Skip to main content

Alex Grey が語る人間の進化の図式：身体→精神→超越 （書式変換＋文字起こし＋和訳）

· 42 min read

前置き​

Alex Grey は、サイケデリック絵画の巨匠。

20220611_alex_grey0.jpg

彼が講演で真っ先に語ったのが、人間の目的。それは

  • 人間の意識の進化の階梯

で、それを図解している。

このような図式は Alex Grey のみならず、宗教・精神世界に広く蔓延している。

履歴​

(2025-02-12) 書式変換＋文字起こし＋和訳

(2022-06-11) 作成。 Alex Grey が語る人間の進化の図式：身体→精神→超越

予備知識​

Alex Grey の幻視：神々と悪霊たちが人類の精神エネルギーを栄養源としていた　（途中：その4） (2020-11-16)

Alex Grey ：1989年に描いた絵画が 9.11 事件を予知していた　（途中：その1） (2015-12-17)

手抜き​

人間の意識の進化の階梯は…

  • 身体（的存在） → 精神（的存在） → 超越（的存在）
20220611_alex_grey1.jpg

うーん... 芸術が意識を進化させる方法。この絵画『身体、心、精神』は、肉体から精神、そして超越へと至る人間の意識の進化の軌跡を示しています。 肉体的な死を越えて意識が存続するのかどうかという死生観は、私たちすべてを悩ませる問題です。

Hmm... How Art Evolves Consciousness. This painting, Body, Mind, Spirit, shows the trajectory of the evolution of human consciousness through the physical, to the mental, to the transcendental. The subject of mortality, whether our consciousness survives bodily death, is a question that haunts us all.

20220611_alex_grey3.jpg

講演動画(21:44)​

Cosmic creativity -- how art evolves consciousness: Alex Grey at TEDxMaui 2013

コメント1​

精神世界に惹かれる人間は誰もが、

  • この虚飾に満ちた地上世界から隔絶し、超越した「真の世界」が存在する

と信じている。

その「真の世界」に入る資格があるのは人間だけか？ 愛猫や愛犬は置き去りか？ そうではあるまい。「真の世界」には平等、博愛の概念が欠けている…なんて矛盾も甚だしい。

ところで…。女は男に生まれ変わらないと「真の世界」に入れないのか？ そうではあるまい。女の姿のままで「真の世界」に入れるはず。賢者は入れるが、愚者は入れないのか？ 当然、愚者も愚者のままで「真の世界」に入れるはず。

同様にしてゴキブリだって蚊だって大腸菌だってペスト菌だって、生きとし生けるもの全てがそのありのままの姿で「真の世界」に入る資格がある筈。そうやって平等、博愛を貫くと どうなるか？

「真の世界」は地上世界と等しくなる。

コメント2​

Alex Grey もそうだが、宗教や精神世界に惹かれる人間は誰もが、

  • (a) この虚飾に満ちた地上世界から隔絶し、超越した「真の世界」が存在する。

  • (b) その「真の世界」に至る道がある。

  • (c) 「真の世界」に至る道は、この粗雑な肉体の制約を離れ、純粋で精妙な意識の状態を実現することだ。

といった「地上世界から超越した世界」を信じ込み、その「超越に至る道」を探し求めている。

ところが、最初の大前提となる a の「真の世界」は地上世界から隔絶しておらず、超越もしていない。なぜなら、「真の世界」の正体は地上世界の不平不満を裏返して彼方に投影した空中楼閣（蜃気楼）でしかないゆえに。つまり地上世界を裏返しの鏡で見たものが「真の世界」の正体なので、虚構であり存在しない。

老子もイエスも釈尊も、並み居るグル連中も、全てただの地上の人間で終えた。目覚めた人間はいない。目覚めは虚構であるから。真理を悟った人間もいない。真理は虚構であるから。解脱した人間もいない。解脱は虚構であるから。

(2022-06-11 end)

(2025-02-12 begin)

おまけ：全文文字起こし＋和訳​

FasterWhisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)​

Details

▼和訳 展開 うーん... 芸術が意識を進化させる方法。この絵画『身体、心、精神』は、肉体から精神、そして超越へと至る人間の意識の進化の軌跡を示しています。 肉体的な死を越えて意識が存続するのかどうかという死生観は、私たちすべてを悩ませる問題です。 これは私が5歳の時に描いた初めてのスケルトンの絵です。 この絵からは、この子が魔法的な考えに満ち溢れていた時期であることが分かります。スケルトンの肩にはパワーアニマルがいて、幸せな墓石や小さな棺桶もあります。 （0:01:01）

