メインコンテンツまでスキップ

Blog 本拠地移転(FC2Blog → GitHub)一か月経過:使い勝手の評価

· 約5分

前置き

6月末に FC2Blog から GitHub へ Blog 本拠地を移転(*1)して、既に1か月以上が経過した。そこでこの移転に関する現時点での評価を記録しておく。

なお、あくまでかなり特殊な Blog の書き手としての評価なので、一般論としては全く成立しない。

(*1)

移転の経緯が下。

FC2Blog で「大量の」 Blog 記事を作成する際の問題点

一般論ではなく、特殊用途に限定した問題

最初にことわっておくと、以下は FC2 側の問題ではなく、私の個人的な問題であるに過ぎない。

つまり、私のような大量の Blog 記事(既に 20,000件を超えている)の作成者にとって、以下は大きな 制約/問題 となるが、普通の Blog 記事作成者にとっては全く問題にならない筈。

問題点

厄介度が高い順に問題点を列挙すると…

  1. markdown で記事を作成できない
  2. 静止画の埋め込みとその後の配置、resize が自動化できない
  3. チームでの作成/編集/管理の操作に向かない
  4. 記事を他サイトに流用する際、書式の自動変換に不向きなため、手間がかかり過ぎる
  5. 短い切り出し動画を記事に埋め込む際に手間がかかりすぎる
  6. 過去記事の管理が外部(FC2)依存になる
  7. FC2 依存になるため、定期的に専用の crawling tool で過去記事を収集して専用のデータベースに格納する必要がある
  8. 検閲、削除のリスクがある(*2)
  9. FC2Blog が閉鎖になるリスクがある(*3)

これらの問題点は、今回の本拠地の移転によって全て解消した。

さらに

  • Git による記事の統一的管理が可能となる
  • Blog 記事からカテゴリー別の選別記事を抽出する手間の最小化

という おまけ まで得られた。しかも出費はゼロ。

(*2)

❏ 消された過去記事 (2024-02-12)

(*3)

以下のように FC2 そのものが警察の捜査対象になった経緯があるので、今後、突然閉鎖されるリスクは無視しえない。つまり閉鎖された場合の対応策(*4)を用意しなければならない。

(*4)

結局、閉鎖の対応策としては

  • 更新された過去記事の日常的な収集
  • 別サイトでの Blog 公開

が必要となり、それは本拠地移転と実質的に等しい対応となる。

Docusaurus に対する評価

  • Meta 社が社内ドキュメントの作成管理用に開発しただけあって完成度が高く、十分 実用に堪える。
  • build や deploy 処理も高速。
  • 導入の難易度が低く、泥臭い小手先のノウハウの類が不要。

結論

  • 移転して正解。
  • 移転は思いの外、スムーズに進んだ。
  • 前述した FC2Blog で Blog 記事を作成する際の様々な厄介な問題点が、全て解消された。

もっと早く移転すべきだった。

(2024-08-08)