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Betty/Barney Hill : 体にヒリヒリする感覚が通り抜けた → 次の瞬間 35マイル彼方にいた (書式変換)

· 約9分
履歴

前置き

Betty Hill の姪である Kathleen Marden が当事者たちから聴いた話を証言している。

手抜き

彼らは体にヒリヒリするような感覚が通り抜けた。次の瞬間 35マイル彼方にいた。途中の記憶は欠落していた。

FasterWhisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)

彼は見たものを目撃した。それがゆっくりと彼の方向へ降りてきた。その下から何かが落ちてきた。彼は双眼鏡を目から強く引き離し、革のストラップを破りながら車へ駆け戻り、ベティに「ここから逃げないと!」と叫んだ。 (0:42:55)

彼らは捕まるはずだった。彼は車を走らせたまま、ライトを付けたままだった。ギアを入れて高速道路を疾走した。彼とベティは、トランクに当たるコードのようなブザー音が連続して鳴り、車が振動し、体中に tingling 感が走った。 (0:43:14)


次に気づいた時、彼らは高速道路を35マイル先まで走っており、その間の記憶は断片化していた。つまり、それが全てだった。それが全てだった。しかし、バーニーは元の報告書で、これらの人物は黒の光沢のある制服を着ていたと述べていた。彼は彼らが人間に見えるとは言っていない。ナチスに見えるとも言っていない。彼は彼らが何らかの理由で人間ではないと述べた。 (0:43:40)

He saw what he saw. It was descending slowly in his direction. Something dropped down out of the bottom of it. He pulled the binoculars away from his eyes so forcefully that he broke the leather strap and went tearing back to the car, screaming to Betty they had to get out of there. (0:42:55)

They were going to be captured. He had left the car running, the lights on. He shifted it into gear and went speeding down the highway. He and Betty heard these series of code-like buzzing sounds, striking the trunk, caused the car to vibrate, a tingling sensation to pass through their bodies. (0:43:14)


The next thing they knew, they were 35 miles down the highway with fragmented memories of what had happened in the interim. So, you know, that was it. That was it. But Barney did in the original report say that these figures were dressed in black shiny uniforms. He didn't say they looked human. He didn't say they looked like Nazis. He said that they were somehow not human. (0:43:40)

音声(54:20)

SR Ep. 51 Kathleen Marden & Highest Levels Of Contribution

コメント1

  • たぶん、「体にヒリヒリする感覚」は強い電界の直接的影響、もしくは脳神経系への影響が生み出した副次的な効果だろう。

  • UFO 目撃時に腕や首筋の体毛が逆立つ感覚(=強い静電界を示唆)があったという証言は他の事例でも多数報告されている。

コメント2

  • 「次の瞬間 35マイル彼方にいた。途中の記憶は欠落していた。」という missing-time 現象については、下の過去記事でその発生機序を解説した。

過去記事(*1)でも述べたが、私の見解は全く異なる。この事例で言えば、UFO が missing-time を引き起こしたのではなく、現場で発生した(電界変動パターンなどの)稀で特殊な自然現象がトリガーとなって

  • UFO/orb の映像を脳内に生み出し、
  • missing-time の体験(*2)を生じさせた

…そう考えている。

(*1)

【編】Steve Ward : Bigfoot や幽霊兵隊の出現で、車のエンジンが停止 (2021-12-03)

(*2)

  • もちろん、物理的な時間経過が周囲のそれとギャップを生じるわけではない。脳の側頭葉内側下部に位置する海馬の記憶固定機能が一時的に正常に働かなくなることで missing-time 体験が生じるのだろう。なお、海馬は酸素欠乏などのダメージに極めて弱く機能がすぐに低下する。だから高齢になれば物覚えが悪くなり、認知症発生率も高くなる。

  • つまりその間の記憶が欠落することで missing-time 体験が生じる。その意味では一部の夢遊病者が車を長距離運転したり(交差点では確認できるし、赤信号ではきちんと止まることができる)、他人と会話もこなせるのと似ている。なのに本人はそれを全く覚えていない。

  • 運転中の UFO 目撃者が missing-time し気づいたら、遠く離れた場所で車を走らせていた…そういう証言が多数あるが、上記のような機序で発生したのだろう。

  • 上記の仮説が正しいとすると、missing-time 中の体験を退行催眠で想起するのは原理的にほぼ不可能となる。なぜなら、海馬が正常に機能していないゆえに記憶が固定化されていない(=保存されていない)のだから。それゆえ、退行催眠で強引に想起した体験は無自覚の創作物語となりやすい。退行催眠が、本当に当時の時点に意識を「退行」させるのであれば、海馬が正常に機能しない状態の意識に「戻って」その体験を語るのであるから、どうしても創作に傾く。

  • missing-time だけではなく、abduction 中の体験を退行催眠で想起する試みも同様である可能性が高い。

  • David Jacobs が退行催眠を何度も繰り返すことで想起する内容が次第に具体化、明確化される事例が多いと語っていたが、無自覚の創作だとするとそれも納得できる。この意味で、刑事が容疑者への尋問で何度も何度も同じ状況をしつこく語らせる事には長短がある。

(2021-12-20)

ref: David Paulides : UFO と missing-time (2021-12-20)

(2022-02-02)

(2025-06-13)