5年後、10歳の時に、私はまた死を描きましたが、ここではより典型的な、神話的な死神の描写です。17歳の時、私は美術学校に通っており、同じ骸骨のテーマを描いていましたが、今度はより合理的な視点から描いていました。そして、すべての骨やその他のものに名前をつけていました。 より規律正しく、技術的にも向上していました。 （0:01:27）

20歳の時、こんな風に半分だけ剃った自分の髪を見る夢を見ました。それで、半年間髪を半分だけ剃り続けるというパフォーマンス儀式を実行することにしました。 そして、いくつかのパフォーマンスを行いました。当時、私は看板画家をしていました。この自画像を死んだボードに貼り付けました。 そして、自画像を描き、それを地下鉄の広告スペースに貼り、その下に潜り込みました。 （0:02:04）

これは「プライベート・サブウェイ」と呼ばれていました。今度は自分の顔写真入りのビラを配り、夕食に誘うか、ビラを捨てて私の顔を踏みにじるよう呼びかけました。極端な状況でした。 それから6ヶ月後、私は「Brain Sack」という作品を制作しました。これが6ヶ月間の締めくくりでした。 （0:02:41）

私は皿に盛ったスパゲティを食べ、そして自分の髪を皿の上に切りました。 その上に脳を乗せ、万能解毒剤である吐き気止めシロップを飲み、脳の上にスパゲティを吐き出しました。 それを袋に入れ、それが「Brain Sack」です。 お気づきでないかもしれませんが、私はひどく落ち込んでいました。 そして、存在しないと信じていた神に祈りました。生き続ける理由があるという兆しを見せてほしいと。 (0:03:20)

すると24時間以内にパーティーに招待され、そこで初めてLSDを投与されました。 目を閉じると、真珠色のらせん状のトンネルの中にいました。暗闇の中にいて光に向かって進んでいくと、その光が神でした。あらゆる葛藤や対立が、この精神的な再生のトンネルの中で解消され、グレーが両者を結びつけることが分かりました。 (0:03:59)

そこで私は、芸術家としての使命は、対立するものをひとつにまとめることだと決意しました。 そして、自分の名前をグレイに変えたのです。今度は、美大時代にほとんど面識のなかったパーティーの主催者が、LSDを摂取しました。そして翌日には、彼女は私の人生の伴侶となっていました。こうしてアリスンと私は一緒に暮らし、スタジオメイトとして結婚して38年になります。 (0:04:34)

私の祈りから24時間以内に、私は光を見出し、肉体を持った神聖な愛に出会いました。 (0:04:52)

私の祈りは答えられました。 死体安置所で解剖学を学ぶ仕事を得ました。 意識についてアートを作りたいと思っていました。 意識が宿る箱が肉体なのです。 ですから、それを理解しなければなりませんでした。 そこで解剖の準備をしたり、実際に解剖をしたりしながら5年間を過ごしました。それはある意味、冥界での経験でした。 （0:05:30）

振り返ってみると、肉体と魂の尊さを理解する上で、本当に役立ちました。 「死について瞑想する」は、アリソンと私がやったパフォーマンスです。正確にはサラ・ローレンスです。彼女は白いグリースペイントを施し、私は黒いグリースペイントを施して、そこに骸骨を置いて瞑想しました。パフォーマンスの終わりに、私たちは二元性の円の外に出て、感覚的に顔料を混ぜ合わせ、灰色になりました。 （0:06:01）

これは「野獣」と呼ばれています。私は軍服を着て、観客が会場に入ってくると、彼らの手に「野獣」の数字をスタンプで押していきました。私は、軍産複合体の悪を感じ、また、自分が死の機械に加担していることを認識していました。 インスタレーションの一部として、幅約10フィートの核の磔刑の絵画がありました。それは、聖人を殺すのと同じ無知と残虐性が、地球規模の自滅を引き起こす原因となるような気がしました。荒れ地。X夫妻は夕食に向かう途中、核爆発に驚かされました。 （0:06:57）

