Jill Bolte Taylor の左脳機能障害によるニルバーナ体験 (差替)
· 約51分
前置き
左脳が侵され、後に回復した Jill Bolte Taylor(脳神経科の専門医)のニルバーナ体験については下の過去記事でチラリと言及した(*1)。
この不可逆性の大悟には、左脳の一部機能の永続的な抑止(or 遮断)が伴っているのではないか。左脳の一部機能の抑止によって、ニルバーナの実感が以後も永続し、死や人生の苦から脱却したと実感するのだろう。
数週間だか数か月だかに渡って左脳が侵され、後に回復した女医(脳神経科の専門医)がその期間、ニルバーナに浸っていたという TED 講演での証言(過去記事で紹介したかも?)がこの仮説の補強材料になる筈。彼女は左脳機能が回復した途端に、ニルバーナが終了し、人生の苦しみも再開したと述べていた。
ちなみに、彼女が自宅で最初に左脳機能の麻痺症状を自覚し、同僚の脳神経専門医に助けを求めて電話連絡した際の逸話が面白い。左脳機能が麻痺しているので電話をかけることも簡単ではない。ようやく電話がつながったが、今度は言葉で説明ができない。ウーとかオーとかいう声しか出せない。それを聞いた同僚は…(略)
ref: Raymond Moody : 人生の危機→自殺願望→接神体験→現実がどれほど 悲惨でも、結局のところ全ては OK だと悟った。(全体) (2021-03-27)
その Jill Bolte Taylor 本人による Ted 講演動画が下。彼女は人間の脳(本物)を手に講演をしている。「全てはひとつ」体験も 9:00 あたりで語っている。その 文字起こし+和訳 を添付しておく。