Anthony Peake の予知に関する仮説がダメな理由(途中3)
· 約25分
はじめに
彼の予知に関する仮説については過去記事(2014.08.09)、
Anthony Peake : 独自の輪廻説に基づいて予知の仕組みを語る(途中:その4)で詳しく紹介してきた。
彼はあちこちの講演や多数のインタビューで盛んにこの仮説を説いているので、かなりの自信があるように見受ける。
だが、彼の仮説は細部はもちろん、根幹部分にも致命的な矛盾や誤謬があからさまな形で含まれている。その矛盾や誤謬をざっと説明する。
結論を先に言えば…
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「人間は死んだ後、時間を遡って同じ人生を何度も何度も繰り返している」というのは、「時間の外」を空間的に捉えたための錯覚(誤謬)にすぎず、論理的に成立しえない。(タイムマシンで過去に遡るケースとは大きく異なることに注意。タイムマシンが実現可能だとしても、彼の仮説は成立しない)
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「人生を見守っている存在(Daemon:守護者)」は矛盾をきたす。