Russell Targ : 遠隔視の諸相を語る
前置き
2025-03-13 のインタビュー動画を AI で整理した。 Russell Targ は高齢なこともあり、滑舌が良くない。そのため、Google の字幕生成機能に頼って NotebookLM に Youtube 動画を直接指定する一般的な方法では重要な箇所でミスが生じていた。そこで今回は Whisper AI に文字起こしさせ、その文字起こしテキストを NotebookLM に入力する方法をとった。
概要
リモートビューイング:その真実と隠蔽
この文書は、遠隔視という超常現象に関するインタビューを扱っています。特に、スタンフォード研究所(SRI)で50年前に超常現象研究チームの一員であった物理学者兼超心理学者ラッセル・ターグが、彼自身の経験や、米国防情報局の極秘プロジェクトであった「スターゲイト計画」での研究について語っています。
このインタビューでは、ターグが遠隔視の有効性を証明する具体的な事例を挙げ、軍事や情報収集におけるその応用、そしてなぜこの研究がCIAによって隠蔽され、非科学的とされたのかについて考察しています。
さらに、遠隔視のような超常現象と量子もつれのような物理学の概念との関連性についても触れ、これらの能力が一般の人々にも備わっている可能性を示唆しています。
音声対話
目次
- 前置き
- 概要
- 音声対話
- 詳細
- CIA の結論 : スパイ活動に約立たない
- 1995年の CIA の報告で公式に終了
- 半世紀以上前のハル・プットホフとの実験
- 国防次官補やノーベル賞受賞科学者も自ら遠隔視の効果を確認
- 予知能力によるデータの 汚染
- ソビエトの研究は西側の研究よりも遅れていた
- NASAからの初期資金 (ESPゲーム)
- 隠された潜水艦の発見
- 墜落したロシア機の発見
- NSAシュガーグローブ施設の内部透視
- 非人間型エイリアン基地の発見
- ESP による磁力計への影響
- Pat Price の遠隔視を CIA が確認、彼の能力を恐れた
- アルミニウム棒の変形 (ラッセル・ターグの経験)
- 遠隔視が電磁界とは無関係であることを裏付けた実験
- 時系列
- 主要関係者
- 情報源
- 文字起こし
詳細
ブリーフィングドキュメント:リモートビューイングの主要テーマと重要な事実
概要
本ブリーフィングドキュメントは、ロス・コールタードがラッセル・ターグとの対談を通じて、リモートビューイング(遠隔視)という超心理学の分野における主要なテーマ、重要なアイデア、そして事実をまとめたものです。特に、スタンフォード研究所(SRI)で行われたスターゲイト・プロジェクト、リモートビューイングの能力、その実用性、政府による隠蔽疑惑、そして超常現象に関する科学的・哲学的考察に焦点を当てます。
主要テーマ
1. リモートビューイングの現実性と 実用性:
ラッセル・ターグは、リモートビューイングは単なる信念ではなく、データに基づいた実証された能力であると強く主張しています。「私は物理学者なので、データを信じています。」 (0:04:53) スターゲイト・プロジェクトにおいて、隠された潜水艦や墜落した飛行機の捜索に成功した事例(例:ジミー・カーターの証言によるアフリカでのロシア爆撃機発見 (0:11:40))、銀の商品市場の予測による利益 (0:12:12) など、その実用性が強調されています。
2. 政府による隠蔽と継続的な利用疑惑:
CIAは公式にはスターゲイト・プロジェクトを「いかなる情報活動においても有用ではなかった」 (0:02:57) と結論付け、1995年に閉鎖しましたが、ターグはこれは意図的な欺瞞であると示唆しています。「CIAが超能力現象が本物ではないと人々に信じ込ませようと意図的に誘導した可能性があるか?」 (0:41:44) 彼は、CIAが自分たちの仕事、特にパット・プライスのようなサイキックが秘密の情報を入手できる能力を恐れており、これを隠蔽しようとしたと主張します。「彼らは我々の仕事を恐れていた。」 (0:43:49) また、ペンタゴンや陸軍情報部(フォート・ミード)ではリモートビューイングのプログラムが継続されており、非人類技術とのサイキックな接続にも利用されているという情報があると述べています。(0:43:08, 1:04:46)
3. リモートビューイングは誰にでもできる能力:
ターグは、リモートビューイングは「自然な能力であり、ほとんどの人がかなりうまくできる」 (0:32:28) と考えています。彼自身の指導経験から、人々は「許可を与える」 (0:07:33) ことで、自身のサイキック能力に触れることができると語っています。彼が国防次官補やイスラエル人物理学者ヤキン・アラロフに指導した事例は、この主張を裏付けるものです。(0:05:33, 0:08:18)
