William Pawelec の証言 ⇒ 捏造
前置き
最近 up された William Pawelec の証言動画を取り上げる。この証言動画は "Best of Dr. Steven Greer" シリーズのひとつ(下の切り出し静止画の赤枠部分に注目)。

後述の理由で William Pawelec の証言は捏造。
捏造話をするなら、細部を茫漠・曖昧にし、かつどうとでも解釈できるように全てを抽象的に表現しなくてはならない。
William Pawelec はその逆をしでかしている。技術的な細部を具体的に述べてしまっている。つまり implant chip に関する具体的な技術の細部を語ってしまっている。そのため、捏造であることが露見している。
なぜ捏造と判断できるのか?
- 以下のような発言は彼がこの分野の素人であることを露骨なまでに示してる。DeepL 訳だと日本語訳の問題だと誤解される危惧があるので原文で示す。
You would send a frequency to it, and it would respond back with its unique number, which could not be changed once the chip was made. (0:13:55)
-
「完全に受動的」で「1マイル離れたところからでもこれを読み取れる」という証言は、技術的に幾重にもあり得ない。
-
「エッチングすることで、それぞれに固有のシグネチャーを作る」「これは理論的には、その大きさとエッチングの大きさによっては、何十億、何百億というユニークな番号を持つことができる」というが(*1)、マスク ROM の技術は昔からある、ごくありふれたもの。
(*1)
彼は原始的な小型チップをいくつか持ってきていた。 それは完全に受動的で、非常に小さく、1インチの32分の1、厚さは1000分の2ほどしかなかった。 それをエッチングすることで、やはり、それぞれに固有のシグネチャーを作ることができた。 (0:16:24)
これは理論的には、その大きさとエッチングの大きさによっては、何十億、何百億というユニークな番号を持つことができる。 実際、私たちが行ったテストは面白いもので、天井からエアグリルを外して送信機と受信機を設置し、トランシーバーをアンテナとしてそこに接続した。 小さな段ボールに接着されたそれを、100フィート離れたところから、下がり天井のグリルを使って読み取ることができた。 (0:17:02)
どの周波数を扱っているのか分からなかったので、即席の汎用アンテナを考え出さなければならなかったからだ。 私たちはこの性能にとても感動しました。 薄い合板のような薄い素材の層でも読み取ることができたのです。 そしてまた、これは本当に価値のある技術だと感じました。 というのも、彼が持っていた論文をいくつかテストしたところ、これに微細なコイル・アンテナを取り付ければ、1マイル離れたところからでもこれを読み取れることがわかったのです。 (0:17:34)
この文脈でそんな馬鹿げたエッチング加工をすると製造コストも処理の手間も非現実的なオーダーに跳ね上がる。同じパターンを何度も繰り返して使うからコストを低減できるのであって、全ての ID 毎にパターンを変えてエッチングするなんて正気の沙汰ではない。マスク ROM なら laser で fuse 領域を後処理してコストを下げるのが普通。
つまり、William Pawelec はチップ製造を知らずに証言している。
コメント
こんな幼稚なレベルの捏造の証言者を弾き出せないようでは、Steven Greer が抱えている スタッフ/アドバイザー もかなりの人材不足のようだ。
証言動画(42:18)
Deep Underground Secret Facilities Exposed! | Hidden Technology Mysteries
www.youtube.com/watch?v=x1Voe7QyMno