超常現象 や ESP 現象は実質上「無意味かつ無価値」なので無視すべき
要旨
宗教/精神世界 界隈では、超常現象や ESP 現象 に絡む話題が付き物となっている。超常現象や ESP 現象 は、この日常生活の場である現実世界を超えた「超越性」の具体的な証だと見なされてきた。
具体的に言えば、宗教に付き物の奇跡物語や、聖者に備わるとされる不思議な能力や神通力の類が、その「超越性」の 証と見なされてきた。
だが、超常現象や ESP 現象は
- 「超越性」の証ではないし、
- (実質上)無意味かつ無価値1であるから、
- 無視して構わない(むしろ無視すべきだ)
と私は提言する。私はこれまで、
- 神秘体験や超越体験、大悟/解脱 体験 は有害無益
と主張してきたが、今回はそれに加えて「超常現象 や ESP 現象」は無意味かつ無価値だと主張する。
超常現象や ESP 現象 は、本 Blog の開始当初からメイン・テーマの一つとして扱ってきたが、そろそろこのような結論を出して良いと判断した。
超常現象や ESP 現象 が「無意味かつ無価値」である根拠
「宝くじの大当たり」と同じ
超常現象や ESP 現象は、喩えると「宝くじの大当たり」のようなもの。大当たりが実在したとしても、我々の日常生活には無縁。大当たりを期待することも利用することもできない。
捏造を除くと、ESP 現象を含む超常 現象は、
- 統計的に 5σから6σの範囲外で起きる(=極稀に起きる)、現代科学のモデルの枠外の現象
だと推測する。喩えるとアタリが公表されない巨額の宝くじのようなもの。
a. 科学教ドグマの盲信者は「アタリなど存在しない。全ては妄想や詐欺だ」と否定し、
b. 宗教/精神世界 ドグマの信者は「誰もが 心がけを良くすれば/修行すれば アタリを引ける」と主張
どちらも極論であり間違っている。
ref: ❏ Whilhelm Reich の気候制御装置の謎を(少しだけ)解く (2024-06-12)
超常現象や ESP 現象には実用性がない
あの PK man の異名をとった超能力者 Ted Owens は貧困暮らしの一生だった。Uri Geller でもせいせいが小金持ちクラスでしかないし、彼によって何かが達成されたり、解明されたこともない。彼の本質は特殊な芸ができる芸人のようなものであり、彼の人生が羨ましいと思える人はそれほど多くない筈。
そして我々は Ted Owens や Uri Geller ほどの ESP 現象を持ち合わせていない。