4. 超心理学と量子物理学の接点:
ターグは自身の「鋭い夢」の経験(例:ピカソに関するニューヨーク・タイムズの記事や、エスリン研究所の自身の映像の夢 (0:22:31))を挙げ、それが「覚醒時の脳と眠っている脳の間の量子的絡み合い」 (0:24:51) によって引き起こされている可能性を示唆しています。彼は、3人の物理学者がノーベル賞を受賞した「量 子的絡み合い」が、リモートビューイングにおける非局所性(non-local)現象を説明するのに役立つと考えています。「静かな心は遠くを見ることも、未来を見ることもできると私たちは事実として知っているからだ。」 (0:27:58)
5. 科学界の抵抗と研究の不足:
ネイチャー誌がSRIの論文を掲載した際も「渋々ながらの承認」 (0:55:23) であり、ターグは「彼らにとって苦痛だった」と述べています。過去半世紀にわたり、超心理学の分野における科学的研究が不足していることを彼は遺憾に思っています。「超心理学の分野で科学的研究がほとんど行われていないこと、これはあなたを苛立たせますか?」(0:59:43) と問われ、「そうは思わない」と答えるものの、多くの人々がリモートビューイングを市場予測に利用して生計を立てているという事実を挙げています。(1:00:15)
最も重要なアイデアと事実
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スターゲイト・プロジェクトの目的と成果: 1977年に国防情報局によって設立されたスターゲイト・プロジェクトは、人間の心を使って遠隔地の情報(「遠隔または見えない目標の印象を得るために人間の心を使用する」 (0:01:38))を得ることを目的 としていました。CIAは最終的に「いかなる情報活動においても有用ではなかった」 (0:02:57) と結論付けましたが、ターグは、ジミー・カーター元大統領が「彼の在任期間中に起こった最も注目すべき出来事」 (0:42:54) と評した、アフリカのジャングルに墜落したロシアの爆撃機の発見を含む、数々の成功事例を挙げています。
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パット・プライスのNSA Sugar Grove基地への浸透: リモートビューイングの能力を示す最も劇的な事例の一つとして、パット・プライスがNSAの極秘施設であるSugar Grove基地にサイキックに「侵入」した出来事が挙げられます。彼は施設の内部、ファイリングキャビネット、そして「Operation Pool Cue」を含む極秘プログラムの名称を正確に記述しました。「彼が非常に正確に名前を挙げたのは、NSAの極秘プログラムだった。」 (0:16:43) この出来事は、情報機関にとって「大きな警鐘」 (0:18:28) でした。
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セミパラチンスクのクレーンと球体: パット・プライスはまた、ソ連の極秘施設セミパラチンスクにあった巨大なガントリークレーンと、直径60フィートの鋼鉄製球体(後に粒子ビーム兵器の一部であることが判明)を詳細に記述し、描写しました。「プライスは正確にクレーンと球体を、フィードバックなしに描写できたという事実は、彼が目標と直接接触していたことを示している。」 (0:39:02) ターグは、この描写が「衛星画像よりも優れていた」 (0:40:25) と主張しています。
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ユーリ・ゲラーの能力の検証: ターグは、ユーリ・ゲラーとのSRIでの実験を「健全なものだった」 (1:01:26) と評価しています。ゲラーは、ターグが内容を知らない密閉された封筒の中の絵 を正確に描写することができました。「彼らは不気味なほど、不気味なほど似ている。」 (1:02:42) また、ゲラーは磁力計に影響を与えることができたとも述べています。(1:13:25)
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パット・プライスの不審死疑惑: パット・プライスがCIAの極秘情報の一部をサイエントロジーの指導者に漏らしていたことが判明し、ターグは彼が「殺害された」 (0:45:55) と考えており、CIA内部の人物がその可能性のある実行者であったかもしれないと示唆しています。サイキックが物理的な拘束を超えて情報を入手できるため、「鉄格子はサイキックにとって牢獄とはならない」 (0:50:01) との懸念があったと述べています。
