Kary Mullis(ノーベル化学賞受賞者)の体験:アライグマに話しかけられ、直後に missing-time ⇒ この謎を解く
要旨
元 NYT 支局長(の類)だった Ralph Blumenthal の発言から。
Kary Mullis(ノーベル化学賞受賞者)がアライグマに話しかけられ、直後に missing-time したという体験を取り上げる。
この逸話は Grant Cameron が幾度も話題にしていた。
Whisper AI(large-v2 model) + DeepL(2024-07 model)
ケーリー・マリスは、これは報告会の私の記事にもあったし、私の本にも載っているが、ノーベル化学賞を受賞している。 (00:18:47)
研究のためにDNAを何百万回、何十億回と素早く複製する方法を発明したとても有名な研究者だ。 正真正銘のノーベル賞受賞者がピューリッツァー化学賞を分かち合ったわけだ。 そして彼はUFOとは何の関係もない出会いをした。 彼は光るしゃべるアライグマを見たと著書に書いている。 そして次の瞬間、それは翌朝だった。 (00:19:18)
彼は 道路沿いのどこか違う場所にいた。 どうやってそこに着いたのかわからなかった。 懐中電灯を持っていたんだが、それが消えてしまったんだ。 そして彼の娘から電話があり、これはカリフォルニア州メンドシーノでの出来事だが、彼女も同じような経験をしたと話した。 彼はノーベル賞受賞者で、このような経験をしたわけだ。 だから、こういったことは普通のストーリー通りにはいかないんだ。 (00:19:44)
Look, Cary Mullis, and this was in my article in the debrief and it's in my book, won a Nobel Prize for chemistry. (00:18:47)
Very famous researcher who invented a way of replicating DNA quickly millions and billions of times for study. So an authentic Nobel Prize winner shared the Pulitzer Prize for chemistry. And he had an encounter, nothing to do with a UFO. He saw a glowing talking raccoon, he wrote in his book, that said to him, good evening, doctor. And the next thing he knew, it was the next morning. (00:19:18)
He was at someplace different along the road. He didn't know how he got there. And he had a flashlight with him that disappeared, never could find it. And then his daughter called him, this happened in Mendocino, California, and told him of an experience she had very similar. So he's a Nobel Prize winner, had this experience. So these things don't follow a normal storyline. (00:19:44)
この謎を解く
この Kary Mullis の体験談は日本に昔からある
- 昼間に山中で見かけぬ美女に出会い、あたりには無い筈の豪邸で饗応を受け、露天風呂にユッタリと浸かっていたが、気づいたら朝になっ ており、露天風呂の筈が肥溜めだった
と言った「狐狸に化かされた」体験談と何も変わらない。
「狐狸に化かされた」体験談には人間に化けた狐狸が人間の言葉を話す事例が幾つもあるし、missing-time 体験も付き物となっている。
過去記事でも述べたが、これらの『山怪』的な事例は
- 山中で不定期に発生する EMF 異常や幻覚性植物などの影響で、一時的な意識障害を来たし、幻覚を体験していた
だけだと判断できる。アライグマや狐狸が人間を誑かしたわけでは無いし、山に謎めいた妖怪的存在が棲息しているわけでもない。
Missing-411 の機序と共通
Kary Mullis の場合は幸運にも
彼は道路沿いのどこか違う場所にいた。 どうやってそこに着いたのかわからなかった。
となったが、多くの場合は意識障害中に山の奥に彷徨い込みそのまま行方不明となる。そしてそれが David Paulides の主張する Missing-411 の正体。
参考
Kary Mullis が開発した PCR について ChatGPT-4o に解説させたのが下。
User:
Kary B. Mullis が開発し、ノーベル化学賞の対象となった The Polymerase Chain Reaction (PCR) について一般人向けに詳しく解説して。そもそも Polymerase とは何か、そのレベルから説明して。
ChatGPT:
Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応、PCR)は、DNAの特定の部分を短時間で大量に複製する技術です。この技術は、アメリカの生化学者カリ・B・マリス(Kary B. Mullis)によって1983年に開発され、1993年に彼にノーベル化学賞が授与されました。PCRは、医学や生物学、法医学などさまざまな分野で広く利用されています。
そもそも「ポリメラーゼ」とは何か?
「ポリメラーゼ」とは、DNAやRNAを合成する酵素の一種です。特にDNAポリメラーゼは、DNAの複製を行う際に重要な役割を果たします。DNAポリメラーゼは、既存のDNA鎖をテンプレートとして使用し、新しいDNA鎖を合成します。これは細胞が分裂するとき、DNAが正確に複製されるために不可欠なプロセスです。
PCRの仕組み
PCRは、DNAポリメラーゼの特性を利用して、試験管内で特定のDNA領域を迅速に複製する方法です。以下の3つのステップが繰り返されることで、DNAの複製が進行します。
-
変性(Denaturation): DNAサンプルを加熱して、二本鎖のDNAを一本鎖に分離します。通常、この段階では約94-98℃に加熱されます。
-
アニーリング(Annealing): サンプルを冷却して、短いDNA断片であるプライマーがターゲットとなるDNA領域に結合するようにします。このステップは、通常50-65℃で行われます。
-
伸長(Extension): DNAポリメラーゼがプライマーに結合したターゲットDNAを元に、新しいDNA鎖を合成します。このステップでは、一般的に72℃で行われます。
この3つのステップが1サイクルとして、通常は20~40サイクル繰り返されます。各サイクルでDNAの量は2倍に増加するため、元のDNAサンプルが非常に少なくても、短時間で大量のDNAを得ることができます。
PCRの応用
PCRは、さまざまな分野で活用されています。例えば:
- 医学: 感染症の診断や、遺伝子検査、がんの早期発見に使用されます。
- 法医学: 犯罪現場から得られた微量のDNAを分析し、容疑者の特定や遺体の身元確認に利用されます。
- 遺伝学研究: 遺伝子の変異を調べたり、遺伝子組み換え技術で使用されたりします。
PCRの開発は、生物学や医学の分野で革命的な進歩をもたらしました。カリ・B・マリスがこの技術を開発したことにより、DNAの分析や研究が飛躍的に進み、今日の分子生物学の基盤となっています。
User:
PCR が実用化する前はどうやって DNA 分析をしていたのですか?