彼らは地獄の食卓に着き、そこで金塊を食らうことにした。 それで、私たちはそうした。私たちは金を食べ、血を飲み、それをテーブルに吐き出した。 ある芸術作品は、私たちを目覚めさせ、それに気づかせるショック療法のようなものだ。 この作品は「Prayer Wheel」と呼ばれ、アリソンと私は金色のグリースペイントを施し、骸骨に繋がれ、赤ちゃんの人形を抱えて、Prayer Wheelの周りを60回転し、「オマーンが私を故郷に導いてくれた」と唱えました。生きた十字架です。 （0:07:39）

アリソンと私は動かずに横たわり、リンゴとバラの十字架に囲まれ、死の天使を見上げていました。 アリソンは5,500個のリンゴでできた女神の中心で娘のゼナの看病をし、私は女神の足元で100回の土下座をしました。 リンカーン・センターの屋外での出来事でした。パフォーマンスの後、私たちはリンゴを箱詰めにして、ホームレスの家族のための避難所に寄付しました。 （0:08:14）

この作品は「ハートネット」で、アメリカン・ビジョナリー・アート美術館で展示されました。 裏に世界地図が描かれており、1年間展示されました。美術館を訪れた人々に地球への祈りを書いていただくよう呼びかけたところ、約1万もの祈りがそこに掲げられました。 地域社会からの美しいほとばしりであり、世界の新しいビジョンでした。 (0:08:45)

アリソンとゼナと私は、ワールド・スピリットというイベントに参加したり、企画したりしました。ミュージシャンや他のパフォーマーとコラボレーションし、本当に、一体感と癒しの体験を作り出す試みでした。ベイエリアには、その体験をするために約1000人が集まりました。 (0:09:13)

同じ動機から、この「神聖なる鏡」シリーズが生まれました。「神聖なる鏡」は「生命エネルギー」というパフォーマンスから始まりました。アリソンと私はあるグループの人々と会い、生命エネルギーとつながるためのエクササイズを行いました。そして、このパフォーマンスのために2つのチャートを作りました。1つは神経系、もう1つは微妙なエネルギーの地図のようなものでした。アリソンは、ギャラリーで人々がこの体験を本当に楽しんでいることに気づきました。 (0:09:52)

そこで彼女は、このアイデアを基にシリーズ全体を作ってみたらどうかと提案し、それが『Sacred Mirrors』の誕生となりました。彼女は『Sacred Mirrors』という名前も付けました。ご覧のように、完成した額縁入りの作品がここにあり、1985年にアリスと私が地下室で額縁を作っている様子がここにあります。私たちはそれらを彫刻し、鋳造しました。21個を地下室で鋳造しました。 (0:10:23)

それは、人類の生物学的な進化と技術的な進化、そして神への意識に向かう進化のための哲学的な枠組みを提供しています。神聖な鏡を体験すると、これらの絵画のひとつひとつとつながり、それについて瞑想し、内なるシステムを感じます。そして、自分のさまざまな共感や偏見について考え、神聖な鏡として相手と関わろうとします。 （0:11:02）

そして、それは微妙なエネルギー領域に入っていきます。そして、これは精神エネルギーのシステムであり、X線解剖学が鍼灸の経絡とツボ、チャクラ、オーラと融合し、すべてがプラーナの精神エネルギーの液体に浮かんでいるようなものです。そして、この精神エネルギーのシステムは、物理的なアイデンティティがライトボディへと徐々に溶解していく様子を示しています。 ユニバーサル・マインド・ラティス。これは、1976年6月3日にアリソンと私が経験した、大量のLSDを摂取して光の渦巻き状の噴水と排水口の無限の光景に入っていったときの体験を描こうとしたものです。 （0:11:57）

そして、宇宙のあらゆる存在が光の玉のひとつであるように思えました。それは、神の身体における細胞のようなものでした。物質世界のベールに隠された真実とは、まさにこれであるように思えました。すべては愛でできていました。 光は愛であり、私たちすべてを結びつけていました。 神聖な原型、ブッダ、キリスト、ソフィアは、私たちの未来の悟りの神聖な鏡です。 (0:12:29)