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木星のリングの予知: インゴ・スワンは、NASAのパイオニア2号が打ち上げられる数日前に、木星に大きな氷のリングがあると正確に描写しました。「インゴ・スワンは文字通り、木星のリングを正確に描写した最初の人だった。」 (1:11:46) これは、遠隔視が広大な距離でも機能することを示すものです。
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サイコキネシス(PK)の経験: ターグ自身もPKパーティーで、3/8インチのアルミニウム製の棒が「手の中で溶けるように」 (1:15:29) 曲がる経験をしたと語っています。これは、彼が「信じている」のではなく、「見てきた」超常現象の一例です。
結論
ラッセル・ターグは、リモートビューイングを含む超心理学的現象が実在するとの強い証拠を提示しています。彼は、これらは単なる信念の問題ではなく、データによって裏付けられた能力であると主張し、自身の研究と経験に基づいてその実用性を示しています。また、政府機関、特にCIAがその能力を認識しつつも、公には否定し、秘密裏に利用を続けてきた可能性について強く示唆しています。
ターグの視点は、超心理学と量子物理学の間に潜在的なつながりがあるという、より広範な科学的議論の扉を開くものでもあります。彼の語りは、超常現象に対する主流科学の態度への批判と、この分野におけるさらなる研究の必要性を訴えるものです。
CIA の結論 : スパイ活動に約立たない
スターゲイト・プロジェクトに関するCIAの結論について、提供された情報源は複数の視点を提供しています。
まず、CIAの公 式な結論は、1995年にスターゲイト・プロジェクトが閉鎖された際の報告書によって示されています。この報告書では、CIAは以下のように結論付けています。
- このプログラムがいかなる諜報活動においても有用であったことは一度もなかったというもの。
- プログラムによって提供された情報は曖昧であり、無関係で誤ったデータが含まれていたというもの。
- さらに、審査員間の信頼性に疑念があったとも述べています。
しかし、リモートビューイングの研究者であり、スタンフォード研究所(SRI)で同プロジェクトに携わっていたラッセル・ターグは、このCIAの公式見解に強く異議を唱えています。彼は、CIAの結論が「でたらめ」であり、彼の研究が「抑圧され、検閲されてきた」と述べています。ターグは物理学者として、「データ」を信じていると強調し、リモートビューイングが現実の現象であると主張しています。
ターグは、スターゲイト・プロジェクトが実際に諜報活動において有用であったことを示す多くの成功事例を挙げています。
- 国防次官の事例: ターグは、国防次官がリモートビューイングを学び、彼が隠していた少佐の位置を正確に描き出すことができたと述べています。これにより、次官はプログラムを支持するに至りました。
- 墜落したロシアの飛行機: ジミー・カーター大統領自身が、カリフォルニアのサイキックたちがアフリカのジャングルで発見できなかったロシアの飛行機を見つけたことを証言したとターグは述べています。カーターはこの出来事を彼の任期中最も特筆すべきことだと考えていたそうです。
- シュガーグローブNSA施設の侵入: パット・プライスというサイキックは、国家安全保障局(NSA)の極秘施設であるシュガーグローブ(ソ連の通信傍受拠点)の座標を与えられ、その内部を詳細に描写しました。彼は施設の名前や「オペレーション・プール・キュー」という進行中の極秘プログラムの名前までも正確に読み取ったとされています。ターグはこれを「諜報機関にとっての大きな警告」と呼び、プライスの描写は衛星画像よりも優れていたとさえ述べています。
- セミパラチンスクのソ連施設: プライスは、ソ連の秘密施設セミパラチンスクについて、ガントリークレーンや、ゴアと呼ばれる部品から作られる直径60フィートの巨大な鋼球(粒子ビーム兵器の一部)を正確に描写しました。ターグは、フィードバックなしでのこの描写は「対象物と直接接触している」ことを示していると強調しています。
- 市場予測: ターグ自身がプログラムを離れた後、サイキックと協力して9週間連続で銀の商品市場の変動を予測し、25万ドルを稼いだという事例も挙げています。