ChatGPT:
PCRが開発される前のDNA分析は、現在のように迅速かつ効率的に行われることはありませんでした。いくつかの手法が用いられていましたが、これらは時間がかかり、複雑で、あまり敏感ではないものでした。以下にいくつかの代表的な方法を紹介します。
- サザンブロッティング(Southern Blotting)
サザンブロッティングは、特定のDNA断片を検出するための手法です。この方法は、1975年にエドウィン・サザン(Edwin Southern)によって開発されました。基本的な手順は次の通りです:
- DNAを酵素で切断: 制限酵素という酵素を使ってDNAを特定の場所で切断します。
- 電気泳動: 切断されたDNA断片をゲル電気泳動という方法で分離します。
- 転写とプローブによる検出: ゲル上のDNAを膜に転写し、放射性または蛍光標識されたプローブを用いて特定のDNA断片を検出します。
この方法は特定のDNA断片を検出するのに有効ですが、プロセス全体に数日かかり、検出感度も低いという欠点がありました。
- クローニング
PCRの登場前、特定のDNA配列を増やすためにクローニングが行われていました。クローニングでは、以下のステップが含まれます:
- DNAの切断とベクターへの挿入: 特定のDNA断片を制限酵素で切断し、それをプラスミドなどのベクター(運び屋)に挿入します。
- 細菌への導入: ベクターを細菌に導入し、細菌が増殖する際にDNAを複製させます。
- DNAの抽出と分析: 細菌からDNAを抽出し、 目的のDNAを分析します。
この方法も非常に手間がかかり、特に大規模なDNA増幅には時間がかかりました。
- 核酸ハイブリダイゼーション
核酸ハイブリダイゼーションは、特定のDNAやRNA配列を検出するための技術で、相補的な核酸プローブを使用します。DNAが多量に存在する場合には使えますが、少量のDNAを検出するには感度が不足していました。
- リバーストランスクリプトース酵素(RT)を使ったcDNA合成
RNAをcDNAに変換する際にリバーストランスクリプトース酵素が使用されていました。これにより、RNAサンプルからDNAを作成し、それをさらに分析することができましたが、この手法もPCRほど効率的ではありませんでした。
これらの方法は、いずれもDNAの複製や検出に時間がかかり、感度も現在のPCRと比較すると低かったため、PCRの登場はDNA分析における飛躍的な進歩をもたらしました。PCRにより、わずかなDNAサンプルからでも迅速かつ大量にDNAを増幅できるようになり、分子生物学や法医学などの分野で革命をもたらしました。
User:
それらの従来技法と PCR を具体的な数値で比較した表をつくって。たとえば先の感度や、所要時間、費用など主要項目で比較して。
ChatGPT:
日本語版
方法 | 感度 (検出可能なDNAコピー数) | 所要時間 | 費用 (USD) | サンプルサイズの要件 |
---|---|---|---|---|
サザンブロッティング (Southern Blotting) | 10^5 - 10^6 コピー | 2-5日 | 1サンプルあたり300-500ドル | 大量のDNA |
クローン化 (Cloning) | 10^4 - 10^6 コピー | 1-2週間 | プロジェクトあたり1000-5000ドル | 大量のDNA |
核酸ハイブリダイゼーション (Nucleic Acid Hybridization) | 10^4 - 10^6 コピー | 1-2日 | 1サンプルあたり200-400ドル | 中量から大量のDNA |
RTによるcDNA合成 (RT for cDNA Synthesis) | 10^4 - 10^6 コピー | 2-3日 | 1サンプルあたり300-600ドル | 中量のRNA |
ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) | 1 - 10 コピー | 2-4時間 | 1反応あたり10-50ドル | 少量のDNA |
英語版
Method | Sensitivity (copies of DNA detected) | Time Required | Cost (USD) | Sample Size Requirement |
---|---|---|---|---|
Southern Blotting | 10^5 - 10^6 copies | 2-5 days | 300-500 per sample | Large amounts of DNA |
Cloning | 10^4 - 10^6 copies | 1-2 weeks | 1000-5000 per project | Large amounts of DNA |
Nucleic Acid Hybridization | 10^4 - 10^6 copies | 1-2 days | 200-400 per sample | Moderate to large amounts of DNA |
RT for cDNA Synthesis | 10^4 - 10^6 copies | 2-3 days | 300-600 per sample | Moderate amounts of RNA |
Polymerase Chain Reaction (PCR) | 1 - 10 copies | 2-4 hours | 10-50 per reaction | Small amounts of DNA |
動画(33:22)
The NYT Journalist Investigating UFO Experiences
www.youtube.com/watch?v=1IK67sQM9rI
動画概要欄
14,100 views Aug 14, 2024 Ralph Blumenthal is an American journalist and author, best known for his work as a longtime reporter for The New York Times and his investigative reporting on topics including UFOs and the mafia.
(2024-08-15)