ユニバーサル・マインド・ラティスの体験の後、アリソンと私は、神聖な相互関係をテーマにした芸術作品を作りたいと思いました。 ここに祈りの絵がありますが、これはあらゆる叡智の伝統の核心にある光を指し示しています。そして、後光には7つの異なる世界の叡智の伝統の表現、祈りが描かれています。 キスは、肉体が滅びるという無常を超えて私たちを結びつける愛の無限の絆を表しています。 (0:13:08)

聖家族は、地球文明、一つの世界、一つの人々がある希望に満ちた未来を指し示しています。 そうです、これは成長した聖なる子供であり、世界精神を心に抱き、天と調和していると感じ、自らの啓示を分かち合いたいと願うのは、私たちの中の誰でもあり得るのです。これがガイアです。これは、私たちの娘が生まれた日に見たビジョンを基にしています。 (0:13:41)

私たちの世界は危機に瀕しており、私たちは進化か自滅かの決断を迫られています。地球を神聖なものとして心に抱きながら、惑星の祈りを捧げます。 (0:14:01)

生命網の癒しを祈ります。 Theolog（神聖な場所）は、自己と周囲を取り囲む空間と時間の織物を織りなす、人間と神聖な意識の融合です。 アーティストの手には進化のビジョンという精神的な道具が握られ、あらゆる創造的行為は他のあらゆる創造的行為に力を与えます。 私たちは美術史の魔法、神話、理性、統合、超越的な推進力に目を向けることができます。そして、歴史を振り返ると、進化する意識の全体的な流れを見ることができます。 （0:14:50）

画家は創造の力を作品に注ぎ込み、その作品は見る者を新しい世界の見方に導くバッテリーとなります。 死というテーマに戻りますが、この絵画「死」では、エクトプラズムの魂のかけらが肉体から離れ、白い光に向かっています。 私の過去の作品から、同じテーマに対する魔法、神話、理性、統合、そして超越的な考察を見ることができます。 (0:15:25)

大いなる魂。惑星の意識は、人間の意識を通じて宇宙意識となる。 1つ。愛する人の目を見つめるとき、私たちは神聖な鏡を見つめていることになり、私たちは自分たちの一体性を認識する。 存在の網は、アヤワスカの体験に基づいており、相互に繋がった神々の頭部の光景であり、それぞれが...人間宇宙の意識の結節点に存在している。 そして、これが神我です。ひとつの結節点。 （0:16:11）

私たちはそれぞれ、無限に相互接続された自己のひとつの結節点なのです。ネットワーク化された自己。 さて、このイメージは文化の一部となり、ロックバンド「ツール」は、この「存在の網」のイメージをグラミー賞受賞アルバム『10,000 Days』で使用しました。 彼らはステージセットにもこのイメージを使用しました。 このイメージは、音楽と芸術の相互関連性を象徴するアイコンのような存在となりました。 （0:16:43）

これは、私たちの娘ゼナがネット・オブ・ビイングスのドレスを着ているところです。そして、世界中にネット・オブ・ビイングスのタトゥーがあるのがお分かりいただけるでしょう。 さて、ケン・ウィルバーの4象限の統合マップは、芸術がどのように意識を進化させるかを理解するのに役立ちます。左上の象限には、芸術家の内面世界、つまり個人の内面世界に芸術の起源があります。そして、右上の象限には、個人が作品を制作する姿があります。 （0:17:19）

3つ目の象限では、右下に、その芸術作品が世界に統合されるシステムがあります。そして4つ目の象限では、左下に、集団の内面世界があります。それが私たちの文化であり、時代精神です。 それはその芸術作品の解釈です。ですから、物事を新しい方法で理解すると、新しい世界が生まれます。 すると、その新しい世界の中で人々はビジョンを持つようになり、芸術の壮大な輪が続いていくのです。 （0:17:56）

絵画は私たちの使命であり、私たちは世界中のフェスティバルを巡っています。フェスティバル文化は、芸術、音楽、愛を基盤とした地球文明の一時的な領域を創り出すことで、世界に平和をもたらします。 「神聖なる鏡のチャペル」は、1985年にアリソンと私が抱いたビジョンに基づいていました。そして、2004年にようやく実現しました。私たちはニューヨーク市チェルシー地区にオープンし、5年間、マンハッタンの先見性のある文化の拠点となりました。2009年には、ハドソンバレーに神殿を建設するために移転しました。 （0:18:54）

