理的な平面上で経験する人生経験が、私たち自身の最も内側にある存在や現実と共鳴するようになる。 そうすれば、生きているという歓喜を実際に感じることができる。 (00:01:28)

しかし、その反対を経験するまでは、その歓喜を味わうことはできない。 失って初めて、自分が何を手に入れたかわかるのだ、とジョニ・ミッチェルは言う。 つまり、抽象的で比喩的な意味での死ではなく、現世で鋭く恐ろしいほどリアルに感じられる実際の死を経験するまでは、生きていることの意味をどうやって知ることができるのだろうか? そして、死後の世界を自分の目で見るまでは、死後の世界について語ることすらできないのではないだろうか? (00:01:55)

これらは謎である。 さて、これらの謎は何らかの形で、古代の高度な文明に浸透していった。 古代エジプト、メソポタミア、インダス渓谷、中国。 しかし、私たち西洋文明には、古代ギリシャ人を通してもたらされた。 ところで、ギリシャ人の多くは北アフリカで多くの時間を過ごした。 西洋思想の名付け親であるプラトンの場合は13年間だ。 (00:02:21)

では、私たちはこれらの高度な文明から何を受け継いだのだろうか? これらの神秘とは何だろうか? エレウシスの秘儀のように、プラトンやマルクス・アウレリウスを含むアテネとローマの精鋭たちが、紀元前1500年頃から紀元後4世紀頃まで呼び寄せていたものだ。 それは人間を不死に変えるための神聖な儀式だった。 あなたは人間としてエレウシスに行き、神となって立ち去るのだ。 (00:02:46)

どうしてそうなったのか? 死と再生の儀式体験を通してだ。 はっきりさせておこう。 エレウシスと当時の他の神秘カルトは、古代ギリシャ人の真の宗教だった。 西洋文明を築いた人々だ。 民主主義、芸術と科学、ハリウッドとなった演劇、スポーツ産業となったオリンピック、ソーシャルメディアで毎日当たり前のように目にする開かれた思想市場。 (00:03:13)

これらすべてを発明し、懐疑主義という言葉そのものを発明した人々が、なぜおとぎ話の束を信じることができるのか、不思議に思わなかったか? (00:03:22)


彼らは本当に、ゼウスがどこかの山頂に鎮座し、我々不運な人間に雷を落としていると考えていたのだろうか? あるいはポセイドンが海の真ん中にいて、イカれた三叉の矛を持って風と波をパトロールしているとでも思っていたのだろうか? さあ、男たちよ。 紀元前1世紀のローマの偉大な政治家、キケロを考えてみよう。 彼はエレウシスをアテネが生んだ最も特別で神聖なものと呼んだ。 民主主義とか言論の自由とか、そういうものではない」。 (00:03:45)

エレウシスは決して忘れることのできないものだった。 それは種族全体を一つにまとめると言われていた。 なぜか? 死と再生に他ならないものを体験するために、その神聖な神殿に行ったからだ。 そして、アテネから聖火台までの長い道のりを歩き、魔法の薬を飲み、プラトンの言う祝福された光景を目にした者だけが、死を克服できると言われた。 (00:04:10)

不死の味、生きていることの歓喜を味わうことによって。 考えてみれば、それは宗教というより科学だ。 一度神を見たら、もう神を見ないことはできない。 あなたは自分でその仮説を証明したのだ。 では、一体何が起こっていたのか? 率直に言って、わからない。すべて秘密だった。 エレウシスで見たことを明かすことは、処刑される危険があった。 だからこそ、おそらく20世紀で最も影響力のある宗教学者であるヒューストン・スミスは、エレウシスを史上最高の秘密と呼んだのだ。 (00:04:41)

他の通過儀礼と同様、エレウシスでの有名な幻視は、古風な恍惚の技法が原因だと考えられていた。 太古の昔から、部族の入信儀礼や秘密結社への入会儀礼に用いられてきたのと同じ技法が、臨死体験を生み出すのだ。 断食や睡眠不足のようなものだ。 それは間違いなく効果があるが、別の可能性もあった。 魔法の薬を覚えているだろうか? ギリシャ語ではクーキオンと呼ばれ、原始的なビールの一種だった。 (00:05:10)

しかし、地中海に飛び散った魔法の薬はそれだけではなかった。 ギリシア神話の恍惚と狂気の神ディオニュソスもまた薬を持っていた。 彼の聖なるワインを飲むことは、神の血を飲むことだった。 実際、神になるために神を飲むのだ。 ここから熱狂という考え方が生まれる。 ギリシャ語のenthousiatsoから、神の本質が自分の中に宿っているのだ。 (00:05:33)

