催眠中の時間歪曲 (+文字起こし)
· 約15分
要旨
非日常的な出来事が生じた時に主観的な時間が歪むことがある。
死の間際で走馬灯のように過去の記憶が蘇ったり、交通事故の体験時間がスローモーションになって体験されたり。
催眠中にも主観的に意識する時間が大幅に歪むことが知られている。それがエリクソンのいう「時間歪曲」。
以下では
アーネスト・L. ロッシー編 『ミルトン・H.エリクソン全集 第二巻 感覚、知覚および心理生理学的過程の催眠性変容 』 二瓶社 2005年
からいくつかその具体例を引用する(343頁~355頁の範囲から抽出)。具体例を読むとその異常さに驚く。