これは芸術、精神、コミュニティにおける実験です。私たちは様々な先見性のある芸術家たちとコラボレーションを行っています。世界中で先見性のある芸術家たちが急増しており、彼らとのコラボレーションは本当に素晴らしいものです。 (0:19:13)

これは私たちの現在のプロジェクトで、エンセオンと呼ばれています。エンセオンとは、内なる神を発見する場所という意味です。 QASMにおけるビジョナリー・アートの聖域となるでしょう。ビジョナリー・アートが重要なのは、ビジョナリーな神秘体験が、神聖なものとの最も直接的な接触だからです。そして、すべての神聖な芸術や宗教的伝統は、この神秘的な状態を基盤としています。 現在、神秘的なビジョナリー体験を共有するのに最も適したテクノロジーは、目撃者による精巧な芸術的表現です。 (0:20:01)

創造性は、QASMにおける私たちの精神的な道筋です。そして、エンセオンは、精神的な仲間たちが、人類家族や危機に瀕した生命網との一体感を体験するための意識進化の加速装置でありたいと考えています。 これは3Dモデル化され、3Dプリントされる予定です。装飾的な彫刻建築物の新しい作り方です。 神の多面体には、それぞれ額に世界宗教があります。 （0:20:43）

これが多数と1つです。 これが尖塔の頂であり、私たちを1つへと導いています。 宇宙の創造性。芸術は、銀河を生み出した創造力のこだまです。 創造性は、宇宙が自ら進化し、自らとコミュニケーションを取る方法です。 自己破壊を乗り越えた人類の偉大な高揚こそが、芸術の救済の使命です。ありがとうございました。 （0:21:22）

Details

▼原文 展開 Hmm... How Art Evolves Consciousness. This painting, Body, Mind, Spirit, shows the trajectory of the evolution of human consciousness through the physical, to the mental, to the transcendental. The subject of mortality, whether our consciousness survives bodily death, is a question that haunts us all. This is the first drawing that I did of a skeleton, age five. And we can see it's a time when the child's filled with magical thinking, and here we have a power animal on the shoulder of the skeleton, a happy gravestone, a little coffin. (0:01:01)

Five years later, at age ten, I did a another depiction of death, but here in a more archetypal, mythological kind of portrayal of the Grim Reaper. At age 17, I was in art school, and I was still drawing the same subject of a skeleton, but now from a more rational perspective, and I was naming all the bones and everything. More discipline and skill. (0:01:27)

Now at age 20, I had a dream where I saw my hair half-shaved like this, and so I decided to enact a performance ritual where I'd keep my hair half-shaved for half a year. And I did some performances. I was a billboard painter at the time, and I placed this self-portrait in a dead board. And then I did a self-portrait, put it in an ad slot on the subway and rode underneath it. (0:02:04)

It was called Private Subway. Now I handed out leaflets with my face on it, and invited people to call me for dinner, or throw it down and step on my face. And kind of a polarity situation. Now after six months, I did a piece called Brain Sack, and this was how I ended the six months. (0:02:41)

So I ate a plate of spaghetti, and then I cut my hair onto the plate. I placed the brain onto the hair, took the universal antidote, syrup of Ipecac, and vomited the spaghetti up onto the brain. I put it all in a sack, and that was Brain Sack. I was severely depressed, if you hadn't noticed. And I prayed to a God I did not believe existed, to show me a sign that there's a reason to go on living. (0:03:20)

And within 24 hours, I was invited to a party where I was given LSD for the first time. And I closed my eyes, and I was in a pearlescent, spirolic tunnel. I was in the dark and going toward the light, and the light was God. Every conflict and polarity was resolved in this spiritual rebirth canal, and I could see that gray brought the opposites together. (0:03:59)

And so I decided that would be my mission as an artist, to bring the opposites together. And I changed my name to Gray. Now the hostess of the party, who an acquaintance I barely knew in art school, had also taken the LSD. And by the next day, she was the love of my life. And so Allison and I have been together, married for studio mates, for 38 years. (0:04:34)

Within 24 hours of my prayer, I had seen the light and met divine love in the flesh. (0:04:52)

My prayer had been answered. I got a job in a morgue to study the anatomy. I wanted to make art about consciousness and the body is the box that consciousness comes in. So I knew I'd have to understand it. I spent five years studying there, preparing bodies for dissection, doing some dissection, and it was kind of an underworld experience really. (0:05:30)