あなたは神になったのだ。 では、これはどんなビールとワインだったのか? 1978年、麻薬戦争の真っ只中、この魔法のポーションはクレイジーなサイケデリック調合品に違いないと主張する学説が物議を醸した。 ビールとワインに精神に作用する薬物を混ぜた。 エレウシスで2000年も続いた幻影の裏には、もしかしたらそのような秘密が隠されていたのかもしれない。 スペインからイタリア、ギリシャ、聖地まで、山や森でディオニュソスの乱痴気騒ぎが繰り広げられ、詩や音楽、喜劇や悲劇が生まれた。 (00:06:07)

いずれにせよ、サイケデリック説は誤った時期に誤った考えであり、それを裏付ける確かな科学的データもなかった。 さて、なぜこのようなことが重要なのか? 当時、もう一人、神秘に傾倒していたヒーラーがいたからだ。 (00:06:21)


そして彼も魔法の薬を持っていた。 不老不死の薬だった。 そして彼は古代ギリシャ語で記録された奇妙な物語を語った。 このヒーラーが、なぜそのような奇妙な話やたとえ話をするのかと尋ねられたとき、彼は言った。 彼はギリシャ語で神秘という言葉を使っている。 (00:06:44)

その秘密を誰にでも教えるつもりはない、と彼は言う。 しかし、私は盲人に視力を与えるためにここにいる。 そのために死ぬのならな。 神の国を見るためには、生まれ変わらなければならない。 そうすれば、天国が開かれ、神の天使たちが上り下りするのを見ることができる。 (00:07:09)

ギリシャ語では、このヒーラーはイエスだった。 私たちは彼をイエスと呼んでいる。 ディオニュソスと同じように、彼は処女から生まれた神の子であり、私たちに贈り物を残すために人間の肉体を取った。 聖なるぶどう酒の贈り物、彼の血は人間を神に変える。 しかし、ディオニュソスとは異なり、イエスは世界が知る限り最大の宗教を創始した。 今日、その人口は25億人に達し、地球上の3分の1を占めている。 (00:07:36)

そしてもし、初期のキリスト教徒がサイケデリック・ビールを醸造する方法やサイケデリック・ワインを調合する方法を知っていて、それらの魔法の薬が死ぬ前に死ぬための直接的な道であり、天国の幻を見るためのものであり、キリスト教の最も秘匿された秘密が、それに先立つ古代ギリシャの最も秘匿された秘密と同じであったとしたら、それは西洋文明の歴史全体を書き換えることになるだろう。 (00:08:00)

さて、本当の問題は、このことが現代の私たちにとって何を意味するのか、ということだ。 21世紀に死ぬ前に、我々はどう死ぬのか? もちろん、答えはひとつではない。 しかし、私たちの主要な医学部では、サイケデリックが古代の神秘にある死と再生の経験をもたらす安全で信頼できる手段であることが証明されつつある。 さて、私自身は使ったことはない。 サイケデリックは絶対に誰にでも使えるものではない。 (00:08:25)

パワフルで予測不可能なものであり、注意と畏敬の念を持って接する必要がある。 しかし、適切な条件下で、適切な準備をすれば、本物の神秘的な報告がある。 過去20年間、ジョンズ・ホプキンス大学とニューヨーク大学では、マジックマッシュルームの活性化合物であるシロシビンをたった一度でも摂取したボランティアのほぼ75%が、人生で最も有意義な体験の一つに挙げている。 (00:08:54)

このような化合物が今後数年で合法化されると、大きな疑問が生じる。 神秘は戻ってきたのだろうか? さて、臨床ボランティアの中には、シロシビンの旅はそれ自体がミニ死のようなもので、人生の終わりに何が待っているかの予兆だと言う人もいる。 そして、エレウシスの秘儀やディオニュソスの秘儀の入門者たちや、2000年前の初期のキリスト教徒たちのように、死を事前に体験することで、不死の鍵を見つけたのだという。 (00:09:24)

彼らは古代の原理を再発見したのだ。 (00:09:27)


神を経験する唯一の方法は、理性を手放すことだ。 エゴを手放すと、意識は肉体を超え、時空を超え、存在と非存在というカテゴリーを超え、自分自身を振り返ることに気づく。 これが神の新しい定義だ、とジョセフ・キャンベルは言った。 しかし、究極の無条件の神秘は人間の経験を超えている。 それは屈折している。 (00:09:56)

