Carl Jung の Synchronicity(共時性)事例の再考
· 約6分
前置き
最近の記事、
Carl Jung が提唱した Synchronicity(共時性)は隠微かつ絶妙な錯誤。この謎を解く (書式変換)
について、素人には思い至らぬ貴重なコメント、
この時代のユングはフロイトの流れを汲んで、寝椅子を用いて面接していました。寝椅子を用いる意味は様々ありますが、治療者の表情を見て、治療の妨げとなるような転移を防ぎ、飽くまでも分析空間がブランクスクリーンとして機能するためという意味合いが強かったのです。そのため寝椅子に横たわった患者の頭部後方に治療者は座ることになります。つまり患者はユングの方を見ていませんから、当然ユングの背後にあった窓の外を見ることもできませんでした。
ref: http://news21c.blog.fc2.com/blog-entry-23076.html#comment458
を頂いたので(ありがとうございます)、以下でそのコメントに対する私の考えを述べます。Markdown 書式を用いる都合上、こういった記事の形にしました。