- 宇宙に関するリモートビューイング: インゴ・スワンは、木星に氷の環があることをパイオニア2号の打ち上げ前に正確に描写し、木星の環を正確に描写した最初の人物になったとされています。
タ ーグは、CIAがリモートビューイングを「でたらめ」だと結論付けた理由について、複数の見解を示しています。
- 内部の宗教的狂信者: ターグは、プログラムの終盤でCIA内部の「宗教的狂信者」が彼らの活動を「サタン的」だと見なし、プログラムの終了に影響を与えたと考えています。
- 秘密の漏洩への恐怖: CIAの基本的な目的は「秘密を守ること」であり、熟練したサイキックは「何も隠すことができない」ことを10年間にわたって実証したため、彼らはリモートビューイングというものが存在しないと「装いたかった」のだとターグは主張しています。パット・プライスがCIAに雇われた後、彼が任務中に得た最高機密情報をサイエントロジーの尋問官に提供していたことが発覚したことも、CIAに大きな衝撃を与え、プライスが殺害された可能性があるとターグは考えています。
- 隠蔽と継続的な利用: ターグは、CIAがリモートビューイングの有効性を意図的に隠蔽し、国民に信じさせなかったのは、彼らが密かにこの技術を継続して利用するためだった可能性があると強く示唆しています。彼は、国防総省やUAP(未確認航空現象)回収プログラムの関係者が、現在もサイキック能力を使用しているという情報を得ていると述べています。特に陸軍情報部(フォートミード)は、CIAよりも大規模にリモートビューイングを利用していたとターグは考えています。
要するに、CIAの公式見解はリモートビューイングが無益で信頼できないものであったとしていますが、ラッセル・ターグはこれを意図的な「欺瞞」であり、データの抑圧であると捉えています。彼が提供する具体的な成功事例は、CIAの公式見解と真っ向から対立しており、その背景には諜報機関の秘密を守りたいという動機や、一部には宗教的な反発、さらにはこの技術を公には否定しつつも水面下で継続利用したいという意図があったという文脈が示唆されています。
1995年の CIA の報告で公式に終了
スターゲイト・プロジェクトにおける1995年のCIAの報告による「諜報活動に役立たず、データは曖昧で誤り」という結論は、提供された情報源において、CIAの公式見解と、プロジェクトに関与した主要な研究者である ラッセル・ターグによる強い反論という、対照的な文脈で議論されています。
CIAの公式結論
1995年、CIA(中央情報局)の報告書により、スターゲイト・プロジェクトは公式に閉鎖されました。その報告書におけるCIAの結論は以下の通りです:
- このプログラムがいかなる諜報活動においても有用であったことは一度もなかった。
- プログラムによって提供された情報は曖昧であり、無関係で誤ったデータが含まれていた。
- また、審査員間の信頼性に疑念があった。
この公式な閉鎖と結論は、『ヤギと男と男と壁』という書籍と映画によって、リモートビューイングや超心理現象の信頼性に対する「とどめを刺した」と広く認識されています。
ラッセル・ターグによる反論とその背景
しかし、スタンフォード研究所(SRI)でリモートビューイングの研究に携わった物理学者であるラッセル・ターグは、CIAのこの公式見解を「でたらめ(stuff and nonsense)」と強く批判しています。彼は自身の研究が「抑圧され、検閲さ れてきた」と主張し、科学者として「データ」を信じると述べています。ターグは、このCIAの結論は意図的な「欺瞞(deceit)」であると見ており、その理由は複数あると示唆しています。
ターグは、CIAの結論が誤りであることを示すために、スターゲイト・プロジェクトの数々の成功事例を挙げています:
- 国防次官の事例: ターグは、国防次官がリモートビューイングを学び、彼が隠していた少佐の位置を正確に描写できたと述べています。これにより、次官はプログラムの支援を決定しました。
- 墜落したロシアの飛行機: ジミー・カーター大統領自身が、カリフォルニアのサイキックがアフリカのジャングルに墜落したロシアの飛行機を発見したことを証言したとターグは語っています。カーターはこの出来事を彼の任期中最も特筆すべきことだと考えていたそうです。
- シュガーグローブNSA施設への侵入: サイキックのパット・プライスは、国家安全保障局(NSA)の極秘施設であるシュガーグローブの座標を与えられ、その内部を詳細に描写しました。彼は施設の名前や「オペレーション・プール・キュー(Operation Pool Cue)」という進行中の極秘プログラムの名前までも正確に読み取ったとされています。ターグはこれを「諜報機関にとっての大きな警告」と呼び、プライスの描写は衛星画像よりも優れていたとさえ述べています。
