Kevin McClure: 「ナチス製 UFO」の元ネタ:Renato Vesco が創作した FeuerBall と Kugelblitz という秘密兵器
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要約
「ナチス製 UFO」について、Kevin McClure は以下のように結論づけている。
原文には "FeuerBall" という単語が出てくるが、これは Renato Vesco の造語で、Feuer(ドイツ語で火)と英語の Ball を組み合わせたもののようだ。 Kugelblitz も彼が創作した架空の兵器だという。
結論
これに反する強力で信頼できる証拠がない限り、フォイヤーボール、そしてそのさらに定義が不明確な相対物であるクーゲルブリッツ(ヴェスコが1945年初頭に開発中の対空火器パンツァーの名称を誤って付けた)は、物理的な実態を持たず、おそらく設計 すらされたことのない物体として片付けてしまってもいいと思う。
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ヴェスコは人工UFOに関心を持ち、初期の「空飛ぶ円盤」目撃談の多くを説明するために使われた地球外仮説(ETH)に強く反対していた人物である。彼は、1956年までに完成したと現在ではわかっている本に書かれているフォイヤーボールとクーゲルブリッツの証言の中で、彼が認識していた「フー・ファイター」報告だけでなく、40年代後半から50年代前半にかけての非常に「物理的」な目撃談や写真を、宇宙人や惑星間移動の関与なしに説明するための説得力のある仮説のように説明している。不合理な報告や解釈の数々を合理的に説明しようと、航空工学の知識を駆使して大衆化を図った結果、ナチスのUFO神話を共同創始することに成功した。