彼らが言うように、人間の心に対する無限の側からの慇懃無礼があり、それが神のように見えるのだ。 死すべきものと、死すべきものを超越した自分の中の何かとの関係を理解するというこの仕事は、大きな仕事だ。 しかし、今死ななければ、その究極の神秘を自分の存在の神秘として体験することはないかもしれない。 (00:10:21)

最も深いレベルで自分自身を知ることは、本当は神を知ることなんだ。 つまり、私たちにはそれを表す言葉はないけれど、私たちはそれを神と呼んでいる。 そして、天国とは肉体が衰えたときに起こるものではなく、死後の世界でもないことを理解できないかもしれない。 死後はないのだから。あるのは今、ここだけなのだ。 (00:10:43)

古代の哲学者たちや神秘主義者たちにとって、死後の世界とは、星々が消え去り、宇宙が暗闇に包まれるまで、ただひたすら生き続けることだった。 それは死後の人生についてではなかった。 それは常に、自分自身の神性、そして自分の周りにいるすべての人、すべてのものの神性、つまり最も純粋な形の愛に気づくために、無限の現在という時間を超越した世界に飛び込むことだった。 (00:11:15)

それが、完全に生きるということなのかもしれない。 古代の聖餐式は、聖なるビールや聖なるワインのように、完全な愛と完全な平和を垣間見るためのものだったのかもしれない。 そして今、私たちが目にしているのは、西洋文明に降り注ぐ現代の聖餐式なのかもしれない。 シロシビン・セッション中、ボランティアの一人であるダイナ・ベイザーは自称無神論者だが、神の愛を浴びているような圧倒的な感覚を覚え、一瞬一瞬が永遠であることを突然悟った。 (00:11:48)

懐かしい響きだ。 永遠は後の時間ではない。 永遠は長い時間ではない。 永遠は時間とは関係ない。 永遠とは「今、ここ」の次元のことであり、時間の中で考えることはそれを切り取ってしまう。 これがそれだ。これが私の... ここでそれを得なければ、どこでそれを得ることもできない。 そして、今ここで永遠を体験することが、人生の機能なのだ。 死ぬ前に死ねば、死ぬときに死ぬことはない。 (00:12:18)

まあ、それが歴史上最高の秘密だとしたら、そろそろ秘密が暴かれる時なのかもしれない。 この「放課後」のエピソードにチャンネルを合わせてくれてありがとう。 このビデオを楽しんでいただけたなら、ぜひ拙著『不滅の鍵、名もなき宗教の秘史』のチェックをご検討いただきたい。 この本は最近ニューヨーク・タイムズのベストセラーに選ばれ、Audibleでは歴史部門で2020年のベストに選ばれた。 (00:12:48)

実は、audible.comのスラッシュafterschoolにアクセスするか、afterschoolに500-500のテキストを送ると、『不滅の鍵』を無料で聴くことができる。 (00:12:58)


約15時間かけて自分で読んだ。 グラハム・ハンコックが序文を読んでいる。 サイケデリックの役割と西洋文明とキリスト教の誕生を探求することに興味があるなら、オーディブルの30日間無料トライアルで聴き始めて、プラス・カタログに含まれる何千何万もの聴き放題のオーディオブック、オリジナル・エンターテイメント、ポッドキャストにフルアクセスできる。 audible.comからafterschoolをスラッシュするか、afterschoolを500-500にテキストして。 (00:13:26)

謎が待っている。 (00:13:28)

▼文字起こし原文 展開

If you die before you die, you won't die when you die. That's the key. I call it the immortality key. It's the big job. It's what we're all looking for, right? The meaning of life? What does it mean to be alive? What happens when we die? Is there a God? Is there a point to any of this? Well, according to the ancient philosophers and mystics, there are answers to these questions, like real answers. (00:00:35)

They're not hidden away in some book or some dark corner of the internet. They're not necessarily in your local church or temple. And even if Moses, Jesus, and the Buddha himself were sitting in your living room, they couldn't tell you. Because it's nothing you can actually learn. Nothing for your rational brain to compute, at least. You know, my hero, the late Joseph Campbell, once said, It's not the meaning of life that we're after. (00:00:59)

People say that what we're all seeking is a meaning for life. I don't think that's what we're really seeking. I think what we're seeking is an experience of being alive. So that the life experiences that we have on the purely physical plane will have resonances within that are those of our own innermost being and reality. And so that we actually feel the rapture of being alive. (00:01:28)

But you can't very well experience that rapture until you've experienced its opposite. You don't know what you got till it's gone, says Joni Mitchell. So until you've experienced death, not in some abstract or metaphorical way, but an actual death that feels acutely and terrifyingly real in this lifetime, how can you know what it means to be alive? And how can you even talk about an afterlife until you've seen it for yourself? (00:01:55)

