「絹の僧衣」という戒律違反の塊
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前置き
寺の住職に求められる行事作法を調べていたら、これ(=絹の僧衣)を発見し、驚いた。
素絹(そけん)は天台宗や真言宗などで使用される元々は国家的な祭祀などで参内するときに着用されていた「清浄の衣」とされる法衣です。
元々は平安時代に創案され、元来は官衣として使用されてきた衣装ですが、現代においては、天台宗と古義系真言宗では常用の衣として着用されており、新義系真言宗では慶事の場面や会奉行役の僧侶が着用しています。
ref: 素絹(そけん)と宗派による違い – 直七法衣店|法衣袈裟コンシェルジュに相談ください https://naoshichi-kyoto.com/blogs/houi-kesa-1/%E7%B4%A0%E7%B5%B9-%E3%81%9D%E3%81%91%E3%82%93-%E3%81%A8%E5%AE%97%E6%B4%BE%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E9%81%95%E3%81%84
確認
Me: 「素絹(そけん)という特定の法衣」はもしかして絹製?
Perplexity
はい、素絹(そけん)は絹製の法衣です。素絹は天台宗や真言宗で使用される伝統的な法衣で、その名前の通り絹で作られています[1]。
素絹の特徴:
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材質:絹100%
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用途:
- 元々は国家的な祭祀や参内時に着用する「清浄の衣」
- 現代では天台宗と古義系真言宗では常用の衣
- 新義系真言宗では慶事や会奉行役の僧侶が着用
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歴史:
- 平安時代に創案
- 元来は官衣として使用
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形状:
- 長素絹:古い形式で、現代のものより1.5倍ほど長い
- 切素絹・半素絹:現代的な形式で、裾を切り詰めたもの
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宗派による違い:
- 天台宗:堅めの生地を好む
- 真言宗(新義系):柔らかめの生地を好む
- 真言宗(古義系):柔らかめの生地に加え、宗紋入りや柄物を使用することもある
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色:僧侶の階級(僧階)によって色が定められている