In retrospect, I look back and it really helped to orient me to appreciating the preciousness of body and soul. Meditations on mortality was a performance that Allison and I did. Sarah Lawrence, actually. She was in white grease paint. I was in black grease paint and meditating on a skeleton there. At the conclusion of the performance, we stepped outside of the circle of duality and sensuously merged our pigments and became gray. (0:06:01)

This is called the Beast. And I was dressed in a military uniform and as people came into the room, I stamped their hands with the number of the Beast. I was acknowledging what I felt to be the evil of the military-industrial complex and acknowledging my complicity with a death machine. As part of the installation, there was a nuclear crucifixion painting, about a 10-foot wide painting, and it felt like the same ignorance and brutality that would murder a saint would be responsible for the kind of global self-destruction. Wasteland. Mr. and Mrs. X were on their way to dinner when they were surprised by a nuclear blast. (0:06:57)

They arrived at a dinner table in hell to feast on money. So that's what we did. We ate the money and drank the blood and vomited it up onto the table. Some art's kind of like shock therapy to activate us and and wake us up to it. This piece called Prayer Wheel and Allison and I were in gold grease paint and tethered to a skeleton and carrying a baby doll and we did 60 rotations around the prayer wheel, chanting the Omani Paid Me Home. A living cross. (0:07:39)

Allison and I were laying motionless and surrounded in a cross of apples and roses and staring up at the angel of death. Allison nursed our daughter, Xena, in the heart of a goddess made of 5,500 apples as I did a hundred prostrations at the foot of the goddess. It was at Lincoln Center out of doors and after the performance we boxed up the apples and gave them to a shelter for homeless families. (0:08:14)

This piece was Heartnet and it was at the American Visionary Art Museum. There's a world map on the back and it was up for a year and we invited visitors to the museum to write a prayer for the earth and about 10,000 prayers were hanging on the web there. It was really a beautiful outpouring from the community and a new vision of the world. (0:08:45)

Allison and Xena and I participated in a or created an event called World Spirit where we collaborated with musicians and and other performers and really the attempt was to create an experience of unity and healing and there were about a thousand people there in the Bay Area to experience that. (0:09:13)

Now the same motivation went into creating this series called the Sacred Mirrors and the Sacred Mirrors started with a performance called Life Energy. And Allison and I met with a group of people and were doing exercises to get in touch with our life energy and I made two charts for this performance. One was a nervous system and the other was a kind of subtle energy map and Allison noticed how people were really enjoying this experience there in the gallery. (0:09:52)

So she suggested that I do an entire series based on this idea and that was the birth of the Sacred Mirrors. She also named the Sacred Mirrors. So you can see that there we have the framed finished example there and here's Allison and I doing the frames in our basement back in 1985 and we sculpted them and cast them, 21 of them, in our basement. (0:10:23)

It provides a philosophical framework for the biological and technological evolution of humanity and ascending toward God-consciousness. When you experience the Sacred Mirrors you get in touch with each one of these paintings and kind of meditate on it and feel the system inside so you feel the inner systems and then you contemplate your various sympathies and prejudices, I suppose, and attempt to relate to the other person as a sacred mirror. (0:11:02)

And then it gets into the subtle energetic realm. And this is the psychic energy system where we have the x-ray anatomy fused with the acupuncture meridians and points, the chakras, the auras, and all floating in a kind of pranic psycho-energetic soup there. And this spiritual energy system shows the progressive dissolving of the physical identity into the light body. Universal Mind Lattice. This is an attempt to portray an experience that Allison and I had back on June 3rd, 1976, where he'd taken a massive dose of LSD and entered into an infinite vista of toroidal fountains and drains of light. (0:11:57)

And it seemed like every being in the universe was one of these balls of light, kind of like a cell in the body of God. It seemed like this was what was really real behind the veil of the material world. It was all made of love. The light was love and it connected us all. The divine archetypes, Buddha, Christ, Sophia, they're sacred mirrors of our future enlightenment. (0:12:29)

After the Universal Mind Lattice experience, Allison and I just wanted to make art about sacred interconnectedness. So here we have a praying painting and it points to the light in the core of all wisdom traditions. And here we see in the halo the expressions, the prayers of seven different world wisdom traditions. Kissing shows the infinite bonds of love that unite us beyond the impermanence of the flesh. (0:13:08)

