Skinwalker ranch などで数秒で充電池が空になる現象 ⇒この謎を解く (変換+追加)
前置き
UFO 遭遇で電池が急速に空になる現象が頻繁に報告されている。同様に Bigfoot との遭遇でも同様の現象が報告されている。
特に、Skinwalker Ranch では NIDS の科学者が何度も繰り返して「数秒で充電池が空になる現象」を観測した。
NIDS の科学者は
We ran all kinds of experiments at Homestead II because there's such a strong electromagnetic field. It would drain batteries in just seconds. (0:41:44)
と判断しているようだが(*1)、これはたぶん間違っている。つまり、強い電磁場が電池を空にしたのではない。 電池が急速に空になったといわれる現象の謎は全く別の機序で説明できる。それを以下で説明する。
(*1)
詳細は以下を参照。
謎を解く
第一に、充電式でない使い捨てタイプの電池ではこの現象は起きない筈。つまり、電池が急速に空になったという報告はすべて充電式電池でのみ起きている筈。
充電池が急速に(時には数秒で)空になったという現象も電池の化学エネルギーが消えたのではなく(化学反応速度からしてありえない)、充電池に内蔵された制御回路とセンサーが強い電磁界(ガンマ線=波長が短い電磁波)で誤動作し(or fail-safe 機能が作動し)出力を遮断しためだろう。つまり充電池の化学エネルギーは失われていない筈。
最近の充電池は例外なしに性能と安全確保のために制御回路とセンサーで充放電を緻密に制御している。こういった様々な安全策が施されているからバッテリー本体に釘を打ち込んでも発火しないようになった。
Skinwalker ranch では超常現象発生時に発生源が不明のガンマ線が観測されていた。現場にガンマ線が飛び交っていたとすると、電子機器の誤動作はそれで十分に説明がつく。電子機器の集積回路もセンサーもガンマ線を浴びれば機能しなくなる。
結論
現場の EMF 異常(ガンマ線もこれに含まれる)が充電池に内蔵された制御回路とセンサーを誤動作させ(or fail-safe 機能が作動し)出力を遮断しため充電池が空になったと誤解した。
なので、充電池本体の化学エネルギーは枯渇していない。
仮説を裏付ける証拠
1950年代から1980年代にかけて、UFOの接近によって車のエンジンが停止したという証言が数多くあった。そのような場合、UFOが去るとエンジンは再びかかるようになっていた。
つまり、車のバッテリーが空になっていなかった。この時代の車のバッテリーには、現代の充電式バッテリーのような制御回路やセンサーが搭載されていないためにバッテリーは UFO が去った後にも機能した。
反証方法
上記の私の説(仮説)には反証可能性がある。反証方法は以下のふたつ。
-
(制御回路やセンサーが搭載されていない)使い捨てタイプの電池でも同じ現象が生じることを示せば反証できる。
-
実際に「急速に空になった充電池」を分解し、制御回路やセンサーを取り除き、充電池本体の中の化学エネルギーがほぼ完全に失われていることを示せば、反証できる。
関連
UFO による自動車エンジンへの干渉:特にエンジンが勝手に再始動する機序(全体) (2012-08-14)
UFO はジーゼル車のエンジンを止めない (2012.07.30)
UFO はガソリンエンジン を止めてもジーゼルエンジンを止めないという具体例 (2014-05-08)
コンドン・レポート:UFO による自動車のエンジンへの干渉(途中:その2) (2013-03-29)
❑ UFO 研究者の誤解:UFO が車のエンジンを停止させた ⇒ UFO がエンジンを止めるのではない (途中1) (2023-06-14)
【編】Steve Ward : Bigfoot や幽霊兵隊の出現で、車のエンジンが停止 (2021-12-03)
Connor Flynn(Bigfoot 研究者): Bigfoot の足跡を追跡 → 動画カメラが異常、ライトも消え、電池が空になった。 (2022-01-06)
履歴
-
(2024-11-04) 追加+書式変換
-
(2022-09-26) 複数の記事で分散して扱っていた内容を統合→要約版(本記事)
-
(2021-08-15) 元記事作成