Roger D. Nelson : Global Consciousness Project を語る
前置き
Global Consciousness Project (GCP)については何度か過去記事で取り上げた。そのGCP の主導者であった(現在は引退) Roger D. Nelson が GCP について解説している動画が下。
動画(1:00:36)
The Global Consciousness Project with Roger D. Nelson
おまけ
20:01 retroactive observation(時間を遡及した観測) (*1)
(*1)
精神世界やオカルト・ファンが贔屓にしていた「量子論の retro-causality(逆因果性)」を現在の専門家は否定している
コメント 1
乱数発生器が小型化し、安価になったので、一時は世界中に GCP のノードが設置されたが、その設置数は徐々に減ってきていると Roger D. Nelson も動画の中で認めている。
どうやら膨大なデータが蓄積されたが、結果は期待するほどは「素直で素晴らしいもの」ではなくて、参加者の脱落が続いている様子。
コメント 2
Roger D. Nelson が主張するような GCP の仮説が実際に成立しているとする。
その場合、株式市場の暴落を事前予知することもある程度、可能となる。当然、金融関係者の間で話題になる筈。
さらに、SNS のサービス提供者(Meta 社、X, など)は、膨大なデータから GCP 仮説が成立していることが裏付けられる筈。
だが、そういった兆候は皆無。
だとすると、当初、Roger D. Nelson が観測した乱数発生器の異常データはどういう機序で発生したのか…これが問題となる。GCP 仮説がその機序ではないとすると、いわゆる実験者効果ではなかろうか。
つまり、無自覚のうちに実験者が実験結果に(ESP を含む様々な要因によって)影響を及ぼした。だから、他では再現性が低くなるし、Roger D. Nelson 本人が関わったとしても長期間の実験ではダレてやがて再現しなくなる。
(2025-01-28)