The Holy Family points to a hopeful future where there's a planetary civilization, one world, one people. Yes, this is the Holy Child grown up and it's really any one of us that carries world spirit in our hearts and feels in alignment with the heavens and wants to share our revelations. This is Gaia. It was based on a vision that I had the day our daughter was born. (0:13:41)

Our world is in peril and we have a decision, evolution or self-destruction. Planetary prayers with the earth held as sacred in our minds, we pray. (0:14:01)

We pray for the healing of the lifeweb. Theolog, the union of human and divine consciousness weaving the fabric of space and time in which the self and its surroundings are embedded. The artist's hand holds a spiritual tool of evolutionary vision and every creative act empowers every other creative act. We can look at the magic, mythic, rational, integral, and transcendental thrust of art history and see the entire arc of the evolutionary consciousness going on when we look back through our history. (0:14:50)

You know, the painter channels the creative force into the artifact and this artifact then becomes a battery to ready to zap a viewer into a new way of seeing the world. And returning to the subject of mortality, here we have the painting Dying where an ectoplasmic wisp of the soul is leaving the body and going toward the white light. And you can see now from my past this magic, mythic, rational, integral, and transcendental reflections on the same subject. (0:15:25)

Oversoul. Planetary consciousness becomes cosmic consciousness through human consciousness. One. When we gaze into the eyes of the beloved, we're staring into a sacred mirror and we recognize our oneness. The net of being was based on an ayahuasca experience and it was a vista of interconnected God heads, each one of them on a node of... an anthropocosmic node of awareness. And this is the God-self. One node. (0:16:11)

You know, we're each one node of an infinitely interconnected self. A networked self. Now, an image can become part of the culture and the rock band Tool used this image of the net of being on their Grammy award-winning album 10,000 Days. And they also used it in their stage sets. And the the image became a kind of icon of the interconnectedness between music and art. (0:16:43)

Here's our daughter Zena wearing a net of being dress. And you can see net of being tattoos all over the world. Now, Ken Wilber's integral map of the four quadrants can help us understand how art evolves consciousness. In the upper left quadrant, we have the origin of art in the inner world of the artist or the individual. And the upper right quadrant, we have the individual making the artifact. (0:17:19)

On the third quadrant, in the lower right, we have the systems of integration of that artwork into the world. And then in the fourth quadrant, in the lower left, we have the inner world of the collective. And that's our culture, the zeitgeist. It's the interpretation of that artifact. So once we understand things in a new way, it creates a new world. And then a person will have a vision within that new world, and the grand round of art continues. (0:17:56)

Painting is our ministry, and we go all over the world to festivals. The festival culture wages peace in the world by creating a temporary zone of planetary civilization based on art, music, and love. The Chapel of Sacred Mirrors was based on a vision that Allison and I had back in 1985. And it finally came to fruition in 2004. We opened our doors in New York City, in Chelsea, and for five years, it was a nexus for a visionary culture in Manhattan. In 2009, we moved up to the Hudson Valley to build a temple. (0:18:54)

And this is an experiment in art, and spirit, and community. We've been collaborating with various visionary artists. There's a groundswell of visionary artists all over the world, and our collaborations together are really something to celebrate. (0:19:13)

Now, this is our current project, and it's called Entheon. Entheon means a place to discover the God within. It'll be a sanctuary of visionary art at QASM. Visionary art matters because the visionary mystical experience is the most direct contact that we have with the divine. And all sacred art and religious traditions are founded on this mystic state. Now, the best currently available technology for sharing the mystic visionary experience is a well-crafted artistic rendering by an eyewitness. (0:20:01)

Creativity is our spiritual path at QASM. And Entheon, we want to be a consciousness evolutionary accelerator for spiritual friends to experience their unity and with the human family and with the imperiled life web. It's being 3D modeled, and it's going to be 3D printed, a new way of making ornamental sculptural architecture. The multi faces of God each have a world religion in their forehead. (0:20:43)

So this is the many and the one. This is the steeplehead pointing us toward the one. Cosmic creativity. Art is an echo of the creative force that birthed the galaxies. Creativity is the way that the cosmos evolves and communicates with itself. The great uplifting of humanity beyond its self-destruction is the redemptive mission of art. Thank you.

(0:21:22)

(2025-02-12 end)