動画:政府機関による 兵士/一般人 への implant 実験の証拠
前置き
タイトルの趣旨の動画。この件に関する
- 症状がハバナ症候群に類似
- 議会証言
- 政府が秘密解除した内部資料
も含まれているので、全くのヨタ話ではない模様。それぞれのデータの詳細を確認する必要がある。
動画の前半には
- 取り出した implant の映像
- 体に埋め込まれた implant からの放出電波を測定した証拠映像

も登場している。この辺りまでは物的証拠があるが、後半の
- implant は歩く情報収集装置になる
といった話は後述の理由で大いに疑わしい。
全体の 文字起こし+和訳 を付けておく。
疑わしい箇所 1
以下の記述、
8人の囚人にインプラ ントを施した結果、次のような結果が得られた。
...(skip)...
インプラントは、矯正施設の職員に対する襲撃の際に、2人の被験者を不能にした。 (0:43:03)
チップに周波数を送るだけで、彼らは無力化された。 被験者8人全員における普遍的な副作用は、インプラントが116MHzの信号を送ると、すべての被験者が無気力になり、1日平均18時間から22時間眠るというものであった。 被験者全員がレクリエーション期間を拒否した。無気力なら、そんなことはしないのは明らかだ。 運動も拒否することになる。 (0:43:29)
各被験者は試験期間中、攻撃的な行動をとっていないかモニターされたが、8人の被験者のうち、挑発されても攻撃性を示さなかったという決定的な所見が得られた。 各被験者の鼻と耳からの出血は、インプラント48時間後、初期調整による軽度のものだけであった。 各被験者は試験期間中、インプラントについて何も知らず、各インプラントは医療行為を装って回収された。 (0:43:58)
さて、これは明らかにニュルンベルク掟違反である。人間に対して行われた実験は、すべて開示されることになっている。 注目すべきは、実験期間が2ヶ月に満たなかったことである。 しかし、その期間中、我々の研究開発チームによってかなりのデータが収集され、インプラントが期待された結果を上回ったことを示唆している。
は周囲の文脈に沿って誇張されて扱われているが、ミスリードを招く。
たぶん、これは外部からの特定の強い電磁界刺激によって、薬剤を放出する機能を持つ超小型の薬剤カプセルを体内に埋め込んだ…という話でしかない。この程度は既に実用可能で新規性はない。
疑わしい箇所 2
47:00 あたりに登場する資料が本物なら、後述の可能性(a)を私は疑う。 46:20 の
Essentially, the implants make the unsurprising prisoner a walking, talking recorder of every event he comes into contact with. (DeepL 訳は不出来ゆえ使えない)
という主張は技術的にも医学的にもありえそうにない。 その文脈は以下の通り。どこまでが hope の話なのか、事実なのかも読み取り難い。
The security windfall from the brief test period was enormous. Security officials now know several strategies employed by the STREC group that facilitate the transmission of illegal drugs and weapons into their correctional facilities. One intelligence officer remarked that while they cannot use this information in a court of law, now they know who to watch outside, connections they have. (0:45:32)
The prison at Soledad is now considering transferring three subjects to Vacaville Prison. This is where the majority of this chip implant research is going on, where we have ongoing implant research. Our technicians have promised that they can do three 2020 Neurochip implants in less than an hour. (0:45:51)
Soledad officials hope to collect information from the trio to bring a 14-month investigation into drug trafficking by correctional officers to a close. Essentially, the implants make the unsurprising prisoner a walking, talking recorder of every event he comes into contact with. There are only five intelligence officers in the Commissioner of Corrections who actually know the full scope of the implant testing. And I'm going to go ahead and stop there, because I think your audience gets it. (0:46:28)
コメント
おそらく、この動画に登場する implant の一部は事実で、十分な告知がなされずに行われた医学的実験だと見る。
冒頭の被験者の女性の体の特定部位からの電磁波を検出している映像は興味深いが、その目的とメカニズムが謎(特にそのエネルギー源)。金属探知機のように検知対象が励振用電磁波に対して受動的に反応しているのであれば謎ではないのだが解説映像ではそうは述べていない。
それ以外の大半のデータは
-
IBM が囚人に…という書類は、予算獲得のための極端な尾鰭がついた誇張資料(a)
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今後、こういう技術を開発してはどうでしょう…的な企画提案が、既に実現したときのシナリオとして文書化されたもの
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負傷などによる体内の生体反応(=自然現象)
だろうと推測する。
動画(1:08:33)
Is IBM Putting NEURAL CHIPS In Prisoners?!
www.youtube.com/watch?v=tAxCLZ2fjyE