These are the mysteries. Now, in some form or another, these mysteries made their way through the high civilizations of antiquity. Ancient Egypt, Mesopotamia, the Indus Valley, China. But it comes to us, to Western civilization, through the ancient Greeks. Many of whom spent a lot of time in North Africa, by the way. Thirteen years in the case of Plato, the godfather of Western thought. (00:02:21)

So what did we inherit from these high civilizations? What are these mysteries? Like the mysteries of Eleusis that called to the best and brightest of Athens and Rome, including Plato and Marcus Aurelius, from about 1500 BC to the 4th century AD. They were sacred rituals for turning mortals into immortals. You went to Eleusis as a human being and you walked away a god. (00:02:46)

How did that happen? Through the ceremonial experience of death and rebirth. Let's be very clear. Eleusis and the other mystery cults of the time were the real religion of the ancient Greeks. The people who built Western civilization. Democracy, the arts and sciences, the theater that became our Hollywood, the Olympic Games that became our sports industry, the open marketplace of ideas that we take for granted every day on social media. (00:03:13)

Didn't you ever wonder how the people who invented all this and the very word for skepticism could somehow believe in a bunch of fairy tales? (00:03:22)


Did they really think Zeus was perched on some mountaintop, hurling thunderbolts down at us hapless humans? Or Poseidon was in the middle of the sea, patrolling the wind and waves with a freaking trident? Come on, men. Take Cicero, the great Roman statesman of the 1st century BC. He called Eleusis the most exceptional and divine thing Athens ever produced. Not democracy and free speech and all the rest of it. (00:03:45)

Eleusis was the thing we could never forget. It was said to hold the entire species together. Why? Because you went to its sacred temple to experience nothing less than death and rebirth. And only those who had made the long march from Athens to the Torchlit Sanctuary, drunk a magic potion and witnessed the blessed sight and vision, as Plato called it, were said to conquer death. (00:04:10)

By experiencing just a taste of immortality, that rapture of being alive. And if you think about it, that's more science than religion. Once you've seen God, there's no unseeing God. You've proven the hypothesis for yourself. So what the hell was going on? Frankly, we don't know. It was all secret. To reveal what you saw in Eleusis was to risk execution. Which is why Huston Smith, perhaps the most influential religious scholar of the 20th century, called it the best-kept secret in history. (00:04:41)

Like other rites of passage, it was thought some archaic techniques of ecstasy were to blame for that famous vision at Eleusis. The same techniques employed since time immemorial in tribal initiation rites or admission to a secret society to create that near-death experience. Like fasting and sleep deprivation. That'll definitely get the job done, but there was another possibility. Remember that magic potion? In Greek, it was called the koukion, a kind of primitive beer. (00:05:10)

But it wasn't the only magic potion splashing around the Mediterranean. Dionysus, the Greek god of ecstasy and madness, he had a potion too. To drink his holy wine was to drink the blood of the god. In fact, you were drinking the god to become the god. This is where we get the whole idea of enthusiasm. From the Greek word, enthousiatso, the essence of the god lives within you. (00:05:33)

You have become divine. So what kind of beer and wine was this? In 1978, at the height of the war on drugs, a controversial theory claimed these magic potions must have been some crazy psychedelic concoction. Beer and wine spiked with mind-altering drugs. Maybe that was the best-kept secret behind the vision at Eleusis that lasted for 2,000 years. Maybe that fueled the wild parties of Dionysus in the mountains and forests from Spain to Italy to Greece to the Holy Land, giving birth to our poetry and music, our comedy and tragedy. (00:06:07)

Either way, the psychedelic theory was the wrong idea at the wrong time, with no hard scientific data to support it. Now, why does any of this matter? Because at the time, there was another healer who was into the mysteries. (00:06:21)


And he had a magic potion too. And it made you immortal too. And he told weird stories that were recorded in ancient Greek, the same ancient Greek that was spoken by Plato and the initiates of the Greek mysteries. And when this healer was asked why he told such weird stories or parables, he said, Well, I'm talking about musteria here. And he uses that word in Greek, mysteries. (00:06:44)

I'm not going to share the damn secret with just anybody, he says. But I'll tell you what, I'm here to give sight to the blind. As long as you die for it. You must be born again before you can see God's kingdom, he says. And once you do that, I tell you for certain, in Greek he says, Amen, amen, like for real, for real, that you will see heaven open and God's angels going up and down. (00:07:09)