- セミパラチンスクのソ連施設: プライスは、ソ連の秘密施設セミパラチンスクについて、ガントリークレーンや、ゴアと呼ばれる部品から作られる直径60フィートの巨大な鋼球(粒子ビーム兵器の一部)を正確に描写しました。ターグは、フィードバックなしでのこの描写は「対象物と直接接触している」ことを示していると強調しています。
- 市場予測: ターグ自身がプログラムを離れた後、サイキックと協力して9週間連続で銀の商品市場の変動を予測し、25万ドルを稼いだという事例も挙げています。
- 木星の環の発見: インゴ・スワンは、パイオニア2号の打ち上げ前に木星に氷の環があることを正確に描写し、木星の環を正確に描写した最初の人物になったとされています。
CIAが否定的な結論を出したとされる理由
ターグは、CIAがリモートビューイングを「でたらめ」だと結論付けた理由について、いくつかの見解を提示しています。これらの見解は、CIAの公式発表とは異なる「より大きな文脈」を示唆しています。
- 秘密保持への恐怖: CIAの基本的な目的は「秘密を守ること」であり、熟練したサイキックは「何も隠すことができない」ことを10年間にわたって実証しました。パット・プライスが目を閉じてキット・グリーンの机上の極秘文書を読めたという事実は、CIAを非常に恐れさせました。 そのため、彼らはリモートビューイングというものが存在しないと「装いたかった」のだとターグは主張しています。
- パット・プライスによる情報漏洩: パット・プライスがCIAに雇われた後、彼が任務中に得た最高機密情報を、彼のサイエントロジーの尋問官に提供していたことが発覚しました。これはCIAにとって「最悪の裏切り」であり、この事態がプログラムの評価に悪影響を与えた可能性があります。ターグは、プライスが殺害された可能性すら示唆しています。
- 内部の宗教的狂信者: ターグは、プログラムの終盤でCIA内部の「宗教的狂信者」が彼らの活動を「サタン的」だと見なし、プログラムの終了に影響を与えたと考えています。
- 隠蔽と継続的な利用: ターグは、CIAがリモートビューイングの有効性を意図的に隠蔽し、国民に信じさせなかったのは、彼らが密かにこの技術を継続して利用するためだった可能性があると強く示唆しています。彼は、国防総省や陸軍情報部(フォートミード)が、CIAよりも大規模にリモートビューイングを利用していたと述べており、彼らは「数百もの課題」を実行していたと指摘しています。ターグは、未確認航空現象(UAP)の回収プログラムに関わる人々も、現在サイキック能力を使用しているという情報を得ていると述べています。
このように、スターゲイト・プロジェクトの公式な終了とCIAの結論は、表面的なものに過ぎず、その背後にはリモートビューイングの驚くべき有効性と、それを隠蔽しようとする情報機関の複雑な 思惑があったとターグは主張しています。彼はリモートビューイングが普遍的な能力であり、適切な指導があればほとんどの人が実行できると信じています。
半世紀以上前のハル・プットホフとの実験
スタンフォード研究所(SRI)におけるハル・プットホフとの半世紀以上前の実験は、リモートビューイングという超心理学の非常に物議を醸す分野における先駆的な研究として、その本質、手法、驚くべき結果、そしてその後の科学界や情報機関からの反応という、より大きな文脈で語られています。
SRIでのリモートビューイング実験の開始と目的
ラッセル・ターグは物理学者、超心理学者、著者であり、50年以上前、ハル・プットホフと共にスタンフォード研究所(SRI)のチームの一員でした。彼らの実験は、「人間の心を使って遠く離れた、または見えない標的の印象を得る」というリモートビューイングの概念を試すことを目的としていました。
この研究は後に、国防情報局(DIA)によって1977年に設立された「スターゲイト・プロジェクト」の一部となり、ゴンドラ・ウィッシュ、グリル・フレーム、センター・レーン、プロジェクトCF、サンストリーク、スキャネートなど、様々なコードネームで呼ばれました。1991年からは正式にスターゲイト・プロジェクトとして知られるようになりました。
ターグの主要な仕事は、人々が自身の超能力にアクセスする方法を教えることでした。彼は、リモートビューイングは「信念の問題ではない」と強調し、心を静めて意識に浮かんでくる驚くべきイメージを語ることで、誰でもそれを実行できると説明しました。ターグは、この教授法は「許可を与える」ことであり、指導者のカール・ロジャーズの「非指示的心理学」から影響を受けたと述べています。