Gouglas Dean Johnson : キューバ危機で核戦争を阻止したという Harald Malmgren の主張は嘘だ
前置き
Gouglas Dean Johnson のサイトの記事を AI(NotebookLM plus) で整理した。
キューバ危機の時系列も参考になる。2-3世代前の出来事なので、我々の世代の多くはリアルな核戦争の危機としては知らない筈。
情報源
Harald Malmgren invented Cuban Missile Crisis war room tale. https://douglasjohnson.ghost.io/harald-malmgren-saves-the-world/
マルムグレンのキューバ危機虚構
この文章は、経済学者ハラルド・マルムグレンがキューバ危機においてロバート・マクナマラ国防長官の代理人としてカーティス・ルメイ将軍と対峙し、核戦争を阻止したという主張を検証しています。著者は、マルムグレンの驚くべき物語が、歴史的記録や信頼できる証言と矛盾することを詳細に論じています。ジョン・F・ケネディ大統領図書館の歴史家や著名な軍事史家は、マルムグレンがそのような役割を担ったという証拠は一切ないと断言しています。本文は、マルムグレンの物語が自己賛美的な空想であり、事実を歪曲していることを示すことに焦点を当てています。
Gemini 2.5 Flash に聞いてみた。
Me:
Harald Malmgren の当時の役職と、実質的な業務内容、そして業務権限は彼の主張に合致していましたか?
検索結果を分析したところ、ハラルド・マルムグレン氏のキューバ危機における役職、業務内容、権限について、以下の情報が得られました。
役職:
複数の情報源によると、マルムグレン氏は国防総省に所属しており、国家安全保障会議と統合参謀本部間の連絡係を務めていたとされています。Dr. Harald Malmgren Passed - Second Line of Defense - SLDinfo.com、Looking Back: The Perspective of Dr. Harald Malmgren | Defense.info
業務内容:
ジョン・F・ケネディ大統領とロバート・マクナマラ国防長官から、外交的解決のための時間を稼ぐために、軍事的解決を主張するカーチス・ルメイ将軍を抑える役割を与えられたと主張しています。また、ソ連への核攻撃をしないことをソ連にリークすることを提案したとも述べています。Dr. Harald Malmgren Passed - Second Line of Defense - SLDinfo.com、Hours from Oblivion: Inside the White House During The Cuban Missile Crisis - Real Vision
権限:
マルムグレン氏の主張するような重要な役割を担っていたことを裏付ける証拠は見つかっていません。キューバ危機の記録や関係者の証言を詳細に調べた結果、彼の名前はほとんど言及されていません。Is there any truth to the notion that Harald Malmgren talked Curtis LeMay out of nuclear action? - Reddit
結論:
マルムグレン氏が国防総省で働いていたことは確認されていますが、彼の主張するような、全面核戦争を阻止したというような重要な役割を果たしていたことを裏付ける決定的な証拠は見つかっていません。彼の主張は、彼の個人的な回想に基づいているものの、他の歴史的記録との整合性が取れていない部分があるため、慎重に評価する必要があります。
ハラルド・マルムグレンがキューバ危機「戦争室の物語」を捏造したという詳細ブリーフィング文書
##主要テーマと重要な事実
この文書は、故ハラルド・マルムグレン(Harald Malmgren)が、1962年のキューバ危機において、自身がペンタゴンの「戦争室」で核戦争を阻止したという主張が虚偽であることを徹底的に検証し、反証している。主要なテーマは、マルムグレンの主張の虚偽性、彼の自己顕示欲の強い性格、そして歴史の正確性を検証することの重要性である。
I. マルムグレンの主張の核心:キューバ危機の「戦争室の物語」
ハラルド・マルムグレン(1935-2025)は、晩年にわたり、1962年のキューバ危機において、国防長官ロバート・マクナマラの個人的な代表として、27歳でペンタゴンの「戦争室」に参加し、空軍参謀総長カーチス・ルメイ将軍がソ連への核先制攻撃を主張するのを阻止したと主張した。
マルムグレンの主張の要約:
- 彼は1962年に国防長官ロバート・マクナマラの「個人的な代表」として、国家安全保障会議(NSC)にリエゾンとして仕えた。
- キューバ危機の「最終日」の「危機的な時間」に、ペンタゴンの戦争室で、ルメイ将軍がソ連(モスクワを含む)への「外科的核攻撃」を 主張した。
- マルムグレンはルメイを言葉で打ち負かし、ルメイは怒って部屋を立ち去った。
- マルムグレンは、ルメイを退かせ、ソ連のフルシチョフ首相が船を停止させたことで米ソ間の核交換を阻止し、「世界を救った」とされている。
マルムグレン支持者による称賛:
- マルムグレンの長女、ピッパ・マルムグレンは、「27歳で、彼はキューバ危機の間、カーチス・ルメイ将軍と統合参謀本部がソ連に核兵器を投下するのを阻止し、核の大惨事を回避した」と述べている。
- ジェシー・ミシェルズは、マルムグレンのインタビューを元にしたYouTube動画を「ハラルド・バーナード・マルムグレン:世界を救った原子の天才児」と題し、彼を「核による壊滅から世界を文字通り救った。誇張ではない」と称賛した。
- クリストファー・シャープは、「私たちの存在そのものをハラルド・マルムグレンに感謝できると思う」と述べている。
II. 現実世界対マルムグレンの世界:主張の徹底的な反証
マルムグレンの主張は、歴史的記録、専門家の証言、および当時の彼の実際の職務と矛盾している。