In Greek, this healer was Jesus. We call him Jesus. And just like Dionysus, he was the son of God, born of a virgin, who took on human flesh to leave us a gift. The gift of holy wine, his blood, that turns humans into gods. But unlike Dionysus, Jesus founded the biggest religion the world has ever known. Today it's two and a half billion people, like a third of the planet. (00:07:36)

And if the earliest Christians knew how to brew up a psychedelic beer or mix up a psychedelic wine, and those magic potions were a direct path to die before you die, to have that vision of the kingdom of heaven, and the best kept secret of Christianity is the same as the best kept secret of the ancient Greece that preceded it, then it would rewrite the entire history of Western civilization. (00:08:00)

Now, the real question is, what does this all mean for us today? How do we die before we die in the 21st century? There's no one answer, of course. But in our leading medical schools, psychedelics are proving to be a safe and reliable means of producing that death and rebirth experience of the ancient mysteries. Now, I've never done them myself. Psychedelics are absolutely not for everybody. (00:08:25)

They are powerful and unpredictable, and need to be approached with caution and reverence. But under the right conditions, and with the right preparation, there are genuine mystical reports. Over the past 20 years, almost 75% of the volunteers at Johns Hopkins and NYU who've taken just one dose of psilocybin, the active compound in magic mushrooms, will rank it among the most meaningful experiences of their lives. (00:08:54)

So as these compounds become legal in the coming years, it begs a big question. Have the mysteries returned? Well, some of these clinical volunteers say their psilocybin journey is like a mini-death all in itself, a foreshadowing of what awaits them at the end of life. And just like the initiates of the mysteries of Eleusis, or the mysteries of Dionysus, or the earliest Christians 2,000 years ago, by pre-experiencing their death, they've found the immortality key. (00:09:24)

They've rediscovered that ancient principle. (00:09:27)


The only way to experience God is to let go the rational mind. And when the ego gives up, your consciousness begins to expand beyond the body, beyond space and time, beyond the very categories of being and non-being, to find itself looking back at itself. Well, there's your new definition of God, said Joseph Campbell. But the ultimate, unqualified mystery is beyond human experience. It becomes inflected. (00:09:56)

As they say, there is a condescension on the part of the infinite to the mind of man, and that is what looks like God. This business of understanding the relationship of mortality to something in you that is transcendent of mortality is the big job. But if you don't die now, you might never experience that ultimate mystery of being as the mystery of your being. (00:10:21)

That to know yourself at the deepest level is really to know God. I mean, we don't have a word for it, but we call it God, this divine spark that lives in you. And you might never understand that heaven is not what happens when the physical body wastes away, and there is no afterlife. Because there is no after, there's only right here, right now. (00:10:43)

For the ancient philosophers and mystics, it was never about living forever within the field of time, just going on and on until the stars fade and the cosmos goes dark. It was never about life after death. It was always about venturing into the timelessness of the infinite present to realize your own divinity, and the divinity of everyone and everything around you, which is love in its purest form. (00:11:15)

Maybe that's what it means to be fully alive. And maybe that's what ancient sacraments were for, like holy beer and holy wine, to help us glimpse that perfect love and perfect peace. And maybe what we're seeing now is a modern-day sacrament descending on Western civilization. During her psilocybin session, one of the volunteers, Dinah Baser, a self-described atheist, had the overwhelming feeling of being bathed in God's love, and the sudden epiphany that every moment is an eternity of its own. (00:11:48)

Sounds awfully familiar. Eternity isn't some later time. Eternity isn't a long time. Eternity has nothing to do with time. Eternity is that dimension of here and now, which thinking in time cuts out. This is it. This is my... If you don't get it here, you won't get it anywhere. And the experience of eternity right here and now is the function of life. If you die before you die, you won't die when you die. (00:12:18)

Well, if that's the best-kept secret in history, maybe it's time for the secret to get out. Thanks for tuning in to this episode of After School. I'm Brian Marescu, and if you enjoyed this video, please consider checking out my book, The Immortality Key, The Secret History of the Religion with No Name. It was recently named a New York Times Bestseller, and Audible named it Best of 2020 in the History category. (00:12:48)

As a matter of fact, if you go to audible.com slash afterschool or text afterschool to 500-500, you can listen to The Immortality Key for free. (00:12:58)


I read it myself over the course of about 15 hours. Graham Hancock reads the foreword. So if you're interested in exploring the role of psychedelics and the birth of Western civilization and Christianity, you can start listening with a free 30-day Audible trial and get full access to thousands and thousands of all-you-can-listen audiobooks, original entertainment, and podcasts included in the Plus Catalog. So go to audible.com slash afterschool or text afterschool to 500-500. (00:13:26)

The mysteries await. (00:13:28)

(2024-08-18 end)